【完結】アイドルマスター765AS アニメver.RTA 【皆オンリーワン】獲得√ 作:タバサックス
彼女たちの躍進が始まる。
誤字報告、お気に入り、しおり等ありがとうございます。
話の都合上、まとめました。
そういうわけで初投稿です。
最初のガバのせいでどんどんガバが蔓延していくRTA、はーじまーるよー!
いつもなら前回の感想を述べてから始めるのですが、今回それどころじゃないんですよねぇ。
まずはテキストをご覧ください。
【椅子に座ったままの状態で目覚める。どうやら気を失っていたらしい。
見ると、すでにライブは終わってしまっている。
寝過ごしてしまったらしい。
立ち上がろうとすると、あれだけ重かった体がすんなりと動く。
また頭も先ほどに比べると鮮明に見える。どうやら寝たおかげで多少なりとも体力が回復したようだ。
すでにライブが終わった後なので、控室に戻っているはずだ。急いで戻らなければ彼女たちに心配をかけてしまう。
そうして戻ると、ちょうど彼女たちも戻ってきた後のようである。
幸いにも、保坂の行動に疑問を感じた人物はいないようだ。
そのため身体がどんどん重くなるのを感じながらも、彼女たちのフォローや仕事に励むことにした】
はい、これどういうことかといいますと。どうやら前回、ホモ君が倒れてしまったらしいんですよね。
めったに倒れないとか言っていたのに、さっそくガバっていくスタイルでしたね(早すぎる伏線回収)
幸いにも、倒れてしまったデメリットはだいぶ抑えられたようです。
その姿を誰かに見られてしまいそのせいで全員に発覚したり、あるいは医務室に運ばれて発覚だったり、休んでしまったせいで発覚など様々なパターンがあるのですが、今回は誰にも見られずに倒れて起き上がったというパターンです。
ちなみに気絶する時間はランダムと言われています。
ただ急激に体力を失った場合は時間が長くなる傾向にあると聞いています。
今回はジワジワと失っていたというパターンなので最短のパターンといえるでしょう。
じゃあ、倒れてしまっても発覚していないし、体力も回復できた。
今まであまり体力回復する手段がなかったのだから良イベやん、と思うでしょ?
世の中、というか今回はそんな甘えた私を打ち砕いてきました。
スキル【虚弱】
体力の初期値が1に固定。かつ、体力の伸びに特大の下降補正。
事務能力や信頼度が非常に上がりやすくなり、覚醒イベントも成功しやすくなる。
加えてアイドルたちの能力、および成長率に大きな補正がかかる。
はい、獲得しちゃいました。
ふぅざぁけぇるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!(新世界の神並感)
なんでうまくいったと思ったら、こういう風に失敗するんじゃぁ!
……えー失礼、取り乱しました。
このスキル【虚弱】ですが補足説明があります。
というのもこのスキルは、今回のように倒れてしまったときや体力が少ない状態で仕事をこなしていると確率で獲得してしまいます。
そんな高い確率ではないのですが、試走では体力少ないときに何回か獲得していました。
そのたびにリセットです。なぜかの前に、説明しましょう。
このスキル、獲得したタイミングで効力が多少異なります。
例えば、最初のスキルガチャで獲得した時は説明通りの効力です。
しかし途中で獲得した場合、初期値はすでに固定されているのでそれを変えることはできません。
なので代替措置が取られます。
今回の場合、最大体力が大幅に減りかつ体力が減りやすくなるというものです。
一方、事務能力や信頼度にもそこそこの補正がかかりかつ覚醒イベントも起きやすくなり、成功しやすくなるといったところでしょうか。
一見、良いじゃんと思うかもしれません……が良くねえんだよ!
今まで体力があるという前提でチャート組んでいたんだよ!
【女性苦手(小)】のせいでただでさえ元のチャートが体力かつかつなのに、このスキル持っていたらチャート壊れちゃう~
……やべえよやべえよ(今更)
正直に言うと、スキル【虚弱】を獲得した時のチャートなんて作っていません。
いやだって試走で倒れたことないもん、というか倒れても普通は獲得しないでしょうが!
なぁ~んで今回に限ってこんなにガバが伝搬するんですかね……(屑運並感)
はぁ~あほくさ。やめたらこのRTA?
当時の私の気分を二文で表すとしたら、この表現がまさに正しいでしょう。
でやり直すか否かちょっと考えたようですが……なんと続行するようですね(他人事)
当時の気分について話すと、ここまで成功するというのもあまり例が無くて大体が一回目のライブか二回目で躓いてしまいます。
一回目に961プロから妨害を仕掛けられてそのままおじゃん、とかよくある例です。
他にも、事務能力次第ではそもそも仕事を持ってこれなかったり、信頼度が低くて全然言うことを聞いてくれなかったりと不確定事項が多すぎてホントに、はー(チャートが)つっかえつっかえでした。
だからここまでうまくいくというのも非常に珍しいです。
ついでに言えば、ホモ君の初期能力が滅茶苦茶高い事とアイドルたちの能力の伸びが非常に良くこのまま頑張ればトロフィー獲得まで行けそうでした。
まあ、本音を言えばもう走りたくなかったというところもあるのですが。
あ、付け足すとタイムもいいんですよね。
恋愛イベントも上手く回避しており、他にも信頼度が高すぎることによって起こるイベントも上手く回避しています。
たまーに、こちらのチャートを無視して水着回入れられたせいで涙がで、でましたよ……
というわけで、結論を言えばこのまま走ろうと思います。
ただオリチャーを発動させなければなりませんが。
大丈夫大丈夫、こういう場面での対応力は非常に高いと自負していますから!(フラグ建設)
【さて、彼女たちに感想を聞かれたが輝いていたといってうまくはぐらかすことに成功した。
翌日彼の元へ大量の仕事がやってきた。余計に彼女達と一緒に過ごす時間が減ってしまうが、保坂は彼女たちの仕事確保を優先する】
そんなわけで、オリチャーその一。
アイドルたちとの接触を極力避けて仕事を行うというものです。
いやアイドルマスターのコンセプト崩壊しとるやん、と思うかもしれませんが案外有効な手段ではあります。
原作でも途中でプロデューサーがあまり出なくなりました。それはアイドルが色々な職場で働いているからというのもありますが、たぶん彼自身が滅茶苦茶忙しかったからでしょう。
それでもうまくいったことからこの方針はある程度うまくいくのではないでしょうか。
今回はより特化させたものになります。
体力が足りない理由と言うのは、おおよそアイドルたちと接している時間が多すぎたからと判断しました。
本来ならばその時間は体力減少どころか体力回復にもつながる場合もありますが、今回はガバのせいでその手法は取れません。
これもすべて、【女性苦手】のせいです。
なので回復するどころか目に見えるぐらいの速度で減っていきます。
というか確認したところ、彼女たちと接している時間が体力減少の大きな原因となっています。
その時間を減らすことでうまい事体力を確保していきたいと考えています。
当然、信頼度が稼げるどころかどんどん下がっていきますが……一応、このチャートのうまあじとして彼女たちの信頼度が比較的稼ぎやすいというのもあります。
アイドルにとっての舞台を提供したことで、彼女たちの信頼がゆるぎないものになったためでしょう。
そのためこのように露骨に減らしても、寂しがりはしますがRTAに支障が出るほど減りはしない……はず。
一応計算した見たところが、何か一つ大きな信頼度ダウンのイベントが起こった時点で崩壊しちゃうチャートですね。
まあ、走っているときはその計算をしたわけではないのですが。
RTAなので止まるんじゃねえぞ……というわけですよ。
怖いのが覚醒イベントの発動条件に信頼度が大きくかかわっておりまして。
特に春香は一定以上ないと起きませんし、起きてほしくない千早は信頼度が一定以下だとハードなバージョンで起きてしまいます。
その計算まできちんとこなさなければならないのですよね。
【入ってきた仕事に、結婚のイメージのための宣材写真が撮りたいというものがあった。
……これは誰を連れていくべきか】
ああ、面倒な……
これあずささんの覚醒イベントですね。本来これは望んでいたイベントなのですが……
このイベントの特徴は体力を多く消費することです。
ええ、お察しだと思いますが【虚弱】や【女性苦手】と滅茶苦茶相性が悪いです。
片方だけならどうにかなると思っていましたが、この状態じゃかなり厳しいですよ……
はぁ、ほんとどうしよ(本音)
【最初は断ろうとしていたが、美希がそれを覗いて声に出してしまう。
それが周囲に知れ渡ってしまい、全員がやりたがるようである。どうやら、断るという選択肢はなくなってしまった】
あああああああー! 何しとるんじゃ、美希!
くっそ、これじゃ受けるしかないんじゃないですか!
ああもう、無茶苦茶だよ……
えー、このパートに入ってから口が悪くなってばかりですね、失礼しました。
そういうわけで受けるしかありません。
このイベントは所謂ビジュアルが高い三人を連れて行く必要があります。
そうなると、よほど偏った育成をしていない限りあずさ、美希、真あたりが選ばれます。
原作のイベントが起こる面子ですが、割と鉄板な組み合わせなのでよほどのことがない限りはこの面子にしておいた方が良いでしょう。
とは言いつつも、どのメンバーを連れて行っても大抵成功するので、好きなキャラのウェディングドレス姿が見たいという理由だったり、CG開放のためだったり好きなキャラを連れていくことが多いですが。
はぁ、其れじゃレッツゴー(意気消沈)
【撮影場所につき、準備を始める。あずさ、美希がウェディングドレスを着て、真がなぜか新郎の役のためタキシードを着ている。
最初は不満だったそうだが、似合っていると他の面子が言うと満更でもなさそうだ】
余談ですが、真にもウェディングドレスを着させることは不可能ではありません。
もしやりたい場合は真だけを連れて行くとよいでしょう。
ただ都合上真がタキシードもウェディングドレスも着るので、時間がかかってしまいます。
なのでRTA的には無しですが、やりたい方はぜひ。
【そして撮影が始まるのだが……いくら待ってもあずさが戻ってこない。
真が見てくるといって任せたのだが、戻ってくると黒服の人達に誘拐されたという報告が来た。
その事情を撮影の人に伝えた後、彼女たちを追いかけることにする】
始まってしまいましたね……
一応体力が足りるように前日は早めに仕事を終わりにして、さっさと寝ました。
それでも足りるかどうかわからないのですよね。
ホントふざけるな、って感じです。(愚痴ばかりの解説)
【そこらのタクシーを拾い、車で追いかけるが……見失ってしまう。
奴らが言った街については見当がつくためそこで卸してもらい彼女を探すことにする。
しかし、男であり体格も良い保坂だが真に追いつけない。どうやら彼女は体力が多いようだ】
だから嫌だったんですよ!
このように走らされて、お前は体力ないって言われるんすよ!
あ、失敗しても誘拐されっぱなしというわけではなくちゃんと765プロに戻ってきます。
なので失敗してもそんなにデメリットがある訳ではないですが……
ただもうイベントを始めてしまったので、成功しないと時間のロスのため頑張らせましょう。
おら、(根性)出せ! 出したな……(体育会系)
【そして街の中で探していると、先ほどの黒服の男が見つかった。
彼に問い詰めると知らない、としらばっくれる。そのため真が追い詰めようとするがその黒服の男が攻撃を繰り出してしまう。
そこから戦闘が始まる。紐の上で曲芸のように走ったり、モノを投げたりする二人。
黒服はともかく、真にそのような芸があったとは驚きである。
彼女の服装も相まって非常に見映えが良く、大騒ぎになっていく】
このゲーム初の戦闘シーンですね。
他に戦闘シーンがある部分はないのですが、それにしては非常にコマ数を多く使っているためか綺麗なアニメだったりします。
あ、ホモ君はそこらでじっとしています。下手に動いたら体力を使ってしますから、省エネモードです。
【これは叶わない、と思ったのか黒服の男は逃げ始める。
真はそれを追いかけて保坂も追いかけようとするも、彼女に置いて行かれる。
そのためゆっくりと向かうことにした】
というわけで、休憩シーンです。はい、倍速。
さて、歩きながら向かうわけですが走った方が時間節約になるじゃんトーテムポールジャンと思うかもしれませんが、倒れないことを優先させました。
ちなみに早く着けばよい、というものでもなくてあずさがその場所にいなければイベントが進みませんので、そういう意味でも休憩時間です。
ただあまりにも遅いとやっぱりイベント失敗になるのでちゃんと間に合うように歩きましょう。
なお、その場所自体は固定です。
なので覚えてしまえば歩いて行っても間に合います。
原作だとどれだけ遠回りしたのでしょうか……逃走中かな?
あ、原作だと大勢の人を連れていましたがゲーム的には特にそこまでしなくとも構いません。
【しばらく歩いていると、噴水がある場所にたどり着いた。
見ると、あずさと他の女性がその場にいる。加えて、タキシード姿の男性がその場にいて彼があずさでない女性にプロポーズしているシーンであった。
その所に真と黒服の男も追いついたらしい。
二人はまだ競争していた。黒服の男は疲れており服もよれよれになっていたものの、真はまだ余力があるようで服もパリッとしている。
しかし、その場所についた途端あずさとプロデューサーを見つけられたため追撃をやめた。
その後誤解を解けたようであり、二人の追いかけっこは終わったようだ。
ちなみに黒服の男たちはあずさを連れて行ったことをきちんと謝罪してもらった。
それにあずさが許してしまったため、765プロとしても毒気が抜かれてしまい何か言うことをやめてしまう】
はい、イベントおしまい!
今回は運よくこちらの体力が切れる前に黒服のかたが現れたので助かりましたが、場合によっては全然見つからないこともあります。
まあ、いつかは見つかるのですがその前に体力が切れると当然アウトです。
一回検証でやったことがあるのですが、その場合プロデューサーとして働けなくなり病院生活になってしまいます。
そうなると挽回不可能なのでリセットですよ、リセット。
じゃあ、今回はここまで……
【なぜか撮影を終えた美希も現場にいたので、帰ろうかとなった時に真が声をかけてきた。
どうやら今までのふるまいについて多少後悔しているらしい。
どう声をかけるべきか?】
おっと、ここで真のイベントですか。
本来ならばここではなく別の場面で専用のイベントがあるのですが……まあ答えましょうか。
プレイするたびに検証しきれていないイベントが出てきますが、返答自体はそこまで難しいものではありません。
【今回のことについて、よくやったと褒めることにした。
しかしもっと自分の体を大事にすることも伝えた。他にも、真の好きな衣装を着たほうがいいともいう。
最初はきょとんとしていたが、次第にうんうんと頷いていく。
どうやら納得してもらえたようである】
という感じですね。
こういう風に、突発的なイベントもきちんと対応できるようにならなくては彼女たちに失礼です。
……まあ、たまにこちらの予想外の行動をとってきますが。
それは今度こそ、ここまで。
ご視聴ありがとうございました。
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(菊池真視点)
ボクは、今まで男の子にするような教育を受けてきた。
なんでも父が本当は男の子が欲しかったということで、女の子であるボクにもそのように指導してきた。
今となっては呪縛のようなものだが、一つだけ感謝しているものがある。
それは空手だ。あれのおかげで、男とか女とか関係なく心身が鍛えられた。
昔からボクは困っている人を見過ごせないタイプだった。
加えてどうやら体力も有り余っているようで、困っていたらすぐ助けるし悪口を言われたらすぐに言い返す。その時に空手が役に立った。
もしやっていなかったら、幼い男子たちから良いようにされていただろう。
こういう人間だから、特に男子からは恐れられたりもした。
しかし自分で言うのもなんだが、思いのほか女の子に人気だったと思う。どうやら男子に何かやられても、ボクだったら助けてくれるからだそう。
だけどボクとしてはそういう面よりも女の子が好むような服や道具の方が好みだった。
ああいうきらきらとしたものとか、フリフリとしたものを着て可愛く着飾る女の子を見ると「ボクも着たいなぁ」と何度となく思ったことか。
ただ残念なことに、そういうものは父に禁じられていた。
男のように育てるという彼にとってはボクがそんなものを着るというのは言語道断なのだろう。
加えて、クラスの女子にそのようなことを言って実際に着てみたこともある。
彼女たちの意見は苦笑い、という残酷な表現だった。
だけど、ボクとしてはそういう服を着て輝いてみたいと思っていた。
だから765プロの扉をたたいて今アイドルになっているのだが……
そこで行う仕事の多くはやはり男役。ついでに言えば、他のアイドルからも良く「真君」だったり男扱いされる。
最近は自分でも思う。
我ながら男役はうまくはまっているのではないかって。
その役の後はいろんな人から「菊池さん、すごくよかったよ」とよく言われるのだ。
幼いころから言われ続けたことでもあるから、そんな言葉がすんなり心にしみてしまう。
いつのまにか、目的がかすれつつあることを察していた。
多分アイドルとして活躍するにはそういった立ち回りの方がうまくいく気がする。
今では、最初の目的であるそういう服を着たいというのはどちらかというと意地になってしまった。
だから多少諦めていたのだけど……ここで、一つ大きな変化があった。
それはあのミュージックライブ。
765プロの全グループがそれぞれ舞台に立って、歌を歌ったり踊ったりするという機会。
あの時念願のフリフリの衣装を着させてくれたのだけど……逆にそっちの方が緊張してしまった。
結果から言えば、プロデューサーが今までの努力を思い出してくれという言葉のおかげもあってうまくいった。
だけど、ボクからすれば今までの努力と言うのはそういう男役の方が記憶に新しい。
そのせいで結構悩んでしまった。
そして今日。ブライダルの撮影ということで、ウェディングドレスに期待していたけど結局来たのはタキシード。
プロデューサー、美希曰く「いつもよりカッコよく見える」ということらしい。
割と満更でもなかったけど、今回も機会がないと聞いてちょっとがっかりだったりする。
だけど、あずささんが誘拐された時真っ先に体が動いたのはボクだった。
プロデューサーは先に交渉してから向かったのだけど、割と遅くて少し不安に思っていた。
そこから黒服とも戦ったりした。
今振り返ればどれだけ無茶なことをしたのか……って思った。
いくら空手をやっているとはいえ、こっちは素人。
下手をしなくても、危なかったと思う。
だけど、あずささんをさらった人というだけでボクの体が反応してしまった。
最初ははぐれたけど、あずささんも発見できたし美希もプロデューサーもいつの間にかその場にいて驚いた。
そして見知らぬ人達による盛大なプロポーズが行われた後、解散になった。
やっぱりウェディングドレスは良いなぁ……ってつい思って、プロデューサーへ我ながららしくない質問をする。
「ねえ、プロデューサー。
ボクってやっぱりこういう男役の方がいいんですかね……ああいうウェディングドレスとか似合わないでしょうか?」
少し驚いてちょっと考え込んでから
「俺はそうは思わないな。
そういう二元論じゃなくて、どっちも似合うと考えたらどうだ?」
「どっちも?」
「そう、例えば仕事上ではそういった男役が似合う。
現に今日、真は勇敢に前に出てあの黒服とも戦おうとしていた。
手放しに褒められることではないが、少なくともあの場では真しかできなかったことだよ」
と叱る口調でありながら優しさを感じられた。
やっぱりプロデューサーもそのように思っていたのか。
「だけど、他の場所……それこそ真の王子様と一緒の時であれば、そういったウェディングドレスが真に一番似合うとおもうよ。
だから自分にはどっちかしかない、と考えずに柔軟に言ったらどうだ?」
プロデューサーがいきなり王子様、とかメルヘンな単語を持ってきたので驚いた。
どうやらボクの趣味も把握しているらしい。
確かに伊織の言う通り、すごく恥ずかしい話だとつい思ってしまった。
「そうそう、真君は仕事上ではああいうかっこいい姿が一番似合っているかなぁ。
真君っぽいといか、最も輝いている気がする。
だけど真君のウェディング姿が輝いていないというわけじゃないと思うな」
美希もプロデューサーに加わってそのようなことを言ってきた。
彼女はそういったビジュアル系には聡い。
だから間違ってはいないだろう。
……二人に言われた通り、どちらか片方しかないって考えるのは良くないか。
いつ現れるかわからないけど……その王子様にボクの大好きなフリフリ姿を見せよう。
それまでは、自分を磨いていかないと、ね。
ありがとう、二人とも。
お読みいただきありがとうございます。
次は個人的に重い律子の話ですね。
次回投稿ですが、いつになるか未定ということで……
今月中に終わらせたいところです。
そういうわけで、しばらく失踪します。