胡蝶一家に囲まれて   作:ビーザワン

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再び大正時代でのお話です、とある任務のために胡蝶一家がもし嫁役を演じることになったら…的なお話です。

してこの小説を初めて3週間程たちましたがUA:26,589でお気に入り:243件に到達しました、本当に皆さまありがとうございます!コメントもたくさんいただきまして励みになります!

それでは大正時代で1番の人気者?の平和で楽しい日常?のお話の続きをどうぞお楽しみに。


嫁にするなら誰!?

-某月某日・蝶屋敷(居間)-

 

 

胡・し「「潜入任務?」」

 

時「お館様から直々のね…」

 

カ「いつから?」

 

時「明日から…」

 

ア「どれくらいの期間なんですか?」

 

時「潜入先の鬼を討伐するまでだから最低でも1週間…もしくは1か月くらいかと」

 

胡蝶一家「えぇぇっ‼」

 

 

とある日の蝶屋敷にて俺はお館様から直接伝えられた任務について胡蝶一家に話した、まぁ最後の反応は予想していたから驚きはしなかったけどね

 

潜入任務…その名の通り素性を隠して鬼が潜んでいると思われる土地に赴きそこで一般人として生活しながら任務を行うのだ

 

つまり…その間オレはこの家族たちの束縛から解放されるのだ!さすがの胡蝶一家といえど鬼殺隊の最高責任者であるお館様直々の命を跳ね返すことはできないのだから‼

 

お館様ありがとう…ひと時とはいえ俺をこの地獄から解放させてくれて(泣)鬼の討伐が最優先なためゆっくりはできないが心に平穏は訪れるから良しとしておこう!

 

 

時「ということだからしばらく留守にするからよろしくね」

 

胡「…………」

 

し「(くぅぅ~っ…何故なのお館様!潜入なら元忍の宇随さんが適任じゃないですか!宇随さんが駄目でも他に柱は何人もいたのになんでよりによって時雨なんですか‼)」

 

カ「(お館様は一番偉い人…その人が時雨兄さんに出した任務…防ぎようがない)」

 

ア「(時雨さんと1か月以上会えないかもしれないなんて…耐えられるわけないじゃないですか‼)」

 

時「じゃっじゃあ俺は任務に必要なモノ準備するからこれで…」

 

胡「嫁役が必要ね」

 

時「はぇっ?」

 

胡「だって長期での潜入任務なんでしょ?潜入先で一般人として暮らすなら夫婦という設定で潜入した方が怪しまれないと思わない?」

 

時「そっそんなことは…」

 

し・カ・ア「「「それだぁっ‼」」」

 

時「ふぁっ!?」

 

し「そうよっ時雨と夫婦という関係で行けば任務に同行できる…さすが姉さんっ冴えてるわ‼」

 

カ「カナエ姉さん凄い…」

 

ア「さすが花柱ですっ」

 

胡「やだぁ~♪そんなに褒めても何も出ないわよぉ♪」

 

時「…………orz」

 

 

カナエさんが提案したアイデアに食いつく残りの3人…あぁ~しまったっ最初に自分1人だけの任務だって言えばこういう展開にはならなかったなのに

 

俺ってどうして肝心なとこでやらかしちゃうかなぁ~…1人っきりになれるという誘惑に浮かれ過ぎちゃうの分かってるのにこうなっちゃうんだよなぁ(泣)

 

こうなってしまってはもう誰も4人を止めることは出来ない。あぁ~夢みた1人だけの自由で気楽な潜入生活よ…さようなら

 

 

胡「けどね…この案には1つ問題があるの」

 

し・カ・ア「「「問題?」」」

 

胡「嫁役はこの中の4人のうち…1人しか出来ないということよ」

 

し・カ・ア「「「っ‼」」」

 

時「(何その”盲点だった”みたいな顔は…表向きで一夫多妻なんて受け入れられるわけないんだから当然でしょ)」

 

胡「これは我が家始まって以来の熾烈で激しい戦いになるわ。蝶屋敷の当主として…皆の覚悟を聞いても良いかしら?」

 

し「愚問よ姉さん。時雨の嫁役という場所が1つしかないなら…私は本気で皆と戦うわ!」

 

カ「時雨兄さんのお嫁さん役…姉さんたちにもアオイにも譲るつもりはない!」

 

ア「この4人の中で誰よりも私が適任だということを見せつけてあげますよ!」

 

胡「みんな覚悟は十分っていうことね…なら私も本気で行かせてもらうわよ!」

 

時「(どうでもいいから早く決めてください…)」

 

 

--------------------------------------------------

 

 

胡「それではこれより第1回”時雨くんのお嫁さんは誰だ!?”選手権を開催しまぁ~す♪」

 

時「ねぇ…オレ席外しても良い?」

 

し「時雨が主役みたいなものなんだからここにいなきゃ駄目よ」

 

ア「私たち中の誰が時雨さんのお嫁さん役に相応しいか…決めるのは時雨さんなんですよっ」

 

カ「だからここにいて」

 

時「ですよねぇ~…」

 

胡「じゃあ一番手は私がいくわね♪」

 

■第一候補者:胡蝶カナエ

 

胡「まぁ私はこの蝶屋敷の主であり胡蝶家の長女でもあるから伴侶を持つのならば一番の適任だと思うわ。年齢も身長差も時雨くんとちょうどいい塩梅だし♪」

 

※カナエ:年齢21歳の身長156㎝/時雨:年齢19歳の身長170㎝

 

胡「ねっ♪」

 

時「いや”ねっ♪”と言われても俺には分かりませんよ」

 

カ「身長だけなら私もカナエ姉さんと変わらないよ?」

 

し「年齢だって私の方が時雨と一個違いだから塩梅で言うなら私の方が似合うと思うわ」

 

胡「ちょっ今は私がアピールする時間よ!2人は黙って聞いてなさい‼」

 

し・カ「「…………」」

 

胡「なっなによそのジトォ~とした目は!?」

 

ア「…………」

 

胡「アオイまで……あぁぁ~~ん時雨くん皆が私をいじめるぅぅ~~っ‼」

 

”ギュウッ”

 

時「年長者の威厳はどうしたんですか…」

 

し「というか姉さんっどさくさに紛れて時雨に抱きついたわね‼反則行為とみなして失格よ‼」

 

胡「そんなぁ~~っ(泣)」

 

■第二候補者:胡蝶しのぶ

 

し「私は時雨と同期っこれが何よりの強みよ!藤襲山での七日間…お互いに背中を預けて鬼と戦ったあの日から私たちの関係はより強固なモノになったわ♪」

 

胡「確かに…そこに関しては姉さんの負けよっ」

 

ア「”同期”という響きはちょっと憧れますね」

 

し「羨ましいでしょ?」

 

カ「羨ましいぃ…」

 

時「けどあの時のしのぶ”余計なお世話です!”とか”援護なんて必要ありません!”とか…俺の好意を全部否定していたような記憶があるんだけど」

 

し「はぅっ‼」

 

胡「あらあらぁ~♪あの頃のしのぶは時雨くんにそんなこと言ってたんだぁ♪」

 

カ「しのぶ姉さん…酷い」

 

ア「人の好意を無下にするのは人間として最低ですよ!」

 

し「あっ…あの頃は負けん気が強くて素直になれなかった時だから…」

 

時「極めつけは”姉さんに群がる害虫は駆除します!”とか言って…俺に日輪刀突きつけたよね?」

 

し「時雨ぇ~~っ‼」

 

ア「しのぶ様には任せられませんっやはりここは蝶屋敷の炊事家事担当の私が‼」

 

■第三候補者:神崎アオイ

 

ア「蝶屋敷の炊事家事を一手に担っている私こそ時雨さんのお嫁役に相応しいと思います!何せその他の3人は家事能力がかなり低いですからね♪」

 

し「いっいきなり失礼なこと言うわね!」

 

胡「必要最低限のことはできるわ‼」

 

カ「………っ」

 

ア「カナエ様…漬物を作る際に塩と砂糖を入れ間違えたのはどなたでしたでしょうか?」

 

胡「うぐっ」

 

ア「しのぶ様…猫が現れたことに驚き洗濯物を地面に落とし洗い直す羽目になったのはどなたのせいでしょうか?」

 

し「くぅっ」

 

ア「カナヲは…まぁ言わずもがなですね」

 

カ「(辛辣だよアオイ…)」

 

ア「戦うしか能がない皆さまと違い私には生活能力があります!世間体から見ても私ほどのできる嫁はそうはいません…時雨さんもそう思いますよね!?」

 

時「うっうん…確かにアオイのご飯は美味しいしその他の家事も文句のつけようがないくらい完璧だ。(この中でなら)常識も持ち合わせてるし夫婦を演じるという意味では一番適任だと思う」

 

ア「ほらっ聞きましたかいまの言葉を!これは勝負ありましたね♪」

 

時「けど…それすなわちアオイがいないと蝶屋敷が機能しなくなるってことになるから長期間の任務にアオイを連れていくわけにはいかないんだよね」

 

ア「はぇっ!?」

 

胡・し・カ「「「…ぶぅっ」」」

 

ア「わっ笑いましたね!?いま私のこと笑いましたね!?」

 

胡「ごっごめんねアオイ…けどっ…これは堪えられないわよwww」

 

し「そうよねっアオイはこの蝶屋敷になくてはならない存在だものね!時雨の言うとおり長期任務でここ(蝶屋敷)を空けるわけにはいかないものね♪」

 

カ「アオイ…ドンマイ♪」

 

ア「ぐぎぎぃぃぃ~~~~っ!」

 

蝶「じゃあ最後はカナヲ…」

 

時「もういいって!ていうかやる以前から嫁役で連れていくなら誰にするか決めてたし‼」

 

胡蝶一家「えぇっ!?」

 

時「いやっ…本心は1人で行きたいよ!けどここにきてのその発言は皆のこと無下にしているから4人の中でならこの子が良いかなっていうのを考えて決めたんだよ」

 

胡「そっそれは誰なの!?」

 

し「教えてっすぐに教えて‼」

 

ア「時雨さんっ‼」

 

カ「(ウルウルウル…)」

 

時「………カナヲだよ/////」

 

胡・し・ア「「「はぇっ!?」」」

 

カ「っ!?」

 

 

まぁそうなるよね…剣の腕は4人の中でも伸びしろがあって未来があるけど家事全般が苦手てコミュニケーションも少しは成長したとはいえまだ苦手なカナヲが選ばれたんだから

 

当然カナエ・しのぶ・アオイの3人は驚きのあまり声を出した直後に硬直し、対して選ばれたカナヲも驚いたがすぐに自分が選ばれたという優越感から笑顔になり頬を赤く染めた

 

そんなカナヲを見た3人は鬼の形相をして俺に詰め寄り、しのぶはその小柄な体のどこにそんな力があるんだよって言いたくなるくらいの力で俺の体を”ブンブンッ”と上下に揺さぶる…ハッキリ言って気持ち悪いです

 

 

し「なんでっなんでよりによってカナヲなのよ‼」

 

ア「そうですよ!カナエ様やしのぶ様ならまだしもカナヲは納得できません‼」

 

胡「カナヲは可愛くて大切な家族だけどこれに関しては私も異議を唱えるわよ‼」

 

時「せっ…説明するからっ…揺するのっ…止めてっ…気持ちっ…悪いからっ」

 

カ「皆止めてっ時雨兄さんが死んじゃう!」

 

”ピタッ…”

 

時「はぁ…はぁ…ちゃっちゃんとした理由があるから落ち着いて聞いて‼」

 

胡・し・ア「「「………っ」」」

 

時「カナヲは確かに家事はからっきし駄目だし対人関係も多少改善したとはいえ人様と良好な関係が築ける会話ができるという点では不安だよ。けどね…この良くも悪くも落ち着きがあって同じ表情を一定に保ち続けられる能力は潜入する上では重宝出来ると思うんだ」

 

ア「たっ…確かに一理ありますね」

 

時「カナエさんは感情の起伏が激しいし…しのぶは短気で怒りやすし…アオイは会話が業務的なとこがあるし……そういうのを選考に考慮するならカナヲ一択だと思った」

 

カ「っ/////」

 

時「あとはカナヲに潜入任務を経験させることかな。継子で柱候補のカナヲは今後のことを考えて色んな任務を経験させる必要があるし……それもあって嫁役はカナヲに選ばさせていただきました、割と正論言ったつもりだけど異論はありますか?」

 

胡・し・ア「「「……………」」」

 

時「黙秘は承認したと捉えるよ……ていうことでカナヲッ明日朝一で出発するから準備しておいてね?」

 

カ「うん…分かった////」

 

胡・し・ア「「「……………」」」

 

カ「(3人とも…ドンマイ♪)」

 

胡「(カッカナヲが勝ち誇っている!)」

 

し「(おっ落ち着けない‼この屈辱っ悔しすぎるわよ‼)」

 

ア「(カナヲ…帰ってきたら覚えてなさい‼)」

 

時「(あぁ~…これ任務終わった後オレ殺されるかもしれんなぁ)」

 

 

--------------------------------------------------

 

 

-数日後・仮宅(潜入先の町にて)-

 

 

時「じゃあ俺は情報収集しに出掛けるよ。カナヲは…まぁ家事に慣れつつ留守番をお願い」

 

カ「うん…お仕事頑張ってねアナタ♪」

 

時「うっうん…じゃあ行ってきます」

 

カ「待って‼」

 

時「?」

 

カ「行ってきますの接吻して/////」

 

時「なぁっ何を言ってるの!?ていうかそんなことどこで覚えたの!?」

 

カ「カナエ姉さんがくれた官能本に書いてあった」

 

時「(あぁぁ~もう‼あの人はなんで余計な知識をカナヲに与えちゃうかな‼)」

 

カ「アナタ……早く接吻して/////」

 

時「……勘弁してくれぇ(泣)」

 

 

これは旅行じゃないんだよぉ~あくまでも任務の一環なんだから楽しまないで‼と俺は心の中で嘆いてた……蝶屋敷で起きている惨劇を知らずにだけど

 

 

胡「あらあらどうしたの善逸くん♪この程度で根を上げてちゃ次の任務で死んじゃうわよ♪」

 

善「(もっもう死にそうなんですけど‼ていうかなんで柱直々の訓練受けなきゃならないの!?しかもさっきからカナエさんから”怒り”の音がビシビシ聞こえるんですけどぉぉ~~っ‼)」

 

※善逸はカナエ直々の打ち込み稽古を受けさせられていた

 

し「炭治郎くんに冨岡さん…そんなに怯えなくてもただ(・・)の試薬ですから死ぬことはありません。だから早くこの薬を飲んでください♪」

 

炭「(むっ紫色で変な煙出てる薬を飲めと…義勇さん‼)」

 

冨「(炭治郎…ここが俺たちの墓場になるかもしれん)」

 

炭「(そんなぁぁ~~~っ)」

 

※炭治郎と義勇はしのぶの試薬を無理やし飲まされていた

 

ア「どうしたんですか伊之助さん?いつもみたいに私の足を掴んで持ち上げても構わないですよ…ですから早くかかってきてください♪」

 

伊「(アオイコワイ…スゴクコワイ…ニゲダシタイ)」

 

ア「い・の・す・け・さん♪」

 

伊「(ゴメンネゴメンネゴメンネ)」

 

※伊之助はアオイの半ば無理やりの訓練に付き合わされていた

 

胡「さぁ…」

 

し「さぁ…」

 

ア「さぁ…」

 

胡・し・ア「「「楽しい時間にしましょう♪」」」

 

 

それから2週間後…俺は無事に鬼を討伐して蝶屋敷に帰還した。そしてすぐさま炭治郎たちに詰め寄られ”二度と長期任務に出ないでください!”と言われたのだった

 

 

《つづく?》




はいっということでお久しぶりです。お盆期間で少し仕事が忙しかったので遅くなりました…お待たせしてしまってすみませんm(__)m

ちょっと長考してしまいましたが後半になって一気に文が思いついたのでなんとか書き終えることができました…次回作はちょっとお休みしてから書こうかなと思います。

ということでアンケートの方は引き続き継続しております、お暇な方は投票にご協力を…また具体的にこういう話が読みたいというのがありましたらコメントもお待ちしておりますm(__)m

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