ガロスーDの試運転が終わった一週間後、俺は部屋で三機目のビットを造っていた。
「よし。後はデータの送信が終われば完成だな」
そう呟き、俺はパソコンを立ち上げたまま整備室を出て
~~~~
待機室
待機室ではケイが忙しそうにパソコンと向かい合っていた。
「おう。お疲れ」
『お疲れ様。何か用?』
「あぁ。
『それならあそこのファイル棚。一番上がゼロス、中段がクロス、一番下がネロス』
「そうか。しばらくこの部屋で見させてもらうぞ」
『分かった』
そう言って、俺はいくつかファイルを取ってソファでデータを見ていた。
「(....撃破数はクロスとネロスが多いな。中遠距離が雑魚には有利か)」
そう考えながらしばらくデータを観察していると誰かが部屋に入って来た。俺が扉の方を
見ると、入って来たのは姫川だった。
「っ! こ、こんにちわ、飛騨さん」
「....おう。姉貴かケイに用事か?」
「は、はい! あの、総司令はどちらに....?」
「ケイ! 姉貴は?」
俺はケイにそう叫んだ。すると、俺と姫川の前にウインドウが浮かび上がった。
『れーりなら飛騨 傷無と話しがあるって出ていった』
「....だそうだ」
「そ、そうですか....じゃあ、少し待たせてもらいますね」
そう言うと、姫川は俺の隣に座って来た。
「....何で横に座る」
「い、良いじゃないですか....それよりも、何読んでるんですか?」
「
「そうですか....飛騨さんから見て、どういう感想がありますか?」
「....まぁ悪くないと思う。ただ、全員に言える事が
カウントを減らしている。後は、前にも言ったが姫川は
敵に動きが読まれたらせっかくの武器も逆に弱点になる」
「そうですか....では、どうしたら良いですか?」
「それは自分で考えろ、って言いたいが....
飛ばせるのか?」
俺はファイルを見て思った事を姫川に聞いた。
「はい。私の合図でいつでも飛ばせます」
「そうか。なら、奇襲に使うのが良いだろうな」
「奇襲に、ですか?」
「あぁ」
俺はそう言って自分の端末を動かし、少し前に俺と姫川が戦った映像を空中ディスプレイに
出した。そして、俺はある部分で映像を止めた。
「例えばこの時、俺の背後はガラ空きの状態だ。そんな時に相手が
知らなかった場合、
「なるほど....そういう戦い方もあるんですね」
「まぁこの戦い方にあっているのは、人間か相手の攻撃をラーニングする兵器だな。
それ以外の敵には、姫川の戦い方の方が早くケリがつくだろうな....まぁ状況ごとに戦術を
変えるのが一番良いな」
「そうですか....勉強になります」
「....そうか」
そう話していると、突如スピーカーからアラームの音が鳴った。
「....敵襲か。姫川、お前は姉貴の指示を聞け。俺は先に出る」
そう言って、俺は先に出撃した。