超次元ゲイムネプテューヌmk2 ~黒球に転生した者~ 作:legends
気付いたら、まさかのUA20000越え…皆さん本当にありがとうございます!
情報探ししているとロムとラムに会い、来ていた理由が少しでもシェアを集めようとしてリーンボックスに来ていたという。
チカの正体を暴きに二人にも一緒に来て欲しいとネプギアが言ったが、断られてしまった。
ロムとラムと別れた後、ユニなら何か知っているかもしれないと事で、俺達は探していた。
しかし、探すのに難航しそうだなと思ったら意外にも二人と別れて数分くらいで見つけることが出来た。
「……ふーん。それで教祖が偽物かもしれないって思ったわけね」
「うん。ユニちゃん少し前にチカさんに会った事ある?」
「この国に来た時、あいさつ程度にね。確かにあの時は、犯罪組織に折れるような人には見えなかったけど……」
前に少しだけ会った事があるようだ。
「それじゃお願い。もう一度会って確かめてもらえないかな?」
「私からもお願いするわ。私に人を見る目があれば、手間をかけさせずに済んだのだけど」
ネプギアとケイブが懇願するが──―。
「い、いやよ。なんでアタシが、アンタの頼みなんて……」
強情な正確な故か、ネプギアの頼みを断ろうとする。
「頼む、ユニ。この通りだ!」
俺は以前のお詫びも兼ねてユニに対して土下座した。
「ちょ、ちょっとカービィ!?」
ユニは俺が急に土下座したのを見て、動揺していた。他の人達も驚いていたようだが、構わず俺は言葉を続ける。
「この前の謝罪を含めての頼みだ。あの時は言いすぎて悪かった。俺の思い違いだったかもしれないのに、きつく言ってしまって……済まん」
この前……シェアを全部もらっていくというユニの言葉に対してきつく言った事。それで怒ったなら、許してもらおうとは思わない。
だけども、少しでも和らげてくれたらと思っての俺なりの行動だ。
「それに、今のはユニにしか頼めない事なんだ。だから……」
「私からもお願い! ユニちゃん!」
ネプギアもユニに手を合わせてお願いする。
「……顔を上げなさいよ。アンタの意思は伝わったわ」
「え?」
俺は顔を上げる。俺の意思が伝わったって……。
「協力するわ。アンタがここまでするんだからアタシも断りにくいじゃない。……それに、アタシにしかできないって言うんだし」
「え? じゃあ、やってくれるの!?」
「ええ、任せておきなさい。偽物とやらの正体、アタシがバッチリ暴いてあげるわ!」
許してもらえた……のかな? そこら辺は分からないが、協力してくれるのは確実になった。
「ありがとな、ユニ」
「ふ、ふん。…………ばか」
俺がお礼を言うと、目を逸らしてしまった。やっぱりまだ怒ってるのかな……。
ちなみに道中、何度かユニの視線を感じたが、敢えて気づかないフリをした。とりあえず今は教会に向かって教祖の正体を暴くのみだ!
──☆──
「こんにちはー。チカさん、いらっしゃいますか?」
俺達は教会に着いた。中に入ると、教祖チカが立っていた。前回来た時はいなかったのだが……。
俺達の訪問により、焦った感じでチカは答えた。
「よかった。やっと会えたわ。頼まれたモンスター退治して以来、ずっと会えなかったから、逃げられたのかと思った」
「ぎくっ。そそ、そんな。逃げるなんてやましい方のすることでしょう?」
ケイブの言葉に、言動がいかにも怪しさ満点だが、敢えて声には出さなかった。
「そういえば、ゲイムキャラの情報くれるって約束だったよね。すっかり忘れてたよー」
「あ、あーっと……その件は、現在こちらも調査中でして……ん?」
チカ? は俺の隣にいるユニの姿を見た。
「…………」
ユニは眼光が少し鋭くなっている。やはり怪しいと思ったのか。
「あっ! テメ……じゃない。あなたはラステイションの女神候補生……な、なんでここにいらっしゃるのかしら?」
いよいよもって明らかになってきたな。
「あら、アタシの事、ご存知なんですか? 初めてお会いするのに、光栄です」
「う、あ、それは……きょ、教祖として、女神候補生の顔くらいは存じてますのよ。ええ」
本当は一度会っているが、ユニの誘導するような嘘をつき、もはやチカが偽物というのがほぼ明確になっている。
「……ボロ出すの、早すぎない?」
ユニは俺達に小声でそう言った。
「確かにそうだな……」
「……なんで私、気付けなかったのかしら……」
アイエフも明らかにおかしい事に気付いたようだ。
「それにこいつ、多分……」
ユニはそこまで言って、再び目の前のチカではない偽物に目を向け、煽る発言をした。
「あ、ごめんなさい。よく考えたら、お会いするの初めてじゃなかったですね」
「ええっ? そ、そうだったかしら? 最近どうも、物忘れがひどくて……」
チカ? が焦って言ったのを聞き、ユニはニヤリとする。
「そうね。大分前のことだもんね。ラステイションでアタシにぶっ飛ばされたことなんて、都合よく忘れてるわよねー」
おお、煽りよる煽りよる。
そういえば今ユニが言った事は、ラステイションで初めてユニに女神化したのを目撃した時だったっけ。んで、そん時の相手が……。
「だ、誰が忘れるかよ! テメエみたいな、生意気なクソ小娘なんぞにやられた屈辱……あ」
俺が考えていたらついに本性を現した。やはり下っ端だった。
「もしかして……下っ端さん、ですか?」
「すごい。ユニちゃん、どうして分かったの?」
「どうして分かんなかったのか、逆に聞きたいわよ。どう聞いても声が下っ端じゃない、コイツ」
確かにな。前々から感づいてはいたが。
「分からなかった……諜報部失格だわ……」
なんか……ドンマイ。
「ク、クソッ! この完璧な変装がバレるなんて……けっ! 今まで簡単に騙されやがって。頭の中までめでてぇ連中だぜ!」
……完璧な変装? (笑)を忘れてるぞ。(笑)を。
「本当に偽物とすり替わっていたのね……本物のチカはどこ? 答えなさい!」
「答えてやる義理はネェよ! いいさ、目的のほとんどは果たしたんだ。ここはトンズラこかせてもらうぜぇ!」
下っ端は教会の裏口から逃走した。
「あ、また逃げた!」
「追いかけましょう。何としてもチカの居場所を聞き出さないと」
「はい! 待ちなさーい!」
ネプギア達も下っ端を追跡するが、彼女達はユニの存在を彼女達は忘れているような気がする。
俺は覚えていたが、このままだとネプギア達に間に合わなくなってしまう。だから……。
「すまん、ユニ!」
俺はユニにそう一言だけ謝り、急いでネプギア達の後に付いて行った。
「あ! 待ちなさいよ! 人に仕事頼んでおいて、おいてけぼり!? しかもカービィまで……ちょっとー!? ……ま、まあいいけど! 別に一緒に行きたかったわけじゃないし……ふん!」
そんな声が聞こえたが、聞こえなかったふりをした。ホントに悪いな……ユニ……。
──☆──
「はあ、はあ……大分走ったな。ここまで来りゃ、さすがに撒いただろ……」
下っ端が膝に手を付きながら息を切らしていた。
ここはアンダーインヴァース。リーンボックスの街から遠くに離れていて、機械的な内装である所。下っ端は逃げ続けてここまでたどり着いた。ちなみに今は変装したチカではなく、ネズミ型のフードを被った姿でいた。しばらく建物の中で息を整えていると。
「待て──!」
日本一の甲高い声が聞こえ、近くまでネプギア達が迫っていた事に気付いた。
「ちいっ!? しつけえ連中だな! 何か時間稼ぎできるモンは……そうだ! コイツがあった!」
下っ端は何かを取り出し、とあるモノをその場に置いた。
俺達は下っ端がいたはずの所に着いたが、その場にはいなかった。
「いないですの……どこにきえたですの? たしかにこっちにきたはずですの」
「一本道だったし、見失うはずはないんだけど……」
そうして俺達が下っ端の姿を探していると、どこからか物音が聞こえた。
「……気を付けて! 何かいるわ」
ケイブの言葉を聞き、俺達は辺りを見回す。
どこから来る? と思っていたら"そいつら"が一斉に姿を現した。
「ヌラー……」
「ヌララー……」
「ヌラララー……」
「わあっ!? す、スライヌ?」
なんと久しぶりに見た、外見に似つかわない声を発する、スライヌだった。
一体一体は大した事はない。それより問題だったのは、そいつらが無数にいた事だった。
「すごい数です、床にも天井にもびっしりですぅ」
「まずいわね。いくらスライヌでも、これだけの数が相手だと……」
……これは本当にまずいな。弱い動物でも、集団を成せば強い動物を圧倒できるってのはこの事か? いや、そんな生易しい問題ではない。これはただの数の暴力だ。
そう思ってるとスライヌが俺達に向かって突っ込んできた。
「ヌラ!」
「ヌララ!」
「ヌラララ!」
「わあ! 一気に来た!?」
「ちょ、ちょっと待ってー!」
敵と見なしたスライヌ達はネプギア達に一斉に襲い掛かってきた。ネプギアがそう言うが、現実は非常である。
スライヌ達はネプギア達の体に次々と引っ付いていく。
「な、なんなのこいつら! 体にへばりついて……ひゃあ!? ヘンなとこさわるな!」
「気持ち悪いですー! 服の中までぐちゃぐちゃですぅ……」
「あははは! や、やめ……そこくすぐられると、弱い……あはははは!」
「が、がすとはたべてもおいしくないのですー!」
「くっ。なんと卑劣な攻撃……このような、辱めを……!」
アイエフは体を這いずられ、コンパはスライヌが服の中にまで侵入しぐちゃぐちゃになり、日本一は脇と足裏を舐められ、がすとは頭から食べられ、ケイブも対処法が見つからず、全身を、特に胸を重点的に責めているようだった。
……もはや地獄絵図だった。
「く、くすぐったいよぉ。そ、そんなところに入ってきちゃダメー!」
ネプギアも耳を舐められながら、スカートにまで侵入してきていた。もはや見てられないぐらいだ。
「くそったれぇ! 全部燃やしてやる! 『ファイア』のブレスを喰らえッ!!」
俺にもスライヌ達が襲い掛かってくるが、コピー能力「ファイア」の火吹き攻撃でで次々と燃やしていった。
スライヌが近寄る度に炎に巻き込まれて消滅するが、それでもまだ無数におり、きりがなさすぎた。
エイ○アン2を思い出すな。という場違いな想像をしてしまう程。
「か、カービィさん……助けてください……」
「くっ! バーニングアタック!!」
ネプギアの悲痛な声が聞こえ、俺は火を纏いスライヌ達の群れの中を突き進んでいく。
ぶつかる度に吹き飛ぶか、蒸発していく。次第にネプギアが目の前に見えてきた。
そこまではいいが、どうやって助ける!? 衣服の中にまで入り込んでいるスライヌをどう対処すればいいの分からん!
と、思った次の瞬間。
「っ!? しまった……おうわっ!?」
纏った火が解除された時を見計らい、スライヌが後ろから飛び掛かってきたのに反応が遅れた。
うつ伏せに倒れ、俺の体の半分がスライヌの体で取り込まれてしまった。
「カービィさん!? ひゃうっ! そ、そこはダメだってー!」
もぞもぞと服の中で蠢いているスライヌにネプギアは息を荒げていた。
「やめろって! ぐねぐねうごめくな気持ち悪い……うあっ!? お、俺は男だぞ!?」
そんなことを主張するが、スライヌ達が取り込むつもりか分からないが、スライヌが変に動き、体験した事のない気持ち悪い感触が半身に伝わった。そのお陰で体の力が抜けてしまう。
「ああ……ダメだっつうの……カービィのエロシーンなんて誰得だよ……」
やばい。意識が虚ろに……ネプギア達も苦しんでるのに……このままじゃ、本当に……。
「く……こ、こんのぉ……つぶす! 一匹残らず、たたきつぶす!」
アイエフが我慢できず、スライヌを振りほどき、カタールでスライヌ達を次々に切っていった。
…………ああ、そうか。なるほど、対処法が見つかった。
「お、俺も、もう……ガマンの、限界だああああああああ!!」
アイエフの激昂に俺は我に返り怒りのまま意識を覚醒させる。
「蒸発しろテメーら!! 火達磨地獄ッ!!!」
文字通り"火だるま"になり、俺の上に纏わりついていたスライヌ集団は勢いよく燃え上がる炎に巻き込まれた。
奴らも炎に覆われ、瞬く間に消滅した。
怒りが収まらないまま俺は起き上がる。
「いい加減にしやがれテメエら……! 全部、蒸発させてやる……くたばりやがれ、クズ共!!」
「わ、あいちゃんとシャドーさんがキレたです……」
俺はファイアカービィの影響もあるかもしれないが、目が赤くなったって言ってもいいくらい切れたかもしれない。デビルカービィのように。
俺はクズ共を勢いが強まったブレスだけじゃなく『火達磨スピン、バーニングアタック』を用いて奴らを焼き尽くしていく。
「だから、ダメだって……本当にもうダメ……」
「たかがスライヌにいつまでもやられてんじゃないわよ! アンタも手伝いなさい!」
ネプギアがやられっぱなしでいるのを、キれたアイエフが怒る。
だが自分の中の怒りが未だに収まらない……! 奴らをこの手で焼き払うまで、手を休めない。俺は一心不乱に炎を吐き続けた―――。
―――気がついた時には、あれだけいたスライヌが全滅。周囲に火の粉が散乱し、辺り一面が焼け野原の如く黒く染まっていた。
ネプギア達に一切巻き込まれる被害が出なかったのは、まさに奇跡と言えよう。
やりすぎました…ですが反省はしていません。