超次元ゲイムネプテューヌmk2 ~黒球に転生した者~   作:legends

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今回からコピー能力が登場します。


プラネテューヌ編
見慣れない光景


「えーと……ここは?」

 

 意識はすぐに覚めた。

 

 俺が再び目が覚めると目の前は青空だった。起き上がってみると、なんとそこは辺り一帯が草原地帯だった。さっきまで俺と神様がいたところではないがどうやら転生に成功したらしい。

 

 だが、あくまで神様が言うには“ゲイムギョウ界”という世界で4つの大陸に分かれているという事。

 

 つまり、俺がいる場所はその四つの国のうちのどこかすら分からないし、この場所がどういうところかも分からない。

 

 つまり今、俺は絶賛迷子中という事である。

 

「まあ、その辺はこれから誰かを探して、ここがどこかという事を聞けばいいとして、それより……」

 

 ここがどこかという事は気にはなるが……それよりも気になる事があった。それは自分の体についてだ。

 

 神様が特典を付けてくれるという事で、それを確かめるための検証で自分の手を見てみる。

 

「……おおおおおっ……!」

 

 見るとなんと自分の手が短く、小さくなっており、さらに黒くなっている。

 

 見渡した時に薄々感じてはいたが、自身の身長がかなり縮んでいるという事を再認識できた。

 

 これってつまり……。

 

「よっしゃあぁぁぁぁぁ!! 憧れのカービィになれたぁぁぁぁ!!」

 

 俺はそうでかい声で叫ぶ。

 

 なんてったってあのカービィになれたんだぞ? 伝説のヒーローなんだぜ? 俺がいつも憧れていて、なれたらいいなと思っていた事もある。

 

 ぶっちゃけ、あの世界中で人気の某配管工のおじさんよりも、カービィの方がダントツで好きだったりする。

 

 そう考えると尚嬉しい。最も、“シャドー”カービィだけれども。

 

 ちなみに俺が叫んだ時、地響きがしたという事は知らない。

 

「ふぅ……喜びに浸ってつい大声を出してしまった。もう少し喜びたいとこだけどそろそろ動かないとな。まずここがどこか知らないといけないし……」

 

 そうしないと始まらないし。

 

 余談だけど、俺は男だがカービィの体になったからか、女の子に近い高い声だった。まさにアニメのカービィの声……。

 

「よし、じゃあ誰かいないか探すか」

 

 そう言い歩き始めた。

 

 

 

 

 

―――☆―――

 

 

 

 

 

「ん?」

 

 歩き始めてから数分後、何か生き物を見つけた。大きさはカービィサイズの俺と同じくらい?

 

「ヌラ?」

 

 なんて思っているとそいつが俺がいる事に気づいたのか振り向く……って!

 

「ちょ!? こいつってス○イム!?」

 

 と、再び大声を上げた。

 

 何故なら何を隠そう、こいつはあの某有名RPGゲームに出てくる○ライムに犬の耳、鼻、口、挙句の果てには小さい尻尾を付けてしまった生き物だった。

 

 そう、言うなれば―――。

 

「スラ〇ムと犬が合体して、スライヌってところかな……」

 

 俺が有名アクション漫画、及びアニメの野菜人が合体した最強キャラが言う台詞を真似していると。

 

「ヌラー!!」

 

「うわ!!危な!?」

 

 俺を敵とみなしたのか突然襲いかかってきた。タックルして来たのを俺は反射的に避ける。

 

 スライヌ(仮)は攻撃をかわした事についてなのか驚いていた。いくらスライ〇に似ているからって攻撃力は違うかもしれないし、今の俺は大きさがアイツと同じくらいだから結構ダメージを喰らうかもしれない。

 

「戦う気マンマンか……。だが、逆に考えると好都合かもな。折角カービィになれたんだ。どれくらいの力があるかお前で確かめさせてもらうよ」

 

 そう言い、俺が戦う態勢を取った……その直後。

 

「ヌラ――――――ッ!!!」

 

 スライヌが叫び声を上げる。すると、仲間を呼んだのかわらわらとスライヌの大群がやって来る。そのままスライヌ達は、叫んだスライヌを中心に集まり始めた。どんどん大きくなり、最終的にはビッグなスライヌとなった。

 

「マジ? 巨大になるって卑怯じゃんよ……。さあてどうするか……あっ」

 

 俺はある事を忘れていた。それはもう一つの神様特典・コピー能力を自由に使えるという事。それを使えば奴を倒せるかもしれない。

 

「その手があったわ……よし、なら早速使ってみよう。コピー能力―――

 

 ―――『プラズマ』」

 

 

 そう言った瞬間、突然俺の体が光り始め、姿が変わっていた。

 

 頭に青い球体が埋め込まれており、且つ小さい火花を散らしながら黄緑色の炎が出ている黄色い冠を被っていた。さらに体の色は黒ではなく炎と同じ黄緑色だった。

 

「出来た……。これが『プラズマカービィ』……」

 

『ヌ、ヌラ!?』

 

 どうやらまた喜びに浸っていたらしい。巨大スライヌのエコーがかった野太い声で我に帰る。

 

 だがこれならいけるかもしれない!

 

「さて、覚悟はできてるか? 最大級の技で倒してやる!」

 

 ゲームではレバガチャやボタン入力でパワーが貯まるが、何せ不慣れな体と、初のコピー能力で技の出し方が分からない―――と思えたが、カービィの体のためか、やり方が自然と浮かんできた。

 

 俺はプラズマカービィの状態でそのまま(りき)む。要はパワーを貯めるだけだ。すると体からバチバチという火花が出始め、その勢いは強くなっていく。

 

『ヌ……ッヌラ―――ッ!!』

 

 巨大スライヌが俺の現状を見てやばいと思ったのかどすんどすんと移動しながらタックルをしてくる。だが、もう遅い……。

 

 今、俺のパワーはMAXだ。その証拠に体を包む電気のバリア、『プラズマバリア』が出ている。

 

 ……さあ、いくぞ!!

 

「喰らいやがれ!! “プラズマ波動弾”ッ!!!」

 

 そう言うと、俺の体から―――。

 

 電気を纏った特大の球弾が射出し、巨大スライヌを飲み込んだと同時に爆発し、その場は爆風に包まれた。

 

 

 

 




書き始めて投稿しようと思ったんですがとある誤りで書き始めから全て消えてしまって少し遅れてしまいました……orz

はい、出ましたね、コピー能力が。
これから色々なコピー能力を出していきますのでよろしくお願いします。
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