超次元ゲイムネプテューヌmk2 ~黒球に転生した者~ 作:legends
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「色々あって遅れちゃったけど、ここがルウィーの教会……失礼しまーす」
シャドー達はロムとラムの女神候補生二人との戦闘後、ゲイムキャラを知っているであろうルウィーの教祖に会うために、教会に着いた一行は中に入った。
「ようこそ、ルウィーの教会へ……あら? あなたはもしかして、プラネテューヌの……」
すると、近くにいた赤いコートを着ていて、赤いメガネ、大学の教授が被ってそうな長帽子を被り、かなり長めの水色の髪を伸ばしたおっとりしてそうな女性がこちらに近づいてきて、声をかけた。
「あ、はい。女神候補生のネプギアです。今日はどうしてもお願いしたいことがあって……」
「候補生とはいえ、女神自ら足をお運びになるなんて……よほど重要な要件なのでしょうね。私はこの国の教祖で、西沢ミナと申します。お話、伺わせて頂きますわ」
ミナが挨拶をすると、シャドー達は経緯を語る。
女神が今どうなっているかの事。女神を助けるためにゲイムキャラに協力を申し込んでいる話や、女神候補生にも協力してくれるかどうかのことを一通り話した。
「なるほど、それでこの国のゲイムキャラを……事情は分かりました」
「じゃあ……」
ネプギアが承諾を期待していると、ミナが真剣な顔つきになって告げる。
「申し訳ありませんが、ご期待には応えられません」
(なんとなくそう思っていたが、やっぱりか……)
シャドーは普通に頼んで受け入れてはくれなさそうな事はこれまで同じであったため、察したためそう思った。
「ど、どうしてですか?」
「この国のゲイムキャラには、ある重要な使命を担ってもらっているんです。もし国を離れられたら大袈裟ではなく、ルウィーが未曾有の危機に陥ることになります」
「その使命ってのは何なのさ?」
シャドーが疑問を抱く。
「あまり軽々しく話せるものではないんです。ご理解ください」
彼は相当大事なことを抱えているんだなとが思い、これ以上言わなかった。
「でもでも、悪い奴もゲイムキャラのこと狙ってるんだよ! そいつらに見つかったら、やられちゃうかもしれないんだよ!」
「どうしても教えてもらえないなら、自力で勝手に探すことになるけど」
「お止めだてはしません。見つけたとしても、皆さんなら無理矢理連れて行くようなことはしないと信じています」
(うーむ……結局自分たちで探すのか)
シャドーは後先辛くなるなと思った。
「……さて、せっかく訪ねて頂いたのに、これで追い返すのはあまりに失礼ですね。皆さんは、この国に伝わる犯罪神マジェコンヌの伝承についてご存知ですか?」
「犯罪神の伝承? そんなものが残ってるんですか?」
「はい、ルウィーは犯罪神が生まれたとされる国ですから……。そもそも皆さんは、犯罪神がどういう存在なのかご存知ですか?」
「言われてみたら……よく知らないかも」
「俺もよくは知らないが……多分、犯罪組織が甦らそうとしてるから、奴らからすれば都合がいい神、なんじゃねえの?」
ネプギアとシャドーが考え込む動作をしたが、シャドーは自分なりの意見を言ってみた。
「いいえ。誰かにとって都合のいい神などではありません。犯罪神は、神とは名ばかりの存在。その存在意義は、ただ全てを破壊し、全ての命を葬り去るだけにある……とても人間に御せるような存在ではないのです」
「そんな恐ろしい奴をあいつ等は……」
シャドーが戦慄するもミナは話を続ける。
「実際、犯罪神が誕生した際には、このゲイムギョウ界は滅亡の一歩手前まで追い込まれたと云われています」
「ゲイムギョウ界が、滅亡……」
「じゃあ、なんで犯罪組織はそんなのを復活させようとしているの?」
「その伝承が本当なら、犯罪組織も滅びてしまうです……よね?」
コンパの思う通り、犯罪組織の者達までやられてしまっては復活させた意味もなくただの犬死にしてまうとシャドーが思った。
「本当に復活を企んでいる訳ではない、という可能性もありますね。組織の旗頭として掲げているだけで……。犯罪神の伝承を知っていれば、組織立てて、大々的に復活させようとは決して思わないでしょうし」
「下の連中は伝承も何も知らないで、利用されてるだけって可能性もあるんじゃない?」
「だとしたら、正気の沙汰とは思えませんね。自ら滅ぶために、犯罪神を復活させようというのですから…」
(確かにな……もしも下っ端やネズミがその伝承を知らなかったら、ソイツらもやばい目に遭っていたかもな……)
シャドーがそんな事を考えているとミナの真剣な表情が少し緩んだ。
「さて、いかがでしょう。少しは参考になりましたでしょうか?」
「ああ、中々いい感じに分かったよ」
「全てを破壊するための存在―――それが、犯罪組織マジェコンヌが崇拝する犯罪神マジェコンヌ……」
「なんか、どっちも同じ名前って分かりづらいね」
「とりあえずマジェコンヌを倒すって覚えとけばいいんじゃないのか?」
考えれば分かりそうな事を日本一が少し混乱していたため、敢えてシャドーがフォローした。
「わ、一気に分かりやすくなった! カービィ頭いいね!」
(この場にいる人全員は分かったと思うぞ……)
シャドーがそう呆れてると、こちらに向けて走ってくる足音、聞き覚えのある声……が聞こえた。
「ミナちゃーん、おなかすいたー!」
「おやつ……」
「こら、はしたないですよ。お客さんが来ているんですから、少しガマンしてなさい」
そう言いつつやってきた二人の少女は……よく見るとさっき問答無用でかかってきたロムと、ラムであった。ミナはハングリー状態の二人を後にしようと声をかける。
「お客さん? あーっ! さっきの悪い女神とロムちゃんを泣かせた悪い黒球! 悪い女神達が攻めてきたー!」
「(びくびく)」
ラムがシャドー達を指さし、堂々と言い放ってきた。
(だから俺、何もしてないって……)
シャドーは再び軽く落ち込む。
「悪い女神達って……何を失礼な事を言ってるんですか!」
「あの、実はさっき……」
ミナが二人に注意を入れようとした時、ネプギアがあの時の事情を説明する。
「まあ、この子達がそんな事を……大変申し訳ありません」
ミナは保護者のように、頭を深く下げる。
「わわ、いいですよ。そんな思いっきり頭を下げなくても」
「そうそう。ちゃんと理由を説明しなかった俺も悪い」
ネプギアとシャドーがミナにそこまでしなくてもいいとなだめる。
「いえ、この子達の保護者として、教育者として! しっかりと謝らせて頂きます! ほら、あなた達もごめんなさいは!?」
―――本当に二人の親みたいだな……。と彼は内心、思う。
「えーなんでー!? 悪い女神達に謝るなんてやだー」
「わたしも、いや……」
ラムが駄々こね、ロムがそれに便乗する。
「言う事を聞きなさい。ほら、早くごめんなさいって!」
「ふーんだ。わたし達、悪い女神におそわれただけだもーん」
「戦って、負けた……痛かった…」
ミナが彼らに謝るように言うも、二人は謝る気ゼロのようだ。二人はまだ子供だし、素直に謝りたがらないのだろう……襲ってきたのはそっちだが。
だがこれ以上何を言ってもそっぽを向くか聞く耳持たないだろう。そう思いシャドーが「しょうがないよ」と言おうとした時。
「…………。ご・め・ん・な・さ・い・は?」
顔に影がかかったミナが目をギラリと輝かせた。
「ごめんなさい」
「なさい(びしっ)」
流石に二人が怖がったのか素直に謝る。この時こそ、蛇に見込まれた蛙ということわざが当てはまるだろう。
「今一瞬、黒いオーラが見えたですけど……」
「俺は何も見ていないぞ……」
「ここの教祖も、只者じゃないみたいね」
「本当にもういいですから。それよりあの、できたらこの子達にも協力してほしいんですけど……」
ネプギアは先程までの話に戻す。
「保護者としては、素直にうなずけません。何分、まだ幼い子達ですから、国の外に出すのは早いかと……。もっとも、この子達自身が、女神としてそう望むなら、話は別ですが…」
ミナがそう言った直後に、ラムとロムがネプギアのことをまだ悪い女神と捉えているため敵と一緒に行きたくないだとか。
仕方なく彼らは自力でゲイムキャラを探すために教会出ようとしたら、ミナが現時点でのルウィーが非常に治安が悪く、近々大事件が起こるという噂まで流れているという。噂とは言えそれを一応覚えておいて、損は無い。皆はミナに軽く会釈をして、教会を後にした。
おまけ
シャドー達がゲイムキャラ諸々のことを伝えようとする前
ミナ「ところで……そちらの方は?」
シャドー「ん? 俺? ああ、この体だからか。俺は―――」
アイエフ「黒の悪魔よ」
シャドー「ちょ、おま! ちゃんと言おうとしたのに悪魔って言うな!」
ミナ「黒の、悪魔……?」
ネプギア「な、なんでもないんです!」
ミナ「……?」
エアライドマシンのアンケート締め切りは一応来週の月曜日までとします。