魔装学園HxH 未来を切り開く者   作:アイリエッタ・ゼロス

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襲撃

『バカデカいやつが来やがったな....しかもおまけも大量に』

 俺は通常形態のガロスで大艦隊の前に飛んでいた。

 

『(あのデカいのを潰せば退きそうだが....おまけが邪魔だな。それにあの戦艦、

 何かあるな....)』

 俺は戦艦から感じる何かを感じ取っていた。そう考えていると....

 

『飛騨さん!』

 背後から傷無以外の三人が来た。

 

『目視で確認すると凄い数ね....』

『あぁ。正直結構面倒になるな』

 俺はそう言いながら形態をDに変えて自身の周囲にビットを浮かせた。

 

『まぁあのデカい戦艦を潰せば連中は退くと思うが....』

『じゃあさっさと潰せば良いだけね』

 そう言うと、千鳥ヶ淵が戦艦に向かって一直線に向かっていった。

 

『っ! 待て! 無策で突っ込むんじゃねぇ!』

 俺はそう叫んだのだが、千鳥ヶ淵は意に介さず戦艦に向かっていった。

 

『あの野郎....!』

『愛音にそう言うこと言っても聞きやしないわよ』

『それよりも、私達も愛音さんを援護しましょう。十五分以内にあの戦艦の主砲を破壊しないと

 アタラクシアが火の海になってしまいます』

 そう言いながら、姫川とファランドールはそれぞれの武器を構えていた。

 

『おい二人とも、一つ言っておく。あの戦艦には気を付けろ』

『気を付けろって主砲の事?』

『それもあるが....あの戦艦、何かある』

『何かって、何ですか?』

『それはわからん。だが、主砲よりもヤバイ何かがある。俺の勘がそう言ってる』

『勘って....まぁ一応覚えておくわ』

『....わかりました』

『OK。じゃあこっちも始めようか』

 俺はそう言って背中に装備されたスナイパーライフルを構えスコープを覗いた。

 

『ハロ、バックアップ頼む』

『リョウカイ! リョウカイ!』

 すると、俺の目の前に敵の姿と照準があった敵の姿が見えた。

 

『ガロスーD、敵を狙い撃つ!』

 俺はそう叫び、ライフルの引き金を引いた。ライフルから放たれたビームは魔導兵器のコアに

 直撃し、周囲の魔導兵器を巻き込んで爆発を起こした。ビットから放たれるビームでも

 魔導兵器のコアは撃ち抜かれ、至る所で爆発を起こしていた。

 

『次!』

 俺は照準があった敵をひたすら撃ち続けていった。そんな時....

 

『すみません飛騨さん! 抜けられました!』

 突然姫川からそんな通信が入った。俺は魔導兵器の攻撃を回避しながら姫川の方を見ると、

 姫川の背後にアタラクシアに向かっている魔導兵器の姿が見えた。

 

『(狙い、いやズレたら面倒だな....こういう時のアレだな)』

 そう思い、俺はあるコマンドを手元に出した空中ディスプレイにあるコマンドを打ち込んだ。

 すると、突然アタラクシアの外壁の防衛システムが起動した。防衛システムからは徹甲弾と

 無数のマシンガンが放たれた。直撃した魔導兵器は空中で大爆発を起こしていた。

 

『(防衛システム、問題なく動いたな....)』

 そう思いながら、俺は寄ってきた魔導兵器を破壊した。

 

『さて、システムは良いが問題はこっちだな....』

 俺は戦艦の方を見た。すると、気づけば三人はかなり前線の方にいた。

 

『(前行き過ぎだ全員!)」

 そう考えていると、ファランドールと姫川の前に少し前の調査で現れた竜騎士の様な

 魔導兵器が立ちふさがった。

 

『(アレは....どんどん面倒が増えてくるな....)』

 そう思って照準を合わせようとしたのだが、それよりも前に厄介な事態に気づいた。それは、

 魔導兵器の攻撃を受けて海に落ちていく千鳥ヶ淵の姿がスコープ越しに見えたことだった。

 

『っ! だから言ったんだあのバカ! トランザ....!』

 俺はトランザムを発動させてキャッチしに行こうとしたのだが、それより早く....

 

『千鳥ヶ淵ィィィ!』

 エロスを纏った傷無が全速力で駆け付け千鳥ヶ淵をキャッチしていた。だが、その背後では

 魔導兵器が傷無達に向かって攻撃を放とうとしていた。

 

『させるか!』

 俺はすぐにライフルのトリガーを引いてビームを放ち、魔導兵器を破壊した。

 

『傷無! さっさとそこから千鳥ヶ淵連れて撤退しろ!』

 俺は傷無の通信に向かってそう叫んだ。

 

『了解!』

 傷無はそう言うと高速でアタラクシアの方に戻っていった。

 

『さて....こうなると俺も前線に行った方が良いか....』

 俺はあまり気乗りしなかったが、状況が状況なため仕方なくガロスを通常形態に戻した。

 そして、右腕の装備とシールドを消して腰の装備から二本のビームダガーを手に取った。

 

『....()()は、まだ動かさない方が良いな』

 そう呟き、俺は姫川達が戦っている竜騎士の元に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

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