超次元ゲイムネプテューヌmk2 ~黒球に転生した者~   作:legends

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今回は多少ネタ回ですw


迫りくる影

「そこそこシェアも回復しましたね。これだけあれば大丈夫でしょうか?」

 

 俺達は教会から出た後、ルウィーで女神の布教活動やクエストなどを行い、多少ながらもシェアを獲得する事ができた。

 

「分からないですの……でも、またうばわれないうちにクリスタルにした方がかくじつですの」

 

「そういえば、結局、原因分かってないよね。シェアが奪われた……」

 

 5pb.の言ったことはごもっともだ。何せ、犯罪組織の奴らの仕業なのは確実なんだが、どうやってシェアぶん取っただとか、誰がやっているかなんて事は未だに分からず仕舞いでいた。

 

 なんてことを思っていると……。

 

「……ん? あいつは……」

 

 俺は背の低さのせいなのかは知らねえが、とある奴を見つけた。

 

「ちゅ、ちゅちゅ……こそこそこそ……」

 

 ネズミ……あんなとこでこそこそやってるが、皆が分かる程に目立つ行動をしていた。

 

「ネズミさん……? 何をなさってるんでしょう?」

 

「……まあどうせ、悪い事に決まってんだろうが、これで原因が分かるかもしれない」

 

 俺はそう推測する。ネズミが今回の騒動の裏で何かをやっているかもしれないしな。

 

 俺達は呆れながらもネズミを尾行する事にした。

 

 

 

 

 

 しばらく尾行していると、ネズミが裏路地に入っていくのを見えた。そこから皆で覗いてみると―――。

 

「お待たせっちゅ! 品切れ続出の新型マジェコン、大量入荷したっちゅよ!」

 

「ください! 三個ください!」

 

「やった! これであの、ガードされてたゲームもプレイできる!」

 

「よかったー。俺だけ持ってなくて仲間はずれだったもんな。これでまた、みんなと遊べるよ」

 

「はいはい、慌てないっちゅ。ちゃんと全員分あるっちゅ。知り合いにまだ持ってない人がいたら、ついでに声をかけてきて欲しいっちゅ!」

 

 犯罪組織の作ったコピーツールでもある、大量のマジェコンを一般人客に売りつけていたのである。

 

 なるほど、あれが原因だった訳か。しかも、客が買ったマジェコンをその知人にまで知らしめようというのだ。

 

 許されざる行為だ。こいつはもう、早く止めないとな。

 

「おいネズミ、その辺で終わりにしろ」

 

「ん……? どこかで聞き覚えのあるこの声は……あああっ、コンパちゃん!」

 

 ……は? 俺はそっちのけってか。

 

「これは、夢っちゅ……? コンパちゃんの方からマジェコンを貰いに来てくれるなんて……」

 

 コンパの方だけを見てて、俺達は完全無視。もう俺は完全にイラッ☆としている。

 

 だが我慢して堪える。きっとコンパなら―――。

 

「そんなはずないです! そのマジェコンは全部没収です!」

 

 ほらね。心優しいコンパならそう言ってくれると思ってた。

 

「没収!? それは困るっちゅ……ううう、でもコンパちゃんになら全部没収してほしい。そう思う自分がいるっちゅ……。でもダメっちゅ! これはまだ製造数の少ない希少品……いくらコンパちゃんでも渡せないっちゅー!」

 

 ネズミがそう言ってマジェコンが入ったダンボールを持ってその場から立ち去る。

 

 ……みすみす逃がす訳あるか、馬鹿め。マジェコンごと壊す勢いで追いかけてやる。

 

「……コピー能力ミックス『ストーンニードル』。待ちやがれ! ネズミ!!」

 

『『『ドリル!?』』』

 

 コピー能力ミックスで持ち手があるドリルを形成し、片手で持つ。その能力の特徴はエネルギー切れとか関係なくずっと回転しながら進む事ができる。

 

 ドリルが回転する事で持ち手が引っ張られるが問題ない。俺は勢いを保ったままネズミの所まで突き進む。

 

 ……その際、ネプギア達は驚いていたそうな。

 

「な、何ちゅか!? あのドリルは!? 追いつかれたらお終いちゅー!! 早く逃げるっちゅー!!」

 

 ネプギア達はドリルに巻き添えにならないように俺の後ろを付いて行き、ネズミを追っかけていった。

 

 

 

 

──☆──

 

 

 

 

 

「し、しつこいっちゅ。こんなとこまで追ってくるなんて……」

 

「ハーッハハハ! 追い詰めたぞネズミ! お前の悪事もここまでだ!」

 

 ようやくネズミに追いついた俺達だったがダンボールを持ちながらよく逃げれたと褒めてやりたいところだ……って、敵を褒めてどうする。

 

「ネズミさん、マジェコンを渡すです!」

 

「……それはできないっちゅ。どうしてもイヤだって言ったら……?」

 

「力づくで取り上げるです!」

 

「……コンパちゃんとは戦いたくないっちゅ。でも、でも……ううっ。愛と仕事の両立は無理っちゅ! どうせコンパちゃんは振り返ってくれないし……だったらここは、仕事に生きるっちゅー!」

 

 ネズミはダンボールを置き、俺達に向けて突っ込んでくる。―――が。

 

「えいですっ!!」

 

「ぢゅっっ!?」

 

 巨大な注射器でネズミの脳天にぶっ刺した。これは痛い。だが、すかさずコンパは連続で何度も注射器でぶっ刺す。

 

 これはエグい。少しでも方向性を間違えたらZ指定になりかねない。

 

 怖え……あんなコンパ見たことないぞ……ネズミが集中的に狙ってたとはいえ。今度からコンパを怒らすのは避けよう。

 

 遂にはネズミが耐え切れず、地面に突っ伏す。

 

「愛にも仕事にも敗れたっちゅー……」

 

「呆気ねえな」

 

 流石に今回は同情してやる。

 

「さて、ネズミも片付けたところだし、後はこのマジェコンを処分するだけね」

 

「わーい。壊す壊すー!」

 

「たたきわるですの! ぶんかいするですの!」

 

 日本一とがすとが子供のようにはしゃぎながら(一人はガチで子供だが)マジェコンを壊していく。

 

 ……よし、じゃあ俺も加わろう。

 

 

「コピー能力ミックス『ストーンボム』! ヒャッハー! 汚物は消毒だー!」

 

「ちょ、おま!?」

 

 俺はその場でダイナマイトを三個ほどばら撒いた。が、他の面子は顔を真っ青にしていたのである。

 

「あ」

 

 この時、俺は遅く強く後悔した。さらにどうしてそんな顔をしていたのかも分かった。

 

 あまりに変なテンションだったからか分からないが、何故か皆がいる時点でダイナマイトを撒いてしまった事。

 

 何故離れろとかここから逃げろとか言わなかったのか。

 

 そして俺早急にこの場から離れろと言おうとした。

 

 

 

 

 

 ドッッゴオオオオオオオオオォォォォォン!!! 

 

 

 

 

 

 が、間に合わず、その場で巨大な爆風に包まれ、汚い花火となったそうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや~、ついやっちまったZE☆」

 

「やっちまったZE☆ じゃないわよ! やり過ぎなのよ! このバカ!!」

 

「へぶらっ!?」

 

 あの後、マジェコンは完全に消し飛んだが、シャドー達の惨状も酷かった。

 

 シャドー達全員、真っ黒焦げとなり、中には目を回しうつぶせで倒れている者もいた。特別命に別状はなかったが。

 

 シャドーはテヘペロ☆といった感じで謝ってたが、それを許すはずもなくアイエフがグーパンでシャドーの頬を殴ったのである。

 

 気持ちいいぐらい勢いよく彼はぶっ飛んだが、実際のところはノーダメージである。

 

「まったく! なんてことをしてくれてんのよ、アンタは!」

 

 シャドーは殴られた後、アイエフに説教されていた。

 

 

 

 数分後……。

 

「ワカリマシタモウシマセン、ヤクソクシマス」

 

「……本当かしらね」

 

 

 説教は一応終わり、アイエフの気は済んだらしい。

 

 が、シャドーの目はハイライトがない状態だった。

 

「……と、とにかく、これでしばらくはシェアを奪われずに済みそうですねっ」

 

 ネプギアがハンカチで肌に付いた焦げを拭く。

 

「……ええ。今の内に、教祖にクリスタル作ってもらいましょ」

 

 何はともあれ、ネプギア達は教祖に報告するために教会に戻る事にした。

 

 その際、反省としてシャドーはネプギア達の十メートル後ろを歩かされていたそうな。

 

 

 

 

 

──☆──

 

 

 

 

 

「新型マジェコン? そんな物が出回っていたのですか……」

 

「大丈夫だよ。ちゃんと全部壊してきたから!」

 

 主に俺がだが。壊したというか消し飛んだ。

 

「しばらくはシェアを奪われる事はないと思うです」

 

「そんなことより! ロムちゃんは? ロムちゃんはどうなるの?」

 

「落ち着いて。これだけのシェアがあれば、小型のクリスタルならすぐ作れるから」

 

「じゃあ直るの? ロムちゃん治るの?」

 

「大丈夫、きっと治るよ」

 

 ネプギアがラムに自信を持たせるように言う。

 

「そっか……えへへ、よかったー……」

 

 ラムは安堵の表情を浮かべる。……まあ、悲しい表情が。嬉しい表情に変わってこっちもよかったって感じる。

 

 

 その一方で―――。

 

 

「……う……うーん……ううー……」

 

 ここはロムが寝ている部屋。現時点でロムは弱っている様子はなく、すやすや寝ている。

 

 そんな時に、怪しい影がロムの部屋に忍び寄っていた……。

 

「……よっこらせっと。へへっ、侵入成功! 大丈夫っスよ、降りてきてくださーい」

 

 一人は下っ端である。そして、さらにもう一人が……。

 

「うむ! ……む? ま、待て。体が引っかかって、上手く降りられない……」

 

 巨体の体をしている人物(?)が下っ端と同じように入ろうとしていたが、何分体が大きく、上手く入れないでいた。

 

「あー、体大きいですもんね……ってゆーか、その体でなんで潜入任務なんてかって出たんスか?」

 

「アクククク……そんなことは自明の理よ。ここに、この部屋に……愛らしい幼女が眠っていると聞いたからだ!」

 

「……まあ、たしかに眠ってますけどねー」

 

「真か! くう、見たい! 今すぐガン見したい! おのれぇ、何故こんな時に体が引っかかる!?」

 

 その者は体を揺さぶり、何が何でも入ろうとする。

 

「……これ、絶対人選ミスだよな」

 

「ぬぅえい! まどろっこしい! こんな天井なぞ、粉砕してくれるわ!」

 

「わ、わ! ダメっスよ! あんまデケえ音立てちまったら……」

 

 下っ端が制止の声を上げるも遅く、天井は粉々に壊れ、その者が落ちてきた。

 

「……あーあ、やっぱこうなっちまったk―――ぐべらっ!?」

 

 壊れた天井の瓦礫の一部が下っ端の頭に直撃。

 

 ―――なんでこの人呼んだんだろ……下っ端は訝しんだ。

 

 

 

 

 

 ──☆──

 

 

 

 

 

「早く、早く! もー、ミナちゃんおそーい!」

 

 時同じく、ミナがクリスタルを作り始めて、完成間近まできていた。

 

 ラムは一刻も早く、ロムに調子を戻してもらいたい想いでミナを急かしていた。

 

「そんなに急かさないで。ほら、もうすぐできるから……えいっ!」

 

 ミナは最後に術式のようなものを唱える。その瞬間、ミナの手から神々しく光る結晶体があった。これがシェアクリスタルなのか……これほどまでに輝かしい光を放つんだ……。

 

「できた! やったやったー!」

 

「ふう。小さいけれど、これでも十分な力はあるはずです」

 

「早くロムちゃんの所に持って―――」

 

 スゴゴッ……!

 

 な、何だ? 俺達がロムの所に行こうとした時、突然どこかから爆音が響く。

 

「……何の音? わたし達の部屋の方から?」

 

「天井が壊れる音、じゃないかな。多分……」

 

「なんで、てんじょうがいきなりこわれるですの?」

 

 その時、俺は猛烈に嫌な予感がした。

 

「まさか、ロムの身に何かヤバイ事が……!」

 

「とにかく行ってみましょう!」

 

 

 俺達は弱っているロムに何か悪い事が振りかかっていないかを望みながら、一刻も早くロムのいる部屋に向かうのだった。

 




はい、ロリコンが出てきました。いつボコれるんでしょうかねえ……。
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