追放された荷物持ちは実は転生者で色々な所から声をかけられる 作:北方守護
その世界の名はムンドナトゥレーザと言った。
その世界の中に幾つかある大陸の一つの地域にある街の中の冒険者ギルドではある事が起こっていた。
ギルド内の酒場にあるテーブルの一つである冒険者パーティが話している時だった……
「なぁ、タケアキ お前は今日でうちのパーティから追放だ」
「ん?まぁ……最近そんな感じはしてたけどな……それでなんでだ?セサル」
金髪の青年でパーティでリーダーを務める〔剣士 セサル〕がパーティでは〔
「ちょ、ちょっと待って下さいセサルさん!なんでタケアキさんが追放なんですか!?」
それを聞いていたピンク色のカールが掛かった長髪の少女〔
「良いか?キアラ、俺達はもう少しで冒険者ランクがAクリスに昇格出来るんだ……けどなタケアキは何もしてないじゃないか!」
「そんなタケアキさ「まぁ、セサルの言う通りよね……それなりに助かってはいたけど」アナさん!?」
セサルがキアラに説明してると〔
「だって、今日の戦いだってタケアキがいなかったら、もっと早く終わってたんじゃない?」
「そ、それは……フリオさんはどうなんですか!?」
「んあ?俺はなぁ……別にどっちでも構わないけどなぁ……」
キアラは〔
「じゃあ、俺を追放するが2名で反対は1名、フリオはどちらでも無いって事か……分かったよ俺は、このパーティから抜けさせてもらうよ じゃあコレがここの代金だ」
「あっ!待ってください!!タケアキさん!!」
タケアキが代金をテーブルに置いてギルドを出るとキアラが追いかけてきた。
「タケアキさん!本当にパーティから抜けちゃうんですか!?」
「あぁ、そろそろ俺のレベルじゃ皆にも追いつかなくなってきてたし、ちょうど良いタイミングだったのかもな」
「そんな……だったら!私も「それはダメだキアラ」けど……」
タケアキはキアラが何かを言おうとしたがそれを遮った。
「キアラは、このパーティに必要な存在だ……だから抜けようとするな」
「けど……けど……」
「ありがとうな俺の為に泣いてくれて……」
タケアキが泣き出したキアラを軽く抱きしめるとその胸の中で泣いていた。
暫くして……
「それでタケアキさん……パーティを抜けてどうするんですか?」
「あぁ、それなりに冒険はしてきたから色々と世界を回ってみようと思うんだ」
泣き止んだキアラを連れてタケアキは近くにあったベンチを座って夜空の月を見ていた。
「そうなんですか……もしかしたら、何処かで再会出来るかもしれませんね」
「そうだな……ほら、そろそろ酒場に戻った方が良いぞ……」
「はい……タケアキさん……それじゃ……」
タケアキに促されたキアラは酒場に戻った。
一方、タケアキは月を見ていた。
「いつのまにか
実はタケアキはこことは違う世界で命を落とした転生者と呼ばれている存在だった。
「だけど、使える魔法がなぁ……【ステータスオープン】」
タケアキが言うと目の前にゲームなどで見るステータスが浮かび上がった。
そこには名前やHPやMPなど記されており、その下には……
タケアキ Lv10
使用可能魔法 火魔法Lv1 水魔法Lv1 木魔法Lv1 土魔法Lv1 風魔法Lv1 雷魔法Lv1 光魔法Lv1 闇魔法Lv1
所持スキル
料理熟練度10 掃除熟練度10 裁縫熟練度10 鍼灸熟練度10 揉師熟練度10
と記してあった。
「魔法もこの世界の人間なら誰でも使える程度で1つを除いて全属性は使えるけど……【
タケアキが魔法を唱えたが指先にマッチ程の大きさが発生した程だった。
「この位だもんな……さてと宿屋に戻って街を出る準備でもするか……」
タケアキは腰を空けると宿屋に向かった。