超人は龍の護りし星を舞う   作:蒼葵銀牙

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今までよりは長いです、時間があったので。
今回、初めてのの戦闘になります。うまくはないですが、頑張ったので温かい目で見てくださると嬉しいです。


これから、始まる

にこ、と笑って現れた零に、翔悟は驚きを隠せない。智子は「ごゆっくり」と言ってこの場を去った

「零?……それは、君が言っていた彼か?」

尋ねるルークに翔悟はコクリとうなずく。そうすると零はなにか気づいたように「すげえ」とつぶやいた。

「え?」

「はは!地球を救ったボーンファイター5人揃ってる!すげえ!」

その顔はとことん無邪気だ。純粋な、興味の、驚きの塊。

「シャークボーンのルーク、ジャガーボーンのアントニオ、レオボーンのギルバート、ライノーボーンのタイロン!」

すごいすごい、と言いながら次々に名前を言い当てる零を見て、シャークは怪訝な顔をする。

「君は、一体……」

それに目をぱちくりと瞬いて、

「七星零 翔悟から聞いてるんじゃねえの?」

その瞳は揺らがない。だからどうすればいいかわからなくて、取り敢えずうなずいた。

が、次の瞬間、どこか、そう離れていない場所から

 

ドオォォン

 

爆音が響いた。同時に、ネポスとの一件を終えてからすっかり沈黙していたボーンカードが輝きだす。

ハッとして、窓の外を見る。

(行かなければ)

去年の間についてしまった、癖。

「零、ここで待ってろ」

翔悟たち5人は、そう言って零一人を残し、外へと飛び出した。

 

 

「あ〜……まあ、ちょっと様子見てみるか」

置いてけぼりになった零はそうつぶやいて、窓からヒラリ、身を宙に踊らせた。

 

 

 

もしものために持っていたリベレーション・コクーンを展開し、爆音の発生源と向き合う。見覚えはないけれど、知っているものに似たものが、3つ

「……ボーンファイターだったか」

シャーク/ルークがそうつぶやいた。それをきっかけにしたのか、相手は何も言わず翔悟たちに襲いかかる。突然のことに戸惑いっていたせいで、そのタックルをドラゴン/翔悟はまともに食らってしまった。質量の大きい相手の、下敷きになる。

「うわあ!?」

「ドラゴン!!」

「何してるんですかあなた!」

レオ/ギルバートが前に出た。鋭いパンチはしかし、更に早い動きで受け止められてしまう。ギリ、と手首を握られて思わず呻くと、彼の手首を掴む腕にジャガー/アントニオのキックがはいり、レオは開放された。

「……ありがとうございます」

「おう!」

コクーンの下を、シャークが泳ぐ。が、突如押し上げられ、地上へと飛び出した。

「敵に水属性がいたか!」

呻く彼に敵は追撃を試みるが、後ろからライノー/タイロンに抑え込まれ、それは叶わなかった。

「すまない、助かった」

「気にしないでください」

ドラゴンは自身を押し倒した敵を蹴り上げ、立ち上がる。5人は中央に集まった。

「どうする?」

「今はひとりひとり相手をしているのでどうにかなっていますが……協力されると、厄介なことになりそうです」

そしてすでに、その‘厄介なこと’になりつつあることが見て取れる。敵もドラゴンたちと同じように集まった。

向き合う。

「……ボーン、回収スル」

敵の初めて発したその声を合図に、両方は激突した。数なら、こちらの方が。だが

「うわあ!?」

「ジャガー!」

最初に押し負けたのはジャガーだった。相手は、さっきドラゴンを押し倒したばかりのボーン。

「体格差を狙ってきたか!」

シャークが気づいた。レオは、コクーン内だとそれなりの質量になるから。他に比べて装甲の軽いジャガーは、簡単に吹き飛ばされ、ボディパーツをボーンクラッシュされた。そしてその上に乗られてしまえば、もう何もできない。

「考えてきましたね……」

それだと、自分は ライノーは構えて思考する。

思考してはいけなかったのかもしれない。考えているライノーの上から、レオのパンチを手首を掴んで受け止めた、動きの早いボーンが躍りかかる。気配に気づいたときには、すでにその拳はすぐそこまで迫っていた。防御重視のライノーボーンは、動きがどうしても遅くなる。だから、それを防ぐことはできなかった。

「ぐああっ!」

ヘッドパーツ、ボーンクラッシュ。

敵の動きに抜け目はなかった。普段は重心が下の方にあるために決して崩れない、ライノーの姿勢。石化して重量が大きくなったヘッドパーツを蹴り飛ばせば、それはあっさり崩れた。

「いくら弱点を突かれたからといって、なんでこんな、あっさりボーンクラッシュだなんて……」

レオが驚愕する。

「それだけ、只者ではないということだろう」

それにシャークは答え、また潜る。

(あの3人の中で私の弱点となるのは、同族のみ)

ほかは、潜ってしまえさえすれば、防げるから。

それは正しかった。しかし、その同族からの攻撃は、防げなかった。

「な!?」

見えないところから、刃が飛んできた。とっさに顔をかばった腕がダメージを受ける。

「下か」

刃が飛んできたのは、そっちからのはず。けれど、何も見当たらない。違ったか?そう思ってあたりを見回すが、やはり何もない。

(……?)

1人首を傾げるシャークを、下からの衝撃が襲った。あっさりとレッグパーツがボーンクラッシュする。

(やはり下だったか!)

では、なぜ先程、何もないように見えたのか。ひとつだけ、可能性を思いついた。

「深海魚モデルのボーンだというのか!?」

シャークボーンのモデルであるサメが感じ得ないほど深くに居られては、そこにいても気づきようがない。

(ここにいても、何もできない)

地上に出るしかなかった。

コクーンのエリア内では、レオとドラゴンが必死の抵抗をしていた。すでに、ジャガーとライノーはうかつに動けない状態にまで追い込まれている。

重量のあるボーンの影に隠れた早い動きのボーンは、死角からの攻撃を繰り出す。それを防ぐ二人のボーンには、少しづつ、けれど着実にダメージが蓄積していた。

「くそっ!」

このままでは勝てない。どうすればいい。レアメタルボーンにはなれるだろうか、魔神は応えてくれるだろうか。

焦りが募る。

 

「やれやれ、仕方ねえなあ まあ頑張ったか」

 

そんな声が聞こえた。

 

 

コクーン内に、今までいなかったボーンが姿を表す。それはトン、と地面に降り立って、ドラゴンたちを攻撃していたボーンを真っ直ぐに見た。ただならぬ気配に、見られた方も攻撃の手を止め、新たなボーンに向き合う。

ドラゴンたちは、様子を見ている他ない。アレが敵なのか、味方なのかもわからないのだから。

「いくぜ?」

そのボーンはそう宣言して、床を蹴った。その拳が襲ったのは、重量のある方。

「!!」

斜め上から頭部を狙って繰り出されたそれ。食らったボーンは叩きつけられるように地に伏した。ボーンクラッシュしたのはヘッドパーツと咄嗟にそれをかばったライトアームパーツのみなのだが、中身の人間が気絶でもしたのだろうか。起き上がらない。

「!……キサマ、何者ダ?」

「何者だと思う?」

疑問に疑問で返しながら、宙に円を描くようにして回された脚が残ったボーンの体に蹴りを打ち込んだ。呻いて、弾け飛ぶ。壁に打ち付けられたそいつに更に一撃を浴びせれば、完全に沈黙した。2体を圧倒したそのボーンは、床に、否、床の向こうに話しかける。

「出てこいよ。お前の仲間はもう俺が倒しちまったぜ?」

挑発するような声音でそう言えば、あっさりとそれは姿を現した。しかしそこは、戦闘不能寸前の5人がいるところで。

「アッ」

やべ、と、さっきまで余裕をぶちかましていたそのボーンが、初めて焦りを見せる。

「いや、大丈夫」

そう言ったのは、ドラゴン。

「炎竜拳!!」

奇跡的にダメージを受けていなかったライトアームから、彼は己の必殺技を繰り出した。それをまともに受けた深海魚モデルのボーンは、ボディパーツをボーンクラッシュさせる。

「おお!ナイス!」

ドラゴンにやられたボーンを挑発した張本人であるボーンはグッと親指を立て、それから追撃をすれば、もうさっきまで5人が苦戦していた敵は残っていなかった。

 

 

コクーンを閉じ、元の場所に戻ってくる。そこには、最初の5人より1人増えた6人がいた。

増えた1人には、見覚えがある。

「七星零」

誰がつぶやいたのかはわからない。けれどそれに彼は おう! と応えて、

「な?敵じゃないって言っただろ、翔悟」




戦闘を書くのは楽しいけど難しい……
あれ、これゼロの無双にならない?大丈夫?次回から弱体化かな?でもどんなアニメもそんなもんだよね?
まだ!ゼロのボーン名出さずに頑張ったので!アイデア出すなら今のうちにお願いします!ほんっとうに悩んでるんで!まあ、次話には名前出すことになると思いますが……ちょっと数日書き溜めさせてください。はい、すいません。
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