宇宙に輝くウルトラの星   作:貴司崎

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ティアの過去・『闇』の脅威

『……深淵を覗き見る時は深淵もまた私達を覗き見ているのだと言う事を。その深淵に住まう『闇の邪神』達の恐ろしさと、人間が持つ『闇』の悍ましさを』

『「…………」』

 

 ……一転して虚無の表情になってそう言ったお袋のその言葉に、俺と親父(過去)は二の句も告げられず黙り込んでしまった。それに構わず話は更に続いていった。

 

『……ルルイエに於ける私の能力の解析自体は優秀な科学者達や、ユザレさんの様な高レベルの超能力者の強力で比較的順調に進みました。……その結果、私の『力』には『邪神やそれに由来する怪獣の気配の感知』『空間や次元に対する強力な干渉能力』『自分の固有亜空間に繋がるゲートの展開』などがある事が明らかになってきました』

「……むむ、これは俺の『リバーススタイル』の由来はお袋のモノだったという事か?」

 

 てっきり親父の技である『ブラックストリームM87』が由来だと思ってたし、親父からもそう聞いて……いや、この『リバーススタイル』について聞いた時に参考として親父のその技を見せて貰ったけど、別に自分由来だと明言した訳じゃなかった様な……? 

 ……とにかくこの過去をもっとよく注意して見る必要があるだろうな。

 

『また、そこから派生して現在地球を襲っている怪獣の大元が、深淵に住まう『闇』──邪神達である事が分かったのもこの研究があったからですね。……奴らは宇宙創生以前の時代に存在した混沌の邪神であり、宇宙が創られ生命が生まれてからはその無意識の海でもある深淵に封じられているモノ達である事。そしてヤツらは今でも生物の無意識からその精神に干渉して、再び現実世界に現出する事を虎視眈々と狙っている事を……』

『……『外宇宙の邪神』はこの宇宙に於いてもいくつかの惑星でおとぎ話や神話として伝わっているが、何故別の惑星に同じ邪神の話があったのかは宇宙の謎の一つだったのだが……そんな所以があったとは……』

 

 確かにそう言った『邪神』の神話やおとぎ話は俺も聞いた事だけはあったけど、まさか生物の無意識の海にそんな存在が居たからだったとは驚きだな……そんな存在に干渉出来るらしいお袋の能力にも。

 ……そして、多分俺にも……。

 

『その後も研究は()()()()()順調に進み、深淵にいる邪神達はそもそも“滅ぶ”という概念自体が無いのでそれ自体を滅ぼす事は無理である事、だが現実に出て来て実体を持った邪神であれば滅ぼす事は出来る事……そして、現実に現界した邪神──【ガタノゾーア】の戦闘能力は地球上の全巨人を合わせても倒しきれない程のモノである事が分かってしまいました。……この事が分かってから研究は少しずつ可笑しな方向へ進んでいったのです』

 

 尚、一応の研究成果とした邪神配下の怪獣や怪人の位置が分かる様にもなって、各都市の防衛や暗躍していた『這い寄る混沌』の排除なども出来たらしいが……大元の邪神を倒さない限り怪獣は現れ続けるし、それによる悲劇が原因で邪神の精神干渉を受けた人間が新たな『這い寄る混沌』になってしまうので根本的な解決にはならなかったらしい。

 ……それで、研究の目的は根本である『邪神』に対してお袋の『力』を使って干渉する方向性にシフトしてしまったそうだ。

 

『そうして研究を邪神やそれらが住まう深淵についてのモノに変えていった研究者達は、その過程で私の『力』の本質が“邪神がいる深淵と現実の境界に干渉する”モノだと突き止めて、その力を使って【邪神 ガタノゾーア】を元の深淵に送り返して封印する計画を発案しました。……この計画は怪獣達との終わりなき戦いを繰り広げていた人間達にとっては、まるで福音の如く歓迎されて実行まで急速に準備が始まりました』

『……倒せない相手であれば封印してしまうというのは戦術としては悪くないだろうが……』

 

 現在でも地球でウルトラ4兄弟がヤプールを『ファイナルクロスシールド』で封印している様に、現時点で倒せない怪獣を封印したら元の住処に送り返して住み分けるというのは割とポピュラーな怪獣への対処法ではあるのだが……その場合はそもそも封印出来るのか、或いは住み分けにどれだけ手間や注意事項があるのかをしっかりと事前に調べる必要があるとは士官学校で習ったな。

 ……お袋曰く、研究は嫌に順調に進んでお袋の『力』を増幅して深淵との境界に干渉・現世にいる邪神由来の怪獣達を送り返す“神殿”の開発に成功したのだとか。

 

『そうして“神殿”が完成し捕獲した怪獣を深淵に送り返す試験運用も成功した事で、念には念を入れてユザレさんや兄さん達が率いる戦士達の立会いの元で私が邪神を深淵に送り返す作戦が実行に移されました……が、結果的にはその作戦はあっさりと失敗し、逆に深淵にいる邪神達が()()()()()()()()()()部分的とは言え現実に現界する自体となってしまいました』

『……それは……』

『そう、全ては邪神の罠だったんです。……深淵に住まう邪神達はそのままでは現世に干渉出来ない代わりに“自分達を認識した者に自覚される事の無い精神干渉によって正気を失わせる”特性があり……当然、深淵について研究していた研究員達はその影響でとうの昔に正気では無くなっており、本来なら気が付いて然るべきだった“邪神側からの精神干渉”に一切気付く事が出来ず研究を行ってしまったのがあんな事態になった原因でした』

 

 つまり、その研究員達は研究を始めて暫く経った後には既に邪神の走狗と化していたらしい……ここで厄介なのは本人達にすら自分が正気を失っている自覚が一切無く、傍目からも普段と何も変わらなかった為に誰も精神が干渉されている事に気付けなかった事だそうだ。

 ……お袋自身には有する力に“邪神からの精神干渉に対する耐性”があったからか正気を失う事は無かったのだが、それが逆に『自分が何も無いから邪神が研究員に精神干渉を行なってはいない』と思い込む結果になってしまったのだと悔恨の表情で言っていた。

 

『私の『力』は邪神がいる深淵と現世の境界に干渉出来るモノでしたが、それは逆に言えば()()()()()()()()()()()()()()()()()()という事だったのです。……私は『力』のお陰で精神や肉体への邪神の干渉に抵抗力があったので完全に乗っ取られるのだけは避けられましたが、邪神は開いた境界を使って現世にその片鱗を現界させて私と研究員達を取り込んでルルイエで暴れまわりました』

 

 不幸中の幸いとでも言うべきかお袋が完全に乗っ取られない様に邪神の内側で抵抗し続けた事と、念の為に待機していたユザレさんやティガ叔父さんを中心とした戦士達によって()()()()()()()()()()ものの、どうにか現界した邪神は倒す事が出来たのだそうだ。

 

『ただ、その際のダメージで私は一命を取り留めたものの昏睡状態になって長い眠りに付いてしまい……目が覚めた時には()()()()()()()()()()()

『「…………」』

 

 ……そうしてお袋はかつて並行世界の地球にあった超文明の終焉の様子を語り始めた。

 

『……目覚めた私をまず迎えてくれたのはユザレさんでした。そして彼女の口から私が眠っている間にルルイエを初めとしたこの地球の人類がほぼ()()()()()()()と告げられたのです』

 

 曰く、実験の失敗によって出た被害でまず問題になったのは昏睡状態になったお袋の処遇だったらしい……何でも現界した邪神の片鱗によって被害を受けた者や身内が死んだ者、或いは邪神の恐ろしさを理解してしまった者達が再び同じ事が起きない様にお袋を()()するべきだと言い始めたのだとか。

 勿論、兄であるティガさんやその恋人のカーミラさん、友人ダーラムさん、ヒュドラさんは大反対してあと少しで内乱に成り掛ける所だったとか……最終的には超能力でお袋の様子を調べていたユザレさんが『ティアは現在自分の『力』を無意識の内に抑え込んでおり、もし彼女を殺した場合その遺体を使って邪神が再び現世に現われる可能性が高い』と言った事で厳重な監視下での隔離措置で落ち着いたそうだ。

 ……だが、この一件によってティガ叔父さんとその仲間達の心に“ただ守られるだけで文句ばかり言う人間への不信感と嫌悪”が生まれたのだと言う。

 

『それに加えて邪神の片鱗が現世に現界した事によってその眷属である怪獣達の活動が大きく活発化し、地球星警備団は一転して不利な戦局に立たされました。……そして同盟関係であったいくつかの都市が滅ぼされた事もあって、ルルイエの警備団本部の一部派閥がとある計画──かつての邪神封印の実験データを応用して昏睡状態の私を生贄に捧げて邪神を深淵に追い払う計画を立てて実行しようとしたそうです』

『「それは……!」』

 

 おおう、完全に発想が末期的になってるな……普通に考えれば以前完全に失敗した実験をお袋を生贄に捧げた程度で成功させられるとは思えない筈なんだが、それが解らない程に追い詰められていたのか。

 ……或いは邪神に魅入られたとか、以前の実験でお袋に逆恨みをする者でもいたのか……。

 

『ですが、その計画を事前に聞きつけたユザレさんと兄さんがそれを止めようとし……その結果は兄さんが計画を企んだ警備団のメンバーを全て皆殺しにすると言うものだったそうです。……そして兄さんは心を闇に飲まれて“闇の巨人”へと変貌し、それに同調して闇の巨人となったカミーラさん、ダーラムさん、ヒュドラさんと共にかつての仲間だった警備団を殲滅し始めました』

『「…………」』

 

 その当時の地球で最強格の戦士達がまとめて裏切った事が警備団に与えた影響は非常に大きく、唯一闇落ちしなかったユザレさんがどうにか頑張ってはいたが、それでも地球上の人間勢力は瞬く間に怪獣や闇の巨人達に滅ぼされていったのだと言う。

 ……その中で生き残った人類や都市も居たが、最強の戦士すら闇に堕ちると言う希望が一切見えない現状にその心は絶望の中にあり……それを待っていたかの様に()()()()()【ギジェラ】が世界各地に現れたのだ。

 

『この【ギジェラ】は邪神の眷属では無くいきなり現れたただの植物だったのですが、強力な幻覚作用のある花粉を撒き散らしてそれを吸った人間に『幸福な夢』という見せ続ける能力がありました……当時既に絶望的な状況にあった人類の多くはその幸せな夢の中に引き込んでしまった様です。……更にとある科学者達が【ギジェラ】の花粉には脳の生命活動を半永久的に維持する効果があると突き止め、それと夢見心地になる効果を使って絶望的な状況である地球に見切りを付けて滅亡直前に地球を脱出する計画を立てました。……実際、この計画を知った人間達は当時の絶望に包まれた地球に見切りを付けて宇宙へ脱出する人間が殆どだったそうです』

『……警備団はそれについて何かしたのか?』

『いえ、兄さん達の様に闇に堕ちた巨人や思想の違いで争う様になってしまった他の巨人、そして更に活発化した怪獣との戦いに忙しく何かをする余裕は無く、むしろ『守る対象が少なくなるのだから宇宙への避難を推奨するべき』という声もあったので【ギジェラ】に関してはほぼ放置でした』

「それは最早“警備団”としての体すら成してない気が……」

 

 曰く、その【ギジェラ】という植物の花粉は巨人には効かなかった事もそれの脅威を低く見積もってしまった理由の一つの様だが……とにかく、人間達は次々と【ギジェラ】の花粉を利用した不老不死化手術を受けて宇宙船に乗り地球を脱出していったのだが、当然の事ながら手術を受けられる人間や宇宙船に乗れる人間の数には限りがあった。

 ……故に地球を脱出出来た人間達はほんの一握りで未だに多くの人間達が地球上に残っており、その殆どが現実に絶望して世界中に現れた【ギジェラ】の花粉によって『幸福の夢』の中へと沈んだのだと言う……そして、それが“最後の引き金”となった。

 

『地球上の全ての人間が『幸福の夢』の中に逃避する……言い換えれば、ほぼ全ての人間が現実に背を向け盲目白痴の中と言うある種の()()の中に身を委ねた事で、それを起点──夢の中にいる人間達を生贄にする事で深淵より【邪神 ガタノゾーア】が降臨してしまったのです』

 

 現世に降臨した【ガタノゾーア】はその圧倒的な力をもって最早まともに連携を取れない光の巨人達を次々と一層し、地球上で唯一都市機能を残していたルルイエへと侵攻していたらしい……これはユザレさんの努力と、皮肉にも闇の巨人達によって戦士の数が減ったお陰で逆に同士討ちが起きなかった事が大きかった様だ。

 ……ここまでがお袋が眠っている間に並行世界の地球で起こった事の大まかな説明なのだそうだ。つくづく絶望的な状況だな。

 

『……流石に私も寝起きにここまで絶望的な話を聞かされて呆然としてしまいましたが、ユザレさんはまだ諦めておらず、私に【ガタノゾーア】をルルイエごと封印する計画について語り始めました』

『邪神を深淵に封印するのはリスクが多いという話ではなかったのか?』

『ええ……ですから【ガタノゾーア】を()()に封印する事にしたのです。厳密に言えば封印用に作られた亜空間の様な所ですが。……邪神が現実に降臨すると絶大な力を得ますが、逆に実体を持つ事で深淵にいた時の様な『理解出来ない故の理不尽さ』は無くなるので、ルルイエ諸共なら三千万年ぐらいは封印出来る計算でした』

 

 だが、それをやるには【ガタノゾーア】相手に封印が完成するまで足止めが出来る戦力が必要であり、当時のルルイエではユザレさんが封印に専念するので戦闘に参加出来ず他の戦士達も戦闘能力が低いから争いに参加せず生き残った者が殆どだったので、どうにかして強力な戦力を用意しなければならなかったのだ。

 ……そこでユザレさんとお袋は闇に堕ちたティガ叔父さんを説得して味方に引き入れようとしたらしい。どうも彼は他の三人程に残虐な行為に手を染めていた訳ではなく、むしろ現在では三人から距離を取って活動していたのをユザレさんは何度か極秘裏に接触していたので知っており、お袋がいれば説得出来ると踏んだのである。

 

『……そうして久しぶりに出会った兄さんは、なんか肉体が真っ黒になっていましたが懸念した様にこちらに暴虐を振るう事も無く、むしろ以前よりも陰鬱な雰囲気になっていました。……詳しく話を聞いてみると私を謀殺しようとした者達を殺したのはいいが、その後の他の三人の残虐な行為にはついていけなかったと言ったのです』

『……それは彼が闇に堕ちたのは君を助ける為だったから、故に完全に心までが闇に堕ちた訳では無かったのかもしれんな』

 

 親父がそう言うとお袋は微笑を浮かべながら雰囲気がちょっと柔らかいものになった……さっきから空気が重かったからな! ナイス親父(過去)! 

 

『……ありがとうございます。ユザレさんも同じ事を言っていましたね。……それはともかく馬鹿をやった兄さんを私が半日程説教してから、ユザレさんの説得でどうにか味方に引き入れる事には成功したんですが……』

「説教長いなお袋」

『間が悪いことにその現場をカミーラさんに見られてしまい、更に兄さんがユザレさんに浮気していたらしい事から兄さんに裏切られた彼女は完全にキレてダーラムさん、ヒュドラさんと共に襲い掛かって来て戦闘になってしまったのです。彼等は兄さんよりも更に深く闇に堕ちていたので説得も出来ず、仕方なく兄さんが三人のエネルギーを吸収して石像化した後に封印しました。……後、浮気云々の事について兄さんに追加の説教もしました』

『……そ、そうか……(汗)』

 

 お袋のティガ叔父さんへの扱いが酷い。まあ自業自得でもあるが……そんなこんなでティガ叔父さんを味方につけた生き残りの戦士達は対【ガタノゾーア】への最終決戦の準備を急ピッチで進めていった様だ。

 ……尚、ティガ叔父さんの仲間入りについては既にそんな事を気にしていられる余裕が無かったので何も言われなかった、むしろ事情を知っていたかつての戦友は歓迎すらしたらしい。

 

『そうして私達は【ガタノゾーア】と死力を尽くして戦い、殆どの戦士達が犠牲になりましたがどうにかルルイエ毎【ガタノゾーア】を海の底に作った亜空間に封印してる事に成功しました。……ですが封印はいずれ解ける事は分かっていたので、兄さんを含めて生き残った戦士達は自ら石像となり未来の人間達が目覚めた邪神達と戦える力になる為に各地で眠りについたのです。……私以外は』

 

 曰く、お袋は自分の『力』が石像となった後でも邪神に干渉してしまう為、そのまま地球上に留まると邪神の復活を早めてしまうらしく、故に残った“神殿”を改造してこの“方舟”を作り、その中で自身を石像として封印した上で生物がいない亜空間へと旅立つ事にしたのだとか。

 ……深淵の邪神達は意思を持つ生物を介して現実に干渉するので、逆に意思を持つ生物がいなければ現実には干渉出来ないという欠点を突いた形だと言う。

 

『そうして、私はユザレさん──戦士としての力を失って生き残った人間達を率いる事になった彼女に見送られて亜空間へと旅立ちました』

『……成る程、それで君がこの遺跡……ではなく“方舟”に居た訳か』

『はい……流石に三千万年も稼働し続けたせいでこの“方舟”も寿命が来てしまった様で、亜空間に留まる力が弱まって偶々この世界に漂着してしまった様です』

 

 ……どうやらこれでお袋の過去の話は終わったらしい……何というか実に壮大な話だったが、俺にとって本当に重要な話は多分これから何だよなぁ。もうお腹いっぱいなんだが。




あとがき・各種設定解説

アーク&ゾフィー:完全に聞き手

ティア:事情があるのは理解したが浮気は許さない
・目が覚めた後は流石にショックを受けたが直ぐに立ち直るぐらいには精神的にタフで、兄への説教を優先するなど性格は割と天然が入っている。

ユザレ:地球が無事だったのは大体この人のお陰
・この後も未来への警告を残したり、方舟にこっそりとメッセージを残すなど要所で活躍している。

ティガ:精神面では妹より弱かった
・本人もそれを自覚していたので自分の力を光と闇に分けて闇の側はカミーラ達と一緒にルルイエは封印し、光の側は生き残った二人の戦士と共に当時人間が居なかったお陰で余り被害を受けなかったとある島に封印した。
・また、どちらの自分の石像にも自分の精神は一切残しておらず、未来で自分の力を受け継いだ者が自分の意思だけで戦える様にしていた。

闇の三巨人:元々少し闇に寄りやすい精神をしていた
・それでもティガやティアがいた間は光の戦士として戦えたのだが、二人がいなくなるか闇堕ちした事と人間達の『闇』を見た事で一気に闇堕ちした感じ。
・ちなみに三人共ティガが自分の精神を削除した事は知らなかった。

【ギジェラ】:終末の時報
・この作品内での裏設定として『闇』ばかり撒き散らす人間達に対して地球が『これ以上地球を傷つけるならさっさと死ね』という意味で生やした植物というのがあったり。
・ただ、それすら利用して不老不死とか実現させちゃうのが人間。

【邪神 ガタノゾーア】:ラスボス
・深淵に居る時の邪神達は『現実の生物には理解出来ない』存在である為、彼等を認識・理解しようとした現実の生物は正気を失ってしまい精神への干渉を受ける。
・そして彼等が現実に降臨した際には絶大な力を持つ様になるが、実態を持つが故に『現実の生物でも理解出来る』存在になってしまうので認識しても正気が失われる事も無い。
・また、深淵に居る時は『滅び』という概念すら無いので倒せないが、実態を持って現実に現れれば『滅び』の概念を得るので普通に倒せる様にはなる。


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