超次元ゲイムネプテューヌmk2 ~黒球に転生した者~   作:legends

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明日から学校が始まるので更新ペースが遅くなるかもしれませんが、やれる範囲でやっていきたいと思います。


血晶探しの旅final 決着と情報

 セプテントリゾートに今、二人の少女が立っていた。

 

 一人は白いレオタードのような服を着て、ピンク色の髪を腰まで伸ばし、手にはM.P.B.L.(マルチプルビームランチャー)と呼ばれるビームソードガンを持っている女神化したネプギア。

 

 もう一人は黒いレオタードのような服を着ていて、銀色の髪、手にはX.M.B.(エクスマルチブラスター)と呼ばれるライフルを持つ、女神化したユニ。

 

 その緊迫した空気の中で二人は同時に駆け出した。

 

 まず小手調べとして、ユニがX.M.B.で数発程、銃弾を放つ。迫り来る弾丸をネプギアは空中に飛んで避ける。

 

 彼女は、そのまま低空飛行に移り、突っ込んでいく。反対に迫り来るネプギアに戸惑う事なくユニはもう一度X.M.B.で数発放ち、ネプギアが動きを止めてそれらを弾く。

 

 その隙にユニが距離を離し弾のリロードをする。装填完了したユニが弾幕を放つ。それに臆する事なくネプギアがショットを放ったと同時にユニに向かって駆け出した。

 

 弾丸を得物で弾きながら進むが、放った内の一発が左肩を掠め、苦痛の表情を浮かべる。

 

「くっ!」

 

 だが気にせずユニに突っ込む。ユニが銃口を構えるが、至近距離にネプギアが迫り、ネプギアがM.P.B.L.を振り上げて、ユニはその攻撃をX.M.Bでガードした。

 

 瞬間―――ガギィィン! と金属同士のぶつかる音が響いた。幾多の金属を鳴らし合いながら牽制し合う二人だが、ユニがX.M.B.でネプギアの持っているM.P.B.L.を弾く。

 

 ユニは近距離は多少不利だが、遠距離戦が得意なため、一旦距離を置こうとしたが、間隔を空けた刹那、ネプギアはそれを逃さずM.P.B.L.でビームを放つ。

 

「ッ!?」

 

 ユニは突然放たれた攻撃を左側に避ける。しかし、反応が遅れ、ビームを右足に掠めるように当たり、ユニも苦痛の表情を浮かべる。

 

 さらにネプギアが追撃をしようとし、ユニはダメージを免れようとバックステップを取りながら弾丸を放つ。それらもネプギアは弾くか回避してかわした。

 

 そうして、戦う前の時と同じように、緊迫とした空気となった。

 

「ハァ……ハァ……」

 

「…………」

 

 見たところ、ユニは肩で息をしていた。ネプギアも多少息が上がっていたが、ユニ程ではなかった。

 

 互角に見えるようだが、シャドー達と共に戦ってきた事もあってか、戦闘経験はネプギアの方が少し上手(うわて)だったためだ。

 

「……二人とも凄いな……」

 

 その様子を見ていたシャドーは単純に凄いなと思った。しかし、それは恐らく二人の戦いに見入っている皆も同じように思っているだろう。

 

 もう少しで決着がつきそうだった。

 

「ハァハァ……ま、まだ終わらせない! 絶対に負けないんだから!」

 

 ユニが気迫を込めた声を張り上げるとネプギアに向かって接近し、移動しながら無数のショットを連射する。

 

 ネプギアはそれらを再び回避するか弾くかでかわしていたが、先程までよりも多く放っていたため完全に避け切る事ができず、何発か直撃してしまった。

 

 ユニはそれを機にネプギアの近くまで来てX.M.B.に魔力を溜め、全力に近いエネルギー光線をネプギアに向けて放つ。

 

 が、咄嗟に迫り来るそれを、ネプギアは空中に避け攻撃をかわす。

 

「ッ!?」

 

 これでケリを付けるつもりだった攻撃なため、まさかかわされる事を想定外としていた。

 

 飛び上がり、着地にはもう目の前にネプギアがいた。ユニはX.M.B.でガードしようとするが、攻撃後の隙もあったか防御を取るのが遅かったためか、ネプギアがM.P.B.L.を振り―――。

 

 ―――次の時には、ユニのX.M.B.は金属音を立てて遠くに転がっていった。

 

 誰が見ても明らかなネプギアの勝利だった。

 

 決着が付き、二人は女神化を解いた。

 

「終わった……か」

 

 シャドーが勝敗を喫したの確認しそう言った。

 

 同時に、シャドーと様子を見ていたアイエフ、コンパは安堵の表情を浮かべ、日本一は興奮していたのかうずうずとしていた。

 

「負けた……やっぱり今のアタシじゃ、まだ……」

 

「私の、勝ちだよ」

 

 ユニはまだ納得いかない顔だが、どこか達観していた。それに対し、ネプギアがはっきりと言った。

 

「……ふん、わざと負けてあげたのよ。今回だけは譲ってあげるわ!」

 

 負け惜しみのように言い捨てた後、ユニは去って行った。

 

「あれでよかったですか? ギアちゃん……」

 

「……分かりません。でも……ユニちゃん……」

 

 勝負には勝ったが、浮かない顔をしているネプギアにシャドーが声をかけた。

 

「俺はよかったと思うぞ。ネプギアと勝負ができてな、それでアイツも何だかんだ納得したと思う。……大丈夫さ。こういう事があってこそ、和解出来る。喧嘩するほど仲が良いって言うだろ? それみたいな感じさ。まあ、俺が言うのもなんだけど」

 

 苦笑しながら言うシャドー。

 

「カービィさん……」

 

 シャドーの言葉により、ネプギアの顔がいつも通りに戻った。と、同時にシャドーは少しネプギアの顔が赤かったと思い、どうしたんだ? と疑問に感じた。

 

 そうして、紆余曲折あったもの、血晶を手に入れたシャドー達はセプテントリゾートを後にした。

 

 

 

 

 

―――☆―――

 

 

 

 

 

 場所は移り変わり、ラステイションの教会にて―――。

 

「やあ、無事材料を揃えてきてくれたようだね。お疲れ様」

 

 宝玉と血晶を持ってきた俺達は教会に入った途端、待ち詫びていたかのようにケイが立っていていきなりそう言われた。

 

「白々しく言いやがって……」

 

「相変わらずこちらの行動は全部お見通しって訳ね」

 

 呆れたような表情を浮かべるシャドーとアイエフはそう言いながらも宝玉と血晶をケイに手渡す。

 

「ケイさん、ゲイムキャラの居場所を教えてください。大分時間かかっちゃったし、早くしないと……」

 

「既に大分かかってしまったのなら、もう少しくらい遅れても影響ないだろう?」

 

「お前……」

 

 ……全く、コイツときたら。

 

「さて、それでは先にギョウカイ墓場での出来事をお伺いしようか」

 

「う……分かりました……」

 

 ケイが真剣な顔になり、気迫に負けたのかネプギアが話し始める。

 

 

 

 

 

―――☆―――

 

 

 

 

 

「そう、ノワールは無事か。よかった……」

 

 ネプギアがギョウカイ墓場での出来事を、ラステイションの女神ノワールが生存していることを言うと、ケイが安心し、胸を撫で下ろす。

 

「そんなに心配してたんなら、もう少し協力的でもよかったんじゃないの」

 

「あなた方が独自に女神救出を進めてるように、こちらにも色々と考えがあってね。そのためには、持ってきて頂いた材料が必要不可欠だったんだよ」

 

(……その材料を何に使うかは分かったもんじゃないがな)

 

 ……とシャドーは思った。

 

「……さて、次はこちらの番だね。約束通り、ゲイムキャラの情報をお教えしよう。居場所は、この紙に書いてある」

 

 ケイは一枚の紙をネプギアに手渡す。

 

「ありがとうございます。これで、ようやく……」

 

「ただ、素直にあなた達の要求を飲んでもらえるとは思わない方がいい」

 

 いざ、その場所に行こうとした時に、ケイにそう言われた。

 

「どういう意味だ? ゲイムキャラがお堅い奴だったりとか?」

 

 俺が試しに言ってみる。

 

「行けば分かるさ。まあ、上手く交渉が進む事を祈ってるよ」

 

 柄にもない物言いでそう返された。

 

「柄にもない事を……」

 

 アイエフも俺が思った事に同感だったのか。

 

 そんなこんながありながら、俺達はゲイムキャラに会うために紙に書かれてある場所に行くのだった。

 




バトル回、いかがでしたでしょうか?
結局、シャドーとユニ、戦わせませんでしたw
戦ったら戦ったで後々が面倒なのですが。
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