超人は龍の護りし星を舞う   作:蒼葵銀牙

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長らくお待たせいたしました。そろそろ連載を再開していきたいと思います。でも今回はリハビリ的なもので勘弁して下さい。次回から本格的に頑張る。


信じる

パンサーの能力で地球へ転移して、今の状況をまとめる。

「貴方がたは、どうやってあそこへ?」

ギルバートの質問がダン達に刺さる。地属性、火属性、風属性、そして属性不明。中身が唯の人間であれば、宇宙空間のど真ん中に行ける理由がないのだ。

(怪しまれるよなぁ……)

俺が捕まったせいだ、と思う。表情には出さないが。

「なぁ、別にそういうの要らなくないか?」

言ったのは、翔悟だった。

「確かにさ、零達があそこに居たのは不自然だ。俺もそう思う。でもさ、元々は別の宇宙?に居たんだろ?俺達が知らないことがあったっておかしくない。秘密にしたいならすればいいと思うんだ。それにさ、なんでわざわざ仲間が聞いてほしくないこと聞くんだよ。必要なことなら、零達は自分から話してくれると思うし、そうじゃないことは、無理やり聞き出しても、仲間割れにつながるだけなんじゃないかな」

「貴方ね……」

ギルバートは翔悟の言葉に苛立ちを隠そうとしない。

「わかってるんですか?これは、貴方が主張しようとしている『仲間との信頼』に関わる問題なんですよ!そもそも、彼らの素性だってはっきりしてないんです。目的だって、不確かなまま。もし僕たちがただ単に『利用されてる』だけだとしたら、どうするんです!?」

「それは……!」

「あ〜……悪いんだけどさ、ちょっといい?」

零が口を挟んだ。翔悟とギルバートは大人しく引き下がる。

「少なくとも俺は、俺とお前たちの間にそこまで絆を感じてない」

「え」

なにか言いたそうな翔悟を、手で制する。

 

「いやまぁ、仲間だっていい出したのはこっちだし、信頼はしてるぜ?ただ、信頼と絆はちょっと違うからな。けど、お前たちの間には、確かな絆がある。特別固い絆が。俺は、そこに賭けたいと思った。だから、言い方としては確かにギルバートが言う通り『利用してる』になるのかもしれない。ああ、俺はお前たちの絆を利用してる。でも、いや、だからこそ、お前たちの絆を壊す原因にはなりたくない。希望をこの手で崩したくない。だから、お前たちが俺を信用できないというのなら、いいぜ、仲間をやめよう。さぁ、どうしたい?」

 

「……仮に仲間じゃなくなったら、あなた達はどうするんです?」

「行動そのものは今までと大して変わらねぇよ。ま、目標くらいは話すか。ただこの宇宙に襲いかかろうとしてる何かを突き止めて……つっても原因っぽいのもう向こうから姿見せてきたけど……で、排除する。この宇宙を守る。それだけだ。それが、俺達の仕事だ」

ギルバートの問に零は間髪入れずに答えた。答えて、ギルバートの答えを待つ。

「……仕事、ですか。随分サッパリしてるんですね……まぁ、僕も別に疑いたくて疑ってるわけじゃ、ないので。だから、まぁ、良いでしょう」

視線を反らして、ギルバートは不機嫌に言った。

「許してくれたってことでいいのか?」

「そう解釈してもらっても構いません」

場の緊張が和らいだ。安堵の溜息も聞こえる。零はニッと笑って、

「んじゃ仲直りついでだ、約束する。俺はお前たちを裏切るようなことはぜってーしない」

そう言って、巡達を振り返る。巡と剣也は笑って頷いた。

「僕も。仲間は裏切らない。そして君たちを信じる。約束だ」

「では俺も誓おう。仲間がいかに大きな存在かは知っている。お前たちに不利益を与えるようなことはしない」

「人体実験は?」

「最終的にはプラスに働くんだから良いじゃないか!」

そして、黙ったままのダンに視線をやる。

「親父、剣也から聞いたぜ。俺を助けに来るときなんて言ったか」

ダンが零と目を合わせた。

「特別扱いは嬉しいけどさ、でも、そうじゃないだろ。仲間ってのはさ、自分の一部なんだ。親父にだってわかるよな?で、だからこそ、できるだけ遠ざけておきたかったとかだろ?気持ちはまぁ、すげーわかる。だけどもうちょっと、置いてかれてる方の気持ち考えようぜ。仲間は必ずしも、守られるだけの存在じゃない。せっかく志を同じくしたもの同士なんだ、皆で戦おうぜ」

零をじっと見つめていたダンはフッと笑って、そして頷いた。

「そうだな、その通りだ。仲間とはなにか……いつの間にか良い答えを見つけたんだな、零。俺も約束しよう。俺達は仲間だ。横に並ぶ存在だ。仲間のために、俺は戦おう。助け合う者として、これからもよろしく頼む」

翔悟達が笑う。雰囲気が和らぐ。誰からともなく雑談が始まる。

 

得体のしれない恐怖は、確かに迫ってきている。それでもここには、日常があった。守るべきものがあった。なんのために戦うか。彼らはもう、それを知っている。




何故今まで更新できてなかったか……凹んでたんです。予定のストーリーに隠れていた矛盾に気が付いたり、日常回とは言え公式設定忘れて変なこと書いてたり、メビウスの人間体にはヒビノ・ミライってのがあるのにすっかり忘れてたことに気がついちゃったり……でもずっとこの話をほっとくわけにもいかないので、頑張っていきます。生暖かい目でも見守ってくだされば恩幸、それより嬉しいことはないです。
アイデアも相変わらず募集中です。そろそろオリキャラの画像貼るつもりなのですが、容姿はこんなのが良いな〜とか有れば是非おしえて下さい。皆さんの好みは?

オリキャラのイメージ、あるっちゃあるんだけど要る?

  • もう自分の中にイメージあるんで別に……
  • あるなら欲しくないこともなくもなくもない
  • あるの?ちょーだいなっ
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