超次元ゲイムネプテューヌmk2 ~黒球に転生した者~   作:legends

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課題のせいで一週間以上も間をあけてしまいました……申し訳ございません!


激闘なる犯罪組織編
冒険家との再会


 俺達は、5pb.が仲間に加わり、四国のゲイムキャラの承諾を得た事を報告するために、リーンボックスからプラネテューヌ行きの船で向かおうとした時、突然ネプギアのNギアが鳴った。

 

「あ、いーすんさんから……はい、もしもし」

 

『ネプギアさん? 今どちらにいらっしゃいますか?』

 

 どうやら発信元はプラネテューヌの教祖、イストワールからのようだ。久しぶりに声聞いたな……。

 

「リーンボックスです。ゲイムキャラの力も借りられたんで、一度プラネテューヌに戻ろうかって……」

 

『申し訳ありませんが、その前に向かってもらいたい場所があります』

 

 向かってもらいたい場所? 何かあったのか? 

 

『プラネテューヌの西の海に浮かぶ島が、犯罪組織の襲撃を受けているんです』

 

「西の海の島? あんな所に何かあったかしら?」

 

「そんなとこを襲って、どうするつもりなんだろ?」

 

『憶測ですが、おそらくプラネテューヌ国内に活動拠点を築こうとしているのではないかと。もしそうなれば、再び国内のシェアを奪われることにもなりかねません』

 

 そんな事をする奴らは十中八九、犯罪組織しかいないだろう。

 

「あいかわらず、やることがいやらしいですの」

 

『今は現地の方が、一人で応戦してくださっています。急ぎ救援に向かってくださいますか?』

 

 たった一人で防衛してんのか……中々やるな。ま、そんな事思うよりもさっさと救援しに行かないとな。

 

「はい、分かりました」

 

 ネプギアが通話を切る。

 

「んじゃ、さっさと行くか」

 

「ええ」

 

 そういう事で、俺達はすぐに船に乗り、西の海の島に行く事にした。

 

 あ、ちなみに俺はまた乗ったらジロジロ見られる事になりかねないため、コピー能力『ジェット』で船の上を飛びながら向かっていくことにした。

 

 

 

 

 

──☆──

 

 

 

 

 

 途中、特に何も変わった事はなく西の海の島に着いた俺達。そこは、巨大な木々がたくさん立ち並んでいて、その木の根っこ部分にはきのこなどが生えていた。

 

「……えっと、いーすんさんの話だと、この辺りに町があるはずなんですけど」

 

「お、あれじゃないか? 家も見えるし」

 

 俺は指……手を指す。……そこ、短い手で気付くのかとか言わない。

 

 それはさておき、パッと見だと町っていうか、縄文時代を思い出すような集落みたいな場所だ。

 

「本当だ! よかった、早くいかないと……」

 

 俺達はその場所に向かって走り出す。

 

 そして集落の近くまで来た時。

 

(……!?)

 

 俺はどこからか何か身震いのするよな殺気を感じた。

 

「懲りずにまた来たのかい? 何度来ても、ここを通すわけにはいかないよ!」

 

 その時だった。赤い髪の女性の声が突然、俺に向かって剣を振られる。

 

「ひゃあ!?」

 

「くっ!」

 

 間に合え……! コピー能力―――!

 

 

 ガキイィィン! 

 

 

 俺はすぐさまコピー能力「マスター」を顕現させ、金色の剣でその攻撃を防ぐ。その瞬間、高い金属音が鳴り響いた。

 

 危なかった……もう少し遅れていたら、攻撃を喰らうところだった。

 

「へぇ……君、中々やるね。不意打ちとはいえあたしの攻撃を防ぐなんて。だったらもう手加減はしないよ!」

 

「やめろ! 話せば分かる! 交渉を!」

 

 その女性は俺から距離を少し取り、俺は五一五の某有名な台詞を何故かそこで思い出して焦った声を出す。

 

 しかし、いきなりだったから気付かなかったという事もあるが、その女性をよく見てみると、前に見たことがある顔だった。

 

「まま、待ってください! 私達はいーすんさんに頼まれて……」

 

「いーすんさん……? あれ、君達はたしかラステイションで会った……」

 

 ネプギアがイストワールの名前を出した後、俺達の顔を認識したその女性は臨戦態勢を解く。

 

「アンタはたしか……ファルコム、だったかしら」

 

「いやあ、ごめんごめん。救援の人達だったんだね。でも驚いたな。まさか君達が来てくれるなんて。旅の方は順調? あれから、何か困ったこととかは……」

 

「とりあえず、その殺気と剣をしまってくれ……じゃないと、落ち着いて話しができないから……寿命が縮まる」

 

 俺はファルコムの持っている剣をとにかく早くしまってもらいたかった。あれに切られたら絶対無傷じゃすまないし。

 

「おっと! これは失礼。毎日戦ってるせいか、少し殺気立っちゃってさ」

 

 そう言いながらファルコムは剣をしまい、俺もコピー能力を解除する。

 

 このパーティの中では一番浮いていると思ってるから、間違われて攻撃されても仕方ないっちゃ仕方ない。

 

「それよりも、変わった格好の君、大丈夫だったかい?」

 

「……変わった格好っつーのが何か気になるが。別に怪我した訳じゃないから大丈夫だ」

 

「そう、ならよかった」

 

 突っ込んだら負けだと思うんだ……。

 

「ファルコムさんが、ここを守ってたですね。でも、どうしてファルコムさんが?」

 

「この島は、あたしの生まれ故郷なんだ。たまたま里帰りしてた時に、犯罪組織に襲われちゃってね」

 

 そうか……それは災難だったn

 

 ―――ヒョイッ

 

 ……ん? 何か体が浮いているような……? 

 

「……すごい、ですね。一人で島を守ってたなんて。もしかして、ものすごくお強い方なんですか?」

 

 5pb.が俺を使って覗き込むような形でファルコムを見ている。

 

 ってオイ。俺を人形みたいに扱うな! 

 

「うーん、どうかな。あたしは精々、ちょっかい出してくる敵を防いでただけだし。それに、君達が来てくれなかったら、この島が落とされるのも時間の問題だったかもしれない」

 

「つまり、私達が来たから、まだ間に合うって事?」

 

「うん。この町から離れた所に、犯罪組織が拠点にしている場所があるんだ。そこを叩けば、この島への侵攻を諦めると思う」

 

「シンプルでわかりやすいさくせんですの」

 

 犯罪組織の奴らはそんな事をしてんのか。よし、潰そう。

 

 ……なーんか最近、こういうちゃっかり不気味な事を考えることが多くなってる気がする。

 

「あたしは街を守らないといけないから、ここを離れられないけど……頼めるかい?」

 

「任せてください。ファルコムさんには前に助けてもらいましたし、今度は私達の番です!」

 

 受けた恩はなんちゃらってやつだ。

 

 ファルコムはその場に残り、俺達は犯罪組織が拠点としているであろう場所へと向かった。

 

 

 

 

 

──☆──

 

 

 

 

 

「……あー、イライラする! あんな小せぇ町潰すのに、何日かかってんだ!」

 

 犯罪組織の拠点である場所の空洞内に、一人の姿が佇んでいた。下っ端である。

 

「クソッ! せっかく現場指揮を任されたってのに、こんな使えネェ部下ばっかりかよ……」

 

 ……その声はまる聞こえだぞ下っ端。

 

「お前が下っ端のくせに、立身出世ってヤツか? おめでとう。もうじき潰れると思うしご愁傷様です」

 

「ぬぐっ、この聞き覚えのある声は……やっぱり! またテメエ等かよ! いい加減しつこ過ぎるんじゃネェか!?」

 

「そう言っても、私だってアンタにそう何度も会いたくないし……」

 

「下っ端さん、出世されたんですか? おめでとうございますー」

 

「えー。下っ端が出世したら、下っ端じゃなくなっちゃうよ」

 

「出世しても名前がしたっぱっていうのは、シュールでおもしろいかもしれないですの」

 

「部下からも下っ端って呼ばれちゃうんですよね。下っ端さん、とか下っ端係長、とか……」

 

 ……相変わらずの言われようだ。青筋立ててるし。

 

 ていうか、最後のネプギアの意見は何か変な気がするぞ。

 

「ぐぐぐ……相変わらず、口の減らネェ……いつまでも余裕ぶってんじゃネェぞ! 出ろ、モンスター!」

 

 下っ端がそう言うと、地面が光り、巨大なドラゴン系のモンスターが現れた。トゲトゲしい鱗を持ち、でかい羽のモンスターだった。

 

「相変わらずワンパターンだな……まっ、今は目の前の敵をぶっ倒すだけなんだがな! コピー能力『ウィング』!」

 

 頭と背中に羽が付いたインディアンのような格好になり、翼を羽ばたかせ、空中を飛ぶ。

 

 それと同時に、ネプギア達が戦闘準備を整い、モンスターの所に向かっていった。

 

 

 

 

 

「みんな! ボクの歌を聴いて!」

 

 フォーメーションを整えた後、すぐに5pb.がギターを弾き、唄う。

 

 そのお陰でシャドーは力が湧いてくるような感覚が広がった。恐らく、他の皆もバフを受けただろう。

 

 そうしてまず、ネプギアとアイエフがモンスターに突っ込んで行く。

 

「リンドバーグ!」

 

「真魔烈皇斬!」

 

 二人が強烈な剣撃を浴びせる。

 

『グオオオオォォオオ!!』

 

 痛みにより咆哮を上げるモンスター。

 

 そのモンスターは攻撃した二人に腕を薙ぎ払い、攻撃しようとしたが……。

 

「一文字スラッシュ!」

 

 すかさず日本一が後ろに回り込み、モンスターの胴体を大きく切り裂く。背後から切られた事で、モンスターは怯んだ。

 

「俺がいるのも忘れるなよ! "フェザーガン"!」

 

 モンスターの目の前に現れたシャドーが小さい羽を何枚も飛ばし、モンスターの皮膚に何本も突き刺さる。

 

 しかし、雑魚敵には効果的だが、元々が威力の低い技のため、内部まで行き届かず表面にまでに留まった事で大したダメージが入っていなかった。

 

 モンスターは羽を撃ってくるシャドーが鬱陶しいと思ったのか、左腕を振ってきた。

 

「残念でした―――"トス"!」

 

 モンスターの腕を弾くが如く、腕を上方に跳ね上げる。

 

「からの……"シャトルループ"!!」

 

 その瞬間を見逃さず、高速で一回転しながらモンスターの頭に攻撃した。

 

『グオオオオオオォオォオォォ!!』

 

 頭を押さえながら苦しそうな叫び声を上げるモンスター。

 

 

「シャドー! トドメはアンタがもっていきなさい!」

 

「任せろ!」

 

 アイエフにトドメを刺して良いと言われ、シャドーはそのままモンスターから多少の距離を取る。

 

「お前には特別出血大サービスで"コントル"の大技をキメてやる!」

 

 彼はそう言いながら空中でエネルギーを溜め始め―――。

 

「喰らっとけ―――"コンドル頭突き"!!」

 

 頭を向けた状態で突進し、エネルギーを纏いながら強烈な勢いでモンスターの腹部に直撃した。

 

『ギガッ!?』

 

 腹がめり込む形となり、モンスターは"く"の字に曲がるような態勢になる。

 

 シャドーは弾かれるが如く、その勢いでモンスターよりも高く飛ぶ。

 

「トドメだ! くたばれ―――!」

 

 彼は羽ばたいて空中を飛び上がりながら再度エネルギーを溜める。

 

「"コンドルダイブ"!!」

 

 そして、再びエネルギーを纏いながら、空中から凄まじい勢いで落下した。

 

 モンスターの頭一直線に突き刺さり、鈍い衝撃音が広がった。

 

『ガ……アア……ァ……』

 

 どんな強いモンスターであっても頭部は弱点になり得る。口から呻き声を漏らして間もなく、モンスターは光となって消滅した。

 

 地面に降り立ったシャドーはコピー能力を解除する。

 

「よーし、勝った勝った! あれ? 下っ端は?」

 

「え、えと。戦ってる間に逃げちゃったみたい……」

 

「逃げ足にも磨きがかかってきたわね」

 

「あんな奴、今はどうだっていいだろ?」

 

 シャドーはそう付け加える。

 

「そうですね。とりあえずこれでこの島も一安心ですね。早くファルコムさんに知らせに行きましょう」

 

「そうだな」

 

 こうして、無事モンスターを倒したシャドー達一行はファルコムに知らせに行くのだった。

 




バトルシーンはちょっと久しぶりですね。
上手く書けてるかな?
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