天才の高校野球   作:やってられないんだぜい

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 皆さんお久しぶりです。最近暑くて描く気に中々慣れない自分がいる。

 


vs明訓高校 part3 久里の全力!

 6回表、明訓高校の攻撃は4番土井垣からだった。2打席目に久里のストレートをセンター前に運んでいる。

 

 (せっかく1年の里中が打の青道と言われる相手にここまで無失点で抑えているんだ。俺らがもっと打って楽にさせなければどうする。それに相手は球速が速いと言っても質は良いとは言えない。だが変化球はキレている。狙いはストレートだ。打ち崩してやる!)

 

 (久里、4番はお前のストレートを狙ってる。いきなり行くか?)

 (行かねーよ。それは追い込んだときにとっとく。まずは変化球で躱しながら追い込んでく)

 

 土井垣への初球は外角いっぱいこスライダーでストライク。

 2球目はインハイのボールへストレートを投げ土井垣は仰け反る。

 3球目はまたも 外角いっぱいにスライダーを投げる。それを土井垣は振りにいきファールにする。

 

 (変化球中心で追い込んできたな。まさかストレート読みが読まれたか?それか最後にストレートで決めるための配給か?いくら150キロでも捉えられているのは分かっているはず。どう言うことだ)

 

 (追い込んだぞ。いくか?)

 (ああ! ネクストサークルで目ん玉ひん剥いてよくみやがれ。これが俺の全力だ!)

 

 久里は先程のファームと同じだが土井垣はその迫力に物凄い球を投げてくると読み警戒心MAXになる。

 

 ズドン!

 

 球場が静まり返る。土井垣は高めのストレートに振ることも出来ずに三振したのだ。次第に起きた出来事を理解し始めて場場盛り上がる。

 

 やべぇぞあいつ!土井垣が振ることも出来ずに三振したぞ!

 てか今の球ここまで音来なかったか⁉︎

 来た来た!ゴォォオって!

 てか問題なのは今の球速だよ!

 

 155キロ。それが土井垣への決め球に投げたストレートの球速だった。土井垣はベンチに戻る際に山田と話す。

 

 「土井垣さんどうしたんですか?いくらさっきより少し速いからって見逃すなんてらしくないじゃないですよ」

 「山田。さっきまでのストレートと思わない方が良い」

 「え?どうしてです?」

 「あいつは力を隠していたんだ。先程までのストレートとはノビが天と地ほども差がある。気を付けろ」

 

 そう言って土井垣はベンチへ戻る。山田はその忠告を頭に入れて打席に入る。願わくば自分にも投げて欲しかった。後半に投げられれば対処出来ないが早めに見れれば対策は取れる。

 

 (来たぞこのチームの核が!5番に座ってはいるが明らかに纏ってる雰囲気が違う。まぁ纏ってる雰囲気だけなら1番が上だがあいつは異質だ)

 

 久里は山田をこのチームで1番警戒していた。プロ注目でもある土井垣以上にだ。打席に入る山田を睨む。

 

 初球またしても久里は全力のストレートを投げ込む。その球を山田はボールが唸りを上げていると錯覚した。

 

 (確かに土井垣さんの言う通り先程までのストレートとは別物だ)

 

 2球目、山田はフルスイングするがボールに当たらない。山田は1度タイムをとり靴紐を直す。そしてバッターボックスに入りバットを短く持つ。御幸はシュートのサインを出すが久里は首を振る。

 

 (ここで変化球で逃げてどうすんだよ。ストレートで完璧に押さえ込むんだよ!)

 

 ストライク!バッターアウト!

 

 山田は高めのストレートにかするもボールはミットの中に収まった。

 

 「この球に触れて来るのかよ」

 

 久里は山田に悪態をつく。そして山田は笑顔で返す。

 

 (すごいストレートだ。バットを短く持ってもかするので精一杯だった。あのピッチャー崩れる感じじゃないしそう簡単に点は取れないぞ)

 

 久里は残りの微笑も三振にきって落とす。

 

 「ナイスピッチ!」

 「このやろう!まだ隠していやがったか!」

 

 皆久里を祝福する。そしてベンチに戻ると片岡が声を掛ける。

 

 「よくやってくれた。次の回からレフトの守備につけ。守れるな?」

 「…… 分かりました。でももしやばくなったらいつでも呼んで下さい」

 

 そう言って久里はベンチの後ろに座る。そしてそれに声を掛ける者がいた。

 

 「へぇ意外だな。お前だったらまだ投げれるって言うと思ってたんだがな。それともへばったか?」

 

 御幸だった。

 

 「この程度で俺がへばる訳ないだろ。ただ俺1人で戦ってるんじゃない。このチームに丹波さんとかがどれくらい通用するか見ておきたいしな」

 

 それに驚く御幸。案外チームのことを考えているんだと思った。

 

 「それにべつにベンチに下がったわけじゃない。打つ方で貢献すればいいんだ。あんたも頼むぜ2三振」

 

 御幸は痛いとかをつかれた。今日はチャンスで回ってきてない上に山田の術中に完璧にハマっていた。

 

 2人は一通り話が終わるとチームを応援するのだった。まだ攻撃は4イニング残ってる。頑張れ青道!

 

 

 

 

 





 やばい投稿ペースが落ちている。頑張れ俺!

 次回の予告!
 とうとう試合も後半戦!久里がマウンドを降りて大丈夫なのか?そしてやっとのことで回って来たチャンスを生かせるのか!そして交代した丹波に明訓高校が襲いかかる!頑張れ丹波!この回を防げば勝つ可能性は残ってる!

 次回!丹羽炎上  プレイボール!

 ご愛読ありがとうございました。体調にはお気をつけて。

 
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