無理矢理転生【リメイクの為、永久凍結】   作:ムメイノライデン

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前回のあらすじ
前回、電子の海へと飛ばされたサーベラスは胃痛を抱え、アルターエゴ達を育て、そして、月の裏事件に巻き込まれる!

さてさて、この先どうなるのでしょう?
本編をどうぞ。


岸波白野とサーベラス

「……はぁ、危うく死ぬとこだった。」

 

どうも、胃痛EXとBBの呪いにより貧血気味なサーベラスです。

 

幸運と耐久以外のステータスオールE-はキツいぞ。

戦う事が文字通りできなく、できるのは防御のみ……

 

魔術どころか、武器をマトモに扱う事すら不可能。

かつて、俺をここまで追い詰めた奴はいるか?いや、いないね。

 

「はぁ……お父さんはどうしたらそこまでの胃痛を抱える事ができるんですか?

 

そもそも、胃痛のあまり吐血するってなんですか?

お父さんは色々と最弱なんですから、自分の身体をちゃんと心配してください。」

 

「いや、最弱なのはあくまでBBのせいであって、胃痛に関しては生前もこうだったから仕方ないと思うんだけど……」

 

「いえ、お父様もお父様です。

いつも言っておりますが、些細なことで胃痛を抱えすぎです。

 

もう少し気楽になることは出来ないのですか?

リフレッシュをするとか、あまり考えないようにするとか。」

 

「それはヴァイオレットもだと思うんだけど?

リフレッシュねぇ…………久しぶりに外に出てみるか……

 

ヴァイオレット達はここで待っててくれ。

ちょいと、校舎辺りにでも散歩に行くよ。」

 

「えぇ、そうしてください。」

 

「はいはい、それじゃあ行ってきますよ……」

 

さて、確認したい事もあるし早速、校舎近くにあるあの桜の木を確認しに行くか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……はぁ、レオめ、面倒事は全部私に押し付けるつもりだな?」

 

「ここを出るには、一番の戦力であるご主人様と私が前に出るのが一番安定するのですから、こればかりは仕方ないですよ。

 

さすがに、私も少し、本当にすこーしばかりイラッときましたがね?

 

今度、あんな事を笑顔で言ったら幸運度が下がる呪いをかけてやるZE☆」

 

「うむ、今回ばかりは同意するぞ。

奏者は確かにお人好しの極みだが、ここまで雑に使う事は余が許さん。

 

と言うかキャスターよ。

さりげなく、余を省くのはどう言うつもりだ?」

 

「あら、バレました?

本当はセイバーさんのことをこっそり、封印して、私とご主人様で二人きりで行こうと思ってたのですが、バレたら仕方がありませんよね〜」

 

ちょっと待って欲しい。

キャスター、その発言はOUTだ!

 

どうしてキャスターは火に油を注ぐような行為を平然とするんだ!?

 

「今のは聴き捨てならんぞ?打たれ弱くて直ぐに倒れるキャスターが、襲い来るエネミーの大群から奏者を守れると?」

 

セイバー!?

頼むからそれ以上は……

 

「は?何ですか?

私には防御の代わりに高いMPと安定した火力があるんですぅ〜

 

そこの所、特に飛び抜けたステータスのないセイバーさんには分からないのでしょうね〜!」

 

「何だと!?

余に飛び抜けて高いステータスは無いのは百歩譲って認めよう。

 

だが、だからこそ良いのだ!

飛び抜けて高いステータスが無いということは、即ちバランスが良いと言うこと!

 

バランスが良いのだから、当然、指示もしやすいし、扱いやすい。

 

防御が低過ぎて、いちいち回復の手間がかかる貴様とは違うのだ!」

 

「言いましたね?

よーし、バリバリ呪うぞ☆」

 

「まぁまぁ、二人とも落ち着いて!

さっき、キャスターが言った通り、これが一番脱出に近付く方法なんだから、仲良くしようよ、ね、ね?」

 

「ふん、今日の所は奏者に免じて許しやる。

だが次は無いぞ。」

 

「はっ、それはこっちのセリフですぅ〜

次はないと思え☆」

 

どうしてこの二人は仲良く出来ないのだろう。

私としては、やっぱり仲良くして欲しいんだよな……

 

「と、兎に角、今はレオが言ってた未確認のアリーナに行ってみようよ。」

 

「そうだな、何をするにせよ、アリーナに行かない事には始まらないのだ。

 

そうと決まれば、とっとと行くぞ。」

 

はぁ……遅れてしまったけど、自己紹介をしよう。

私の名前は、岸波白野。

 

本来なら、表で聖杯戦争に参加している真っ最中だったマスターの一人だ。

 

と言っても、ここに逃げてきた後、何かの不具合のせいで聖杯戦争の記憶……主に、これまで戦って来たサーヴァントや、能力を忘れてしまったんだけど……

 

今は訳あって、この月の海からの脱出を試みている。

隣にいる二人組が私のサーヴァント“セイバー”と、後から加わった“キャスター”。

 

二人とも、こんな私にもついてきてくれる優しい英霊何だけど……見ての通り、物凄く仲が悪い。

 

正直に言って、この二人のストッパー役に、誰か男性が欲しい所だ。

 

出来れば、二人には無い特徴である、遠距離と近距離を使い分けれて、マスターである私の苦労を考えてくれる弓兵あたりが欲しい物だ。

 

今のうちに弁明しておくが、私は別に、二人が嫌いな訳では無い。

 

むしろ、好き(Loveじゃなくてlikeの方!likeの方だからね!!)だ。

 

だけど、流石に度を越した喧嘩をするのはどうかと思う。

 

私じゃなきゃ、見る者の胃を痛くすると思う。

と言うか、私も少しだけ痛い。

 

さて、本題に戻ろう。

今、私達が何をしているかと言うとレオが校庭の桜の木が未確認のアリーナの入り口になっているらしいので、そのアリーナを調査しに行くところだ。

 

調査しに行く所なんだけど……

 

「いってぇ!?弾かれるとか聞いてないんだけど!?

ステータス封印だけじゃなくて、アリーナにすら入らせてくれないのかよ!?

 

レベル上げすら封じる程、俺は危険だとでも言うのか!!

 

……はぁ、もういいや。

帰ろ……」

 

何だったんだ、今の人は。

桜の木に向かって突撃したかと思ったら、見えない壁か何かに弾かれたぞ。

 

と言うか、今の発言を見るとあの人はサーヴァント?

……にしても、帰るって言ってたけど、どこに行ったんだろう。

 

校舎の方じゃなくて、その奥の霧がかっている方向に向かって歩き出してるけど……あの奥にも何か、安全地帯があるのだろうか?

 

今は気にしてもしょうがない……取り敢えず、アリーナに行くとしよう。

 

さっきの人に関しては、後でレオ達に聞くとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Now Loading(アリーナ攻略中)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……私って無力だなァ。

ランサーと遠坂凛を相手に、勝てないと悟って、逃げてきてしまった。

 

うん……聖杯戦争の記憶と実力が消えたのは痛たすぎる。

 

はぁ、桜に言われた通り、一度、マイルームで休憩をするとして……

 

「ストップ、ストーップだヴァイオレット!?

確かに、すこーし、いや、かなり長く外に出ていたが、迷惑をかけるようなことは何も……

 

え?ステータスがほぼ最弱?

胃痛で直ぐに血を吐くから心配になる?

 

それを言ったらお終いだよ。

と言うか、これは呪いだって何回も説明したでしょうが!?」

 

あ、さっきの男の人と…………サク……ラ?

いや、眼鏡をかけてるから別人か ?

 

…………でも、凄い似てるな〜

まるで桜が増えたみたいな……って、男の人が連れて行かれた。

 

……と言うか、さっきまで、霧で見えなかった奥の方が見えるようになった。

 

えぇと、あの建物は……学生寮?

まるで、そう思わせる建物に男の人は、ヴァイオレットと呼ばれた桜にそっくりな女性に連れて行かれてしまった。

 

【今のは……】

 

【はい、桜に、そっくりでしたね。

後々、調査をしてみます。取り敢えず、岸波さんはマイルームで休んでいてください。】

 

「うん……そうするよ。」

 

なんだか、嫌な予感がするけど……

取り敢えず休む事にしよう。

 

目覚めてから行きなり、色んなことがあり過ぎて、流石に疲れた。

 

とりあえず……お休みなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あーもー、悪かったって!

こっちにだって調べたい事は色々とあるんだよ。」

 

「はい、調べたい事があるのは分かりましたが、長い間外に出過ぎです。

 

今、お父様は最弱中の最弱。

心配になるに決まっています。」

 

「シンプルに酷くない?

これでも、本当は固有結界だって使えるんだぞ!」

 

「はいはい、作り話はいいから、ご飯にしましょう。

ヴァイオレットも、作るの手伝って〜」

 

「本当なのに……はぁ…………せめて、影を纏えれば────」

 

他のエゴ達も助けれたのに───

 

いや、あまり考えるのはやめよう。

今は、どうやって“サクラ迷宮”に侵入するかが問題だ。

 

パッションリップと、メルトリリスが迷宮にいることは確定している。

 

だけどキングプロテアの場所は分からないんだ。

アイツは俺によく似た、無限の概念を表したような能力を持つ特殊なアルターエゴ。

 

今までは、俺がちょくちょく押さえ込んできたから、BBも危険視してなかったんだろうけど……

 

恐らく、溜め込んでいた分が爆発して、今頃、BBの手に負えず、堕天の檻に閉じ込められているかもしれない。

 

そんなの、余計にプロテアの渇愛を強くするだけだってのに……

 

アイツには、まだ教えなきゃ行けないことが、沢山あるから、早めに見つけてやらないと……

 

メルトと、リップの方は岸波白野に任せても大丈夫かな……この世界線が、CCCルートである事を願いたい。

 

一応、こっちは育ての親だからな。

アイツらの幸せくらい、願ってやりたいものだ。

 

さて、プロテア探しをするにせよ、まずは空間の歪み、もしくは渇愛の重力圏……“堕天の檻(クライン・キューブ)”を見つけなきゃ、話は始まらない。

 

だけど、例え見つけたとしても今のステータスのままじゃ、防御しか出来ないから、キツイんだよな……

 

……まぁ、今の俺が無理なら“獣が顕現する”かもしれないけどな。

 

出来れば、そうしたくないのだが……

投影を封じられて弓が使えないアーチャーなんて、ただのちょっと硬いだけの人間だしな。

 

はぁ……せめて、何か武器があれば、ヒットアンドアウェイ戦法で戦えるのになぁ……

 

この際、木刀でも竹刀でもいいから、誰か譲ってくれないかな。

 

タイガーなら譲ってくれるかな?

でも、タイガーは月の裏にはいなかったな……表側にならいるのに……

 

はぁ……希望が少なすぎる。

別に、魔術回路由来の痛みなら慣れてるからいい。

 

でも、その痛みに身体が耐えきれず気絶、もしくは死亡の可能性があるから、下手に行動が移せないんだよな。

 

こうなったら、旧校舎の購買部が戦闘用の礼装を売ってる事を願うしか……

 

ッチ!!こんな時に限って、購買部で売ってた礼装の種類を覚えてない!

 

月の海には来ないだろうって前世のいらない記憶と捨てたのが間違いだったか……

 

幸運D-は伊達じゃないってか。

ハハハ……笑えねぇなぁ…………

 

よし、今日は徹夜して制服を作って、購買部で礼装を買いに行ってみるか。

 

幸い、サクラメントは何故か十分あるし、糸や布も大量にあるから、制服は作れる。

 

早速やるか。

 

「悪い、ヴァイオレット、カズラドロップ。

俺はしばらく、部屋に篭って作業をするから、先に飯を食っててくれ。」

 

「……また、何かするつもりですか?」

 

「そそ、潜入調査ってやつ?旧校舎の方に買いたい物があってね。

 

英霊の服装のままだと、怪しまれて、買わせてくれないかもしれないから制服を作って偽装するんだよ。」

 

「…………分かりました、ただし、夕方までには帰ってきてください、ヴァイオレットが心配します。」

 

「はいはい、分かってますよ。

それじゃあ、さっさと作りますかね……眼鏡に制服……完全にガリ勉モドキだな、これ。」

 

まぁ、眼鏡は気に入ってるし、つけなきゃ視界全体が、直死の線だらけになって危ない上に、前が見えなくなるからね。

 

是非もなしってやつだ。

さて……朝までに間に合うかな?

 

 

 

 

 

 

 

Now Loading(作成中)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

完成……見た目はよし、性能は知らん。

まぁ、魔力もクソもないから出来がいいのは見た目だけなんだがな。

 

まぁ、変装できるレベルだから良しとする。

時刻は朝……とっとと、礼装を買いに行くか。

 

「それじゃぁ、もう朝だから行ってくるよ。」

 

「「行ってらしゃーい!」」

 

さて……サクラメントは十分持った。

後は、何か攻撃ができるような礼装が売ってるといいけど……

 

……ここの靴箱をくぐる回数はかなり少ないだろう。

正直、ここに来る用事は今の所、無いしな。

 

とっとと買って、プロテアがいる場所を見つけなくては…………

 

さて、購買部に来たが……

 

「すいません、今、攻撃系の礼装はこれが一番強いんですよ……これ以上となると、ちょっと……」

 

「いや、いいんだ。こんな、古刀でも、あるのとないのでは全然違うからさ!ありがとさん。

 

そうだ、後は強化スパイクとその麒麟のマントを頼む。サクラメントは十分にあるからさ。」

 

「はい、お買い上げありがとうございます!」

 

攻撃系の礼装での現在の最強は“錆び付いた古刀”

筋力を少しばかりあげてくれる礼装だ。

 

俺は攻撃する為の道具として購入したのだが、筋力アップの効果は嬉しい。

 

次に、強化スパイク。

文字通り移動速度をあげてくれる物だ。

 

足りなくなった移動速度をあげてくれる優れものだ。

これから使い込む事になりそうだ。

 

そして麒麟のマント。

これは言わば回復用の礼装だ。

 

今は一つしか無かったからかなり高くついたけど、その値段に見合った回復力があるから損はしていない。

 

戦いに行く準備はこれで出来た。

後は、プロテアがいる空間を見つけるだけだ。

 

「…………っと、その前に。

覗いてて楽しいか?生憎、俺は用事があるから、何か聞きたいのなら早くして欲しいんだけど?」

 

「!?……気付いてたんだね。」

 

「こっちは弱体化させられてるとはいえ、仮にも英霊だ。気配遮断も知らない子供に気付かないわけないだろ。」

 

「やっぱり……英霊!!

……君は敵なの?」

 

「おっと、それは違うよ。

俺は敵なんかじゃない。

 

俺も、月の裏側に閉じ込められた憐れな守護者だよ。

君の後ろにいるであろう英霊の前には手も足も出ない弱者、それが俺だ。

 

っで、何か用かな?

月の裏側脱出隊の切り込み隊長さん。」

 

「そこまで分かってるんだ……あの、貴方は昨日、何処にいたんですか?

 

あの学生寮みたいな所、昼間は見えないし。

私達と違う所に住んでるからレオに調べて来いって言われたから聞きに来たんですけど。」

 

「学生寮?あぁ、サクラ荘の事か。

なんで、昼に見えないのかはしらないが、一応俺はその学生寮の管理人を任されてる。

 

あそこは俺と後、二人のAIが暮らしているアパートモドキだ。

 

本当は更に三人いたんだが……

俺はその内の一人を探す為にこうして装備を整えてる訳だ。

 

これでいいか?

俺は早めに探索しに行きたいんだが。」

 

「はい、大丈夫……だと思います!

話してくれてありがとうございました!」

 

「どーいたしまして。

……また何かあったら言ってくれよ。

 

それと、タメ口でいいよ。

俺のクラスはアーチャーだ。

 

守る事しか取り柄のない馬鹿だよ。

守りたい物があるなら相談してくれよー。」

 

「うん。その時はよろしくね。」

 

……よし、改めてプロテア探しにもどr

 

「そこの少年、チョォォットマッタァァ!!

ご主人様の、目は騙せても、この天照は騙せないぜ☆

 

正体を見せろ愚弟!

さもなきゃ、私がお前を、遥か天空まで吹き飛ばすぜ☆」

 

らせてくれないようだ。

 

「…………あ?少年って俺?

そんな年齢じゃないから違うか。

 

そもそも、俺に姉なんていないしな。」

 

「忘れたとわ言わせないぞ☆

大体、何なんです貴方?

 

人間界に落とされてからいい子になって、一目惚れして、挙句の果てにはヤマタノオロチの討伐をするって何ですか?

 

しかも、今回はイメチェン!

何ですか、その銀髪赤眼は?

 

もっと日本の英霊らしくしたらどうですか、スサノオノミコト!」

 

……勘違いされてるみたいだ。

確かに、俺にはスサノオが混じってるけどさぁ……

 

「俺が……スサノオ?

冗談じゃねぇ。俺は無銘の英霊だ。

 

それに、スサノオがちょいと混じっていようが俺は俺だ。

 

そこん所、理解してくれよな、天照モドキのキャス狐。」

 

「……なるほど?

スサノオ要素が混じった別人でありスサノオでもあると?

 

面倒臭いですねぇ、それ。

と言うか、魂はボロボロその癖、輝いている……何なんですかねぇ、貴方。」

 

「ただの守護者だって言ってるだろ?

今ので、狐の真名は何となく、予想がついたな。

 

っで、霊体化してるけど、もう一人いるんだろ?

赤薔薇の皇帝見たいなやつが。」

 

最も、最初から真名は知ってるけどな。

ほら、出て来いよ、暴君と呼ばれた赤薔薇。

 

「なぬぅ!?見抜かれておったのか!?」

 

「そんな派手な見た目じゃ、簡単に見つけられるさ。

俺の眼は特別性でね。弱体化させられて、眼鏡越しになろうと、見えるものは見えるんだよ。」

 

「……魔眼の持ち主、という事か。

奏者よ、少し下がれ。この男は不明要素が多過ぎる。

 

敵か、味方なのかも分からん。

目的も、点でわからぬ。

 

それに加え、住んでいる所が、現在、奏者と同じ表側の生き残り達が暮らしているこの旧校舎とは違う、学生寮なる物に暮らしておるのだ。

 

奏者に、どんな危害を加えるか分からぬ。

最も、加えようとした瞬間、余が奴を切り刻むがな。」

 

「おぉ〜怖い怖い。

まぁ、何もしないから平気だよ。

 

生憎、人類の希望を潰すなんてこと、(抑止力)にはできないんでね……チャ〜オ〜」

 

「あ、ちょっ!?……ちょっと、セイバー、キャスター!?いきなり失礼でしょ!」

 

「「そうは言ってもだな(ですね)!?」」

 

……何やら、後ろが騒がしいが、気にしないで行こう。

さて、とりあえずはプロテアがいる空間に繋がるような場所を考えよう。

 

堕天の檻(クライン・キューブ)……あれは確か、廃棄データのたまり場。

 

セラフをパソコンとして表すなら、ムーンセルはそのパソコンのシステム管理アプリ兼、検索エンジニア。

 

月の海の虚数空間はホーム画面。

熾天の檻はその検索エンジニアを起動するまでのローディング。

 

月の裏はアプリでは管理できない、更に細かな数字の領域。

 

そして、堕天の檻はゴミ箱のデータが消去される前の段階の場所だ。

 

なら、当然。ゴミに関係する場所にあるだろう。

学校でゴミに関係する場所……そして、どこか昭和より前の学校を思わせるこの旧校舎のゴミ捨て場と言えば!

 

「……ようやく見つけた。」

 

昔ながらの焼却炉。

この中にゴミを入れて、燃やすのだ。

 

なら、この近くに、入口はあるはず!

眼鏡を外し、ボヤける空間その物を“視る”

 

人も、物も、視力が弱体化して見えないが、その空間の歪みは、ハッキリと視界に写った。

 

「待ってろ。今行くからな。」

 

俺は、再び眼鏡をかけると、その歪みに向かって走り出した。

 

 

 

 

 

────そこに侵入者を撃退し、その物を廃棄するための……鏡の迷宮という名のプログラムがあるとも知らずに。

 

 

to be continued




次回予告……と言うやつだ(CV:アンデルセン)

なぜ、俺がやらされているのかは気にしないでいいだろう。俺は、貰った報酬分の働きをするだけだ。

守護の獣が行き着いた先は鏡の迷宮。
心を写し迷宮を作るその場所は、獣を廃棄データへとかえようと惑わし、戦わせ続ける。

正義に狂った獣は、それでも前に進むだろう。
だが、その先に待つのは矛盾のみだ。

果たして、獣は迷宮を抜け、夢を見続ける“少女”という名の“カイブツ”に辿り着けるのだろうか?

それを知るのは、ここの愚かな作者だけだ。

タイトルは……そうだな。
「矛盾正義」
といった所だろう


今日のヒント

これは、パスワード限定で連載している無理矢理転生:外伝集のパスワードのヒントを出していくコーナー。

活動報告での最初のヒントは『サーベラスの職業』
前回、発表した一つ目の文字は『ギ』
そして、二つ目の文字は『タ』です!

分かるかなぁ?
それでは、俺はここら辺で。

それと、活動報告で意見を募集しているので、よろしければぜひ意見をください。

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=259463&uid=308592
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