超次元ゲイムネプテューヌmk2 ~黒球に転生した者~   作:legends

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最近、DB小説書きたい今日この頃……内容を考えるのが難しいですが。


二人の女神候補生

「下っ端のやろォォォッ! どこだァァァァァッ!!」

 

「ちょ、ちょっと! 危ないわよ!」

 

―――ドッゴオオオンッ!

 

 シャドー達は子供を人質に取って逃げた下っ端を追い、辿り着いた先がルウィー国際展示場東館だった。

 

 彼は未だに怒りが収まらず、コピー能力『ミサイル』に何度も変身して片っ端から物を壊しながら突き進んでいた。

 

 ……それも、味方を巻き込みかねない程の威力で。

 

 道中、テ◯リスのような凸凹型モンスターやうさ耳モンスター、常に二足歩行している猫モンス等がいたが全てミサイルの爆風に巻き込まれ、消滅。

 

 ちなみにネプギア達はこの時のシャドーの目が赤く光っているように見え、まさに黒の悪魔たん……と思われていたのはシャドーは知らない。

 

 皆がノンストップで奥まで追いかけていると下っ端と少女が見えてきた。

 

「待て―――!」

 

「ゲッ! 追ってきやがった!?」

 

「その子を放しなさい。そうすれば、今回は見逃してあげるわ」

 

「ば、バカ言うな! 大事な人質を手放せるかよ! それともテメエ等、人質を無視して手ぇ出すつもりじゃネェだろうな!?」

 

 焦りながらも下っ端は腕をぐいっとして人質を強調する。

 

「う、それは……」

 

 ネプギア達は何も考えずに追ってきた事に気付く。さらに、どうやって助けるという方法も思わずにやってきたのだ。

 

「えっと、どうするつもりだったの?」

 

「「「…………」」」

 

 日本一の問いにアイエフ、下っ端、ネプギアは黙り込んでしまう。

 

「ふえぇー……助けて…」

 

 人質にされた少女が沈黙を破った。

 

「……へ、へへ、へへへへへっ! バーーカ! テメエ等真性のバカだな! 本当に何も考えなしかよぉ!」

 

 下っ端はネプギア達を完全に見下していた。

 

 ……次の行動に移らず余裕ぶる事ですぐピンチになるとも知らずに。

 

「ど、どうしましょう? これってかなりピンチですよね?」

 

「そうね……我ながら自分の馬鹿さ加減に呆れるわ」

 

「手は出せないですし……一度逃げるしかないですか?」

 

「ダメだよ! 逃げちゃったら人質の子助けられないよ!」

 

 皆は相談するも、手がない状況。

 

「ここでテメエ等を最後にしてやるぜぇ! 一匹ぐらい持ってきたはず……」

 

 そうして下っ端がモンスターを出そうとした、その時。

 

「……詰めが甘いな。バカはお前の方だ。下っ端」

 

「あ?」ガシッ

 

 後ろから声が聞こえ、下っ端が振り向こうとしたが何かに捕まれ、持ち上げられた。その拍子に人質を放す。

 

「なっ!? だ、誰だ!?」

 

 下っ端は首だけを回して何に持ち上げられたか見る。そこには青いハチマキをしているシャドーがいた。

 

「テメエ! いつの間に!?」

 

「黒チビだと侮った俺の存在を忘れていたな。だから下っ端って言われ続けんだよ。実に滑稽だ」

 

「下っ端は関係ねえだろうが!?」

 

 下っ端は暴れてもがくも不思議なぐらい強い掴みによるためか、動かない。

 

「さーて、覚悟はいいかな?」

 

「クソッ! 放s―――」

 

「ジャーマンスープレックスゥゥ!!」

 

 そして、シャドーは下っ端を掴んだまま後ろに宙返りして下っ端を頭から叩き付けた。

 

「どわあああ!?」

 

 シャドーが放すと下っ端は仰向けに倒れた。ドォンという衝撃と地面にひびが入っていたため、相当な威力だった。

 

「カービィさん!」

 

 ジャーマンスープレックスをやり終えた後、ネプギア達が近くに寄ってきた。

 

「ネプギアか」

 

「アンタ、いつの間に下っ端の後ろにいたのよ?」

 

「ああ、それなら……あそこを見てみろ」

 

 アイエフに質問されてシャドーが手(指が無いから)をその方向に指す。

 

「何、あれ? 大きな穴……」

 

 そう、地面にぽっかりと大きな穴があったのだ。シャドーは言葉を続ける。

 

「実は俺、揉めてる最中に潜ってたんだ」

 

『え?(は?)』

 

 皆が同時に素っ頓狂な声を上げる。

 

「コピー能力『アニマル』。皆が見てない内にこれで穴を掘って、奴のところに出たんだ。どうだ? ナイスな作戦だろう?」

 

 動物の着ぐるみ姿のような毛皮を被ったシャドーがドヤ顔で言う。

 

「「「「…………」」」」

 

 唖然としたネプギア達だった。余談だが、ネプギア達がこの姿は可愛いと思ったらしい。

 

「いてて……く、くそ……よくもやりやがったなテメエ! この借り何十倍にして返してy「ロムちゃんを、返せえ―――!!」……あ? 空から、声……?」

 

 復活した下っ端がシャドーに借りを返そうと攻撃しようとするが、突如空から聞こえた声によって、中断。

 

 下っ端とシャドー達が空を見上げると、誰かが猛スピードで下っ端に突っ込んできて、下っ端にドロップキックを炸裂させた。

 

「ぎゃああああああ!!」

 

 面白いぐらいに勢いよく吹き飛ぶ下っ端。見るとその人物は、人質だった少女と同等の背丈でピンク色の髪の少女だった。

 

 さらによく見るとプロセッサユニットを装着していた。

 

「ロムちゃん、大丈夫だった?」

 

「ラムちゃん……! ラムちゃあああん……!」

 

 ロムと言われた少女がラムと言う少女に抱き付く。彼女達を見てシャドーはある一点の発想に辿り着く。

 

「あの子って、まさか……」

 

「な……女神、だとぉ!?」

 

 予想だにしない表情をするシャドーと、驚く下っ端。

 

「ロムちゃんをユーカイするなんて、絶対許せない! しかも、こんなに泣かせて……」

 

 ラムと言われた少女が下っ端に向く。その表情は完全に怒っている。

 

「ロムちゃんも変身して! こいつ、コテンパンにしちゃおう!」

 

「うん……(こくり)」

 

 そう頷くとロムが光に包まれて、再び姿を現すと、そこにはラムと似たような姿をしていた。

 

「へえ……あの子にも驚いたが、ロムって言う子も女神だったのか……」

 

 やはりと思いつつもシャドーは驚きを隠せないでいた。

 

「ま、また女神が二人ィ!? ちょ、意味分かんネェんですけど!」

 

 下っ端も驚いていた。

 

「あれがルウィーの女神候補生、達……」

 

(成程な、ケイの言った言葉の伏線は、ここで回収する訳か。特別手が焼ける程じゃないけど)

 

 ネプギアが呟いた後、シャドーはそんな事を考えていた。

 

「ていうかさあ、何でまた俺のところに下っ端が来てんの? バカなの?」

 

 下っ端がラムにシャドーの立っている位置の付近まで吹っ飛ばされたがために、彼はそんな呆れた声で言う。

 

 先程ジャーマンスープレックスを浴びたのにまだいるのかよ……と言わんばかりの表情で睨んでいた。

 

「知らネェよ! だが今こそテメエに借りを返すチャンスだ! 死ね!」

 

 今まで辛酸を舐めさせられた事を返とばかりにそう言って下っ端がシャドーに鉄パイプを振る。

 

「懲りない奴だ……」

 

 が、虚しいが如くシャドーは足で得物を受け止める。

 

「は!?」

 

 下っ端は足で受け止められるとは思わなかったため驚く。

 

「お礼に、コピー能力『ジェット』。さあ、空の旅に連れてってやろう♪」

 

「んだとぉ! ってわあああああ―――……!!」

 

 ジェットカービィになり、ダイビングロケットという技で下っ端を掴みながら上空へ飛び、そのまま地面に叩き付けた。

 

「あがっ!! く……くそ~覚えてろぉぉぉぉ……」

 

 叩きつけられた後、なす術もなくなりボロボロになった下っ端は三流の捨て台詞を残しながら去って行った。

 

 らしく去ったな。とシャドー談。

 

「大勝利ー! 私達ってばさいきょー!」

 

「さいきょう……」

 

 勝ち誇るロムとラム。と、そこで彼らの存在に気付いたのか怪訝な顔をする。

 

「ん? 誰、この人達?」

 

 さっきまでダイビングロケットしてたのに……と軽くショックを受けるシャドー。

 

「助けようと、してくれた……」

 

「ふーん。でも助けてくれなかったんでしょ。じゃあタダの役立たずね」

 

 ―――子供だからって酷い……役立たずって……。

 

「……今回ばかりは、何も言い返せないわね」

 

「あのっ、あなた達がルウィーの女神候補生なの?」

 

 ネプギアが聞く。

 

「うん。ルウィーが誇る双子の女神。ラムちゃんロムちゃんとは私達のことよ!」

 

「(こくこく)」

 

 ラムが言い、ロムが頷く。

 

 それを自分で言うのもどうかと思うけどな。とシャドーは一人、内心で思った。

 

「よかった、いきなり会えるなんて……あのね、私も女神候補生なんだよ。お姉ちゃん……じゃなくて、ネプテューヌの妹で……」

 

「ねぷてゅーぬ? ってことは、えっと……」

 

「……プラネテューヌ」

 

「そう、それそれ。あなた、プラネテューヌの女神なんだ」

 

「うん、それでね。お姉ちゃん達を助けるために私と……」

 

 ネプギアが言葉を続けようとした時―――。

 

「……ってことは、私達の敵ね!」

 

「……敵(びしっ)」

 

 ―――あり? どうしてそうなった?

 

「え? えええ? ち、違うよ! なんで敵になっちゃうの!?」

 

「だって、他の国の女神でしょ。きっとルウィーのシェアを横取りしに来たんだわ!」

 

「そういう女神がいたって……本に書いてあった……」

 

 (いやいやいや。流石にないって。それって昔の女神だろ? 第一、マジェコンヌが支配している世の中でそんなことをしている場合か?)

 

「そんなことしないよ。とにかく話を聞いて……」

 

「もんどーむよー! かくごー!」

 

 そう言って二人はネプギアに襲い掛かる。

 

「ちょ、ちょっと待ってってばー!」

 

 ネプギアの必死の呼びかけにも応じなかった。

 

「仕方無い、ネプギアを助けよう」

 

「ええ、気をつけてね」

 

 

 

 

 

 ラムが接近して杖をネプギアに振る。彼女はそれを紙一重で躱す。

 

 しかしその直後にラムの後ろからロムが現れ追撃を仕掛ける。何とか避けるものの、そのパターンの繰り返しで攻撃を行い、抜群のコンビネーションを見舞っていた。

 

 さらに魔法攻撃も交えて確実にネプギアを追い込んでいく。

 

「話を聞いて!」

 

「イヤだ!」

 

 子供相手という事もあってか、力で納得させるより、話で聞いてもらって納得させようとするネプギアだが、向こうが聞く耳持たない。

 

「やるしかないの……? でも、このままじゃ……」

 

 ネプギアが葛藤していたその時―――。

 

「大丈夫か、ネプギア!」

 

「カービィさん!」

 

 シャドーがやってきて助太刀に入る。それを見たラムが首を傾げる。

 

「誰? そこの丸っこいの」

 

「普通に気づいてなかったの? それよりも、君達攻撃を止めてくれ。話せば分かるから、な?」

 

 シャドーが制止させようと、そう言うも彼女達は反論する。

 

「ヤだよ! もんどーむよーって言ったでしょ」

 

「……ヤだ」

 

「はあ……困ったなぁ。どうしたらいいんでしょ」

 

 シャドーがを困惑している間に二人が魔法攻撃を仕掛けてきた。

 

「喰らいなさい! エクスプロージョン!」

 

「……アイシクルトルネード!」

 

 爆発と強烈な風が彼を襲う。

 

「カービィさん! 危ない!」

 

 ネプギアが叫ぶが、彼はただそれを見続けるのみ。

 

「……コピー能力―――」

 

 

―――ドッゴオオオオオンッ!!

 

 

 彼が何か呟きはしたものの、その前にシャドーのいた位置が巨大な爆発と衝撃に包まれた。

 

 思わず爆風に腕で覆うネプギアだが、幾分か収まった後に青ざめた表情を浮かべた。

 

 あんな攻撃が直撃したのだからタダじゃ済まないのは分かっている。だが自分は動けずに傍観していただけだったのだから。

 

「そ、そんな……カービィさん……」

 

 悲しむネプギア。

 

「ふん! わたし達に歯向かうからこうなるのよ」

 

「……倒した」

 

 一方、爆煙を見ながら勝利を確信した。ルウィーの女神候補生達。

 

「ふう。なんつーものを放つんだあのお子様女神達は……」

 

「……え?」

 

 しかしその土煙の中から声が聞こえた。紛れもなくシャドーの声。無事だった事に安堵したが、同時にあれ程の攻撃を一体どうやって防いだのとネプギアが疑問に思う。

 

「『メタル』が無かったら危なかったな……」

 

 煙が晴れるとそこには、完全な鉄の塊となったシャドーがいた。

 

 先程の攻撃で地面がクレーターとなっている。結構な威力のものをコピー能力の「メタル」カービィになって防いだのだ。

 

「なんで私達の魔法攻撃が効いてないの!? 今ので終わってたはずなのに!」

 

「話を聞いてもらうまではそう簡単にやられる訳にはいかないぜ」

 

 ネプギアを悪い女神として見ているロムとラムに、話を聞いて貰えなかったから今度は自分が何とかしようとしたのだ。

 

 そして、何としても話を聞いてもらおうと、彼は前に歩み出る。「メタル」化して余程重いのか、シャドーが一歩、ニ歩と歩く度に地がズッ、ズッ……と地面が振動している。

 

「わたし達を舐めないでよ! えいっ!」

 

「……えい!」

 

 尚も聞く耳を持たない二人が一斉にメタル化したシャドーに杖で攻撃してくる。

 

 子供とはいえ、女神候補生なだけあって強力な力を秘めているはず。無遠慮に放たれた攻撃が、シャドーに襲いかかる―――。

 

ガギィィィィン!

 

 と金属音が響いた。確かにシャドーに二人の攻撃がヒットした。

 

「なんなんだぁ? 今のはぁ……」

 

 だが、全く効いていなかった。二人の強烈な攻撃も、堅牢な金属のメタルの前では及ばなかったのだ。

 

「あいたた……」

 

「……痛い……」

 

 それどころか、自分達の手が痺れていた。ほぼ全力の攻撃だったため、反動で返ってきたのだろう。二人共手を抑え、攻撃の手を止めた。

 

 だが、それほど痛かったのかラムは涙目で、ロムは泣き出してしまう。

 

「うぅー……」

 

「あ! ロムちゃん泣かした! やっぱり悪い奴だったのね!」

 

「ええ!? 何でだよ! 俺何もしていないんだけど!?」

 

 手を広げて攻撃をしてないアピールをして抗議するシャドー。

 

「あっかんべーっだ! 今度会ったら、絶対やっつけてやるんだからね!」

 

「……べーっ」

 

 舌を出して二人は飛び去って行った。

 

「全然話、聞いてもらえなかったですね」

 

「たしかにあれは、ラステイションより厄介そうだわ」

 

 こちらにやってきたコンパとアイエフはそう告げる。

 

「俺…本当に何もしていないのに…グスン」

 

「な、泣かないでくださいよカービィさぁん……二人は子供なんですから勘違いしたのかもしれませんし、仕方ないですよ……」

 

「そうだといいなぁ……」

 

 体育座り? のポーズの彼をネプギアが慰めていた。




うーん疲れる……。
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