無理矢理転生【リメイクの為、永久凍結】   作:ムメイノライデン

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この日(エイプリルフール)の憂鬱

「………………」

 

「どうしたの、お兄ちゃん。

そんなに口を開けたままフリーズして?」

 

「……………………ど、どういう事だ?」

 

何故、イリヤがこんなに小さく……

と言うか、なぜこんなにゆるキャラっぽい姿に?

 

なんか、胃が痛くなってきたぞ……??

なんなんだよ本当に……

 

「うん、ごめんイリヤ……俺は多分、また吐血すると思う。」

 

「あ、もしかしてこの姿を見て驚いてた?」

 

「おう。そりゃぁ〜驚くさ。

だって、ただでさえ、小さいイリヤが更に小さくなるって……」

 

そう、今のイリヤの身長は、脅威の115cm!!

体重も、文字通り羽毛のように軽かった。

 

と言うか、軽すぎて、下手にいつも通りの力を入れたら吹き飛びそうで怖い。

 

……はぁ、どうして毎回こんな目に。

と言うか、お前も変わるのか、シロクマのシロウくん。

 

「あ、今のうちに言うけど、今日のカルデアは全体がこんな感じになるから、気を付けてねお兄ちゃん。」

 

「え?マジで?

マシュとか、マスターとかも小さくなるの?」

 

「うん、なんでも、変なオレンジ髪でマスターにそっくりな女性が極小特異点で発見されて以来、エイプリルフールには全員がこうなるんだって。」

 

「……そんなのありかよ。」

 

「と言うか、変わってないお兄ちゃんが異常なんだってば。」

 

「そうかな……俺は変わるつもりもないし、不便じゃないか、生前の最後の姿より小さいって……キッチンとか届かないし、掃除もしにくいし、いい事なんて全くないよ。」

 

そもそも、生活しずらいからわざわざ、大人の姿で暮らしてるのに……

 

まぁいいや。

取り敢えず、料理でもしてきますかね。

 

 

 

〜食堂にて〜

 

 

 

 

「すまない兄さん、持ち上げてくれないだろうか……」

 

「士郎まで小さく……って事は、ブーディカさんや、紅閻魔ちゃん達も……」

 

「あぁ、小さくなってる……今ではもう、エイプリルフールの恒例行事と化してるよ。」

 

「……よーし、士郎達は休んでなさい!

今日は、士郎達の分も、俺が頑張ってやる!」

 

「なっ!?兄さん、無理はしないでくれ!

ただでさえいつも、私達よりも働いてると言うのに!!」

 

「いいんだよ。俺は兄さんだからな、弟達を助けるのは当然だろ?」

 

「兄さん……」

 

「それに、こんな穢れたセイギノミカタが、戦闘以外で役に立つんだ!これほど嬉しいことはないさ。」

 

「分かったよ……だが、無理だけはしないでくれ。」

 

「勿論!全部兄さんに任せなさいってんだ!」

 

 

『うぅ……いい話ねぇ……(←面白そうだから覗きに来たイシュタル)』

 

『あれこそ、仲のいい兄弟のお手本ですよね(←イシュタルを止めに来たパールヴァティー)』

 

『あぁして見ると、冬木の時となんら変わりはありませんね。(←イシュタルを止めに来た+サーベラスを見に来たメドゥーサ)』

 

「さぁ〜て……ちょいと本気だしますかぁ!」

 

 

 

 

 

 

〜数時間後、マイルームにて〜

 

「ふぃ〜終わった終わった!」

 

あの後、必要な作業は全部終わらせた。

強いて言うなら、後は夕食を作るだけだ。

 

「んじゃ、それまでマイルームで休みますかね〜」

 

そう思っていた時だ。

ウィーン、と扉が開く音がした。

 

「ん?誰だ〜ノックもしないで入ってくる不届き者は……ん?何だこのオレンジの……」

 

「おい、お前。唯一無二のクラスを持ってる、ここにしかいない星5キャラらしいな。」

 

「あ?いきなり出てきて何言ってんだ?

クラスはまだしも、星5ってなんだ?」

 

「そうか、では連行する!安心しろ、石はちゃんと置いていく。」

 

「待て待て、意味が分からんぞ。

だいたいてめぇは誰だ。」

 

「あ?これからお前のマスターになるのに失礼だな。」

 

「あ?喧嘩売ってんのかお前?生憎、俺のマスターは俺が認めた人達だけだ。

 

てめぇなんざァ、二万年はえーんだよ。」

 

「何だと!?サーヴァントの癖に生意気だぞ!」

 

「それにお前、いつかしらに極小特異点を作った犯人だろ。」

 

「ギクッ……嫌だな〜そんな事する訳〜」

 

「問答無用!生まれ変わって出直しな!『喰らい千切る地獄の番犬(バイティング・ケルベロス)』」

 

「ギィィヤァァ!?覚えてろぉぉぉぉ!?」

 

「正義は必ず勝つ……って、何だこの姿ァ!?」

 

「どうしたんですか、サーベラス!?って……」

 

「ランサァァ〜!?俺、なんでこんな姿にぃ〜!?」

 

「…………よくある事です。」

 

「んなバカなぁ!?……はぁ、ルールブレイカーとペインブレイカーを同時投影して治すか……」

 

「えぇ……可愛いのに勿体ないです……」

 

「ん?どうした、なんか言ったランサー?」

 

「いえ、ナンデモナイデス。」

 

「……そう?なら良いけどさ。

元に戻るまで手伝ってくれると嬉しいんだけど……いいかな?」

 

「ええ、任せてください!」

 

 

 

『『『微笑ましいな……(通りすがりのマスター、マシュ、アイリ)』』』

 

今日もカルデアは平和です。





【挿絵表示】


サーベラス・フォン・アインツベルン
ひーろー サーヴァント

天然蛇たらし、最強の兄さん、の二つ名を持つ、セイギノミカタのサーヴァント。

どんな人にも手を差し伸べる、根っからの善人。
ただし、怒ると三つの首を持つ巨大な獣になる怖い人でもある。

この人を召喚した聖杯戦争で、ランサー、ライダー、バーサーカーの枠が空いてると、94%の確率で、メドゥーサ系統のサーヴァントが召喚されるから注意。

兄は強し
その言葉を具現化したような人。

zero編が終わったら何次元に行く?

  • stay night
  • Heaven's_Feel
  • EXTRA
  • 空の境界
  • サーヴァントユニヴァース
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