注 今回より恋愛要素が強くなります。
それでも大丈夫な方は御覧下さい。
<銀雪編>
20:00
<ぐぅ~……
突然2人のお腹が鳴った。
銀雪「す、すみません…///はしたない所を…///」
マミ「こちらこそ…///ごめんなさいね…///」
確かにもう晩御飯の時間を過ぎている。無理もないだろう。
銀雪「……ご飯にしましょうか」
マミ「そうね、冷蔵庫の中を見ても良いかしら?」
銀雪「ええ、あまりありませんがどうぞ」
マミさんは冷蔵庫の中を見た。
マミ「これだけあれば2人分足りるわ」
銀雪「え?そんな、客人に作らす訳には……」
マミ「あら?私は此処にお世話になるのだから、これくらいの事はしない方が失礼になっちゃうわ♪」
確かにマミさんの言う事も正しい。それに、せっかくの御好意を無駄にしてはいけない。
銀雪「じゃあ…私にも手伝わせて下さい。私はあまり料理出来ませんが…任せっぱなしにするのも嫌なので。」
マミ「ええ、良いわよ♪」
こうして俺達はキッチンに並んで立つ。
銀雪「ところで、何を作るのですか?」
マミ「肉野菜炒めよ♪」
銀雪「肉野菜炒め?」
マミ「ええ、昔佐倉さんによく食べさせたわ♪」
銀雪「杏子が好きだったのですか?」
マミ「う~ん…半分半分って所かしらね?」
銀雪「半分半分?」
マミ「あの娘、肉が好きな代わりに、野菜が嫌いなのよ。いつも栄養の偏ったものばかり食べてるから、バランスもあんまりね。だから好きな物と嫌いな物を一緒に入れてみたらどうかなって、それで食べさせたわ」
銀雪「それで…杏子は食べたのですか?」
マミ「初めはあんまり野菜を食べなかったけど、段々少しずつ食べる様になっていったわ♪“私の料理は美味しい”って言ってくれた事もあったかしら。でもまだまだあの娘には野菜が足りないわ♪」
銀雪「なるほどです」
マミ「銀雪さん、貴方はお肉の方をお願いするわ」
銀雪「はい」
~準備中~
銀雪「フライパンに油を敷いて……よし、これくらい熱くなれば良いか」
俺は牛肉をフライパンにのせた。牛肉はジュージュー音を立てて火を通される。
マミ「ところで銀雪さん?」
マミさんをが話しかけてくる。
銀雪「はい、何ですか?」
マミ「貴方…佐倉さんの事、好きなのかしら?」
銀雪「えっ!?」
慌てた俺は危うくフライパンから手を離しそうになった。
銀雪「ど、どうしてそんな事をいきなり……?」
マミ「……いいえ、少し気になったのよ」
銀雪「そうですか…、んー…兄妹として好きって言う感じですね。」
マミ「ふぅん、じゃあキスとかはしてないのね?」
銀雪「っ!?」
今度はさっきよりも強烈な質問が飛んできた。
そして驚いた拍子に……
<……ジュウゥゥゥ
銀雪「熱ーーーっ!?」
俺は親指をフライパンの金属部分に触れてしまった。
幸いにもフライパンは手から離さなかったが、親指は酷く火傷した。
銀雪「あちちち!」
マミ「まあ!大丈夫かしら!?フライパンは私が見てるから、早く水で冷やして!」
マミさんにそう言われて、水道の水で俺は親指を冷やす。
マミ「……ごめんなさいね」
マミさんが申し訳なさそうに謝る。特に彼女は悪くないのにだ。
銀雪「いえ、私がドジなばかりに……怒ってませんよ」
マミ「本当に?」
銀雪「本当です」
マミ「……ありがとう」
そんな事もありつつ、俺達は晩御飯の支度を終えた。
再びテーブルに向かい合って座る。
銀雪·マミ「いただきます」
俺は最初に肉野菜炒めを口に運んだ。
銀雪「!お、美味しいです!凄いですねマミさん。」
マミ「ありがとう、でも今回は貴方の力もあっての事よ♪」
銀雪「でも、途中でドジ踏んで迷惑を……」
マミ「それでもフライパンを離さなかったのは格好良かったと思うわよ?」
銀雪「っ!///」
マミさんに褒められた時、マミさんの笑顔を見た俺は顔が知らない内に赤くなっていた。
マミ「……どうしたの?」
銀雪「な、何でもありません///」
誤魔化す為に俺はご飯を食べ続けた。
晩御飯を食べながら俺は、マミさんと過ごす数日間、心臓が持つか心配であったが、この後心臓が爆発しそうになりそうなあんな事になろうとは夢にも思わないのであった………。
-第3話- 少年少女と晩御飯 Re:
皆さんも火傷には十分に気を付けて下さいね。