宇宙に輝くウルトラの星   作:貴司崎

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エピローグ:大戦争終結

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 無双鉄神 インペライザー

 円盤生物 ロベルガー 登場

 

 

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「……あーしんどかった……あの赤いロベルガーは強すぎるだろ」

 

 惑星ヤオトリにて【皇帝近衛機 クリムゾンロベルガー】を倒したアークだったが予想を遥かに超える激戦だったのでエネルギーを大きく消費し、現在は近くの太陽光の当たりやすい宙域でエネルギーを回復させている所だった。

 ……とは言え、流石にただボーっとしている訳でも無く自身の現状の確認や、現在の戦況の把握などに勤めていたが。

 

「セブンガーはエネルギー切れで25時間は使用不能。ウルトラスパークの方も自動再生や復元光線とかでは治せない基幹システム部分が破損してるか。それで宇宙警備隊の銀河系基地との連絡はまだ繋がらないし、ウルトラサインでも出せない。……後は地球の様子も心配だが」

 

 そうしてエネルギーを可能な限り早く回復させながら現状の把握を行なっていくアークだったが、そこで惑星ヤオトリにいた戦闘兵器を倒し終わって簡単な事後処理を終えたセブン21が飛んで来た。

 

「アーク、身体の調子はどうだ?」

「21先輩、肉体面のダメージは然程でも無かったので大丈夫です。エネルギーの方も50%程は回復しました。……すみません、事後処理とかは任せきりになってしまって」

「構わん、そちらで戦ったのはこれまでのロベルガーとは一線を画すスペックを持ったカスタム機だったのだろう? こちらは三体いたとは言え通常のインペライザーとロベルガーだったから、ヤオトリの防衛隊と協力する事で問題無く倒せた」

 

 そんなお互いの健闘を讃える会話もそこそこにして、逼迫している現状を覆す為に彼等は『次にどうすべきか』を話し合い始めるのだった。

 

「それで21先輩、銀河系基地や他の宇宙警備隊員への連絡が付かないんです」

「ふむ、だが惑星ヤオトリの救援要請は通ったな。……これは、おそらく()()()()()()()()()()()()()()()()のみをピンポイントで妨害しているな。流石に短距離の念話ぐらいなら可能だろうが」

 

 ちなみにこの通信妨害は『エンペラ軍団』に於ける古参の側近達が自分達の最大の怨敵たる『光の国』への対抗策の一つとして、ウルトラサインの解析に成功したヤプールからの情報をベースに宇宙警備隊が使う通信技術を解説したデータを【エンペラ星人】に献上し、それを応用してエンペラ星人が自身の超能力により高域通信妨害を掛けている物であった。

 

「……だが、光の国以外の通信網は使える様だな。いくつか知っている通信チャンネルにアクセスして情報を集めれば現状も把握出来るだろう」

「流石ですね、21先輩」

「まあこれでも宇宙保安庁として様々な星のパトロールをしていたからな。それなりの伝手はある」

 

 そう言ったセブン21は伝手のある惑星や勢力に()()()()()使()()()()()()()通信手段でアクセスする事によって、現在この宇宙で起こっている事柄に対する情報を次々と集めていった。

 

「……成る程、ありがとうございました。……現状は銀河系周辺の惑星が引き続き襲撃されている上、銀河系支部の方にも戦力が回されている様だな。加えてこの通信妨害で宇宙警備隊は場当たり的な対応を強いられているといった所だ」

「ではどうします?」

「とりあえずは伝手に頼んで通信網を可能な限り復旧、それと同時に俺達は銀河系支部へと向かうぞ。……地球側も気になるが我々との距離的にそちらの方が近い」

「分かりました」

 

 それらの情報から素早く今後の行動を決めたセブン21はいくつかの伝手に頼って可能な限り宇宙警備隊員に現状を使えて貰う様に頼みつつ、エネルギーが回復したアークを伴って襲撃を受けている銀河系支部へとトゥウィンクルウェイを使ってワープしていったのだった。

 

 

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『⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️』

『皇帝命令、攻撃、破壊』

「ええいっ、予想はしてたけどこっちもか!!!」

 

 そうして銀河系支部に辿り着いたアークとセブン21が見たものは、支部に襲い掛かっている多数の戦闘兵器達とそれらに立ち向かっている支部所属の宇宙警備隊員達の姿だった……この銀河系支部は地球への援軍を最も送りやすい場所なので、当然ながらエンペラ星人も多数の戦力を送り込んでいたのだ。

 ……とは言え、今回の大戦争の“ある意味で”最前線である地球に一番近い支部なので、事前にエンペラ星人襲来を予想していた事もあって相応のベテラン戦力を配置していたので防衛戦は十分に成立していた。

 

「援軍に来たぞ! 現状は?」

「おおセブン21! 見ての通り防戦中だ! ……なんかヤケに強い“赤い戦闘兵器”が三体程居たから、そいつらは『放置しておくとまずい』と判断して集中攻撃でどうにか倒したんだが、そのせいでこちらも負傷者が多く出て今は苦戦してる」

「丁度隊長を含むウルトラ兄弟達が地球近辺の他惑星への救援に向かっていた事もありますし、通信が効かずに援軍もない戦闘を強いられていましたから」

「幸い死人は出ていませんが」

 

 それでも流石のベテラン隊員達であっても皇帝近衛機が率いる軍勢相手では相応の被害が出ており、負傷者を後方に下がらせたり庇ったりしている事もあってやや押され気味だった。

 

「分かった、俺達も援軍に加わろう。それと通信網に関しては光の国で使われていない方式なら妨害はされていない様だ。……アーク!」

「了解です……まあ、赤い機体じゃなきゃ今の俺でもなんとかなるでしょう!」

『皇帝命令、攻撃、破イッ⁉︎』

 

 セブン21が支部の通信班に情報を教えている間に、アークは手近に居た一体のロベルガーに超高速で接近して容赦なく殴り飛ばした……移動速度はリバーススタイルに劣るものの、念力を使った高速機動はシルバースタイルの側でも使用可能だ。

 そのままアークはかなりの速度で宇宙を飛ぶロベルガーを逃さず、相手が得意とする光弾や光線の連射も全て捌ききって逆に的確な打撃や光刃を撃ち込んで戦いを優位に進めていった。

 

『皇帝命令、攻撃、破壊』

「あの赤いヤツと比べれば遥かに遅い!」

「……おお、隊長の息子の話は聞いて居たが噂に違わぬ凄まじい戦いぶりだな」

「若い頃に共に戦ったゾフィーの勇姿を思い出す……彼にだけ任せる訳にもいかんか。我々も行こう!」

 

 そんな新たに援軍に来たアークの戦いぶりに触発されて、或いはベテランの隊員はその姿に若き日の宇宙警備隊隊長(ゾフィー)の姿を見て奮起して徐々に戦闘兵器達を倒していく。

 更にセブン21からの情報と支部の通信班の奮闘によってどうにか連絡が取れるレベルにまで通信網が復旧した事もあり、銀河系周辺の宇宙警備隊員同士の連携が取れる様になった事で、各惑星を襲撃した戦闘兵器の撃破もスムーズに行くようになった。

 ……そうして惑星ヤオトリでの戦いが終わってから実に()()()()()、エンペラ星人の戦闘兵器による太陽系・銀河系周辺の襲撃事件は一先ずの終息を迎えたのであった。

 

 

 ──────◇◇◇──────

 

 

「……ようやく片付いたか……負傷者の搬入を急げ!」

「支部周囲にはもう敵性反応は残っていません。インペライザーもロベルガーも全機撃破したものと思われます」

「辛うじて回復した通信から得た情報を統合した結果によると、銀河系の他の惑星に襲撃を掛けていた戦闘兵器群もその殆どが近くの宇宙警備隊員や現地の防衛勢力などに撃破された模様」

「ただ太陽系……地球付近では未だにウルトラ兄弟達を中心とした部隊が残存戦闘兵器群と戦っているようです」

 

 戦いを終えた銀河系支部だったが、そこに居る宇宙警備隊員達は休む間も無く即座に負傷者の搬入と各宇宙警備隊員達との連絡や情報の把握、戦況の確認にとそれぞれ自分の役割を果たすべく動いていた。

 

「そう言えば、もうエンペラ星人が言っていた24時間経ちましたよね。……と言う事は今頃地球は……」

「ふむ……太陽系と地球圏の状況を詳しく調べられるか?」

「少し待って下さい……通信が妨害されているにしても、もっと単純に光学的映像情報とかなら……よし出ました! ……って、これは⁉︎」

 

 そして支部内に入ったアークとセブン21の指摘から、通信班の一人が地球圏の様子を映像として取得した上でいくつかのモニターに表示したのだが……そこには“驚くべき光景”が映っていた。

 

「これは……()()()()()……?」

「太陽の温度が急速に低下中! これは全面が黒点に……いえ! それ以下の温度にまで!!!」

「恒星すらも闇に包む……エンペラ星人の力は聞いてはいたが、まさかここまでとは……」

 

 モニターに移されていたのはウルトラ戦士すらも塵芥に見える程の大きさを持つ恒星『太陽』が、凄まじい勢いで真っ黒に染まってその光と熱を失って行く映像だったのだ……その場にいる者達は誰もが言葉にこそしないものの、この所業が【エンペラ星人】によるモノであると分かってしまっていた。

 ……その余りにもスケールが大きいエンペラ星人の“真の力”を見て絶句した銀河系支部の面々だったが、それでも個人でアホみたいなスペックを持つ者達が割と居るM78スペースの治安を守る宇宙警備隊員なので、“あのエンペラ星人ならそのぐらいするだろう”と思い直して対応を再開した。

 

「早く太陽系に向かわなくては!」

「だが、今の連戦で消耗した我々にはそこまで行ける戦力は……」

「まずは太陽系付近に行ったウルトラ兄弟達と連絡を取るべきでは? 今取ってますけど」

「……アーク、お前は行けるか?」

「エネルギー残量残り三割……ここの施設を使って回復させれば半分くらいにはなるでしょうから何とか」

 

 そんな風に彼等が各種連絡状況を整えている間に、復旧した通信によって太陽系に居るウルトラ兄弟……その長男であり宇宙警備隊隊長でもあるゾフィーから『これより我々ウルトラ兄弟は地球でエンペラ星人と戦っているメビウスとヒカリの救援、及び闇に覆われた太陽に光を取り戻す作戦を決行する。だがまだ地球圏には戦闘兵器の残党が残っているから、付近の隊員はそちらの対処と可能ならば太陽側への援護を』という連絡が来た。

 

「流石はウルトラ兄弟だな! ……よし我々の方からも問題ない者はエネルギーが回復次第太陽系へ向かうぞ!」

「エネルギーの回復装置を優先して出撃する者に回します。必要な方はおっしゃって下さい!」

「とりあえずこの通信内容を他の隊員にも伝えますね」

「我々もウルトラ兄弟に続くんだ!」

「……地球に居るのはメビウスとヒカリさんか……あの二人とCREW GUYSの人達ならきっと大丈夫だろう。だから俺達も出来る事をせねばな」

 

 そうして隊長からの通信を聞いたアークを始めとする銀河系支部の隊員達は、未だ諦めずにエンペラ星人と戦うウルトラ兄弟達の一助となるべく、各々の思いを抱いてこの“大戦争”の最終局面に向けて動き出したのだった。

 

 

 ──────◇◇◇──────

 

 

『皇帝命令、攻「いい加減しつこい! アークレイショット!」「レジアショット!」カィィィィィ⁉︎』

 

 そして現在、冥王星近辺を飛行して地球に向かおうとしていたロベルガーを、負傷が少なく回復が早かったので他の隊員よりも一足速く太陽系に着いていたアークとセブン21が発見、今割とあっさり合体光線によって撃破した所であった……今まで散々戦った相手で二対一であれば、二人共戦闘パターンを読んで完封出来るレベルの実力があるからこんなものである。

 

「ふう、これでここらに残っていた戦闘兵器達は大体片付きましたかね」

「ああ付近にそれらしき反応は無い……隊長の指示通り我々も太陽に向かうべきか。今はウルトラ兄弟達が光線を使って太陽を活性化させている様だが、どうもエンペラ星人の力にやや押されている様だからな」

 

 セブン21の言う通り、現在太陽ではゾフィーを除くウルトラ兄弟の光線とエンペラ星人の闇の力による『太陽の光の復活と阻害の綱引き』と言える戦いが続いており、現状エンペラ星人の闇の力の方が優勢で太陽の光を取り戻すのに手間取っている状況だった。

 ……それを聞いていたアークは何故か地球の方を向いて()()()()()()()()()()()()()目を細めていた。

 

「……“不死鳥の勇者”……」

「どうしたんだ? アーク」

「ああいえ、何でも無いです……俺も太陽の方に行くのは賛成ですよ。地球の方は親父と、何よりメビウス達が頑張ってるみたいですし」

 

 そうして勝手に何か納得したアークに深く追求する事無く、セブン21は彼と共に移動用の光の玉(トラベルスフィア)を使って太陽まで飛んで行き……しばらくの後、彼等は闇に包まれた太陽までやって来ていた。

 

「ウルトラ兄弟達は太陽の向こう側か……こちらセブン21! アークと共に到着したから、これより太陽の光を取り戻す」

『こちらジャック、よく来てくれた! 助かる!』

 

 それだけの短い念話を終えると二人はそれぞれの必殺光線を太陽を覆う闇へと向けて放ち、徐々に太陽が元々持っている光を取り戻させて行く。

 ……だが、元より巨大過ぎる恒星はウルトラ戦士の光線をもってしても僅かな範囲にしか影響を与えられず、エンペラ星人が本気になったのか更に強まる闇の力もあって光を取り戻す作業は遅々として進まない……だが。

 

『こちらパワード、太陽の闇を払う事を手伝いに来た』

『同じくグレートだ』

『勇士司令部ネオス、只今到着した! ……遅れてすまないな21』

『同じく勇士司令部ゴリアテだ。メビウスとアークだけにはいい格好はさせないぜ!』

『宇宙情報局フォルト……友人達が頑張ってるので、その一助となりに来ました』

『こちらマックスとゼノンだ、俺達も作戦に参加させてもらう』

『チームUSA、只今到着した』

 

 そこに連絡を受けた宇宙警備隊員達が次々と集合して行ったのだ……エンペラ星人がばら撒いた戦闘兵器達が警備隊と各地の戦力の奮闘によって早期に対処出来たお蔭もあり、手の空いた隊員達が次々と太陽に集まっているのだ。

 

『……皆、来てくれたか! ……地球でメビウスとヒカリ、そして地球人達がエンペラ星人を追い詰めているお陰で太陽を覆う闇も弱まっている! ここで一気に押し返すぞ!!!』

『『『『『おお!!!』』』』』

 

 そんなウルトラマン(最初の光の巨人)の号令に答え、その場にいる全てのウルトラ戦士達が一斉に太陽を覆う闇に向けて全力の光線を撃ち放った!

 ……同じ頃に地球ではメビウスとヒカリ、そしてCREW GUYSの絆によって生まれた“不死鳥の勇者”【ウルトラマンメビウス フェニックスブレイブ】と、そこに援軍として現れて“友”と一緒に戦うゾフィーによってエンペラ星人が追い詰められていた事もあり。彼等の光線は徐々に太陽を覆う闇を払っていった。

 

『よし! 闇の力が弱まったお陰で太陽の光が戻って来ている! もう少しだ!』

『このまま闇を払っていけば太陽のエネルギーを押さえ込めなくなる筈だ!』

『このまま続けるんだ!』

『太陽の光が戻って来たから、こっちのエネルギーも回復される様になったしな!』

 

 そうして彼等ウルトラ戦士達による一斉光線が太陽の闇を払い続けて暫くした後、地球でエンペラ星人がフェニックスブレイブの『メビュームフェニックス』によって光に還ったと同時に太陽を覆う闇も完全に晴らされたのであった。

 

『やりました! 太陽の光が戻りましたよ!!!』

『『『『『おおおおおおおおおお!!!』』』』』

『……地球のメビウス達もやった様だな』

『うむ、これで長かった大戦争も終わりを迎えるだろう』

 

 蘇った太陽を見たウルトラ戦士達はエネルギーの消耗も気にせずに大歓声を上げ、地球での戦いの結末を知ったウルトラ兄弟達も安堵の笑みを浮かべていた。

 ……この地球圏へのエンペラ星人軍団の進行、その戦いの結果エンペラ星人がウルトラ戦士達に討たれた事によって『エンペラ軍団』は完全にトドメを刺され、宇宙全土を巻き込んだ『第二次ウルトラ大戦争(ウルティメイトウォーズ)』は終局へと向かって行く事となったのだった。




あとがき・各種設定解説

アーク:『銀の鍵』が目覚めてからは感覚が鋭くなっているとか

第二次ウルトラ大戦争:メビウスの暗黒四天王編の裏側
・この後は頂点であり絶対の象徴だったエンペラ星人が敗れた事でエンペラ軍団は完全に崩壊して、そのまま流れ作業の様に銀河連邦と宇宙警備隊に制圧された。
・ただ、その後古参の側近達が再起を図って姿を消したり、皇帝復活の為の装置を作ろうとしてたり、皇帝が残した『暗黒の鎧』を巡って騒動が起きたりするがそれは別の話。
・最後の太陽への一斉光線は恒星とウルトラ戦士の大きさの差的に兄弟だけじゃ辛いかなて思って入れてみたもので、他のウルトラ戦士達はテレビ画面の外側で頑張ってた感じで。
・地球でのエンペラ星人との戦いは個人的にウルトラシリーズの中でもトップクラスの名場面ばかりだと思ってるので、作者程度の筆記力で書ける気がしなかったので概要だけ、詳しくは映像作品でどうぞ。


読了ありがとうございます。
これにて第5章『第二次ウルトラ大戦争』編は完結になります。なんか主人公の筈のアークが目立ってなかった様な気もしますが、メビウス本編の裏側であり終始彼も一人の宇宙警備隊員として戦った結果こんな感じになったかなと……そういう訳で次回は“彼が主役”の章に、ようやく入って行く予定です。先にちょっとだけ予告。



 ……第二次ウルトラ大戦争が地球での『ウルトラマンメビウス』達の活躍によって【エンペラ星人】が倒された事で終結してから“百年”の月日が流れた。

「うむ、ようやく宇宙保安庁の単独任務にも慣れて来たな」

 そんな中でアークは宇宙警備隊としての仕事を着々とこなしていたのだが……。

「……ハァ……」
「最近メビウス元気ないな」
「……ああ、あれからもう百年は経つからな」

 ……時の流れによる残酷さを経験し元気のない友人。

「……え、俺がもう一度地球へですか? それならメビウスとか他のウルトラ兄弟の方が……」
「いや、この任務は我々ウルトラ兄弟よりも、“お前の方が向いている”と判断したからこそ頼んでいるんだ」

 ……そんな中で再びの地球行き任務を告げられるアーク。

「……地球連合の発足、新たな防衛組織NEO CREW GUYS、んでもって宇宙進出と他惑星との交流……地球もだいぶ変わったなぁ」
「曽祖父の名に恥じない様、精一杯勤めさせていだたきます!」
「はー、怪獣っていいわ〜、ドキュメント見れるからここに入ったのよねー」
「これが我がNEO CREW GUYSが誇る最新鋭機『ガンドラグーン』よ!」

 ……再び降り立った地球での新たな出会い。

「ようこそ地球へ、ミスターウルトラマン?」
「……俺は只の宇宙警備隊員ですよ」
「まだちょっと宇宙人への風当たりが強い感じかな」
「だが、宇宙進出始めたばかりならこんなものかと」
「我々『キリエル・コーポレーション』は貴方の来訪を歓迎しよう」

 ……そこで出会う一癖も二癖もある者達。

「……地球は本当に宇宙へと進出するのに相応しい星なのか?」
「裁定が必要だ……ゆけ、リガトロン」
「だからってそれを試す為にまず暴力とかダメでしょうが!」

 ……だが、そんな新時代(ネオフロンティア)に向かおうとする『M78スペース』の地球に迫る不穏な気配。

「あのロケットには曽祖父が“友人”に当てたメッセージが乗っているんです」
『……“マキシマ”の力を持つ文明よ……試練を……』
「だからまず暴力はやめろっつってんだろ! それに親友への“贈り物”に手出しはさせんよ!」

 ……そんな激動の時代で地球人達は、そしてアークは何を見るのか。

「……地球は地球人の手で守らなければならない……だからこそ……」
「『人造ウルトラマン計画』?」
「元ネタを知ってるヤツからすれば、あからさまに失敗しそうな雰囲気しかしないよねー」
「……さあ再び蘇るのだ! 真なる闇の力よ! そして再び我らに……!」
「アレが……邪神……」

 ……果たして、アークは光の使者(ウルトラマン)になれるのか? 

「……それは貴方自身が、どう在りたいかを自分決めれば良いのよ。その上で誰かに認められるかは……」
「……俺は……!」

 ……長い“プロローグ”が終わり、ようやく“彼自身”の物語が始まる。

「俺は……“ウルトラマンアーク”だ!!!」

 次章『ウルトラマンアーク −100 years after−』近日執筆(予定!)
 ※尚、ここで書かれてるのは適当に考えた捏造展開なので、実際の作品とは大きく展開・台詞が異なる場合がありますのでご了承下さい。それと次の更新はプロット作りとかで大分先になると思います。
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