名探偵コナンの世界で気ままに生きる(一旦休載中) 作:ゆかなおっぱい
やっとこさ原作キャラ登場(?)回です。
あれから数ヶ月、現在は7月。夏休みまであと少しだ。
『続いてのニュースです。あの有名な怪盗、ファントム・レディが引退を表明しました。昨夜ー』
(ファントムレディってあの黒羽快斗の母親じゃねぇか!確かコナンにはあんまり出てきて無かったけど、マジック快斗ではお母さんとして出てたよな。マジック快斗では18年前に辞めたって言ってたから、コナンやら俺の良く知る怪盗キッドは18年後…?てことはそん時俺は25歳になっているということか。丁度良いな。…それにしてもファントムレディ、黒羽千影って綺麗だったよなぁ…ああいうお母さんがよk)ズドン!!「ヒッ!!」
「何か、失礼なこと考えなかった?裕太?」
「そ、そんなことないよ!アハハハハ…」
(怖えよなんで考えてることバレんだよ俺の母さんはスタンド使いか!!)
「ふーん…そう。」
『そして今回、米花美術館に怪盗キッドからの挑戦状が届いたようです。怪盗キッドは彗星の如く現れた怪盗で、予告状を出してから盗んだり、また美術品や宝石等を返したりするのが特徴だそうで、今回も例にならって米花美術館に予告状が届いたようです。』
(怪盗キッド!?ファントムレディが引退したということは初代怪盗キッドが世に出始めた頃か!こんなにも早く対面できるとはな…面白い。)
『その予告状には「七夕に蝶をお届けに参ります」と書かれており、明後日七夕に米花美術館で怪盗キッドが現れると、大騒ぎになっています。なおこの蝶とは、三年前に米花美術館から盗まれた宝石、「月光蝶」ではないかと推測されています。』
(七夕か…よし!俺も行くか!!)
〜〜
ー学校にて
小学校でも話題は怪盗キッド一色だった。
(まぁそりゃそうだよな。人気の怪盗キッドが地元に来るんだもんな。皆んな興奮するよな。)
「おはよう、裕太君。怪盗キッドのニュース見た?」
「おはよう冴子。あぁ、ビックリしたぜ。お陰で目が覚めたよ。」
「フフ、面白いわね。それで?行くんでしょう?米花美術館」
「当然。小学生は入場料無料だし、歩いて直ぐだからな。それに今年の七夕は日曜日。1日中いられるぜ。」
「なら、一緒に行かない?」
「冴子も興味あるのか?」
「えぇ勿論。」
「なら、そうするか。待ち合わせはどうする?」
「そうね、近いし、米花美術館前でいいわね。時間は9時にしようかしら。」
「OK。そうしよう。それじゃまたな」
「えぇ、また」
〜〜
当日。俺は冴子と2人になるだろうと思っていた。そしたら…
「私は冴子のお母さんの野上麗子よ。よりしくね、星川裕太君。」
なんかめっちゃ美人なお姉さんいた。
(いやこれでお母さんってか。ヤバすぎだろ…)
「あっハイ、よろしくお願いします…?」
「フフ、可愛いわね君」
「お母さん、早く行こ?もう人が沢山いるわ。」
「えぇそうね。それじゃ裕太君も行きましょ」
そうして俺たちは米花美術館に入っていった。
〜〜
キッド対策か、警察官が沢山いる。ただ警備員は然程いない。
「警備員が警察官に対して少なすぎやしないか?」
「なんでも月光蝶を返して貰うだけだからそんなに美術館側は怪盗キッドを捕まえようとはしてないみたいね。逆に警察は前回怪盗キッドにいいようにやられたからムキになってるようね。」
「あらあら、2人とも良く分かるわねぇ。そうそう、警察と美術館とで差があって、中々上手くいって無いみたいよ?」
良く見ると刑事さんと館長さんらしき人が言い争っている。元々月光蝶が置いてあった所はずっと空けていたみたいで、今日はそこに返して貰おうという算段らしい。
「それにしてももう既に人が多いわね。時間が分からない分、いつまで待てば良いのか分からないからね。」
「確かに、七夕だとは言ってたけど、時間は指定されてなかったな…」
「もしかしてこっそり返しに来るのかしら?」
「さぁねぇ、でも怪盗キッドは目立ちたがり屋みたいだから、出る時は派手に出てくるんじゃなーい?」
(多分麗子さんの言う通りだろう。怪盗キッドが現れる時は派手な演出がある筈だ。でも妙だな、俺の記憶が正しければ怪盗キッドは出てくる時間までヒントを出してくるハズなんだけど…)
物思いに耽っていたその時。
ドンッ!
誰かにぶつかって俺は壁に打ち付けられてしまった。
「チッ、ちゃんと歩けよなこのガキ!」
「すいません…」
「大丈夫?裕太君?」
「怪我はない?」
「えぇ、大丈夫です。」
そうして立ち上がったってその壁を見ると…
『船と月とが美術館に橋を架ける時、蝶は月光を浴びて舞い降りる。
怪盗キッド』
ー怪盗キッドの予告状が貼ってあった。
〜〜
「それにしてもビックリね、まさか壁に貼ってあったなんて」
その後俺たちはその予告状を刑事さんに渡したところ、警備を固める為だと客は全員追い出されてしまった。それで今丁度昼食を取っている所だ。
「あぁ、まさか吹っ飛ばされた先に予告状があるなんてな。奇跡みたいだ。」
「今日は運が良いのね、裕太君は。」
「それにしても本当に6時に怪盗キッドは来るのかしら。」
(船と月とが美術館に橋を架ける時…刑事さんは船とはここから西にある船の研究所の事だと言っていて、橋を架けるっていうのはその船の研究所と美術館と月が一直線に並ぶことだって推理してた。そして西にある船の研究所と美術館と月とが一直線になるのは月が東にある時、つまり月の出てくる時間であり、満月の今日は丁度午後6時くらいという訳だ。尤も、今は7月なので月の出は18:00を過ぎた時間なんだが。しかし…本当にそうなのだろうか…?)
「さぁな。警察のミスリードの可能性もあるぜ。どっちにしろ今日怪盗キッドが来るのだけは間違い無いな」
〜〜
午後6時30分。米花美術館前はかなりの人が来ており、メディアも多数待機していたが。怪盗キッドは一向に現れない。
そこら中から来ないじゃねーか!怪盗キッドは逃げた!とか、逆に警察が怪盗キッドの出る時間を間違えたんじゃないか、実はもう終わったんじゃないかと騒ぎが起こっており、収まりが効かなくなっていた。
「大変ね。これじゃ怪盗キッドどころじゃないわ」
「どうする?あまり遅くなるようなら帰りましょうか?」
(いや、怪盗キッドは必ず来る!!多分警察の予告状の解読が間違ってたんだろう。何時だ、何時来るんだ、怪盗キッドは!考えろ!!)
「いや、怪盗キッドは必ず来るさ」
「「?」」
野上母娘は何故俺がそう言ったのか分からない様子だった。
(何時なんだ?船と月が美術館に橋を架ける時…恐らく一直線になるという考えは当たってると思う…なら何故違うんだ?船…月…船…月…船…船?何故船なんだ?満月の夜。月と船…)
その時。俺の目にあるビルが映った。
(あのビルは確かアポロ社のビル…!?そうか!そしたら月光を浴びて舞い降りるって事は…あそこしかない!!)
「分かったぜ…分かったぜ、怪盗キッド。」
「分かったの!?裕太君!?」
「えっ、本当に!?」
「あぁ、一緒に行こう、冴子、麗子さん。きっとそこに怪盗キッドはいるハズだ。」
〜〜
俺たちはとある場所に来た。
「本当にここなの?裕太君」
「待って…2人とも…おばさんを置いてかないでよ…」
「あぁ、俺の推理が正しければ必ずここに来るハズだ。絶対にな」
「ほぉー、良く分かったね坊や。良い推理だよ。」
そこには整った口髭を携え、真っ白なシルクハットを被り、片目だけレンズを付け、白の衣装を身に纏い、これまた純白のマントを羽織った紳士な雰囲気の男
ー初代怪盗キッド・黒羽盗一が、いた。
麗子か冴子かどっちのセリフか分からない所が多々あると思いますが、若干茶目っ気があるのが麗子、今までっぽいのが冴子です。まぁどっちが言ったにしてもあんまり変わらないので気にしないで下さい。