名探偵コナンの世界で気ままに生きる(一旦休載中)   作:ゆかなおっぱい

24 / 26
インフィニットストラトスのSSも書きたくなってきた…
自分がここでSSを書いている理由としてある程度自分の好きなラノベのSSを読み切ってしまったというのがあるので、他の作品のSSも書きたくなるんですよね…
やっぱり自作のSSの良いところは完全に自分の裁量と好みで物語を作れるところにあると思うんですよね。
好き勝手に世界をいじれるのは意外と楽しいです。

期末終わったので更新します。

あと薄々気づいているとは思うのですが、鉄オタです。


夜を駆ける星 後編

「あなた?あなた!!」

 

俺の後から遅れてやってきた冴子と紫音さん。紫音さんは最初は恐る恐る冴子の後ろから覗き見た後、血塗れで倒れている人が彼女の夫・克幸さんであるとわかると飛び出して克幸さんに触れようとする。

刃物で突き刺された様な傷跡を胸につけ、そこから溢れている血が事件の残虐さを物語っている。

気持ちは分からなくも無いが、ここは殺人現場だ。例え妻であったとしても荒らすことは許されない。

…さらに言えば、紫音さんは容疑者の第一候補でもあるのだ。もし遺体に触れ、何かしらの証拠を押さえられでもしたら大変だ。

 

というわけで走って克幸さんに近寄る紫音さんの腕を掴んで止める。紫音さんはキッと俺を睨みつけてきた。

 

「何するの!?旦那が倒れてるの!!離して!離しなさい!!」

 

痛いほど気持ちは分かる。だが今まで警察に協力して事件を解決してきた身だ。それゆえ彼女を現場に入れる訳にはいかない。

 

「すいません。しかしこれは殺人事件です。その現場はそのままの状態で残して置かなければなりません。」

 

それを聞いて紫音さんは酷く落胆したようで、力が抜けてその場に座り込んでしまった。その顔に生気は無く、虚な目で遺体となってしまった克幸さんを眺めている。

俺は冴子にアイコンタクトをとる。冴子も分かっていたようでコクリと一つ頷くと紫音さんに寄り添う。

 

「どうかなさいましたか?」

 

すると騒ぎを嗅ぎつけたか車掌さんがやってきた。俺が目線を遺体へと移し、それに連れられた車掌さんも殺人事件があったと分かると見るからに動揺する。

 

「これは…えぇ?!ど、どういうことだ…」

 

「取り敢えずここは狭い。どこかに場所を移しましょう」

 

「あ、それならダイニングカーを使ってください。今は営業時間外なので」

 

そう提案したのは倒れていたアテンダントさんだ。全員その言葉に頷き、移動する。

はてさて、どうしたものか。

 

ーーー

ーーー

 

ダイニングカーへと移動すると、片付け終わった後のアテンダントさんとコックさんがいたため、俺は事情を説明し、使わせてもらうことになった。因みに現場である1号車は車掌さんとアテンダントさんの一人の計二人に見守ってもらうことにした。1号車には殺害現場となった展望室タイプと俺たちの部屋以外にももう2部屋あるのだが、一つはドタキャンで空室、もう一つは上野から宇都宮までというクレイジーなお客なんだそうだ。何でもユーチューバーのジャージさんという方で、宇都宮で降りて行ったそうだ。何はともあれ不幸中の幸いといえるだろう。

 

血塗れになっているアテンダントさんの柿谷伊織さんは赤く染まったエプロンを脱いでもらい、一旦保管することに。一応証拠品なのだ。

 

全員が揃ったところで、俺が口を開く。

 

「このような深夜に食堂を貸していただきありがとうございます。私は警察の手伝いをしております、高校生探偵の星川裕太です。よろしくお願いします。」

 

そういうと集まったアテンダントさん達や車掌さんは驚いて口々に新聞で見たことあるだの、あれが噂のと話す。

 

「確認のためもう一度言いますが、先程1号車のカシオペアスイートの部屋で殺人事件がありました。先程青森県警に連絡を取り、青森駅運転停車時に捜査をしていただく形になります。青森駅での運転停車時に出来るだけ精密な検査等を行うためにも、今の段階での事情聴取を行いたいのですが、構いませんか?」

 

俺がそう言うと皆肯く。それを確認した後、並んでいる順に聞いていく。

 

「では、死亡推定時刻のあたりである23時から今まで、皆さんどうしていたかを教えて下さい。先ずはコックさん方から」

 

「それなら、私達ダイニングカーのスタッフは全員賄いを食べていました。23時にパブタイムを終了した後、彼女達はテーブルクロス等の後片付けを、私達料理スタッフはずっと厨房で賄いを作っていて、その後は皆んなで食事をとっていました。その間は誰も他の号車には移っていません。大山さん以外は…」

 

そう言った料理長の目はどこか疑わしい物を見るような目つきだ。

 

「ありがとうございます。では次にアテンダントの大山さん。貴女は何故あの時間、あの部屋にいたのですか?」

 

そう聞くと彼女は俺に訴えるように前のめりになりながら、必死の形相で話す。

 

「私はあの時、このカシオペアスペシャル弁当を届けに行ったんです!本当は19時くらいに届けるものなんですけど、お客様がダイニングカーに来られた時に夜中の0時に持ってきて欲しいと言われて…本当です!!」

 

 

「なるほど…それを聞いた方は他にいらっしゃいますか?」

 

彼女は第一発見者ということもあり、俺自身は疑っている。なにせ、克幸さんは刃物で刺されたようなので、返り血を浴びているはずなのだ。その点で、彼女の血塗れのエプロンというのはかなり怪しいと思う。

 

この質問で彼女が黒だと決まるかと思いきや、そうでもないようだ。

同じアテンダントの女性が手を挙げて発言する。

 

「それなら私も聞きました。その時私達は接客してたんですけど、亡くなられたお客様は18時頃にお一人でダイニングカーに来られて、私達に向けて仰られました。それは確かです」

 

なるほど。あの部屋の前にいく真っ当な理由はあるようだ。ただ…

 

「わかりました。それでは、何故あの時部屋が開いていたのですか?紫音さん曰くパスワードロックまでかけてあって入れなかったと言っていたのですが…」

 

そう聞くと彼女は今にも泣きそうにまでなっていた顔を驚きに変える。

 

「え?私が行った時は軽く開いていたんですけど…それでノックしようとしたら血が少し見えて、慌ててドアを開けたら足に引っかかって転けたので、エプロンが血塗れになったんです。それで遺体を目の前に見ちゃったものですから、びっくりして飛び上がったら尻餅をついて、力も抜けちゃって立てなくなってたんです」

 

なるほど…一貫性はあるみたいだな…

 

「では次に紫音さん、貴女は…大体私たちがアリバイを保障できるのでいいか。これから手荷物検査に入らせていただきます。」

 

その後、俺と冴子で二手に分かれ、冴子は女性を、俺は男性のを検査する。おれの方は誰一人として怪しいものを持っている人はいなかった。

 

俺が全員を調べ終えた後、冴子が声をかけてくる。

 

「ねぇ裕太、紫音さんの荷物なんだけど、あの部屋にあるらしいの。一緒に来てくれない?」

 

「ん、分かった。それに見張りをしてくれている車掌さんとアテンダントさんの二人の事情聴取もしなきゃだしな」

 

 

ーー

 

ーー

 

 

「この包丁は私の商売道具です。私は料理屋を営んでいて、毎日包丁だけは持ち歩いているんです。」

 

紫音さんのキャリーバッグから箱に入れられた包丁が入っていた。綺麗な木箱に入れられた銀色に輝く刃とセラミックの柄を携えた包丁。

 

「…これで殺害したとも考えられます。一応預かっておきますね」

 

紫音さんは何で、とでも言いたそうではあったが、無視する。

 

といっても包丁があったとはいえ血もついていなく、綺麗で洗った形跡もないこの包丁は本当に殺害の凶器だったのか。疑問だ。しかしこの密閉された列車内で凶器となれる刃物など殆ど存在しない。勿論ダイニングカーの厨房にはあるが、それを持ち出せる人などコックさん以外に存在せず、そのコックさん達もアリバイは証明されている。

一体どこに凶器が隠されているのか、それとも本当に彼女の包丁が凶器なのか。いずれにせよ、今は青森県警の到着が無ければわからない。

 

その後、ボディーチェックと持ち物検査を終えて紫音さんと見張りをしていたアテンダントさんと車掌さん、俺と冴子は一度ダイニングカーに戻ることに。そこで二人の事情聴取と持ち物検査をする予定だ。

 

ーーー

ーーー

 

持ち物検査も事情聴取もアテンダントさんの方は通ったのだが、車掌さんのアリバイがない。

 

持ち物は何も怪しいものはないのだが、何せ一人で業務を行う都合上、アテンダントさんやコックさん達と共に夕食をとっていた時以外はアリバイを証明できないのだ。車掌さん曰く盛岡駅の発車当時は4号車の車掌室で戸締め確認を行って、その後盛岡駅から乗り込んだお客の検札をし、賄いを一緒に食べた後もまた4号車の車掌室でパソコンで業務を行なっていたらしい。履歴を見せてきたが、それでも時間設定を弄れば良いだけの話なので証拠にはなりえない。ただ、やはり凶器を持っているわけでもなく、返り血を浴びてそれを洗うことも着替えることもできない。それに接点もない。

 

俺の捜査できることはそこまで。凶器となりえる物を持っている包丁を持っていて、別居関係にもあって動機が十分な紫音さんか、返り血を浴びたとも考えられ、第一発見者でもあるアテンダントの柿谷伊織さんか。最重要容疑者は絞られた。

 

列車はまもなく青森駅に到着する。時刻は1:00。正直ダイニングカーに詰め込んでしまっていることに罪悪感を感じないでもないが、我慢してもらう他ない。

 

 

ーーー

ーーー

 

1:50、青森駅運転停車。運転停車とは乗務員の交代等の為だけに停車することで、お客の乗り降りはできない。青森駅では運転手の交代がある。夜中の長時間の運転は流石にできない為、およそ2時間おきに交代するのだ。ちなみに車掌さんは一度しか変わらない。青森駅の先にある蟹田駅で1分間運転停車し、そこで今回写真を撮らせてもらった車掌さんともお別れだ。

 

しかし今回は1号車のドアだけが開く。俺からの連絡を受けた青森県警を車内に入れる為だ。俺は冴子と青森県警から派遣された警部、篠原林檎さんを事件現場にて迎える。

 

「あなた達が噂の高校生探偵カップルね。警視庁の目暮警部から話は伺っているわ。今回はよろしくね」

 

黒い軽くウェーブした長髪を後ろに一括りにしたスーツの美女が篠原刑事。まだ30前半だろうか、若々しい健康的な肌を持ちながら妖艶な雰囲気を纏う彼女に少し見惚れた後、俺も彼女にならって握手を交わしながら、反対の手で手帳を渡す。隣からの視線は気にしない。気にしたら負けだ。…ごめんなさい。

 

「えぇ、こちらこそよろしくお願いします。あとこれは全員の事情聴取を書き留めた手帳です。参考にしてください」

 

「ありがとう。それじゃ、私達も調査を始めるわね」

 

 

ーーー

 

ーーー

 

 

30分経っただろうか。検査の結果が青い作業着の鑑識さんから伝えられる。

 

「報告します。相葉紫音さんの持ち物であった包丁からは相葉克幸さんの血液は検出されませんでした。そして他の捜索班ですが、トイレ等にも凶器は無かったようです。」

 

やはり紫音さんの包丁は実際の事件の凶器ではないようだ。

この列車内という密室状態において、凶器がないと言うことはありえない。検死を改めて行なったが、俺と同じように0:00あたりだとのことだ。

ダイニングカーはまたもや暗い雰囲気に包まれる。篠原刑事も他の警察も、何も進捗のない捜査にやきもきし、アテンダントさんやコックさん方も睡眠時間が削られて段々と疲れが見え始めてきた。後でまた朝食の準備もある中でこんな状況になったのだ、相当なストレスだろう。

俺も痺れを切らしてダイニングカーを飛び出す。こんな状況を打開しなくて、何が高校生探偵か。…とはいえ、容疑者二人の白はほぼ決定的になって、容疑者候補とも言える車掌さんには動機も凶器もない。アテがないのだ。

そんな俺に、通りすがる時に冴子がボソッと喋る。

 

「…イライラしちゃダメよ。現場にもう一回行くなら、一旦リフレッシュしてからにしなさい。…必ず証拠はあるわ。絶対に。貴方なら、見つけられるわ」

 

「そうだな…ありがとう」

 

ここは冴子の言う通りにしよう。焦っても空振るだけだ。

俺は3号車のドアから一旦外に降りる。

真っ暗な青森駅は深夜にしては少し賑やかだ。警察官達や野次馬の駅職員や他の夜勤の運転手、車掌らがわざわざ現場を見に集まっている。そこから少し目を離して深呼吸をする。冷え切った冷たい空気が気管を通り、暖房で暖められた空気ばかりを吸っていた肺をビックリさせる。

遠くに見える寂れた青函連絡船への乗り換えの建物が何ともまぁ不気味だ。昔、ここ青森駅は青函連絡船への乗り継ぎ駅として栄えていたのだが、今は青函トンネル開通によって青函連絡船も無くなり、かつてあった乗り継ぎのダッシュも見れない。

当時にいたら、SLに乗って、窓を開けて海を見て感動しただろうなぁ。乗客が一斉にダッシュする光景を見てみたかったなぁ。漠然とそう思いながらウロウロしていると、野次馬の職員達の声が聞こえる。

 

「そういやさ、殺された相葉克幸さんだっけ?どこかで聞いたことあるなと思ったら、2年前の小田原事件の時の運転士の名前じゃねえか」

 

ふと思い出す。2年前、小田原駅で起きた小田原事件。当時運転士だった人と車掌だった人が列車の入れ替え時に操作を誤り、電車は勢いよく逆発進。車掌だった人が亡くなってしまうという悲劇的な事件だった。

咄嗟に俺は小田原事件を調べる。するとすぐに詳細と写真が出てきた。…あぁ、そうか。この名前…

 

その瞬間、俺の頭を色んなことが駆け巡る。

色んな人の発言、忘れていた事実、事件の状況。

写真を確認する。あぁ、やっぱり。

 

俺はダッシュで駆け込み、現場に戻る。そして俺は、とある場所から、決定的な証拠を見つける。

 

「…あった」

 

これを鑑識さんに届け、すぐに調べてもらう。…やっぱりな。

さぁ役者は揃った。真犯人には断頭台に上がってもらおうじゃないか。

時刻は3時半を回ったところ。カシオペアは、夜に輝く。

 

ーーーーー

 

 

俺がダイニングカーに戻ると、どうやらアテンダントさんの大山さんが詰問されていた。

その中をかき分け、俺は入り込む。

 

「皆さん聞いてください。犯人が分かりました」

 

瞬間、ダイニングカーにいる全員が戦慄する。警察から乗員まで固唾を呑んで見守る中、俺はスッと一息吸って、話し出す。

 

「今回、真夜中に相葉克幸さんを殺害し、証拠を隠滅してまで逃げ切ろうとした犯人は…アンタだ!!車掌の島田健二郎さん!!」

 

俺がビシッと指を差した先の彼、島田さんは笑みを崩さない。一緒に写真を撮ってもらった時のあの優しい笑みが、今は悪魔の微笑みのように感じられて気味が悪い。

 

「…私が?一体何故ですか。理由がありません。」

 

「いえ、理由ならあるじゃないですか。それもとっておきのが。

2年前の小田原事件の被害者、島田健一郎さんは貴方のお兄さんですね?そしてその時の運転士が相葉克幸さんだった…違いますか?」

 

島田さんの細い目が一瞬で見開かれる。俺はさらに続ける。

 

「貴方は何らかの理由で事前にこのカシオペアスイートの客が相葉さん夫妻だと知った。そして今回の犯行に踏み切った。

貴方は車掌という立場を利用して鍵を掛けていた部屋を開けさせ、その場で刺殺したということです」

 

島田さんは無表情のまま質問してくる。

 

「ふむ、しかしそれでは返り血を浴びてしまいますが、今の私には返り血の痕はありません。それにその凶器も持っていませんよ?どう説明するのですか?」

 

他の人もウンウンと頷く。そう、この事件を難しくしているのはこの凶器がないということ。それをどうするのかというと…

 

「捨てたんでしょう?確かに列車は密室です。しかし一つだけ走行中でも開くところがある。それは乗務員室の窓です。車掌は戸締め確認のため乗務員室の窓から顔を出します。そのため、乗務員室だけは窓が開くようになっています。貴方は克幸さんを殺害した後、一度あの部屋のシャワーで体を洗い、その時に使った服や体を拭いたタオルと凶器を捨て、今の格好に着替えたんです。違和感がないように同じ服でね。」

 

しかしそれでも島田さんは折れない。

 

「いやいや、君、それでは状況証拠でしかないよ。それに私は4号車の車掌室にいたんだよ?あそこで見せた鞄にもそんな服を入れるスペースはなかったでしょう?出来っこないですよ」

 

「いえ、貴方はもう一つのバッグを持っていました。証拠です」

 

俺は最初に撮った冴子とのツーショット自撮りの写真の端っこを拡大して全員に見せる。そこには車掌鞄ともう一つ、ボストンバッグを持った島田さんが写っている。

島田さんはここに来て焦った顔をし始める。

俺はさらに画面をスライドさせて次の写真も拡大して見せる。

 

「それに…今の貴方のネクタイ、結び方が違いますよね?私とツーショットを撮った時、貴方のネクタイにはティンプルという折り目がありました。しかし今の貴方のネクタイにはそれがない。これは一度貴方がネクタイを結び直したとしか考えられません。

さらに貴方は事件発覚当時4号車からきたのではなく、元々1号車にいましたね?貴方が来た時には車両間のドアの開く音はしなかった。つまり、車両間の移動をしていないんです。

そして…決定的な証拠がこれだ!!」

 

俺の掲げたよジップロックに入った髪の毛に、島田さんの顔は青くなり、他の全員も驚きを隠せないようでそれぞれがリアクションをとる。

 

その髪の毛は、島田さんの髪色と同じで、大山さんとも紫音さんとも違う短い黒の髪に、真っ赤な血が付着したものだ。

 

「これは先程現場のシャワールームで見つけました。この血は相葉克幸さんのものだそうです。さぁ島田さん、これは貴方の髪ですか?違いますか?」

 

すると島田さんはその場に崩れ落ちる。

 

「あぁ…私がやりました。動機は仰った通りで、兄の復讐です。昔から仲の良かった兄貴を不注意で奪ったあの相葉克幸を、のうのうと生きているあいつが!!許せなかったんだ…」

 

「…だとしても、殺人をすればそれは立派な犯罪です。悔い改めて下さい」

 

篠原刑事によって手錠をかけられた島田さんは、トボトボと連行されていった。

 

 

〜〜

 

「フゥ〜…疲れた…」

 

青森駅ではたっぷりと警察からの事後事情聴取を受け、すっかりくたびれてしまった。シャワーを浴びて今は布団に入って横になっている。コトンコトンという振動が心地よい。

 

このまま函館につくまではゆっくりと寝てしまおう…

 

ということが許されるわけもない。何故寝られると思っているのか?何を寝ようとしているんだとでも言いたげな阿修羅…ではなく冴子によって俺は起こされる。

 

「今日寝たら…明日に12発やってもらうことになるけどいいのかしらねぇ?」

 

「アハハハハ…そうっすよねぇ…」

 

流し目で甘えてきて、俺のユウタを上下の口で嬲る最高に綺麗な彼女に興奮しないわけない。

結局、一睡も出来なかったのは言うまでもないだろう。

 

青函トンネル内でのカーテンも無しにするプレイはとてもスリルがあって燃えた、とだけ言っておこう。

 

 

冴子さんマジサキュバス。




次回!!
揺れる警視庁!1200万人の人質
です。
警察学校やら大学編はカットします。原作入るまでが長すぎるのでね。
そして次回から原作から段々と世界線が変わっていきます。
シティーハンターが出てる時点で原作と乖離しているとは言ってはいけない。
ユーチューバージャージさんは某スーツ着てるユーチューバーさんのオマージュですねw

…これで多分オリジナル事件は無くなると思います。原作の事件も少し改造が入るとは思いますが、一から私が作る事件はもう作るつもりはありません。どうしても伏線の散りばめ方や展開の仕方に素人特有の拙さや甘さ目立ったので。今回も露骨でしたしね。トリックでも何でも無かったですし。
ただ、やっぱり自分で考えて事件を作るのは楽しかったです。皆さんも一度考えてみては如何でしょうか。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。