超人は龍の護りし星を舞う   作:蒼葵銀牙

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探索と寄り道

4人が宇宙へ飛び出して、ほんの少し。音速の数倍の速さを誇る彼らは、互いに遠く離れていた。

「お あれってネポスだよな」

ゼロの視界に映った星。以前、翔悟たちと争いそして和解した、他にはない、多次元宇宙のイレギュラー。

(あんま良くねぇんだけど)

時間はたっぷりあるのだし そう自分に言い訳をして、好奇心に負けたゼロはその星へこっそり降り立った。

 

 

一応サボっているわけだからちょっと後ろめたい気がして、狭い路地あたりからこっそり活気のある場所を覗くことにした。

ちょうど良さそうな場所に身を滑らせる。幸い、ネポスには様々な見た目の人々がいるために、地球人の零としての擬態にも全く違和感はなかった。

「地球より発展してるっちゃしてるのか……」

流れる人の波を見ながら呟く。時折見かける銀色のパックの中身がこの星における主な食料であることは、以前調べて知っていた。建造物の見た目はなかなか斬新な感じがして、そっと辺りをを見れば地球には居ない生物がいる。

「パッと見は似ていても、あの星とはこんなに違う」

と、近くで怪我をしているのか泣いている子供を見つけた。魚人、というような見た目だったので一瞬驚いたが、すぐに近寄ろうとする。しかし零より先に、他の人が声を掛けていた。地球人と変わらない見た目の壮年の男だった。どうやら男は子供に軽い治療を施したようで、笑顔になった子供はすぐに何処かへ走っていった。

「おぉ…… 助け合い、みたいなトコは地球と変わんねぇんだな……」

いいことだ と思ったところで視線に気づく。つい今子供を助けた男からだ。男はスタスタとこちらに歩いてきて、零の前で立ち止まった。

(うわ、しまった、独り言聞こえてたなコレ)

「お前は……」

男が零に話しかける。ああ、やっぱり聞こえてた そこでハッとする。

「……え?」

流石にこの星の言葉までは習得していない。しかし、数文字の単語ではあるものの、地球とそこまで交流が深いわけでもないこの星の民であるはずの彼との言っていることが分かった、ということは、可能性は1つ。

「お前、ボーンファイターなのか!?」

「やはりこちらの言葉が通じたか…… そうだ 私はフェニックスボーンの適合者、シュトルツ」

知っている名前だった。この宇宙で地球に降りる前に調べた中にあった名前だ。

「自分の時間止めて仮死状態になったり、地球の時間止めたりしたっていう……?」

「よく知っているな」

「調べたんだよ、いろいろあってな」

「ほう?是非詳しく聞かせてもらえるか?」

零に興味を持ったらしいシュトルツに頷いて、2人はその場を離れた。

 

 

「なるほど……地球ではそんなことが起こっているのか……」

以前シュトルツが身を隠すために使っていたその場所に2人は居た。

「ああ こっちではなんかあったりしねぇの?」

零の問いかけにシュトルツは少し考える。

「……2ヶ月くらい前、上空でボーンらしきものが一瞬確認されたが……それだけだな 調査はしたが、何もわからずじまいだった ただ……」

視線を外しかけていた零が、もう一度シュトルツを見る。

「同じ場所で、時空のひずみ、とでも言おうか 反物質エネルギーらしきものを放出する穴が見つかった もっとも、すぐに消滅したがな」

「時空の、ひずみ……」

その言葉を反芻する。過去に自分が少なからず関わっていた事件において、それは重要な位置を占めていた。

「心当たりはあるか?」

今度はシュトルツが問う。零はそれにフルフルと首を横に振ってみせた。

「今回に関しちゃ無ぇかな ただ多分、一連の出来事と時空のひずみが無関係ってこたぁ無ぇと思う」

「そうか……ところで話は変わるが」

「ん?」

首を傾げて続く言葉を待つ。

「お前は、何をしにこの星へ来たのだ」

零は幾度かの瞬きの間答えることを躊躇して、それでも重い口を開いた。

「敵の本拠地を探してて…… で、そしたらネポスが見えたから、ちょっとだけ……」

「……サボり、ということか」

呆れたように、シュトルツがため息を吐く。零は反論できない。けれど、そのままなのも嫌だった。

「け、けど、お前に会えたんだから結果オーライだろ!時空のひずみの情報も手に入ったし!!」

必死な少年に苦笑する。

「はは、それもそうかもしれんな では、これもなにかの縁だと思おうか」

言われたことの意味がわからず、零はキョトン、としてシュトルツを見た。ここではじめて、シュトルツはボーンカードを取り出してみせる。

「私も手伝わせてもらおう」

 

 

シュトルツはどうやら、少し後に娘のリーベルトと共に地球を訪れるらしい。だから零とはここで解散だ。

「それじゃ、頼むぜ」

「任せろ」

フッとお互い笑って、それから零は背を向けて走った。やがてその姿は人混みに紛れ、シュトルツからは見えなくなる。数秒語、空の遠いところで何かがキラッと光ったように見えたが、ネポスの民の殆どはそれに気づかなかった。

 

 

 

ネポスを発って、ゼロが向かったのはその上空。シュトルツが、時空のひずみが発見されたと言っていた場所だ。そこには何もない。しかしゼロには、何か、よくわからない、良くないものの残滓が感じ取れた。闇ではない。ましてや光でもない、感情の感じ取れない無機質の何か。そんな感覚だけがそこにあった。

「なんなんだ……?」

考え込んでもわからないので、ゼロはすぐにそこを離れた。

 

 

 

「遅いよ、ゼロ」

「悪ぃ」

予め決めていたポイントに、ウルトラ戦士の4人は合流する。

「さて、手分けして少し探索をしてみたわけだが…… 寄り道したゼロ、なにか収穫は?」

ヒカリが言う。

「寄り道?」

メビウスが首を傾げる。

「あ、バレてた」

「当然だ お前ならそうするだろうと思ってネポスがある区域を任せたんだぞ」

得意げな顔でヒカリが胸を張る。本当か………? とセブンが呟いたが、彼には聞こえてないようだ。

「で、どうなんだ、ゼロ?」

セブンが尋ねる。ゼロは頷いた。

「成果あったに決まってんだろ」

 

エクェスのシュトルツってやつが俺達に協力してくれることになったぜ 娘と一緒に地球に行くってよ

それと、そのシュトルツからもらった情報 大体二ヶ月前に謎のボーンがネポス上空に現れた後、同じ場所に時空のひずみが見つかったらしい ま、すぐに消えたみたいだけどな

 

「ただ、その時空のひずみがあった場所に行った時、なんか変な感じがしたんだよな こう、なんか、良いものじゃないんだけど、感情がないっていうか、生物っぽくないっていうかなんていうか……」

「発生源は?」

「わかんねぇ けど、時空のひずみと関係があるんじゃねぇかとは思う」

そうか、とヒカリは答えた。

「俺も一応行ってみたい ゼロ、案内を頼めるか」

「おう!」

「あ、じゃあぼくも!」

「では俺も」

「……全員かよ!?」

 

 

 

「うふ、ふふ、ふふふ…… やった、やったわぁ!!」

バン、と白衣が机を叩く。

「別宇宙に存在するウルトラ族、その観測! そしてその肉体から微量に放出されるディファレーター光線のデータの入手! これで研究が1段階進むわ……!! ああ、こうしちゃいられない すぐに器具を揃えなきゃ」




ディファレーター光線を浴びてウルトラ族が今の姿になって、で、光線がないと生きてけないってことは普段は体の中で光線使ってなにかしてるってことだよね?で、光線がないと生きてけないのは、出てった分を補充できないからじゃない?違うかな?

いや、この文ようわからんな

オリキャラのイメージ、あるっちゃあるんだけど要る?

  • もう自分の中にイメージあるんで別に……
  • あるなら欲しくないこともなくもなくもない
  • あるの?ちょーだいなっ
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