名探偵コナンの世界で気ままに生きる(一旦休載中)   作:ゆかなおっぱい

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井上陽水さんの少年時代ブームが私の中で到来しました。
今回は初の原作回です。
主要キャラが一気に登場!!あの人もアイツも登場!



初の原作回!!漣の魔法使い

中学三年生の夏休み。楽しい楽しい海水浴。照りつけるような太陽、その光を受けて燦燦と輝く砂浜。そしてそこを歩く煌びやかで艶めかしい水着の女性達。写真を撮りたくなるような景色がそこにはあった。

 

(うわぁ、あの人メチャクチャ綺麗じゃん!!あっ、あっちの人の胸デカ!!…うっはぁ彼氏持ちか〜羨ましい!!)

 

前世含めて35年の人生、それなりに落ち着いた性格をしていると自負する俺でも、やはり肉体年齢は15歳と思春期真っ盛り。どうしてもそういうピンク色な思考を止めることは出来ないのである。

そうやって下種な事を考えていると如何にポーカーフェイスが得意な俺でも顔には出てきてしまうもので。他人が見ればほぼ真顔と認識するであろう俺の表情を、彼女…野上冴子は瞬時に認識してしまうのだった。

 

フンッ、と冴子の足が先にパラソルを立てて待たされていた俺の足の甲に振り下ろされた。

 

「痛っ、さ、冴子…」

 

「何を見たらそんなに鼻の下が伸びるのかしら?裕太?」

 

「怒るなよ冴子…その水着、冴子にぴったりのこの中じゃ冴子が一番綺麗で可愛いよ。」

 

「フ、フン。いいわ。許してあげる。」

 

褒めると冴子はいつもこうして頬を赤く染めて目を逸らし、手を恥ずかしげに後ろに回す。そんな初々しい冴子の仕草が、とても愛らしく、好きだ。そんな冴子は海色のオフショルダービキニを着ている。彼女の綺麗な両肩が惜しげもなく出された水着で、中学生とは思えない程に豊かな双胸が作り出す谷間が、どことなく色っぽさを醸し出している。それに加えて全体的にはまだ発達途中な体を水着のシャラの花の模様が可愛らしくデコレーションする。今の冴子は正に「可愛い」と「綺麗」という言葉が融合したような、神秘的な美しさを体現したような姿だ。ビーチにいる同年代と思しき男子達の視線を独り占めにしていた。

 

「いいわねぇ、青春だわ〜」

 

遅れて麗子さんが到着する。麗子さんは海に入るつもりはないようで、サングラスと帽子を被り、白のワンピースを着ていた。清楚感があるその服装は派手なモノでは無いのだが、大人の色気を隠しきれないからか彼女もまた男衆の視線を集めていた。

 

「あー、姉さん大胆〜!」

 

そう言って揶揄うのは野上家次女の麗香。成長してかつての様な天真爛漫さは鳴りを潜めてきたが、やはり持ち前の明かるい性格は健在だ。そんな彼女は冴子とお揃いの水着で、色が紫な所以外に違いは無い。だが冴子と違いまだまだ子供な彼女が着ると冴子とは違う可愛らしさが強調され、これはこれでとても魅力的だ。

 

「そ、そんなんじゃ無いわよ麗香!」

 

「ハハハ。麗香ちゃんも可愛いじゃん、いいね!」

 

「フフっ、ありがと!あっ、唯香!!海にまで来て本読んでどうすんのよ!!」

 

「いいでしょ、何したって。まぁお兄さんとは泳ぎたいからこんなものでいいかな?」

 

麗香に注意され少し怠そうに立ち上がったのは6歳児の野上家三女、唯香。スクール水着と変わらないような水着姿の彼女は麗香とは対照的にインドアタイプで先ほどまでパラソルの下で本を読んでいた。それにしても本当に6歳か?と疑うような落ち着きである。

 

「まぁまぁ。んじゃ、早速泳ぐとするかな!!」

 

そうして俺たちは海へと駆けて行った。

 

 

〜〜

 

 

other side

 

裕太達のいる砂浜。そこは崖の下にあって、崖の上には道路が通っている。奇しくも同じ時間に、彼らもまた、海水浴に来ていた。

 

「久しぶりだね…秀一兄さん…」

 

とあるパラソルの下に寝そべっていた男の元に、水着の上にパーカーを羽織った青年が近づく。秀一と呼ばれた男は黒いキャップに黒のサングラスをかけ、腕を組んで寛いでいる。

 

「あぁ…7年振りか…大きくなったな秀吉…高校3年生になるのかな?」

 

「ホラ、お前も挨拶しろよ!会うの初めてだろ?」

 

そうして秀吉の後ろから人見知りっぽくヒョコッと顔を出した子は、癖っ毛のショートヘアーで、ボーイッシュな女の子だった。

 

「は、初めまして…真純だよ…」

 

「ん?誰だ?そのガキ…」

 

「妹だよ!!メールで写真送っただろ?」

 

「そういやぁ俺が渡米する前、母さんの腹が膨らんでたな…」

 

「それよりメアリー母さんは?兄さんのホテルに行って一緒にここへ来たんじゃ無いの?」

 

「ホテルで母さんとちょっとやり合ってな…」

 

そう言って秀一はサングラスを外す。

 

「母さんの手刀を目に受けて…お陰でこのザマだ…俺もニ、三発食らわしたから…今頃氷で冷やしてるんじゃないか?」

 

「頭を冷やすのは貴方の方よ…」

 

彼等の横から一人女性がやってきた。彼女は帽子にサングラス、黒のシャツを着ていて、どことなくスパルタンなオーラを放っていた。

 

「アメリカで勉強したいって言うから留学させたのに…実は『父の事件の真相を探るに行ってた』ですって?しかも大学を卒業したらFBIに入るだなんて…まるで死神に魅入られた子供のよう…」

 

「グリーンカードもアメリカ国籍も取った…後は、3年の職務経験を積み筆記試験と体力テストにパスするだけ…問題はないさ…まぁ、右側通行に慣れなくて運転免許を取るのには手間取ったよ…元いた国も日本も左側通行だったからな…」

 

「生活費はどうする気?そんな馬鹿な事を言う人には仕送りすると思ってるの?」

 

「心配無用さ…割りのいいアルバイトを見つけたんでね…FBIに入るまではそれで食い繋げる…」

 

「まったく…折角貴方を日本に戻すために海水浴に誘ったのに…まぁこの平和な景色を眺めながら頭を冷やして思い出しなさい…主人が死ぬ前、この安全な国に私達を送った時に言った言葉を…『いいか、この先、私はいないものと思え…どうやら私はとんでもない奴らを敵に回してしまったようだ…』っていうあのメールをね…」

 

そういうと彼女は何か諦めを含んだ様子で去ってしまった。

 

(母さんこそ忘れてるんじゃないのか?父の遺体はまだ発見されていないって事を…)

 

一方、秀吉と真純は二人とは関係無かった様子だ。

 

「じゃあ僕らは海の家で焼きそばでも食べよっか!」

 

「うん!」

 

真純は秀吉の差し出した手を掴み、彼に付いていくものの、秀一が気になってしまい秀一の方へ振り返りながら歩く。

 

(初めて会うもう1人のお兄ちゃん…吉兄ちゃんとは違って、全然笑わないお兄ちゃん…

笑った顔が見てみたい…)

 

世良真純7歳、後のJK探偵もまだ子供の頃。寄る好奇心には勝てないようだ。

 

(よーし!)

 

ーーー

 

「んしょ、んしょ…」

 

真純は何とか先程と変わらず寝そべっている秀一を笑わせようと、彼女なりに必死になっているようだ。今は秀一のいるパラソルの上をよじ登っている。

 

「ばぁ!!」

 

真純はパラソルから顔を出して秀一に見せるが、彼は全く笑わない。

 

「秀吉!何させてんだ?危ないだろ…」

 

(ダメだ笑わない…)

 

「ゴメン…真純がパラソルの上に乗りたいっていうから…」

 

(よーしだったら…体育の先生に教わった…)

 

今度は秀一の前で側転して見せる。

 

「よっ!と!た!て!」

 

小学一年生にしてはとても上手な側転だが、秀一はピクリとも動かず、結局転んでしまう。ズザッ、という音がして真純は砂浜に倒れた。

しかしそれでも秀一は目線をやるだけで、表情も、サングラスの奥にある目も全く変わらない。

 

「エヘヘ…」

 

真純が照れたような、あどけない笑みを浮かべ頭をかくが、秀一は反応すら示さず欠伸をした。

 

(これもダメかー…んじゃとっておき…クラスの皆んなも大爆笑!これで笑わない人はいないはず…)

 

ところがどっこい、笑わないのが秀一だ。

 

真純はなんと、買ったフライドポテトを鼻の穴に一本ずつ、口にも5本を咥えて、口の両端をイーッと引っ張る。

 

「いーーーっ!!」

 

しかしながら、やはり秀一の反応は冷たい。

 

「食べ物で遊ぶな…」

 

(ウソ…これでもダメ?)

 

そんな悪戯を続ける真純に天罰が下ったか、運悪く丁度母が帰ってきてしまう。

 

「コラ!何やってんの?真純!」

 

「ママ…」

 

「女の子なのにもぅ…鼻の下にチップスの塩が付いちゃってるじゃない!」

 

「ご、ごめんなさい…」

 

 

「あら…イギリスじゃそういうジョークが流行ってるの?」

 

そんな重たい雰囲気の中に入ってきた女性がいた。黒いハットに黒縁のメガネを掛けた、ワンピースタイプの水着を着た栗色の髪の美人…工藤有希子その人だ。

 

「え?」

 

「イギリスの方ですよね?ジャガイモを拍子切りにして油で揚げて塩をふったものを日本じゃフライドポテト…アメリカじゃフレンチフライズ…それをチップスって言うのは、フィッシュ&チップスの国イギリスかなって…」

 

有希子は悪気なく笑顔でそう言うが、一般人からすればそんな言葉一つで国を当ててくる人など図星で無言になるか、ドン引いて無言になるかの二択(実質一択?)であろう。例に漏れず真純の母、メアリーも彼女を見て黙ってしまった。

 

「それよりウチの子見ませんでした?緑の海パンを穿いた男の子でその子ぐらいの女の子と一緒だと思うんですけど…」

 

「さぁ…」

 

そういうと有希子はまた彼女の息子ー工藤新一を探しに行ってしまうのだった。

 

「ーったく、どこに行っちゃったのよ?」

 

 

「フン…とんだ安全な国だな…今のような一般人にも…言葉遣いだけで母国がバレてしまう…この世に安全な国なんてないんだよ母さん…なーに心配するな、父を消した奴らに俺の正体がバレる前に、奴らを1人残らず地獄の底に…」

 

途端、秀一の声を遮る小さい男の子の声が入ってきた。

 

「バレバレだよ!」

 

(え?)

 

警戒し、驚いた顔で秀一が見た先には…原作主人公、新一が人差し指を秀一に向けて立っていた。

 

「お兄さんの正体がピエロだって事はな!」

 

((ピ、ピエロ?))

 

今日初めてメアリーと秀一の意見が一致した瞬間だった。

 

「だってお兄さん話聞いてたら…色んな国をいーっぱい回ってるんでしょ?そんな人はボクが知る限り…サーカスの人しかいない!」

 

工藤新一7歳、彼もまたまだまだ未熟な子供である。確かに一年生としてはその推理は素晴らしいものだが、やはりまだ7歳。後の高校生名探偵の在りし日の姿だ。

 

「それにお兄さんの左手を見てピンときたよ!その左手の手首の甲の方に付いた…アザを見てね!それはアコーディオンって楽器の使う人によく出来るアザ…空気を出し入れしながらボタンを押すからベルトで擦れてそこにアザができるって父さんが言ってたし…サーカスのショーの途中によくピエロがアコーディオンを弾いてるし…それにそれにサーカスにはクラウンって道下師がいっぱいいるけど…その中でも縦に筋を入れて涙の化粧をするのはピエロだけ!お兄さんの左目にも、その涙の化粧の跡が残ってるじゃない!多分、早くこの海で遊びたくて慌てて消し忘れたんだろうけど…ボクの目はごまかせない!お兄さんはピエロだ!!違いますか!?」

 

新一迫真の推理に、通りかかった人もチラッと目をとられてしまう。本当に小学生か?と思うような推理力である。しかし、今回はそれは当てはまらない。

 

「フ…ハハハハハハハハ!!」

 

(わ、笑った!)

 

「確かに俺は3つの国を渡っているが…サーカスの団員では無い…」「え?そなの?」

 

「でないとサーカスの旅行好きな人は全てサーカスの団員になってしまうだろう?」

 

「あーそっかー!」

 

「このアコーディオンのアザに気が付いたのは良かったが、これは酒場で客にリクエストされた曲を伴奏する時に出来たアザ…バイトにしては良い金になる…そして左目のコレは涙の化粧ではなく…さっき乱暴な母に付けられたアザ…

君は何者なんだい?」

 

「ボ、ボクは…工藤新一!シャ…シャーロックホームズの弟子だ!!」

 

(ホ、ホームズの弟子?)

 

そんな事を話していると客の間をすり抜けて花柄の浮き輪を腰に嵌めた、新一と同年代くらいの女の子がやってくる。

 

「あー新一!こんなトコにいたー!お母さんが捜してたよー!」

 

「蘭!」

 

「またホームズごっこしてたんでしょー?」

 

「ゴッコじゃねーよ!名探偵になる為の修行だ!」

 

「でも程々にしとかないとその内酷い目にあうよ!さっきのお兄さん達すっごく怒ってたし…」

 

「怒らせとけよあんな奴ら…」

 

しかしその一言でフラグを立ててしまったのだろう。三人のガラの悪いDQNが新一の元へやってきた。

 

「小僧…やっと見つけたぞ…さっきはよくも恥をかかせてくれたなぁ…」

 

三人組のリーダー格の男が威嚇したいのか、手の指をポキポキ鳴らして新一を見下ろす。しかしこれで怯む新一ではない。

 

「あれはオメーらが悪いんだよ…ほとんど食べ終わった焼きそばにハエを入れて…大騒ぎしてお金払わずに帰ろうとしたから…」

 

しかしヤンキーも黙ってはいない。ヤンキーに口で対抗した所で無意味だと言う事を、この時の新一は知らなかったのだ。リーダー格の男は新一の頭を鷲掴んだ。

 

「お前がチクんなきゃ…バレなかったんだよ…」

 

そういった刹那…シュッ!という風を切る音がしたら、そのヤンキーの男の目の前には秀一の指があった。

 

「悪いが、このボウヤは俺の連れでね…ボウヤに話があるのなら俺を通してからにしてくれ…まぁ、両目を抉られた後でいいなら…幾らでも話を聞くぞ…」

 

ヤンキー達は一気に顔色を変え、堪らず逃げ出す。

 

「し、失礼しました〜!!」

 

「すごーい!今の技って何?」

 

「フィンガージャブ!日本でいう目潰しだ…ジークンドーの技の一つだよ…」

 

(フィンガージャブ!!ジークンドー!!カッコいいーー!!)

 

「ボウヤ達!すまんが妹の相手をしてやってくれないか?どうやら妹は友達が欲しいらしい…」

 

「いいけど…」

 

折角良い雰囲気になった空間に、キィィィンっという大きなモーター音と、ガンっという何かが壊れた音が響き渡る。

振り向くと…自動車が崖から海へとダイブしようとしていた。

 

 

〜〜

 

 

「そーれ!!姉さん!!覚悟!」

 

「キャア!!…やってくれたわね、麗香…!!」

 

白い砂浜。青い海。そして美少女が2人いればそう…

地獄絵図になるようだ。

 

「このっ!当たりなさい麗香!!」

 

「ちょっと姉さん!?大人気ないんじゃなぁい!?」

 

「そっちがいきなり水かけてくるからでしょう!?それ、それ!!貴女もびしょ濡れになるのよ!!」

 

「ちょっ、やめてよ姉さん…このぉ!!」

 

バシャン!!バシャン!!バシャン!!と音が鳴る。その音源には2人の鬼気迫る顔の美少女姉妹がいた。

 

「お、おい!その辺でやめとけよ…」

 

「辞めといた方が良いですよ、お兄さん。それより私と遊びましょう?私海で泳ぐの初めてなんです。手伝ってくれます?」

 

可愛らしくコテンと首を曲げた唯香ちゃんのお願いを背く訳にはいかない。唐突にそんな使命感が湧いてきた。

 

「よーしっ、じゃあ俺が手をつかんでてあげるから、頑張ってバタ足で泳いでみようか?」

 

「ハイ!!」

 

 

「ホラホラ!!…ってアラ?裕太?」

 

「このっ!このっ!…えぇ!?唯香もいない!

あっ!!あそこ!!」

 

麗香が指さした先には、穏やかな笑顔を浮かべる裕太と、向日葵のような笑顔を裕太に見せる唯香が一緒に、手を繋いで泳いでいた。

そして唯香は2人の方へ振り返ると…ニヤリ、と勝ち誇ったかのようなドヤ顔を見せつけた。

勿論それに2人が怒らないわけはなく…猛スピードで泳いで裕太の元へと急行した。そのあり得ないスピードで追ってきた彼女たちを裕太は後にこう形容した…リアルジョーズだった、と。

 

 

〜〜

 

 

場所は変わり、海の家。麗子さんに奢って貰って、五人でテーブルを囲いながら昼食をとっている。

 

「それにしても唯香は泳ぎの上達が早かったな。もうあんなに泳げるだなんて…」

 

「いえ、お兄さんの指導が上手いおかげです…」

 

「むぅ…私も早かったわよね!?お義兄さん!」

 

「あぁ、そういや麗香も早かったよな。麗香の時はプールだったけど、スピードが速くなるのは一番早かったなぁ…息継ぎはてんでダメだけど。」

 

「うっ…」

 

「冴子は俺と2人で一緒に頑張ったから、泳げるようになったのは遅かったけど、その分達成感はすごかったな。

 

「えぇ、プールでの事件の後から、2人で毎日のようにプールに通って。“2人きりで”頑張ったものねぇ。」

 

冴子はなぜか唯香の方を向いて言う。唯香は唯香で悔しそうに顔を顰めた。

 

「まぁまぁいいじゃないの、ホラ、早く食べないと遊ぶ時間が減るわよ?」

 

「おおっ!!焼きそばだ!!いただきます!!」

 

「「「いただきます」」」

 

野上姉妹は三人揃って言ったようだ。なんだかんだで仲の良い姉妹である。

 

 

〜〜

 

「ふー、食べた食べた。さぁ、また泳ごうぜ!」

 

「そうね」

 

「負けないわ!」

 

「うーん、私はお母さんと一緒に休むわ。少し疲れた。」

 

「そうか、唯香はさっきまで結構ハードにやっちゃったからな。ごめんな?」

 

「謝らないで下さい!寧ろお兄さんには感謝しています。だから今からはお姉ちゃん達と遊んできてください。」

 

「そっか、分かった。それじゃあ!」

 

唯香、麗子さんと別れたその時だった。

「冴子、麗香!!まだ海に入るな!!こっちに来い!!」

 

「えっ?」 「何!?」

 

(今たしかに車の走行音がする。それも普通じゃないのが…っ!?)

 

爆音がして、ガードレールの破片降ってくると同時に、一台の車が崖から海へと転落して行った。

 

 

 




これで7歳か…フッ、降参だ(白目)
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