天才の高校野球   作:やってられないんだぜい

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 お久しぶりです。最近投稿が遅れてすいません。なんかやる気が起きなくて。

 では前回の簡単なあらすじ!岩鬼にホームラン打たれた。すげー!以上

 では本編どうぞ!


vs明訓高校Part2

 

 1回の表を1点に抑えた青道の裏の攻撃。バッターは1番の倉持。

 

 (まず相手がどんな球を投げるか後ろの奴にも見せてかなきゃな)

 

 明訓のピッチャーの里中はアンダースローで対戦経験があまりない。まずはボールを見るところから始める。

 

 初球まさかのど真ん中に100キロ代のストレートに驚く倉持。

 

 (な⁉︎絶好球じゃねぇか!ピッチャーにコーナーをつくコントロールがなかっただけなのか?もしや最初から打ち気がないのを悟られたか)

 

 倉持はキャッチャーの山田を見るがポーカーフェイスでやり過ごす。

 

 (でもまだ見ていった方がいい)

 

 倉持は次も見ていくと決める。しかし2球目に投じられたのはまたも真ん中のストレート。ベンチから声が飛ぶ。

 

 「打てない球じゃないぞ!」

 「いけるいける」

 

 しかし倉持は高めのストレートで三球三振した。倉持は次の打者に打席に立った印象を言う。

 

 「亮さん気を付けて下さい。ストレートもアンダースローのせいか伸びてきます。しかも多分キャッチャーの思ったところに流れるコントロールも。そしてなんと言ってもキャッチャーだと思います。相当頭がキレるかと」

 「了解」

 

 小湊も倉持が三振したことから警戒するのだが山田の巧みなリードによりスライダーでショートゴローに打ち取られる。そして迎えるは本日3番に抜擢された久里がバッターボックスに入る。

 

 「お前かなり頭キレるじゃねーか。明訓はどれも個性的な奴ばっかだなぁおい」

 「たまたまだよ」

 

 それ以降山田は目を合わせようとしない。おそらく久里を抑えることに頭を回してるんだろう。

 

 まず久里は初球に来たインコースの甘い球を狙っていく。

 

 (こんな甘い球すぐに打って…⁉︎)

 

 久里がストレートと思って振ったのは実はボールに逃げてくるシュートであった。それを無理矢理引っ張ってファールにする。

 

 (今のをファールで逃げるなんてやっぱり1番警戒する人物みたいだな。甘い球投げると持っていかれるぞ)

 (分かってる。1番いい振りをしてるのは4番ではなくこいつだ)

 

 2球目は外に逃げるスライダーでボール。

 3球目はインハイのストレートでボール。バッターカウントで迎える4球目アウトコースの高速スライダーだった。久里はとっさに腕を伸ばして右中間に落とすツーベースとなった。山田はタイムをかけてマウンドにいく。

 

 「あれをあの体制であそこまで持ってくなんてなんてパワーしてるんだ。岩鬼とタメを張るんじゃないか?」

 「あぁ。しかもあれを拾う上手さもある。簡単には抑えられない。前と後をしっかり抑えるようにしよう」

 「分かった」

 (ちくしょー!あれを持ってけないなんてまだまだだぜ)「バッター打ってこうぜー!」

 

 久里は早いうちにに同点に追いついておきたかった。初回こそホームランの一点に抑えたものの明訓の攻撃力はこんなもんじゃないと思っている。しかもアンダースローで120キロを超えてくると言う中々のスピードを持っている。それに多彩な変化球に抜群のコントロール。そしてキャッチャーのリード。多分だがうちの御幸よりレベルは上だろう。そう簡単に打てるもんじゃない。

 

 案の定結城はショートフライに抑えられ0点に終わる。

 

 「試合は始まったばかりだ!気合入れたいけ!」

 「ハイッ!」

 

 

 2回の表

 

 バッターは5番山田から。身長こそ170届かないくらいだがガッチリしている。まさにドカベンだろう。

 

 初球ストレートをインコースに投げ込む。この体格だとインコースが打ちにくいと思い御幸は要求するのだが、

 

 カキーン!

 

 山田は150キロのストレートを思いっきり引っ張った。しかし打球が上がらずライトライナーとなる。その火の出るような打球に取った白洲はてが痺れてしまう。

 

 「なんて打球だよ」

 「まともに反応出来なかったぜ」

 

 この打球からナインには不安が募る。正直投手の気構えとかを度外視したら久里の能力はずば抜けているだろう。150キロを超えるストレートに抜群のコントロール、御幸が初見とはいえ後ろに逸らすほどの変化球。どれを取っても簡単に打てる代物ではない。それが捉えられているのだ。しかも上位陣達が久里を除き簡単に打ち取られるバッテリー相手に自分達が打てるのか?

 

 久里はその後、微笑に痛烈なレフト前を打たれるも続く下位打者を連続三振に抑えるが不安材料は残る。そして青道は裏の攻撃も三者凡退で終わる。その後、試合は進み前半終了。

 久里は5回を投げて被安打5、2失点、球数は85球。それに対して里中は被安打を初回の久里の1本に抑え無失点。球数は61球と順調のペースだった。2打席目の久里はフォアボールで出すもその後の結城を打ち取るなど完璧だった。

 

 その状況に片岡がグラウンド整備中に檄をとばす。

 

 「なんだお前ら。いつもの勢いはどうした!倉持!いつもの元気はどうした!声を出さんかい!小湊も相手の掌で転がされてるぞ!もっと持ち味をいかせ!増子に伊佐敷!アンダースローに慣れてないんならもっとコンパクトにいかんかい!御幸もチャンスじゃなきゃ打てないのか!白洲も食らいつくてけ!」

 「ハイッ!」

 

 片岡の言葉に今一度盛り上げていくベンチ。そして

 

 「結城。今一番相手から警戒されてるのは誰だと思う?」

 「…久里です」

 「そうだ!お前はそれでいいのか!4番の意地を見せていけ!」

 「ハイッ!」

 

 「そして久里。まだいけるか?」

 「当たり前です!絶対やり返してみせます!」

 「ならもっと覇気を持って挑んでけ!」

 「ハイッ!」

 

 グラウンド整備が終わり青道ベンチは円陣を組む。

 

 「いいかお前ら。1年が踏ん張っているのに俺達が支えてやらなくてどうする。守備で盛り上げていくぞ!」

 「オウ!」

 

 ナインはダッシュで守備位置につく。そして久里に向かって御幸は声をかける。

 

 「久里、ボールは来てるんだ。気負いすぎるなよ」

 「御幸さん。この回から全力で行くぜ」

 「ここで見せるのか?あれは本番にとっとけよ」

 「だったらここで負けろっていうのか?俺はやだね。それに夏までに俺がもっと強くなれば問題ない」

 

 その言葉を残して久里はマウンドに登る。その後ろ姿を見て御幸はある事に気づいた。

 

 (そうか、礼ちゃんから聞いてたけどこいつは中学時代とかは訳あって部活に参加してない。だからこの試合が初先発という事になるのか。しかも相手は全力でぶつからないと倒せないかもしれない同学年。そりゃ燃えてくるよな。踏ん張れよ久里!必ず逆転してやるからな)

 

 





 はぁ、なんか疲れた。今年暑くない?もう体力ゴリゴリ削られていくんだけど。

 明訓戦は次回も続きます。

 ご愛読ありがとうございました。皆さんも体調に気を付けて!じゃあね!
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