魔装学園HxH 未来を切り開く者   作:アイリエッタ・ゼロス

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襲撃の決着

 姫川side

 

『くっ....』

『(仮にもA級魔導兵器! 他の魔導兵器と違って厄介ですね....それに他の魔導兵器の攻撃を

 回避しながら戦うとなると流石に....)』

 私は他の魔導兵器の攻撃を回避しながらA級魔導兵器の竜騎兵(ドラグリエ)と戦っていた。

 

『ハユル後ろ!』

『っ!? しまっ....』

 そう考えながら戦っている時、背後からの魔導兵器の攻撃に反応が遅れた。そのまま私に

 魔導兵器の攻撃が直撃すると思ったが、魔導兵器は突如私の頭の上で剣を止めていた。

 そして次の瞬間、魔導兵器は竜騎兵(ドラグリエ)に向かって蹴り飛ばされた。何が起こったのかと

 思っていると、魔導兵器がいた背後には通常形態のガロスを纏いビームダガーを持った

 飛騨さんがいた。

 

『飛騨さん!』

『ギリセーフ....無事か姫川』

『はい! ありがとうございます』

『礼は後で良い。それよりも来るぞ』

 そう言って、飛騨さんは竜騎兵(ドラグリエ)の方を見ていた。竜騎兵(ドラグリエ)は飛騨さんの方を見ると、竜の口から

 火炎放射を放った。だが、飛騨さんはその攻撃を軽々と躱していた。そして、飛騨さんは

 竜騎兵(ドラグリエ)に接近すると竜の上に乗っている騎士の刀を弾き飛ばした。

 

『今だ姫川!』

弩弓駆剣(ブレイド)!』

 私は飛騨さんの言葉を聞き、弩弓駆剣(ブレイド)を動かして竜騎兵(ドラグリエ)を攻撃した。竜騎兵(ドラグリエ)の核に直撃した

 のか、竜騎兵(ドラグリエ)は爆発を起こした。それと同時に、ユリシアさんが戦っていた竜騎兵(ドラグリエ)も爆発を

 起こしていた。

 

『全く....竜騎兵(ドラグリエ)まで来るなんて。向こうも随分と本気ね....』

 竜騎兵(ドラグリエ)を倒したユリシアさんは一度私達の方に近づいてきた。

 

『で、ここからどうするの飛騨 真。このままだと押し切られかねないわ』

『....戦艦を潰したいが周りの船が邪魔だ。通常の遠距離攻撃じゃ威力は足りず、近距離では

 弾幕で近づけない....かなり厄介な状況だな』

『何か策はないわけ?』

『....まぁ、あるにはあるが。少しチャージに時間がかかるな。その間、二人で足止め

 行けるか?』

『....チャージの時間は』

『最短で一分』

『一分ね。なら、何とかして稼いで....』

 そう言って、ユリシアさんは背中の装備を展開させようとしたのだが....

 

『その必要は無いわ!』

 突然私達の無線に愛音さんの声が聞こえてきた。後ろを見ると、そこにはゼロスの鎧が

 変わった愛音さんと、ギアの色がゼロスに似たエロスを纏った飛騨君がいた。

 

『愛音さん! それに飛騨君まで!』

『おまっ....! 何で来た! てかそのエロスの状態はどうした!』

 飛騨さんは飛騨君の姿を見るとそう叫んでいた。

 

『説明は後でするから! それよりも三人とも! 愛音に魔導兵器が近づかないよう

 引き離してくれ! 俺も出来るだけやってみる!』

 そう言うと、飛騨君は魔導兵器の方に向かっていった。

 

『む、無茶よキズナ! キズナの装備じゃ魔導兵器は....!』

 ユリシアさんは飛騨君を止めるようにそう叫んだのだが、飛騨君は真っすぐ魔導兵器に

 向かっていった。そして、飛騨君は魔導兵器を殴ったのだが....

 

『えっ!?』

『なっ....!』

『嘘....!?』

 魔導兵器の装甲は破壊され、そのまま海に落ちていった。

 

『どうして魔導兵器の装甲が....』

『っ! 考えるのは後よハユル! アイネに魔導兵器が近づいている!』

 私は飛騨君のギアの事を考えようとしたが、ユリシアさんの言葉で我に返った。

 

『仕方ねぇ....今は傷無の言葉を信じるか。俺は左側を潰す。二人は右側を潰せ』

 そう言うと、飛騨さんは全速力で左側にいた魔導兵器の群れに突っ込んでいった。私も剣を

 構えてユリシアさんと共に右側にいる魔導兵器に向かっていった。そして、愛音さんと

 護衛の船までの道に魔導兵器が一体もいなくなった。

 

『さぁ、ブチかますわよ!』

 そう言った愛音さんの右腕には巨大な銃のようなものが装備されていた。

 

全時空破枠(バルバライザー)!』

 そして、銃のようなものから巨大なビームレーザーが放たれた。ビームレーザーの射線にいた

 魔導兵器はあっという間に粉砕され、護衛の船の一隻は大爆発を起こして海に落ちていった。

 

『(な、何て威力ですか!?)』

 私はビームレーザーの威力に言葉を失った。

 

『もう一発!』

 そう言って、愛音さんは一番巨大な戦艦に向かってレーザービームを放った。その一撃は戦艦に

 直撃し大爆発を起こすと思ったのだが、突然戦艦の前でレーザービームは何かによって直撃を

 防がれていた。

 

『っ!?』

『噓でしょ!?』

『今の一撃を防ぐなんて....!?』

『一体何が....』

『....』

 レーザービームが防がれたことに私達は様々な驚きの反応をしていたが、飛騨さんだけは

 驚いた様子がなくじっと戦艦の方を見ていた。そして煙が晴れた瞬間....

 

『っ!』

 何かに気づいたのか一直線で戦艦の方に向かっていった。

 

 ~~~~

 真side

 

 千鳥ヶ淵の一撃を防いだ何かを確認するため、俺はじっと戦艦の方を見ていた。そして煙が

 晴れると、戦艦には緑色の装甲を纏った女が立っており、戦艦の前には盾の様な物が

 浮いていた。

 

『(違和感の正体はアレか!)』

 俺はそう思い戦艦に最速で一直線に向かった。

 

『(試してみるか....)』

 そう考えながら、俺はブーストをかけて一瞬にして女の背後に移動してビームダガーを

 振り下ろした。だが、ギリギリのところで五枚の盾が俺のビームダガーを受け止めていた。

 

『(ギリギリで防がれたか....!)』

 俺はすぐさま距離を取ってビームダガーからビームサーベルに変えて女に突っ込もうとしたが、

 それよりも早く背後から無数の魔導兵器が俺に向かって攻撃を仕掛けてきた。

 

『チッ!』

 俺は攻撃を仕掛けるのを止め、魔導兵器の攻撃を躱して攻撃してきた魔導兵器全てを

 ビームサーベルで破壊した。そして、すぐさま女に攻撃を仕掛けようとしたが、女が乗っている

 戦艦は既に衝突面(エントランス)の中に半分入っていた。それと同時に、残っていた魔導兵器や護衛の船も

 衝突面(エントランス)の中に撤退していた。

 

『(下手に追えない....ここまでだな)』

 そう思い、俺はビームサーベルをしまった。

 

『ハロ、映像は撮れたか』

『カンペキ! カンペキ!』

『そうか。なら、俺達も引き上げるか』

 そう言って、俺は姫川達がいる方に戻った。そして、戻る時に俺はこう考えていた。

 

『(あの女の纏っていたのは間違いなくギア....作ったのは向こうの人間か、それとも....)』

 

 

 

 

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