錬成師と投術師のありふれたはじめて   作:simasima

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01 きっかけ

 

 

ハジメ×優花のありふれの皮を被ったラブコメです。

 

 

 

                 

 

 

 

 

落ちていくひどくゆっくりに見える。

彼の伸ばした手は空を切るばかり

その姿は深い闇に融け

 

「ハジメェエエ‼ 」

 

私は絶望の叫びを上げた。

 

 

〜優花〜

 

私がハジメ、ただのクラスメイトだった南雲ハジメと

関わる事になったのは一年の一学期の期末試験前

私は購買から帰りに普段は使わない中庭を通っていた時

校舎の陰で行われている。ソレが偶然、目に入った。

 

その時、私は正義感とかでなく

高校にまで入ってそんな事をしてる連中にいらつきを覚え

そのため普段なら見て見ぬふりをするかもしれないが

その日はそうしなかった。

 

「あんた達!こんな所で何やってんの!」

 

目立たないように南雲の腹を殴りつけていた

クラス内でワルぶってる檜山とかいう奴と

いつもつるんでる三人に向かって言った。

 

「んっ園部か?何ってただ南雲と話してるだけだぜ」

 

檜山がニヤニヤしながら返事し他の三人も薄ら笑いで頷く

南雲は痛みを堪えながらも困った顔で私をみていた。

 

「けっ!」

 

と檜山達は私と南雲を置いてこの場を

なにもなかったかの様に去ろうとする。

 

「ねぇ、私さぁさっきの事、撮ったんだよねぇ」

 

スマホを手に持ち檜山達に言ってやった

その言葉に檜山達は焦り

 

「園部!てめぇチクル気かよ!」

 

「さあねぁ?高校生でさっきみたいな事

どうなるか?わかるよねぇ」

 

「園部ぇ…」

 

「あんた達みたいなの正直ムカつくのよ。

今回は目をつむっててもいいけど?次に…」

 

と私が言い終わる前に近藤が怒鳴って

 

「園部!調子こいてんじゃねぇぞ!

スマホのデータを消しやがれ!」

 

私のスマホを取り上げようと掴みかかってくる。

おもわず目をつむり身を縮こませる

だけど私に近藤の手は届かなかった

目を開けると南雲が近藤の腰を掴み

必死の形相で押さえていた。

 

「園部さん!行って!」

 

その言葉に私は気まずさの中走り出すが

檜山が私を捕まえようとするも近藤から離れた南雲が

体ごと檜山にぶつかり阻んだ

この場を去る時チラッと見た

南雲は「ごめんね」と唇が動いたように見えた。

 

 

その後すぐ近くにいた教師を呼び

南雲を腹いせにリンチにしていた。檜山達を止め。

現行犯で見られた檜山達は10日間の停学と夏休みは自宅謹慎の処分を受け

何故か南雲は3日間の自宅謹慎になった。

 

 

 

 

 

 

 

夏休みになって一週間過ぎた日の正午

私は学校の正門の横に立っていた

しばらくすると目的の人物

南雲ハジメが謹慎で受けられなかった

期末の追試と補習を終え校舎から出てきた。

 

「南雲!ちょっと私に付き合いなさい!」

 

声をかけると南雲はビクッとして

恐る恐る私の方を見る。

そんなにキツイ言いようだったかな

妙子達に良くきつく見えるって言われるけど。

 

「園部さんなにかな?」

 

だからって南雲もそんなに警戒しないでよ。

声をかけただけなのにさぁ。

 

「この前の檜山達の事で話があるの」

 

「僕はもう気にしてないから。園部さん、じゃぁまた」

 

と去ろうとする南雲の服を掴み止めて

 

「待ちなさいよ!こっちは暑い中あんたを待ってたのよ」

 

「・・・話しを聞くから手を離して園部さん」

 

南雲は困ったような笑顔を浮かべ言った。

 

「南雲とりあえず暑いから、わたしん()に来なさい」

 

「よく知らない女の子の家に行くのはちょっと・・・」

 

「私の家は洋食屋やってるから店の方よ。

まだ自分の部屋に男なんて上げた事はないし」

 

誤解した南雲に家が洋食屋やってる事

それと必要の無い言い訳をしてしまった。

南雲は意外そうな顔で私をジッと見る。

なぜだか気恥ずかしくなった私は

 

「南雲!昼まだ食べてないでしょう!

私のまかないで良ければ食わせるから行くわよ!」

 

とつい、きつく言ってしまい。

私は南雲を強引に

実家の洋食屋”ウィステリア“に連れていった。

 

 

 

 

 

 

「園部さん、落ち着いた雰囲気の素敵なお店だね」

 

店に入り一通り店内を見渡すと南雲はそう言った。

その言葉に私は思わず頬が緩む

 

「そこの席に座って待ってて、今から作るから」

 

私が髪をまとめ厨房に入ると

父さんたちが意味深な顔を向けてくるが

私は無視して材料を取り出し

調理を始める。

 

 

 

 

 

「はい。オムライスよ。具は賄いだから

余り物を利用したけどね」

 

南雲の前にオムライスを置き

私は向かいの席に座り

 

「南雲、冷める前にたべなよ」

 

「うん」

 

私の料理になかなか手を付けなっかた

南雲に早く食べるようにいった。

オムライスを一口食べた南雲は

 

「美味しい、美味しいよ園部さん」

 

と屈託のない笑顔で私の料理を褒めた

そのまま南雲は笑顔で食べ続ける。

そんな南雲の様子に私も笑顔をになり

夢中で私の料理をたべる南雲を眺めていた。

 

 

 

「ごちそうさま。すごく美味しかったよ園部さん」

 

「フフッ、かたずけてお茶でも淹れてくるから少しまってて」

 

と「お茶まで・・・」と遠慮する南雲を残し私は厨房に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

「いい香り・・・んっ美味しいや」

 

「自慢のオリジナルブレンドなの」

 

もってきたコーヒーを飲んだ南雲の称賛に

私は自慢げにそう答えた。

 

「園部さんはコーヒーを淹れるのも上手いんだね」

 

「褒めてくれて嬉しいけど、コーヒーを淹れたのは父さんなの

私はまだ他の人にコーヒーを淹れるのは認められてないの」

 

「そうなんだ」

 

「でも近いうちに頑張って父さんに認めてもらうわ」

 

「僕も園部さんが淹れたコーヒーを飲みたいな」

 

「・・・つぅ」

 

南雲の何気ない言葉、社交辞令だろう

その言葉に私の体温が上がった気がした。

そんな自分をごまかすため語彙を強め

 

「南雲!あんたは悔しくないの」

 

「何が園部さん?」

 

「檜山達の被害者のあんたまで

謹慎になったことがよ」

 

「う~ん別に気にしてないよ」

 

南雲は心の底からそう思ってるみたいだ。

こいつは気が弱そうの見えて

かなり図太いのかもしれない。

でも私は納得いかないので

 

「南雲がいつも授業中寝てばかりだから

懲罰的な意味で喧嘩両成敗で謹慎になったんじゃない」

 

「僕の自業自得だから仕方ないよ」

 

「どうして南雲は寝てばかりなのよ」

 

私は南雲からなぜ居眠りばかりするのか理由をききだした。

まさか私も読んだことがあるアノ有名少女漫画家の息子だったとは

ゲームの方は良く知らなかったけど父親が社長らしい

南雲もその道に進みたいらしく両親の手伝いをし

すでに大人のスタッフと遜色の無い技術を持っていて

そのせいで徹夜仕事が当たり前になり学校では居眠りだそうだ。

 

「南雲、私も将来お店を継ぎたいから

あんたの将来のため今から努力する気持ちはよくわかるけどさぁ」

 

余計なお世話と思うけど言わずにいれなかった。

 

「でもそのために今の学校生活を切り捨てるのは違うとおもう」

 

「園部さん・・・」

 

「そりゃ何かを犠牲にしないと出来ない事が

あるのも分かるし、でもそのためにただ学校に行ってるだけ

なのは寂しいとおもう」

 

「・・でも僕が好きでしてることだし」

 

「あんた、よく白崎からよく注意されてたでしょ

で何度も言われても生活態度改善しないから

クラス内でハブる様な空気が出来かけてるから

檜山達なんかに付け込まれるんじゃん」

 

南雲は白崎によく遅刻しないようにとか注意されている。

白崎は清楚な美人としか言えない美人で男子だけでなく

女子からも人気がある。そんな白崎から南雲は気にかけられてるのに

まるで生活態度を改善しないから南雲は皆から嫌悪されかけている。

 

「南雲は余計ななお世話と感じるだろうけど

私も居眠りとかは止めるべきだと思うよ」

 

「でも父さん達の手伝いは好きでしてしてるし」

 

「手伝いを辞めろなんて言わないわよ。

でも今みたいに徹夜続きだと

南雲、あんた早死にするよ」

 

「ううっ…」

 

何やら思い当たる事があるのか苦い顔をする南雲

 

「とにかくさぁ南雲の親も息子が体調を崩してまで

手伝ってもらいたいなんて思って無いでしょ?」

 

「うんそうだね」

 

南雲は私の言葉に真剣な顔でうなずく

自分云々より親に心配かけたく無い

その気持ちが大きいみたいだ。

 

「南雲、一度親と話し合いなよ

将来のためにも生活リズムは改善すべきだしさぁ」

 

「その通りだね今晩でも親に相談してみるよ」

 

南雲は私の話に同意した後に

 

「でも園部さんはどうして僕なんかに

真剣に話をしてくれるの?

檜山達に絡まれことで園部さんに迷惑をかけたのに」

 

南雲はそう言うけど檜山達に関わったのは

私の勝手だし南雲が謹慎になったのも

近藤から私を守ったからだし

だから私は南雲が謹慎処分を受けたのが

 

「私が悔しいから!私を檜山達の

暴力からかばった、あんたが謹慎させられたのが

次に同じようなことがあっても大丈夫なように

学校での南雲の印象を変えたいからよ!」

 

あれ?なんだか私、すごい自分勝手な事

言っちゃった気が南雲はあきれたかな?

 

「そっか、じゃあ僕は園部さんが悔しい思いを

しないために頑張るよ。ありがとう園部さん」

 

と困ったような笑顔で南雲はそう言った

私はその南雲の笑顔と私のために頑張ると

言ったその言葉に少し心音が早くなった。

 

その後南雲と電話番号やらを交換し

夏休みの間から朝ちゃんと起きないとダメだと

私は店の仕込みの手伝いで休み期間も

いつ通り起きるから当分の間

南雲に目覚ましコールすると

南雲は恥ずかしがったがそこは私が押し切った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~ハジメ~

 

僕は夜遅く父さんと母さんに

仕事の手伝いで徹夜するのをやめて

日が変わるくらいには切り上げる事を伝えると

始めは学校から何か言われたのかと言われたが

僕が檜山達に絡まれているときに助けてくれた

女の子である園部さんと話した結果だと言うと

父さんたちは険しい顔から一転ニヤニヤしだす

なにを勘ぐってるのやら

僕の話を聞き終えた父さんが

 

「ハジメそういう子がいるなら

学校生活を大事にした方がいい」

 

「そうよハジメ。父さんの言う通りだと母さんも思うわ

それにその子と過ごす学校生活は後々

ハジメがしたい事に役に立つと思うから」

 

「父さん、母さん僕が手伝い減らしてもいいの」

 

「俺と母さんは元からお前のしたいようにさせてただけだからな

ハジメが学校生活を今より大事にしたいと思うなら

反対する理由なんてないさ」

 

「ハジメ、母さんは嬉しいのハジメが学校生活を楽しむならね」

 

「父さん、母さん・・・」

 

「でっハジメ、園部優花さんてっどんな感じの子だ?

自分家の手伝いをする真面目な女の子なんだろう?」

 

「え~見た目ギャルぽぃ感じだけど優しい人だよ」

 

と園部さんがギャルぽぃと聞くと

父さんと母さんはイイ笑顔をうかべ

見事なシンクロで親指をたて二人は揃ってサムズアップした。

それを見て僕は心の底からウザイと思った。

 

 

 

僕は久しぶりに日が変わる前にベッドに入って

なんなしとスマホを手に取っていた

画面はホームのままで

僕は別に園部さんの目覚ましコールを

待ち遠しいとは思ってなんかないんだよ。

と自分に言い訳しながら眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はここまでです。

次回は夏休みの定番イベント海かプールの話を書きたいな。

 

 

 

この話は基本ウルの町辺りまでで終わるつもりです。

どうしてハジメ一行について行くには

優花だと力不足になってしまいます。

なので話を続けるには原作に無い

強化を又は優花にオリジナル設定を付ける必要があります。

思いつく強化案としては

 

*単純に優花が魔物の肉を食べる。

 

*ハジメのアイテムモリモリで魔法少女ユウカちゃんになる

 

*他作品とのクロスオーバーさせる。

今思いつくのは優花の母親が”異世界食堂”の

マスターの妹でウィステリアに嫁いできたことにして

混沌の封印者である祖母の力を受け継いでて

召喚されたことで覚醒する。

 

です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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