四楓院家の白い姫   作:のうち

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始解の時、動き出す運命

  四楓院朝陽は現在、自分の斬魄刀との対話を行っていた。

 

  「・・・・ここは?」

と広い世界に所狭しと楽器が並び、そこら中に飾られている。

  「ここは、貴女の精神世界、そして私達、斬魄刀の住う場所」

その声とともに大きなフルートのような槍を持った鬼の女性が現る。

 

  「貴女が私の斬魄刀?」

 

  「そう、私は貴女の斬魄刀、名前は響鬼。貴女の隠密機動の時の偽名と一緒ね。よろしく」

 

  「うん、よろしく響鬼」

 

  「ええ、よろしくお願いします。朝陽」

 

「私の能力は攻撃の当たった相手にこの槍笛の音色を聞かせてダメージを与える物です。その際に、その音の振動で敵を内側からズタズタにしたり、操ることも可能です。」

 

 「ふーん、ずいぶんとシンプルだね。」

 

「まあ、貴女の精神が反映された結果ですし、別に悪くないでしょ」

 

  「まあね。」

と私は精神世界から目が覚めると斬魄刀の柄と鍔の形が変わっていた。

 

  私は、学院の演習場で斬魄刀を試してみる事にした。

  

 斬魄刀を鞘から抜き、笛のような持ち方をして解号を唱える。

 

  「鳴らせ!、響鬼!」

 そうすると斬魄刀が精神世界で見た槍へと変わる。

 

 「おお!」

 

  なんて、昔の夢を今日は見てしまった。

 

 やあ、懐かしいな。あの頃の夜一はちっちゃくて可愛いかったな。

まあ、今でも可愛いんだけどね。

 

 さて、そういえばすこし前、私は妹に席次を抜かれて夜一は二番隊の隊長へとのし上がっていた。まあ少し前とは言ってもすでに50年くらいの間なんだけどさ。

 

  まあ、現在、私は稀ノ心さんを抜き、副隊長になった。

 現在、私は本日の仕事を全て終わして、楽器の手入れをしていると

 

  「あれぇ、朝陽さん」

 

  「喜助、どうした?」

 

  「夜一さんが見当たらないんスけど、何か心当たりありませんか」

 

  「そうね。夜一なら、そこの屋根裏あたりでひっそりと隠れてるんじしゃないかしら」

 

  と私はそう言って、天井をこずくと本当に夜一が降りてきた。

 

 「なんじゃ、やっぱりバレとったか。」

 

  「あまり、サボりすぎも良くないわよ。夜一」

 

  「なんでじゃ、姉上だって、今さっき仕事もせんで楽器の手入れを」

 

 「残念だけど、今日の私のするべき仕事は今のところ全部終わらせたの。だから、追加の書類が来るのを待ってる間に最近さわれてなかったこの三味線の手入れをしていたのよ。別にサボって訳じゃないわ。」

 

  「まあ、そう言う事っスよ。」

私はそもそも妾の娘であるため、当主候補から外れており、尚且つ刑軍の統括軍団長は四楓院の当主たるものの役目である為、私には継ぐことは不可能なのである。

 

 そういえばこの前、新人に砕蜂が入ってきた。

  

  いやぁ、これがまた可愛いのなんのってさあ、まあそろそろ私も

考えなくちゃいけない時期かな、三番隊に鳳橋燐十郎が就任、十二番隊の曳舟隊長も出世して近々隊を離れるらしい。

 

 私は副隊長の仕事をしながら、週に何回か、霊術院の生徒たちに音楽を教えていたりする。まあ、中々やりがいのある仕事だよね。

  

 「まあ、とりあえずは鍛錬あるのみだね。」

と私は鍛錬をしながら1人呟く。

 

  それから数年、やってきました。なんと喜助が十二番隊の隊長に就任したのです。いやぁ、夜一や喜助の小さい頃を知っている私からすると2人が隊長になった姿にとても感動したのを覚えてる。

 

 そんななんでもない平和な日々を留魂街の謎の魂魄消失事件の話が立ち上がるようになる。

 

 それからなんと九番隊の六車の霊圧が消え、五番隊隊長の平子、三番隊のローズ、七番隊から愛川羅武、十二番隊から猿柿ひよりが調査に赴く事になったのだった。

 

  そして今、隊長格の霊圧が消えて、喜助と握菱鉄斎は四十六室に連行された。

 

 私はその報告を聞いて夜一をふんじばってでも私が助けに行こうとしたが、そこは流石に刑軍の軍団長、私の縛りをすぐに解いて逆に私を縛って喜助を助けに行ってしまった。

 

 それからしばらくして私は部屋に私を探しにきた砕蜂によって発見され、ようやく縄を解かれるのであった。

 

 「朝陽様、大丈夫ですか?」

 

 「ええ、それより夜一は?」

 

 「その事なのですが、夜一様のことについて総隊長がお待ちです。」

 

 「わかったわ。今から行くわ。砕蜂悪いけど少しついてきて貰えるかしら」

 

 「承知しました。」

と私は砕蜂を連れて一番隊の隊舎へと向かう。

 

 目的地に着くと砕蜂を部屋の外に待たせて、中に入ると山爺とお父さまがいた。

 

 なんとわたしには現在、夜一や喜助の脱走幇助の疑いがかけられているらしいのだ。

 

 私は私の知る限りのことを話す。私が今にも飛んでいきそうな夜一を拘束したものの、逆に抜けられて拘束されてしまったことを、それからだな。私の立場も大きく変わった。

 

  なんと父様、私に刑軍の軍団長になれというのだ。まあ私の鬼部隊としての活躍があったからだろうな。言ってるのは夜一が抜けた現在、夜一に近い実力をもつ私が刑軍軍団長の地位につき更には2番隊の隊長にまだ任命されてしまった。

 

 図らずして自分の存在が大分原作を変えてしまった。

まあ、私が隊長になる以上は大前田さん息子には残念ながら副隊長の椅子はやれない。私の副官に砕蜂を置くことにした。

そのことを砕蜂に伝えると

 

  「私が二番隊の副隊長にですか」

 

  「そう、私はお前の実力をかって、貴女を推薦したの。貴女が夜一に憧れを抱いていたのもわかるわ。でもね。今は少しでも早く刑軍や夜一の抜けた穴を埋めて立て直すことが最優先事項よ。いつ帰ってくるかもわからないけど、それまでしっかり鍛錬して遥かに強くなった姿を夜一に見せてやりましょう。」

 その言葉に砕蜂は涙を流し、私に跪く。

 

  「はい、この砕蜂その役目、しかと拝命いたしました。」

 こうして私を隊長とした新生二番隊がスタートしたのだった。

 

 それからの100年を私は修行や仕事、休みの日は現世に出かけて、楽器を買ったりして過ごしていた。

 

 この度、現世へと十三番隊、浮竹のところの部下のルキアちゃんが現世へと駐在任務に出るらしい。

 

 やあ、やっと原作開始だね。

 

  

 

  

 

 

  

 

 

 

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