ではスタート!
「流石にスライムばかりはしんどいな」
一斗はアタッシュカリバー片手で、スライムをザクザクと突き刺しながら呟いていた
「場所を移動するか」
効率的に移動出来るプログライズキーを考えてると、「飛電ライズフォン」が目に入る
「バイク…もアリかな」
『Changing to super bike motorcycle mode.』
ライズフォンをオーソライザーにスキャンすると、ゼアから射出され地上へと降り立った。変形して「ライズホッパー」となる
「ヘルメット…て、着けれねぇよ」
一斗は一度変身を解除してライズホッパーに跨る
「さぁ!出発進行!」
次なる戦いを求めてライズホッパーは走り出した
////////
「ここら辺ね。ゼアから変な光が地上へと照射されたのは」
「何事も無ければ良いのですぅ…」
「やっぱりお姉ちゃんは来なかったですね…」
「ほっときましょう。居たとしても愚痴を聞かされるだけだから」
前から順番に青いコートを着た少女、セーターの少女、セーラーワンピの少女が歩いていた
3人の少女は、ゼアから射出された光について調査に来ていた
「にしても何の手掛かりが無いわね」
「いーすんさんが言うにはこの場所から遠くは無い筈ですが…」
3人が途方に暮れてると、何処からかエンジン音が鳴り響く
「「「?」」」
3人は音のする森へ顔を向けると
「よっしゃ!森を抜けた!」
ライズホッパーに乗った一斗が飛び出して来た
「お?君達は?」
「ちょ!急に出て来て危ないわよ!」
「我が通る道、それ即ち我の道」
「…コンパ、頭にでも注射器刺して良いわよ」
「コラコラ、冗談でも怖いよ。それより」
一斗が振り返ると、森から大量のモンスターが出現して来た
「何よこのモンスターの数!?」
「なんやかんやあって、広い場所を見つける為に森を抜けて来た」
「とにかく避難して下さい!此処は私達が食い止めますから!」
セーラーワンピの子が前に出るが、一斗はその前に立つ
「女の子が何言ってるの。武器も無いのに」
「武器ならあります。貴方の方こそ」
「はいはい。その気持ちだけ受け取るよ」
『ゼロワンドライバー』
一斗はゼロワンドライバーを腰に装着し、ライジングホッパーのプログライズキーを手に取る
『ジャンプ!』
『オーソライズ』
ゼアから転送されたバッタ型のライダモデルが、周囲に居るモンスターを蹴散らしていく
「バッタさんですぅ!」
「アイエフさん、ゼアから照射された光がこのバッタの様です。見て下さい」
「これは一体…」
そんな会話を盗み聞きしながらライズスロットに装填する
『プログライズ!』
『ライジングホッパー!A jump to the sky turns to a rider kick.』
ゼロワンへと変身し一斗は颯爽とモンスターを倒して行く
「よっと!ほっ!」
「雑魚モンスターとはいえ、あの数を1人で。言うだけの事はあるわね」
とはいえ圧倒的に数で押され始める。未だに仮面ライダーの力を出し切れていない。経験不足なのだ
「なぁそこのセーラーワンピの女の子!」
「は、はい!」
「ケースの中から、黒いアタッシュケースを渡してくれないか?後、青緑のプログライズキーも!」
「アタッシュケースの中にアタッシュケース?」
「頼むから早く!」
セーラーワンピの子は、急いでライズホッパーに置いてあるケースを開ける
「これ…ですよね。どうぞ!」
「ありがとう!」
『ブレードライズ!』
一斗はアタッシュカリバーとバイティングシャークプログライズキーを受け取る。
そしてアタッシュカリバーはブレードモードへと変形させる
「雑魚だろうと全力でいくぜ!」
『ファング!』
『Progrisekey confirmed. Ready to utilize.』
『シャークズアビリティ』
アタッシュカリバーのライズスロットに、バイティングシャークプログライズキーを装填する
テンポの速い待機音が鳴る
「これでどうだ!」
アタッシュカリバーの「アタックトリガー」を引きながら斬り付ける
『バイティング!カバンストラッシュ!』
バイティングシャークの能力を加えた必殺の斬撃がモンスターを切り刻んだ
モンスターは光となり消滅した
「こんなもんだろう」
「凄い…!」
「巻き込んでごめんな。怪我は無い?」
「はい、ありがとうございます。え〜と…」
セーラーワンピの子は、名前が分からないのかどう呼べば良いか困ってる。勿論一斗もそうだ
「自己紹介からしようか」
一度変身解除して元の姿に戻る
「俺は飛電一斗。またの名を仮面ライダーゼロワン」
「ネプギアです」
「私はコンパなのですぅ〜!」
「アイエフよ」
セーラーワンピの子が「ネプギア」、セーターの子が「コンパ」、青いコートの子が「アイエフ」と名乗った
「宜しく!」
「ええ、宜しく。そして──」
一斗の両手にガチャリという音がした
「逮捕よ」
握手しようと出した手に手錠を掛けられた
「もう逮捕って。女の子がこんな玩具……外れない!」
「当たり前よ。本物なんだから」
「何でだよ!何の容疑で!俺は何もやってない!」
「ゼアから照射された光、アンタと何か関係あるからよ」
「……」
それを言われたら何も言えない
「てかやっぱりこの世界にゼアなんてあったんだ!」
「ほらやっぱり何か関係があるじゃないの」
ここまでボロを出してしまったら救いようがない
一斗は大人しく連行される事を認めた
「あ、ちゃんとケース持って来てよ」
////////
一斗が連れて来られたのは、天高くそびえ立つタワー内
(何故?いやまぁ、牢屋に入れられるよりかはマシだけど…)
「イストワール様、連絡した容疑者を連れて来ました」
「ありがとうございます。本来なら此処へは呼び出さないのですが、色々と早く聞きたい事がありますので」
「イストワール」と呼ばれる小さな女性。本の上に乗ってプカプカと浮かんでいる
「ズバリ、単刀直入にお尋ねします。貴方は通信衛星ゼアに何かしましたか?」
「何もして無い…と言えば嘘になるが、只単にライダモデルを転送したりして貰ってるだけだよ」
「ライダモデル?」
イストワールは目を瞑り何やら1人で頷き始めた
「…ライダモデル。その様な単語は検索にはヒットしませんでした」
「てか此処何処だよ。異世界転生にしては文明進み過ぎだろ。もっとこう、中世的なイメージがあるから」
「転生って…貴方はもしや違う次元の世界からいらしたのですか?」
「そうなるのかな。何で此処へ降り立ったのか謎だけど」
「何か訳ありの様ですね。でしたら一度、お互いの事を良く知る為にもお話をしませんか?」
あれから1時間近くは経過した。先ずは一斗から。
自分の住んでいた場所に、仮面ライダーの事全て
逆にイストワールはこの世界の事を教えてくれた
プラネテューヌ、ラステイション、ルウィー、リーンボックス。それぞれの大陸に守護女神が存在
「そして、その大陸全部纏めたこの世界の事をゲイムギョウ界。大体分かった」
「理解能力が早いですね」
「郷に入っては郷に従えって言うじゃん?」
「紅茶おかわり要りますか?」
「ありがとう。ネプギア…様?」
このネプギアという子も一応女神らしい。何でも女神候補生と言う
「ネプギアで大丈夫ですよ。一斗お兄ちゃん」
「お兄ちゃん…だと…!」
「駄目…ですか?」
「いえいえどうもありがとうございます。感謝感激雨あられ」
お兄ちゃんと呼ばれた事に嬉しく思っていた
「それより俺は、容疑者として生きて行かないといけないのか?」
「そうですね…此方が出す条件を受け入れて下されば、手厚い待遇を致します」
その条件と言うのが幾つもあった
一つ、監視の元で動く事
二つ、女神の力の源であるシェアの回復に努める事
三つ、私の胃を楽させて
「いや最後のはおかしいだろ!」
「この国、プラネテューヌの女神であるネプテューヌ さんを見て頂ければ分かります」
「あ〜そうですか…」
何やら遠い目をしてる。それ程この国の女神に苦労してるんだと理解する。
これ以上は踏み込まない様にした
「コホン…この条件を受け入れて下されば、飲・食・住を提供します」
「任せて下さい」
「では早速クエストに行って貰えますか?」
「は〜い」
「何かゲームみたいだな」
「クエストは何受けますか?」
只今一斗はプラネテューヌにあるギルドに来ていた。そして、監視の役割りを任されたネプギアもまた
「歯応えのある敵がいいな」
「それでしたらフェンリルは如何でしょうか?」
「フェンリル!?あの北欧神話に出てくるあの!」
「その北欧神話…が分かりませんが」
「ここら辺に居るのか?」
「はい」
ネプギアの案内の元で、フェンリルが出現すると言われる森へ辿り着いた
「はぁ…」
「どうしたの?」
「いえ、流石にフェンリルは早過ぎたかと。私でも倒すのは難しいですし。お姉ちゃんが居れば良かったのですが…」
勢いで受けたものの、急に不安が込み上げて来たようだ
「大丈夫だ。何があっても守ってやる」
「一斗お兄ちゃん…!」
ネプギアの不安は取り除き、キラキラした目を向けていると
「ガアァァァァ!!」
「「!?」」
そこへフェンリルが茂みから飛び出した
「フェ、フェンリルです!」
「これがフェンリルか!」
『ゼロワンドライバー』
『ジャンプ!』
一斗はライジングホッパーのライズスターターを押す。
オーソライズしようとした瞬間
「オォォォォ!!」
新たなモンスターが出現し、フェンリルを喰いちぎった
「そんな!エンシェントドラゴンが何で…」
『オーソライズ』
「一斗お兄ちゃん!?」
バッタ型のライダモデルがエンシェントドラゴンを引き付ける
「駄目です逃げましょう!私達では無理です!」
「言ったろ?何があっても守るって」
『プログライズ!』
『飛び上がライズ!ライジングホッパー!A jump to the sky turns to a rider kick.』
アタッシュカリバーを装備してエンシェントドラゴンに立ち向かう
「食らえ!」
だがエンシェントドラゴンの鱗には傷一つ付かなかった
「硬い!」
予想外の硬さに動揺してると、尻尾で地面に叩き付けれた
「一斗お兄ちゃん!」
一斗は何とかアタッシュカリバーで受け止めていた
「だったら!」
一斗はシャイニングホッパープログライズキーを取り出す
『シャイニングジャンプ!』
いつもの様にオーソライザーにかざすのだが
「あれ…反応しない!?」
何度もスキャンを試すがオーソライザーは全く反応しない
「クソ!何で?」
「一斗お兄ちゃん前!」
「──ッ!」
その巨大な体を利用してのタックル。一斗は急いで、アタッシュモードへ変形させて防御する
「ぐわぁぁ!!」
「一斗お兄ちゃん!」
ネプギアが駆け寄り一斗の体を起こす。そして瞳には涙で溢れていた
「こんなに傷だらけで…」
「傷だらけって…スーツの上だ。傷なんて…」
「分かります。だってこんなに頑張っているんですから」
エンシェントドラゴンが此方へとゆっくりと近づいて来る
「ネプギアは優しいな」
今度はブレイキングマンモスプログライズキーを取り出す
「安心しろよ。絶対に負けないから」
『プレス!』
「お前を止められるのはこの俺。ただ1人だけだ!」
『オーソライズ』
オーソライズしたら、ゼアの一部が切り離されて地上へと転送された
「はっ!」
『プログライズ!』
ジェットフォームとなったライダモデルが、一斗をコアユニットへと転送
『Giant waking!ブレイキングマンモス!Larger than life to crush like a machine.』
仮面ライダーゼロワン ブレイキングマンモスへとハイブリッドライズした
正に巨大ロボ。圧倒的な体格でエンシェントドラゴンを優に超えていた
「ハァァ!」
マンモスの牙と思わせる装備『グレインゴット』で両翼を切断する
巨大な体格に合わず、スムーズな動きで相手を打ち砕いていく
「これで終わりだ!」
再度プログライズキーを押し込み必殺技の体勢に入る
「ハッ!」
腕に装備されてある「マンモスプレッサー」を上空へと切り離す様に投げる。そして、一斗も跳び、マンモスプレッサーで押し潰す様にライダーキックの構えを取る
「ハァァァ!」
『ブレイキング!インパクト!』
マンモスプレッサーに潰されたエンシェントドラゴンは跡形も無く消滅した
「こんなもんだろう」
一斗は変身を解除してネプギアの元へ
「一斗お兄ちゃん今の、今の…」
プルプルと震えるネプギアを心配して顔を覗こうとすると
「何ですか今の巨大ロボは!!」
「えっ?」
「初めて見た時から思っていましたけど、そのドライバーにプログライズキー!分解!分解しても良いですか!!」
「ちょ、ネプギア!?」
あの真面目さからはとても思えない変わり様。
後で知った事なのだが、ネプギアは重度のメカヲタみたいだった
////////
「エンシェントドラゴンと遭遇した!?」
「「は、はい…」」
帰って報告するとアイエフが食い付いて来た
「しかもそれを倒すなんて…。あり得ないわ」
「ですが見たんです!巨大ロボに乗ってドカーンっと!」
「ネプギア語彙力…」
にわかに信じがたい話だが現に2人はこうしているのだ。初クエストでエンシェントドラゴンの討伐。それも1人で
「これはもう全部一斗に任せたら良いのでは…」
アイエフが思わず本音が溢してしまう
「そう言いたいのは山々ですが、一応女神であるネプテューヌ さんの立場が…」
「何々〜?私が何て〜?」
そこへ、話を聞いていた1人の少女が現れる
「あ!君だね!異世界転生したって言う噂の青年は!」
「誰?」
「刮目せよ!私がこの国の女神、パープルハートことネプテューヌ !」
何とこの国の女神でネプギアの姉の登場なのだ
「ネプ…ネプ…ネプ
「ネプ
(この子が…)
ネプテューヌ は元気よくピースサインをする
「宜しくね!」
ここから始まる物語。
飛電一斗の長くて険しい道のりが
いきなりブレイキングマンモスです。デカイ相手にはやっぱりマンモスですね
次回からはアニメで言うところの1話です!
ここまでの拝読ありがとうございました!