そうだ、言い忘れに言い忘れを重ねまくってたんですが、スワローとオセロットは既にアイアンです。宇宙飛ばされるときのあのゼロのブレスレットの光エネルギーの恩恵によるものです(あと二体も覚醒させなきゃいけないとかアイデアなさすぎて無理)
零たちはまたも研究所を訪れていた。学校が連休のタイミングだったので、サボっているわけではない。
「確かに、この前のゲスラボーンと酷似していますね……」
「俺はまだボーン関係の機材をあまり持っていなくてな 解析、頼めるか」
「お任せください!」
そんな会話をしているのは、剣也とレナード。どうやら仲がいいようで、時々電話をしているのも見かける。
「そうだ、今後の参考にしたいから少し作業を見せてもらいたいんだが」
「勿論構いません」
(え、まさかこれ以上アイツの実験パターン増えんの?)
傍から聞いていて恐くなって、零は巡と顔を見合わせた。
「……ねえ零 大丈夫かな、僕たち」
どうやら巡も同じことを考えていたらしい。けれどそれには答えずに顔をもとに戻す。巡は「だよねえ」と呟いた。
はぁ、と同時にため息を吐く。
「……しっかりしてくださいね」
ギルバートが言う。彼にしては珍しく、労うような声音だった。ここ数日、剣也の実験が始まってからの2人の疲れ方を目の当たりにしているからだ。
「というかなんでダンは実験台にならねえんだ?」
アントニオが疑問を口にする。
「若いほうがいいだろう?」
答えたのは、戻ってきたらしい剣也自身。そこから少し離れたところで、ダンが明らかにショックを受けていた。
「ふ、ふふ、そうだよな、いくら剣也さんより年下とはいえ、もうこれだけ大きくなった息子がいるもんな……」
「お、親父いぃぃ!」
やがて自嘲気味に笑い始めるダンに零が駆け寄っていった。
「で、どうだったんですか、レナードさん」
翔悟が尋ねる。
「そうですね……基本は前のゲスラボーンと変わりませんが……なんというか、造りが雑なんです 今までとは明らかに違う あえて言うなら、劣化版、といったところでしょうか」
「ボーンの劣化版、か」
ふむ、とルークが顎に手をやった。
「やっぱり人為的に作られたものってことですか……」
タイロンが困ったように言う。
「ボーンって作ろうと思って作れるもんなん?」
「そんなわけ無いだろ」
不思議そうなアントニオに翔悟が呆れたように言う。
「こちらでも少し調べてみる が、調べるよりも敵を倒したほうが早いのでは、という感じもする」
「……剣也、自分の研究に自信ねえの?」
零が少し驚いたように言う。
「珍しい いつも、俺に任せとけー みたいな感じなのに」
巡もそれに同調する。
「自信がない、というか……何をどうすればいいかさっぱりわからないからな すべて手探りだ」
剣也が肩を竦めて困ったようにそう答えた。
「そもそもボーン自体が俺にとって未知の塊だからな、かかる時間は膨大だぞ」
そう言いながらも、剣也のその手はノートのページに何やら書き残している。メモのようだ。
「……まあ、大丈夫そうだな」
ダンがフッと笑った。
「けーんやー」
帰ってきて数日。零が剣也の部屋のドアを開けた。カタカタとパソコンのキーボードがなっている。側に寄って、剣也の目の前に持っていたコーヒーカップをずい、と差し出した。
「ん、ああ、零か ありがとう」
「ったく、たまには下に降りてこいよ ずっと部屋に籠ってるじゃねえか」
「そうだな わかった、今日の夕飯は一緒に食べよう 可愛い甥っ子が寂しがっているようだからな」
「べ、別に寂しいわけじゃねえ!!」
そんな零に、剣也は笑みをこぼす。最近はずっと部屋の中で画面とにらめっこだったので、人の顔を見るのは久しぶりだった。
「ところで」
剣也の声音が真剣なものに変わる。
「以前聞いていなかったが、捕まえそこねたあのボーンファイター、どんな容姿だった?」
「どんな……あんまし見えなかったけど、普通だったぜ 髪の色も服も、何処にでもいるような感じだった」
そうか、とそれに呟いて、剣也はメモにそれを書き込んだ。
「とすると、個人特定は容易ではないな ボーンカードからも何もわからなかった」
零の持ってきたコーヒーを一口飲んで、「うまいな」と口元を綻ばせる。零は嬉しそうに表情を緩めた。
「まあ、頑張れよな」
「ああ」
そこまで会話して、気がついた。ボーンカードが光っている。下の階から、ダンが呼ぶ声がした。
剣也は立ち上がろうとして、しかし零に止められた。
「俺達で行く この間に休憩しとけ」
「……わかった 頼んだぞ」
頑固な零と今ここで言い争って時間を過ごすわけにはいかない。剣也の言葉に頷いて、零は部屋を飛び出した。
「ああ、そうだ」
残された剣也は何やら思い出しながら、埋もれた資料を引き抜いた。
翔悟達と連絡を取り、合流する。タイロンとギルバートはいない。タイロンはたまたま少し遠くまで出掛けていて、ギルバートは早穂と買い物(デートではない残念ながら)だという。
目の前には3体、既にボーンを纏った敵がいた。
「目標発見 破壊スル」
「ボーン、状態グリーン 障害、ナシ」
いつもの機械音声。けれど
「まあ慌てるな 数ではこちらが不利なのだからな」
「肉声!?」
聞こえた三番目のその声に驚愕した。今までとは明らかに違う、生きている者の声。翔悟たちの反応に顔の見えない相手はキョトンとしているようだ。そのダークボーンは首を傾げ、何事かを呟いて、それから
「ぇ……ああっ!ボイチェン忘れたぁ!!」
叫んだ。その行動についさっきと同じくらい驚く。
「って、これ一般の人が今の声聞いて集まっちゃうよね!?」
巡がバッとアミュレットを持つルークを振り返った。すぐにルークはそのボタンを押した。
目の前のダークボーンは少し俯いて、また何やら呟いている。
「クッソ、ボイチェン忘れちゃったな ヤバイよね、ヤバイよな どうしよ、下っ端に任せて逃げるべきか?いや違うな……」
顔を上げ、様子をうかがうドラゴンたちをキッと見据えた。
「ブッ殺す!!」
ダークボーンは駆け出した。上から飛びかかるようにして、ジャッカロープへ拳を振りかぶる。それはわずかに届かず、2本の剣に受け止められた。力は均衡し、互いに動かない。と、ジャッカロープが一瞬力を抜き、後ろへ跳んだ。力の行き場がなくなり、ダークボーンは蹌踉めく。そこへ後ろから、ドラゴンが殴りかかった。しかし、相変わらず機械音なダークボーンの1体が仲間であるはずのダークボーンを足払いで転ばせる。それによってドラゴンの狙いは外れた。
「痛!何をするんだ!!」
「背後ヨリ敵ノ攻撃ヲ感知 アレハ、危険ダ」
そんな言葉をかわしながらも相手は体勢を整え、迂闊には近寄られないようになっていた。
「うわあ、合流しちゃったかあ」
後ろからそう言って現れたのは、オセロット。その横にはジャガーもいた。
「1体ずつのがやりやすいのにな〜」
残念そうに声を上げる。
「さっき、もう一体いたよな」
ドラゴンが、警戒を解かないようにしながら後ろを振返った。
腕を横から振り抜いて、遠心力で重くなった拳を相手に。それは呆気なく避けられる。舌打ちをして、ノーウェルはそこを退いた。彼がいなくなったところから、シャークが飛び出してくる。繰り出された水流を難なく躱して、ダークボーンはそれから前に踏み込んだ。下から引っ掛けるようにして、拳を振り抜く。
「っくぅ……!」
「シャーク!……っ!?」
吹き飛ぶシャークに気を取られている間に迫っていたダークボーンに、ノーウェルは攻撃を受け転倒する。飛ばされなかったのは運がいい。手にした槍を、ダークボーンへ。その刃を閃かせた。
シャークとノーウェルの姿を見留め、ドラゴンは視線を戻す。後ろから、ガキン、と金属の音がした。それをきっかけに延々と回る思考を打ち切り、4人はダークボーンへと走り出した。
「ハアァ!」
上半身を捻って、乗っていた菱形から飛び降りたオセロットが爪を振り下ろす。機械音のダークボーンはそれを受け流した。バランスを崩して、それでも受け身をとってすぐ立ち上がる。それから、オセロットの背後、影になって見えないところから、ジャッカロープが飛びかかった。一本の剣をブーメランとして投げ、その処理をしていたところにもう一本で斬りかかる。避けられず、ボディパーツにダメージが入る。わずかによろめいたそこにジャガーが顔面への膝蹴りを打ち込み、押し倒す。
「ジャッカロープ、ちょっとごめん」
「へ?」
着地の衝撃を緩和し膝立ちの状態になってるジャッカロープの肩を踏み台に、ドラゴンが上へ跳んだ。その拳が、奇襲を狙っていたダークボーンを捉え、確実にダメージを与える。
「チィッ!」
「流石にボーンクラッシュはしないよなあ……」
「うわ、後ろに居たのかよ!」
状況を理解し、慌てて振り向いてまた臨戦態勢に戻る。
「こっちは倒したよ」
オセロットがそう言って菱形の上から声を掛ける。
「くそ……!おいアロン!!」
ダークボーンが呼ぶ。と、離れたところに居たもう一体が駆けつけた。シャークとノーウェルの呆気に取られた声がして、それでもすぐに2人もやってきた。
「……アロン、アロンか」
ノーウェルが呟く。
「親父、知ってるのか?」
「ああ いつだったかな、かなり苦戦させられた相手だ」
その会話を聞いていたダークボーンはしばらく考えて、それから
「ふ、ふふふ そうか、お前たちが別宇宙から来たという奴だったか いいじゃないか、消し飛んでもらうぞ」
楽しそうに笑って飛び出した。今までとは比べ物にならないスピード。
「は」
何かが通り過ぎた。ジャッカロープがそう思うと同時に、強い衝撃を感じる。レフトアームパーツがダメージ受け、赤くなっていた。
「ああ、クラッシュしないのか なかなか丈夫じゃないか」
その言葉の主を睨めば、更に背後からの衝撃。アロンだ。掴みかかるそれを、ジャガーとシャークが引き剥がして押さえ込み、至近距離からの強力な攻撃によって完全にボーンクラッシュさせる。その間に2人のパーツにダメージが目立つようになったのは、純粋に相手の強さからだろう。
けれど、相手が減っても、残った1人に歯が立たない。こちらの技はすべて避けられるのに、こちらは相手の攻撃に反応すらできなかった。速すぎた。
「なんだ、弱いじゃないか!これなら手柄は間違いなく俺のものだな」
手柄。何のことだろう。そう思って聞き返そうと思った矢先、そのダークボーンの上になにか球体が落ちてきて、それから
コクーンの中を衝撃波が襲った。
吹き飛ばされ、倒れ、どうにか耐えて起き上がる。そこに、さっきまでのダークボーンはいなかった。代わりに、その真上の菱形には、翼の生えたボーンが一体。その左手で、なにやら球体を玩んでいた。
「実験終了 少し強すぎたか?」
聞こえるその声に、全員がため息を吐いた。
「何してるの、スワロー」
今回、というかしばらくボーン紹介はしないですできないです気力がないですごめんなさい どこかでまとめてやります
ストーリーのアイデア、この先の展開についての妄想等ありましたらお気軽にメッセどーぞー……
オリキャラのイメージ、あるっちゃあるんだけど要る?
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もう自分の中にイメージあるんで別に……
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あるなら欲しくないこともなくもなくもない
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あるの?ちょーだいなっ