名探偵コナンの世界で気ままに生きる(一旦休載中)   作:ゆかなおっぱい

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今回は実際に起きた事故をモデルにしております。
また短めです。


旅先の雪には要注意

野上父と会ってから一年半経ち、今は二年生と三年生の間の春休み。今回は麗香ちゃんの小学校入学と唯香ちゃんの誕生祝いで北陸に来ていた。しかし…

 

「なんでウチまで旅行に行くんだ?」

 

「冴子の許婚ですもの、麗香と唯香のためにも祝って頂戴?」

 

(いつ許婚になったんだよ…勝手にするなよ…)

 

「そうよお義兄さん!!今のうちからウチの家になれとかなきゃ!!ね〜、唯香」

 

「フフ、唯香もそうだそうだ〜って言ってるわ」

 

「折角こんな良い旅行誘って貰えたんだから万々歳じゃない。ホント、野上さんには感謝よ。それにこんな可愛い子をこの年で捕まえたんですもの。ちゃんとしなきゃダメよ?裕太」

 

(母さんまで毒されてらぁ…)

 

「お義母様、可愛いだなんて、そんな…照れますわ」

 

(うっわ照れてる演技してやがるぜ…お前自分が他人より見た目いいの分かってんだろうが、この前ロリコン疑惑のある先生のこと煽りに煽って利用して気に入らない男子を追い詰めてた癖に…)

 

「冴子ちゃんは誰が見ても可愛いわよ〜、ホント裕太が羨ましいわ〜」

 

「ハッハッハ、娘も増えたし冴子の婿も決まったし、俺ももっと頑張らなきゃなぁ!!」

 

「あなたもあともう少しで警視総監になれるんだから頑張ってね」

 

「裕太も刑事になったら野上さんの義息子兼部下になるわね。」

 

「そうっすね…」

 

「裕太、さっきから黙ってるけど大丈夫?気分悪い?」

 

「いや、景色を眺めてたんだよ」

 

(んな訳あるか!!こっちは好き放題言われまくって腹立ってんだ!!俺はこの世界に来たのはそう…佐藤美和子ちゃんと結婚するため!!…でもこんな状況じゃ冴子とは結婚しませんなんて言えねぇ…)

 

「もう…でも良い眺めよねぇ…」

 

「綺麗な景色〜!!お姉ちゃん、窓側変わってよ!」

 

「ハイハイ、どうぞ」

 

俺たちが乗っている電車からは日本海が眼下に広がっており、まさしく海の側を走っている。

 

「こんな崖によく電車なんて走るわね…」

 

「ここは親不知子不知といって、北陸の名所でもあるんだぞ」

 

「それに塩害も良く起きて、鉄道の中でも屈指の難所としても有名だな」

 

「裕太君、よく知ってるな」

 

「フフ、なんだかんだ楽しみにしてたのね」

 

「私と行くのそんなに楽しみだったの?裕太」

 

「別に冴子と行くのが楽しみだった訳じゃねぇよ、偶々知ってただけだ」

 

「つれないわねぇ…」

 

「それにしてもすごい雪…もう三月よ?お義兄さんもそう思うでしょ?」

 

「そうだな、今年は例年になく厳冬だったのはそうなんだけど、三月中旬になってまだこんなに雪があるとはなぁ…」

 

海とは反対側、山には未だに多くの雪がのっかっている。雪化粧というより、今にも崩れそうに重々しく積もっている。

 

(雪崩とか起きないでくれよ…)

 

「スキーとかもいつか行きたいね!!」

 

「そうね。来年はスキーに行きましょうか」

 

「おお、いいな!!どうです、星川さんも」

 

「あら、もう来年の事なんて。勿論御一緒させていただきますわ。ね、裕太?」

 

「えっ?あ、あぁ…」

 

(なんでもう来年の旅行まで決めてんだよ…それにしれっとまたウチを巻き込むな!!)

 

「楽しみだね〜お姉ちゃん」

 

「そうね。その時には唯香はどれくらい大きくなってるかしら」

 

「オイオイ、来年のことより今日のことだろ」

 

 

 

そうこうしていると、電車は親不知駅に到着。間も無くして汽笛を鳴らして出発し、少し走ってトンネルに入った所で止まった

 

 

『停止信号です。暫くお待ち下さい。』

 

「トンネルで止まらないでよ、もう!!」

 

「怒らないの、麗香。はい、お父様の番」

 

皆んながババ抜きをする中、俺は違和感を感じていた。

 

(何か見落としてる気がすんだよなぁ…それも重大なことを…)

 

 

そうしてことは起きるー

 

 

 

ドゴォォォォォ!!!!!!

 

 

「な、何!?」

 

後ろの方から何かが落ちてくる轟音がトンネル内に木霊する。

 

「雪崩だ!!!」

 

後部車両に駆けつけた俺の目に映った光景は…

さっきまで走っていた線路に雪が大量に流れ、線路を呑み込んで覆い被さっているというものだった

 

「何よ…これ…」

 

「……」

 

みんな声を出せなかった。その余りにも凄まじい光景に。そしてもしもう少し遅くココを通っていたら、巻き込まれていたということに戦慄していた…

 

(これは…)

 

「な、何ごとですか…な!?」

 

そこに運転手さんまでやってきた。

 

「あぁ!!山崎君!!山崎君が!!」

 

「どうしたんですか!?運転手さん!!」

 

「車掌の山崎君が…雪崩に巻き込まれているかもしれない…」

 

「「「えぇっ!!??」」」

 

「どういうことですか…?」

 

「無線が繋がらないので、親不知駅まで行ってきてくれないかと指示を出したんです…そしたらこんなことになってしまって…」

 

「!?麗子!!警察に電話できるか!!」

 

「えぇ、なんとか!!今かけるわ」

 

 

車内が慌しくなる中、俺だけは…

 

(汽笛を鳴らしてこの電車は出発した…まさかこの雪崩…)

 

ー1922年2月3日、ここと同じ場所…親不知〜青海間で起きた最悪の事故、

北陸線列車雪崩直撃事故に、原因がそっくりに思えた。




どれくらいの文字数が良いんでしょうか?もう少し一話の文字数増やした方が良いですかね?私自身あまり長い文章読むのが嫌いで短い文章を数読むのが好きなのですが、皆さんはどうでしょうか。
感想等お待ちしております。
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