超次元ゲイムネプテューヌmk2 ~黒球に転生した者~   作:legends

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若干原作無視してます。


ラステイションの女神候補生

 パーティにユニが加入し、俺達はクエスト場所のリビートリゾートに来ていた。……なんかカリブ海の海の色みたいで綺麗だな。

 

「へえー、それでギルドでお友達になったんですね」

 

「……なーんだ。そっちは一人でクエストしてる訳じゃなかったのね。まあ、しょうがないか。アンタ超弱そうだし」

 

「そ、そんな事……!まあ、確かに強くはないけど…」

 

「はーいはい、面倒くさいから落ち込まないの」

 

「まあ、五人がかりならこんなクエスト、楽勝よね。ぱぱっと終わらせちゃいましょう!」

 

 俺はまた空気である。ちなみにその肝心の俺はというと―――。

 

「マキシムトマトうまうま~^^」

 

 トマトを食っていた。ネプギアや、ユニ達がガールズトークをしてる隙を見て、こそこそとコピー能力マジックで出していて食べていたのである。

 

 ……初めて食べたが、至って普通のトマトだ。それでも美味い。

 

 

 

 

 

 

 そんな彼らに怪しい人影が……。

 

「……チッ! アイツ等、もう追いついてきやがったのかよ。あんまりつけ回されたら仕事にならネェ……。よし、手っ取り早くここで始末してやるか……」

 

 そう言って怪しい人物はコソコソとネプギア達の後を付けていった。

 

 

 

 

 

―――☆―――

 

 

 

 

 

 リビートリゾートにいるモンスターも様々で、ヤンキーのようなモヒカンの猫、ダンボールを被ったカエル、骨だけの魚、64に出てきたような黄色い角があるモンスターだったりする。

 

 そいつらをネプギア達は次々と倒していく。俺以外(アイエフが、ユニが俺の力を見て、混乱しないようにって言ってたから)。

 

 ちなみにユニの戦法は、ネプギアが剣で接近攻撃するというところと違い、銃を持っていてそれでショットを放ったり、多少だが足蹴りを喰らわせたり銃で殴ったりして、最後にショットを放つ……。といった感じの戦法だった。

 

 それでも、ユニが中々強いようで、かなり早いペースでモンスター達を倒していった。

 

「よっし、終了! やっぱり楽勝だったわね!」

 

「うん、あっという間だった。ユニちゃん、本当に強いんだね」

 

「ネプギアこそ、思ってたよりやるじゃない。ま、アタシには遠く及ばないけどね」

 

「えー、そんな事ないよー」

 

 ユニとネプギア、出会った頃よりもさらに仲良くしてるように感じた。

 

「うふふ、すっかり仲良しさんですね」

 

「そうね、助け出してから初めてじゃない? あの子があんな風に笑うのって」

 

 そんな光景を微笑ましく見守るコンパとアイエフだった。

 

「そういえばなんでカービィは戦わないのよ?」

 

 と、ユニが聞いてくる。

 

 ネプギアのリハビリの一環としてアイエフに釘を刺されてたから不審がられるかと思ったけど、やっぱそうきた。どう言い訳しようかな……。

 

「それはシャドーは回復担当なのよ」

 

「お、おいアイエフ?」

 

 言い訳を考えてた時にアイエフがそう言う。別に回復担当って訳じゃないが……。

 

 まあ意味は分かる。前に出したコピー能力のマジックの事だと。

 

「そうです! シャドーさんはとても頼りになるです!」

 

「そうだよ、ユニちゃん! えっと……マジック、だったかな?」

 

「そうそれ。それでアイテム出して回復させてくれたのよ」

 

「え、カービィってマジシャンなの?」

 

 ユニが目を丸くして俺に向かって聞いてくる。

 

「いや、別にそういう訳じゃないんだが……そういう事は一応、出来たりする」

 

 別に本業ではないとはいえ、できたりもするからそんな感じで答えた。

 

「なるほどね。それでもアタシ達が強かったからアンタの出番は無かった事ね」

 

 むっ、ユニ……なかなか毒のある言い方をするな。

 

「それじゃクエストも終わったし、帰りましょう!」

 

 そう言ってネプギア達が帰ろうとした、その時。

 

「なーにダンジョンのド真ん中でほのぼのしてんだよぉ!」

 

「「え? きゃああああ!!」」

 

 突然どこからか声が聞こえ、アイエフとコンパが反応した瞬間に何者かによって倒されてしまう。

 

「アイエフさん!? コンパさん!?」

 

 ネプギアがそう言うと俺達の前に現れたのは……予想はできるが。

 

「へっ、ザコは先に始末したぜぇ。後はガキんちょと黒チビ、テメェらだけだ!」

 

 前に撃退したにもかかわらず、しつこく絡んでくる下っ端だった。

 

「誰よアイツは?」

 

 ユニは会った事がないため、ネプギアが軽く補足説明する。

 

「下っ端! 犯罪組織マジェコンヌの下っ端だよ!」

 

「ふっ、下っ端ぁ……また懲りないできたようだなぁ……」

 

「だーっ! だから下っ端って呼ぶんじゃネェ!」

 

 下っ端は反論する。いやそう名乗られんの自業自得だろ。

 

「マジェコンヌの……いいわネプギア、カービィ、さがってて。あんな奴、アタシがやっつけてあげる」

 

「ううん、私も戦う。また私の大切な人を傷つけて……絶対許さない!」

 

「俺も同じだ。サポートする」

 

 俺含む三人が意気投合し、戦う体勢を取る。

 

「ハッ、イキがってんじゃネェよ。この間は油断したが、たかがガキんちょ二人と黒チビ、けちょんけちょんに……ん?」

 

「「はああああああ!!」」

 

「な……!?」

 

 下っ端が驚いた表情を見せたが俺も驚いた。ネプギアの体が光り始めたと同時にユニの体も光っていたのだ。

 

「ユニってもしかして……」

 

 俺が呟いているうちに光り終わるとネプギアとユニの体が変化していた。ユニは恐らく女神候補生であったのだ。

 

 ネプギアは前に下っ端と戦った時の姿で、ユニは黒いレオタードで髪が銀色のツインドリル、目の色が緑色だった。

 

「な、なんだそりゃ!? 聞いてネェぞ!?」

 

 突然二人も女神化するとその反応が普通だろう。

 

「……二人に任せるか」

 

 俺はそう察し、倒れているアイエフとコンパの元へ行った。

 

 

 

 

 

―――☆―――

 

 

 

 

 

「二人とも、大丈夫か?」

 

 アイエフとコンパの傷はそこまで大した怪我ではなく、不意打ちによって気絶しているだけだった。

 

「ちくしょう! きたネェぞ! 女神候補生が二人がかりなんて……」

 

 下っ端は女神候補生の二人に逆にけちょんけちょんにされていた。フルボッコされた下っ端は意を決したように―――。

 

「くっ、こうなったらアイツだけでも……! 出てこい、モンスター!」

 

 すると下っ端の後ろの海からザバァっと五体のモンスターが出てきた。ネプギア達には大した事のない雑魚敵だが……。

 

「さあお前ら! アイツをやっちまえ!」

 

 下っ端が指を指す。その方向はネプギアとユニ……ではなく俺の方だった。

 

 下っ端の狙いは俺をモンスター達で袋叩きにする事だったのだ。以前の恨みでもあったのかな。

 

 モンスターは一斉に俺のところに向かってきていった。

 

 

 

 

 

―――☆―――

 

 

 

 

 

「「しまった!」」

 

 ネプギアとユニは気づき、シャドーのところに向かう。しかし反応が遅れモンスター達に間に合いそうにない。

 

 が、シャドーはマズい! という焦った感じではなく、寧ろ少しニヤけていた。

 

「俺を数で倒す気か……甘いな。俺を甘く見てもらっては困る。さて、ソードで薙ぎ払うのもいいが、なんせ今俺は『グウウゥゥゥ~』……この通り腹が減った。だからお前達には悪いが―――

 

 

―――出汁になってもらう。コピー能力―――『コック』!」

 

 シャドーは料理士が被るような帽子を被ると同時に、横には大きい鍋が出現した。

 

 そして突進してきたモンスターに当たる瞬間、どこからともなく取り出したお玉と金属ベラでカンカンと叩く。

 

 するとなんと、モンスター達が鍋の中に吸い込まれていった。その後シャドーがモンスター達の入った鍋のところに移動し、塩、こしょうをかけつつグツグツと煮込む。

 

 その様子を見ていた下っ端、ネプギアとユニは呆然としていた。

 

 そして煮込み終わったのか鍋から降り、手を鍋の前に差し出す。すると鍋からモンスター達が次々と勢いよく飛び吹き出ていき、吹き飛んでいったモンスター達は全て消滅した。それと同時に鍋からオムライスやらハンバーガーなど、大量の料理が出てきた。

 

「出来た出来た。いただきます」

 

 シャドーは料理を貪り食べ始める。戦いの最中に食べ物を食べる事は普通しない。

 

 だがカービィによる食欲旺盛は戦闘中であっても止まらないため、こんな事をしたのである。

 

 どうみても一人前じゃすまない量であったが、あっという間にシャドーは食べ物を全て平らげてしまった。

 

「な……なんだよ……。ワケわかんネェが、とにかくお、覚えてやがれー!」

 

 何が何だか分からないまま下っ端は去る。二人の女神候補生にやられ、しかも用意していたモンスターは出汁にされて倒されたため逃げるしかなかった。

 

「…………。ネプギア、アンタ……」

 

 ネプギアとユニは変身を解き、元の姿に戻った。その際、ユニが俯きがちに呟く。

 

「ユニちゃん……ユニちゃんがラステイションの女神候補生だったんだね! よかった、私ユニちゃんの事探してたの!」

 

「……っ!」

 

 ユニは俯く。

 

「私と一緒に戦ってくれるよね? お姉ちゃん達を助けて、ゲイムギョウ界を救うために……」

 

「触らないで!」

 

「え……?」

 

 ユニは触れようとしたネプギアに怒鳴る。その表情は怒りに満ちていた。

 

「何で……何でアンタがここにいんの!? 何でお姉ちゃんじゃなくて、アンタが!?」

 

「あ……そ、それは……」

 

 突然の事に焦るネプギア。

 

「三年前……アタシは連れて行ってもらえなかった……。アタシだったら助けられたかもしれないのに! アンタじゃなくて、アタシだったら!」

 

「ご、ごめんなさい……確かにあの時私は何もできなかったけど……でも、今からでもお姉ちゃんを……」

 

「ユニ、お前は……」

 

 此方に歩み寄ってきたシャドーが何か言おうとしたが。

 

「うるさい! カービィも話しかけないで……アンタ達、もう二度と話しかけないで!」

 

 二人の言葉を遮るように言い、ユニが走って行ってしまった。

 

「待って! ユニちゃん!」

 

「……ッ」

 

 ネプギアがそう言うも聞かなかった。

 

 ―――ユニ、お前は本当にそう思ってるのか?

 

 対照的にシャドーは困惑していた。勿論彼女の事についてだ。 

 

「あいたたた……あの下っ端、後ろからいきなりやってくれるわね」

 

「ひどい目に遭ったです……あら? ユニちゃんはどこに…」

 

 アイエフとコンパは復帰したのか起き上がった。しかし状況をうまく呑み込めてない。

 

「ユニちゃん……」

 

「…………」

 

 そんな重く、暗い出来事がありながらもシャドー達はラステイションに帰って行った。

 




投稿のペース遅れてる気が……
これも私情のせいでしょうか……?
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