名探偵コナンの世界で気ままに生きる(一旦休載中)   作:ゆかなおっぱい

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学校が始まり中々忙しく更新が出来ていないのですが、これからも投稿は続けますのでよろしくお願いします。


並び立つ者

退院した。こういうと普通はおめでたい事なんだけど今の俺にはその言葉は当てはまらない。なぜなら…

 

「冴子、せめてこのナイフ外して…キツいです」

 

「はい?」

 

ニコォ、という擬音が聞こえそうなまでに良い笑顔()をしていらっしゃる冴子やジト目な麗香、心配そうに見つめる唯香、激おこ母さん、いつになく真顔な麗子さんが眼前に並んでいた。面子だけを見ればかなりの美女美少女が並んでいて絶景なのだが、状況がそんな楽しみを奪っている。

かくいう俺は冴子が投げたナイフによって脇、肩、足、袖が針でとめられたように壁に張り付けにされていた。

 

「裕太…あれだけ家で安静にしてなさいと言ったわよね?」

 

「あの、その話は入院中にも聞いたんだ「黙らっしゃい!!」ハイスイマセン!!」

 

「裕太君、確かに貴方には感謝してるわ。でもね、やって良いことと悪い事があるの、知ってるでしょう?」

 

「はい、自分でもやり過ぎたと思ってます…」

 

「お兄さん、私もね、最初お兄さんが銃で撃たれたって言われた時ほんっとうに心配したんだよ?そんなことをまた直ぐに起こして…怒ってるんだからね!!」

 

「ごめんって麗香…」

 

「まぁ、そういうところも含めてのお兄さんですけど…でも、取り残された私たちの気持ちも考えてください。」

 

「裕太、罰として明日は私とトロピカルランドに行くこと!分かった?」

 

冴子はナイフを抜きながらデートのお誘いをしてくる。断り辛い状況を作ってから誘うとは…策士だなぁ。

 

「はいはい…んじゃ、明日8時でいい?」

 

「えぇ。」

 

「ヒュー!お姉ちゃんデートするんだぁ〜!」

 

麗香は煽るように挑発するも、冴子は動じない。逆に麗香に向かって嘲るような表情を作り、

 

「麗香にも彼氏がいれば、こういう風にデート出来るのにねぇ」

 

流石冴子、伊達にお姉ちゃんをやってない。

 

「フン、私だって告白くらいされてるんだから」

 

「どうでもいい男に告白されてマウント?語るに落ちたわね」

 

「2人とも見苦しい。ねぇ、お兄さん?」

 

「えーっと…」

 

「ちょ、唯香!!」

 

「裕太?」

 

思いがけない唯香の参戦に戸惑う麗香に俺に威圧してくる冴子。うーんこの姉妹()

 

「お子ちゃまは黙ってなさいよ」

 

「煩い麗香お姉ちゃんよりかはマシよ」

 

「2人とも、もうやめなさいな」

 

「お姉ちゃんのせいでしょ!?何部外者ぶってるの!?」

 

「冴子お姉ちゃん、自分の非を認めないのはどうかと思うよ」

 

あ、冴子キレた。

 

「大体ねぇ!麗香が茶化すのが悪いんでしょ!?」

 

「何をー!!」

 

 

「帰ろ」

 

「そうね」

 

「あら、気をつけてね〜」

 

俺と母さんは三姉妹の喧嘩に巻き込まれないようにサッサと帰るのであった。

 

 

〜〜

 

 

「すいません師匠、遅れました!!」

 

「あ、裕太君?獠なら地下にいるわ。獠ったら、遅れるって連絡来てから不機嫌になっちゃって。気をつけてね?」

 

歩いて10分ほど。新宿の中心街の少し外れにあるマンションを訪れる。ここももう数回通い、完全に場所を把握した。そのマンションは6階建で、新宿にしては珍しくレンガ調だ。そしてその住人はシティーハンター…冴羽獠と、そのパートナーの槇村香だ。

俺は冴羽さんのことを師匠と呼び敬い、戦闘の指導を受けている。

しかし中々師匠の身体能力には付いていけず、毎回毎回終わった後はヘロヘロになってしまう。

 

「ありがとうございます香さん。じゃあ行ってきます」

 

「頑張って〜」

 

そう言ってサムズアップする香さんはとても綺麗だ。師匠が羨ましい。

 

 

ーー

 

 

「師匠!遅れてすいません!」

 

ダッシュで階段を駆け下り駆け込んだ先には片手でコルトパイソンを構え、奥にある的に向けて弾を放つ。轟音と共に発射された弾丸は真っ直ぐ飛び、的には当たらずに…穴を通っていった。

 

(す、すげぇ!!開けた穴に弾を通すなんて…)

 

リボルバーに入っていた弾を打ち切り、師匠はやっと俺に顔を向ける。

 

「遅ぉぉい!!!俺がいったい何分待ったと思ってるんだ!!」

 

師匠の声で俺は吹っ飛びそうになる。だがこれは俺の想定内だ。

 

「す、すいませんって師匠〜。お詫びにコレ…今話題のグラビアアイドルの写真集です!」

 

俺は悪どい顔でサッとバッグから持ってきた写真集を手渡した。マンションのゴミの所にエロ本が縛ってあるのを見つけ、バレないように手早く回収しておいたものだ。でもそれ、違法行為なのよね…

しかしそんなことは知らず、手渡された写真集を読む師匠の顔はみるみるニヤケてきて、見るからに怪しげな雰囲気を醸し出す。

 

「ハッハッハ、お主も悪よのぉ〜。グッヒッヒッヒ」

 

「いえいえお代官様〜」

 

2人して目を細め、口を歪めるその光景は悪代官そのものだろう。

 

 

〜〜

 

 

「おーい、来たぞー冴子ー!」

 

日曜日。冴子に言われた通りに野上家の前まで迎えに来る。俺は一応デートとのことなので、頑張って髪をセットしてきた。最も、元から髪は短めなのでそんなに凝ってる訳ではないが。服装も、まだ初夏ということで黒いジャケットに赤シャツ、ジーンズ(師匠リスペクトセット)だ。

首元にはちょっと前くらいに買った冴子とお揃いの星形のネックレスを掛け、腕には親父に買ってもらった高校入学祝いの腕時計。高校生にしてはそれなりといったところだろう。

 

そうしてボンヤリとドアの前で待っていると、ガチャリという音がなり1人の“女性“が出てきた。

化粧はしていないのだろうが、素が良いのだろう、瑞々しい白い肌はツルッとした印象だ。唇はリップを塗ったのだろう、元々の薄ピンクに艶が出ている。肩より少し長いくらいに整えられた髪はそよ風になびき、それを右手で抑える仕草にドキッとしてしまう。

青いワンピースは冴子の物静かで清楚なイメージを際立たせ、より華麗に彼女を輝かせる。

ふっくらとした胸元には俺が付けているものと全く同じものが良いアクセントとなって存在感を示していて、手に持っている鞄と相まって大人な雰囲気を醸し出している。

 

(…っ、卑怯だよなぁ冴子は。こうやって時々俺の心を昂らせやがる…)

 

「お待たせ、待ったかしら?」

 

「いんや、いつにも増して綺麗な冴子を見たら、待ってた時間のことなんか忘れたよ。それに、そのワンピース似合ってるじゃん。可愛いよ、冴子」

 

「そ、そう…なら、行きましょうか」

 

素直に感想を伝えると冴子は目を見開いて頬を赤く染め、俺を置いて早足で前を歩く。実際、俺は冴子のことを常日頃から綺麗な女性だと思っている。クラスに可愛い女子はいても、此処まで綺麗な女性はいない。それほどまでに冴子の美貌に惚れているのだ。

 

(ちょっと言いすぎたかな?)

 

俺は駆け足で冴子の横までいき、2人で並んで駅まで歩くのだった。

 

〜〜

 

 

トロピカルランドのある麻衣浜に到着した。日曜日だからか、結構な人がいる。

 

「さっきはありがとうね、裕太」

 

「何、あれくらいは追い払ってやるよ。」

 

先程電車で冴子に触れるなどという蛮行を働いたおっさんがいたのだが、それを俺が捕まえて追い払ったのだ。警察には突き出さなかったものの、気付いた時には怒りが込み上げたものだ。好きな人が痴漢されるのがここまで辛いとは知らなかった。

 

「でも、なんか今日はこういうことがまだ起きそうなのよねぇ…」

 

「オイオイ、縁起でもないこと言うなよ…」

 

冴子は頬に手をあて、困ったようにため息を吐く。…心臓に悪いなぁ、今日の冴子は。

 

 

〜〜

 

 

なんとかチケットを買ってゲートを潜る。入場してから気付いたが、このトロピカルランド、あの第一話の事件の舞台となる場所だ。

新一の他人にいきなり「体操やってますね?」みたいなことを言うのにはドン引きしたが、あれからコナンが始まったと思うと、元ファンとして感慨深いものがある。

とは言っても、既に俺自身もそんなコナンの世界に生きる人間になったわけだが。

 

さて、今はというと…

 

「ねぇねぇお姉さんお一人〜?一緒にランド回らない?ね?ね?」

 

グヘヘヘヘ、といった擬音がとっても似合いそうな同い年くらいの男が冴子に言い寄っていた。

 

(俺がポップコーン買いに行ったらすぐこれだ…大変だなぁ冴子。)

 

ハァ、と溜息を一つ吐きながら、冴子の元へと歩いて向かう。

…フラグ回収早スギィ!

 

「あの〜すいま「ダーリン!!!また知らない女に声かけてるっちゃ!折角トロピカルランドに来たっていうのにダーリンってば〜っ!!」「ギャアア!!」……」

 

その男の彼女だろうか、独特な言い方をする可愛らしいグラマーな女の子が男に対して怒りをあらわにし、電撃を放つ。……電撃!!??

電撃を受けた男は黒こげになりながらも生きていた。ボフッと煙を吐くと、彼女に首根っこを掴まれた。

 

(いや『うる星やつら』の諸星あたるとラムじゃねぇか!!よく見たらツノ生えてるし…どうなってんだこの世界…)

 

どうやらこの世界は色々ヤバそうだ。

 

ラムはあたるを引きずりながら、ランドの喧騒に紛れていった。

 

「…ああいうカップルもいるのね」

 

「あぁ…」

 

その後少しだけ冴子と俺の間の空気が微妙なモノになったのは言うまでもない。

 

 

〜〜

 

さて、色々とランドを回ってみると冴子の好きな所が大体分かってくる。冴子が好きなアトラクションはそう、所謂…

 

「あァァァァァァァァァ!!!!!」「キャアァァァ!!!」

 

絶叫系なのだ。

 

スプラッシュ・ライジング・マウンテンやホーンテッド・パレスといったものに何度も何度も乗らされているのだ。

かく言う俺は前世からこういう遊園地なる所には縁が無かったため、全くと言っていい程絶叫系マシーンには耐性が無いのだ。

そんなカップルが遊びまわるとどうなるか。その成れの果てが俺達の現状だ。

 

「ウッ…気持ち悪りぃ…さっき食ったポテトとポップコーンがリバースしそう…」

 

「アハハ、ゴメンなさい裕太」

 

そういう冴子の顔は全く反省の色はなく、次のマシーンに行きたいという欲が表面に出ている。

 

(ま、こうやって幸せそうに、楽しそうにしてる冴子を見れただけヨシとするかな…ただコイツと遊園地に行くのは出来る限り避けよ…)

 

ベンチに座り深呼吸を繰り返す俺の横では、ピッタリとくっ付いて座る冴子が何やらバッグをゴソゴソと探っている。

 

「えーと…あった。ハイこれ。」

 

冴子の手には『あろはす』と書かれたミネラルウォーターのペットボトル。キチンと用意しておくところは流石にしっかりとしている。

 

「あぁ、サンキュ。…んっ、んっ、プハー!フー…落ち着いた。ありがとな冴子…っと、ちょっとトイレ行ってくる」

 

「えぇ、ここで待ってるわ。ちゃんとハンカチはあるのよね?」

 

(あっ)

 

「……無いっす…」

 

冴子は少し呆れたような笑みで黙ってハンカチを渡してくる。

 

「ありがとさん」

 

そう言って俺は少し駆け足気味にトイレに駆け込む。こんなところで漏らして恥かきたくないし。

 

 

〜〜

 

 

side冴子

 

行ってしまった。ただトイレに行くだけ、直ぐ帰ってくるというのは分かっているのにどうしても少し寂しさを感じてしまう。裕太を縛り付ける気持ちは無いのだけれど。

 

それにしても裕太にはもっとしっかりして欲しいものね。いつも学校では課題はギリギリに提出していたり居眠りしていたり。それでもいつもテストでは満点をとるのだけれど。…妬ましいわね…

 

でもそんな裕太はいざと言う時頼りになる。絶対に助けがいるって時、必ず助けてくれる。最近はドンドンと体も大きくなり、元々の高身長にかなりの筋肉量が付いてきて、さらに頼もしくなった。でも、毎日のようにどこかに通っているようで、それを知らないのがとてももどかしい。

 

「なぁなぁそこのネェちゃん、オレらと遊ぼうよ〜」

 

ハァ…こんな時に限って障害が現れる。ガラの悪い大学生くらいの男2人組がナンパしてきた。恋路には障害が付き物というけれど、こんなのは求めてないわ…

でも穏便に行くしかないかしら。下手に刺激してデートを台無しにしたく無いし。それに太腿に付けた隠しナイフを使えばそれこそこっちが犯罪者だもの。…ハァ。

そんな私の落胆を他所に、男は私の右腕を掴んで引っ張る。

 

「なぁ、オレらが誘ってるんだからさ、サッサと付いてこいよ」

 

「そうそう、痛い目見たくなけりゃなぁ!キャハハ!」

 

…ほんっとうにキモい。

 

反撃しようと腕に力を入れようとしたその時…

 

「アガッ!!」

 

私を掴んでいたその手は唐突に離れた。そしてその手を逆に掴む1人の男。私を掴んでいた男はその男に掴まれた腕が相当痛むのだろう。苦悶を浮かべて少し暴れている。

 

「俺のツレに何をしようとしてるのかな?俺に教えてくれよ」

 

真剣な顔つきで上から男を見下ろす彼。そう、裕太だ。

 

「い、痛い!!は、離してくれ!!」

 

裕太は掴んでいた腕を離して2人を睨みつける。

 

「今日のところは許してやる。サッサと失せな!!」

 

そう威嚇すると直ぐさま2人は逃げていった。

 

「…フゥ。大丈夫か?冴子」

 

振り返った裕太の顔は男達に向けていた厳しさは全く無くなっており、私を気遣う優しさだけがあった。

 

…あぁ、愛を感じる。

 

気付けば私は黙って裕太に抱きついていた。高校生離れした精悍な体。それに包み込まれる感触は、幸せという他ない。裕太も察したように黙って私の髪を、崩れないように優しい手つきで撫でる。

 

「なぁ、冴子。落ち着いたら最後に観覧車に乗らないか?日が暮れてきて夜景が綺麗に見えそうなんだ。」

 

私は名残惜しくも彼から少し離れて顔を上げる。

 

「えぇ。今まで裕太には散々付き合ってもらったからね。いいわ」

 

観覧車ねぇ…意外だわ。

 

 

ーーー

ーー

 

「うおっ!スッゲェ高いぞコレ!おい見ろよ、東都港もよく見えるぜ!あ!!あれレインボーブリッジじゃん!綺麗に見えるんだなぁ…」

 

いつもの冷静な雰囲気からはかけ離れた裕太の無邪気な姿はとても新鮮ね。思えば、最初会った時から結構クールな感じだったけど、こういう表情も見せるのね…可愛い。

 

「フフフ、子供みたい。お義母様になった気分だわ。」

 

「母さんというには若すぎるなぁ。…でもいつかは冴子をお母さんと呼ぶ日が来るかもな」

 

っ!またそうやって私を揶揄う。学校じゃ私の方がしっかりしてて尻に敷いてるとまで言われてるけれど、こういう時はどうしても下手になっちゃう。ズルいわ…私だけが意識してるみたいじゃない…

 

フッ、と微笑んだ裕太は反対側に座ってた私の隣に座り、右手で私の左頬に触れる。親指で一回撫でた後、無言で目を閉じて近づいてくる。

 

暗くて良く見えなかった裕太の顔がハッキリとしてくる。

なんだ、裕太もちゃんと意識してくれてたのね。

 

小学校の一年生の時から夢見てきたことが、今実現する。

私もそっと目を閉じて裕太の唇に自分の唇を近づける。

 

暖かくなり始めたものの、まだ冷える春の夜。そんな中で頬と唇に伝わる裕太の体温が一際暖かく感じる。暖房の無い観覧車の中で出来た月明かりの影が、重なった。

 

 

ーーー

ーー

 

「ただいま」

 

「お帰り〜姉さん。ねぇどうだった?ウリウリ〜」

 

家に帰って早々麗香が茶化しに来る。

 

「えぇ、とっても」

 

私はそんな麗香にとびっきりの笑顔で答える。

すると麗香の後ろからお母さんがやってきた。

 

「お帰りなさい冴子。手洗いとうがいはキチンとするのよ」

 

「はい、お母さん」

 

「ココアもあるよ、冴子お姉ちゃん」

 

その後ろから唯香も出てくる。マイペースな彼女らしく、最後尾でココアを両手で飲んでいる。

 

「えぇ分かったわ。」

 

私がそういうと妹達はすぐにリビングに帰るが、お母さんは私のカバンを持ってくれた。やっぱりお母さんの気配りは凄い。

…やっぱり、言うならお母さんに、よね。

 

「…ねぇ、お母さん。」

 

「…なぁに」

 

お母さんも分かっているのだろう。私が真剣な話をしたいと思っているのを察して笑顔なまま黙ってくれる。…ホント、敵わないなぁ。

 

「私を鍛えて欲しいの」

 

裕太に守られてばかりのままじゃいられない。裕太と一緒になると決めたのだ。裕太と肩を並べられるような女性に…裕太にふさわしい女性になりたい。

 

 

お母さんはフフフと優しく笑った後、真剣な表情になった。

 

「私の特訓は厳しいわよ?」

 

「えぇ、望むところよ」




麻衣浜は舞浜をもじっただけです。
次回は久しぶりに事件だと思いたい()
私は遊園地では毎回観覧車に乗るんです。高いところから見下ろす光景は何歳になっても興奮してしまいますw

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