天才の高校野球   作:やってられないんだぜい

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 久しぶりです!待ち望んでた方ありがとうございます。初めての方ありがとうございます!

 前回のあらすじ!久里が市大三校相手に大立ち回りをした!以上!

 では本編どうぞ!


 久里の全力!

 

 翌日には丹波がエースを落とされたと言う噂が部で広がっていた。いくら丹波が怪我明けと言っても昨日の試合内容では仕方ないだろう。チームとしては痛手だが同じくエースを狙ってる者からしたらチャンスだった。

 

 「おい…聞いたか?丹波さんエース降ろされたんだってな」

 「ああ、この間の試合でだろ?」

 「夏の大会まで3カ月切ってんのにどうすんだよ」

 「これからエース争いどーなるんだろ?」

 「これで俺達にもチャンス回ってくるんじゃ…」

 

 ズドン!

 

 そう話しているとグラウンドからもの凄い音が聞こえた。

 

 そんな球を投げたのは1年の降谷暁だった。それを見た片岡は太田部長に指示をする。

 

 「1年生でチームを作らせろ。もちろん久里は除け。あいつがいると意味をなさん」

 「意味とは一体?」

 「あいつの球では上級生でも打てん。それに今回の目的は実戦で使える選手がどれだけいるかだからだ」

 

 

 〜食堂〜

 

 みんな明日に1年対2、3年生で試合すると知ってか、ピリピリしていた。その雰囲気の中降谷が爆弾発言を落とす。

 

 「御幸センパイ。自分は明日…ここにいる誰にも打たせる気はありません。そしたら…僕の球、受けてもらえますか?」

 

 この発言を聞いて黙ってる上級生はこの高校にはおらず降谷を囲み降谷を脅し始める。そしてそれに物申す者が1人。

 

 「あははは!いいね!そりゃあそうだ!誰が相手だろうと打たれる気で投げる方がおかしいわな。先輩達、こいつは何かおかしなことを言ってますか?」

 「久里…」

 「逆にあんたら投手が最初から抑えるの諦めて打たれる気で投げてたら守るのが馬鹿馬鹿しくなったりしないんですか?」

 

 そんな彼らに楯突くような言い草に降谷の周りに集まってた者は久里の周りに移動する。

 

 「おい。テメェ調子乗ってんじゃねぇぞ」

 「中学出たばかりのクソガキが。デケェ口叩きやがって」

 「この間マグレで市大三校抑えたからってよぉ」

 「へぇ?あんたらにとっては市大三校はマグレで抑えられるところなんだ。そして去年はそんなところに負ける。俺来るとこ間違えたかな?」

 

 久里はそう言って食堂を出ようとするが彼らがそうさせるかと道を塞ぐ。

 

 「テメェ!舐めた口ばっか聞きやがって!」

 

 とうとう怒りが爆発したのか襲い掛かろうとするが丹波がそれを止め、御幸が間に入る。

 

 「「止めろ(て下さい)!」

 「丹波、御幸…」

 「みっともないマネはするな!俺達はプレーで語るしかないんだ。現にそいつはプレーで見せた。何も言い返せん」

 「そうです。それに先輩達も市大三校がマグレで抑えられたり打たれたりするチームじゃないことを知ってるはずですこいつは実力で抑えてホームランを打った。それは事実です」

 

 それを言われて何も言い返せなかった。まさにその通りだからだ。彼らも市大三校がそんなことで打たれたりするチーム出ないことは分かっている。しかし何かしら言いたかったのだろう。それにここで暴力沙汰なんか起こしたらそれこそ一軍に行くどころではなくなる。彼らはこの思いを明日の試合にぶつけることにした。

 

 

 次の日になり試合が始まるとき久里はと言うと。

 

 「で?何の用だよ俺に。俺あの試合に興味あったんだけど」

 

 久里は御幸を室内練習場に呼び出していた。御幸は久里のことが嫌いでもなければ好きでもない。確かにあの態度にはむかついたが言ってることは一理ある。御幸も全ての試合で全力を出させるのは好きではない。抑えられるのであれば実力を隠すのはおかしいことではない。実際久里はそれで市大三校を抑えたのだ。何も言えない。

 

 「あんた、俺の本気取りたがってるよな?」

 「まぁな。捕手としては投手がどれくらいの力があるか知っておかなきゃいけねぇしな」

 「今から見せてやるよ」

 「へぇ。見せてくれるのか」

 「まあね。あんたが取れなきゃ試合で使えないし」

 

 その言葉に御幸はカチンときた。確かに御幸は能力テストで久里の変化球を取り損ねた。しかし御幸にもキャッチャーとしての、青道の正捕手の意地がある。それにストレートを取り損ねたことなど一度もない。

 

 「やってみろよ。そんなボール投げてもらえるんならこっちは助かるけどな」

 

 まさにその通りだ。捕手が取れないようなボールなど誰が打てるものか。出来るならやって欲しいものだ。そんなボールがあり久里のコントロールがあるなら打てるやつなど高校生では数えるほどしかいないだろう。

 

 久里達は肩を温めるためにキャッチボールを済ませてとうとう御幸が座る。

 

 「さぁ。こいよ」 

 「ああいくぜ。これが俺の本気だ!」

 

 久里は思いっきり御幸のミット目掛けて投げる。そのボールは唸りを上げてミットに収まった。それを見た御幸はとても嬉しがってた。しかし、

 

 (マジかよ。こりゃ150Kmは出てるぜ。それを1年で投げるとか化け物かよ。でもまぁ)

 

 御幸は立ち上がり久里に返球して感想を言う。

 

 「確かに速い。150Kmは出てる。でもお前の球にはキレがない。垂れてるんだ。しかも俺は取れてるぞ。これじゃお前の言っていた甲子園だと打ち取るのは簡単じゃないぞ」

 

 それを聞いた久里は?を浮かべていた。

 

 「あん?何言ってんの?俺がいつ全力で投げるって言ったよ?俺が今投げたのはあんたの目を慣れさすための 0シームだせ?」

 「何⁉︎」

 

 本来野球選手はボールの縫い目にかけて投げる。そしてストレートというのはフォーシームという握りだ。長い縫い目が一回転で4回通る、だからフォーシーム。このフォーシームで綺麗な回転をすると空気抵抗により浮力が生まれ球が浮くように感じるのだが0シームというのは長い縫い目がほとんど通過しない。これにより空気抵抗がほとんど発生せずにボールは重力に従って垂れる。そして当たり前だがフォーシームが1番球速が出やすいのに対して0シームは出にくい。その0シームで150を出せるということは。

 

 「まさかこれでも全力じゃないのか?」

 「だから言ってるだろ」

 

 御幸は今まで久里が投げてきた球で一球もフォーシームが無かったことに驚く。しかしそれはすぐに楽しさに変わった。

 

 (やべぇ!こんな球受けれるとか最高だろ!0シームであの球とかフォーシームになったらどんな球になるんだよ!久里、お前最高だぜ!)

 「さぁこい!」

 「あらら自分のキャラを忘れちゃって。そんなに嬉しいかね?」

 

 御幸は柄にもなくはしゃいでいた。自分の中の常識を全てぶっ壊されんのを待ち望んでいたかのようだった。

 

 「じゃあ行くぜ。これが俺の、全力だぁ!

 

 その球は今まで受けてきたことないほど豪快な球だった。ボールがまるで自分を殺しに来てるんじゃないかと錯覚するほどの。

 

 (明らかに今まで球とは違う。そしてこっから伸っ⁉︎)

 

 御幸のミットは吹っ飛ばされた。今までに経験したことがなかった。変化球なら今まで何度か取りこぼしたことはある。それも数えるくらいだが。しかしストレートで、しかもミットが吹っ飛ばされたのは初めてだった。

 

 (なんだ今の球⁉︎自分の予想よりも伸びてきた。とっさに修正しようとしたが間に合わず吹っ飛ばされた。こんなこと今までなかったぜ。しかも球速は確実に150中盤はある。これが本当の化け物ってやつかよ)

 

 久里は一応御幸の心配をした。

 

 「大丈夫か?でも初めてだぜ。俺の全力を触れたの。流石新聞に取り上げられるだけあるわ」

 

 その言葉に御幸は納得してしまう。これだけの球をそう簡単ににとれてたまるかと。

 

 「久里」

 「ん?」

 「もっと投げてくれ。俺の気が治らん」

 「いいぜ。いつかは取ってもらわなきゃいけないんだ。やるならとことんやるぞ」

 「ああ!」

 

 そう言って久里と御幸は今日オフということも1年対2.3年の試合があることも忘れて投げ込むのだった。

 

 「あれ?御幸センパイは?」

 

 ある1人を忘れて

 

 

 

 

 

 

 





 金曜ロードショー聲の形でしたね。あれ見てて思ったんですよ。

 なんで胸糞展開だ!ってね。だって西宮をいじめてたのって他にもいたわけでしょ。なんであれで仲違いするかね。
 しかも先生も校長先生が来てすぐに石田っていうってことは知ってたってことでしょ?それなのにあそこでいうってことはポイント稼ぎでしょ!
 しかも川井ってやつうざすぎでしょ。泣けば許されるって感じ。しかも高校生にもなって石田1人を教室で悪者にして後で他の人がいないとこで謝るとか性格悪すぎ。

 結論を言おう。植田さん可愛い!

 次回!久里の相棒は誰に?

 ご愛読ありがとうございました。ではまたね!
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