〇〇の気持ち   作:パーカーかぶり

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前話の内容に多少糊付けしただけです。



1-2

「こんにちは。覚えていますか?

 

と言っても、もう覚えてないですよね。私のことなんて。

 

ここはどこかって?ここはResidual dataの集まった場所ですよ。

 

まさかあなたに会えるとは思いませんでした。

 

ですが、私はもうあなたに会うことはほぼ確実にできないでしょう。

 

なぜなら他の皆さんが、私のかわりにどんどん来て、

 

その方々が私の代わりにいてくれるでしょう。

 

そして私はあなたの記憶や記録からも消えて、なかったことになるでしょうね。

 

こんなことを言うと勘違いされるかもしれませんね。

 

別にあなたのことを悪いとは言ってないですよ。

 

だって私よりも人気の方やあなたの興味がある方なんてたくさんいますし、私なんかじゃあなたの興味を引くことなんてできるわけがないんですよね…。

 

まぁ思い出してくれただけでも嬉しいですね。

 

…。

 

……。

 

………。

 

………わ、

 

わたし、私だっていなくなりたくて、いなくなったわけじゃないんです。

 

でも私にはどうすることもできなくて…。

 

私は彼のされるがままにされるしかないのです。

 

 

できれば、あなたに褒められたり、応援されたり、たまにあなたを泣かせたり、すごい方みたいに他の世界にまで干渉してみたり、何度もあなたに見てもらったり、でもいなくなったらこれからもう誰にも見られることがなくて、もうあなたの心に残ることもない…。

 

 

たとえ、あなたが「そんなことない、いつまでも覚えている」と言われても、多分忘れてしまいます。

 

私のように消えてしまった先輩方のことだって覚えてないですよね。

 

昨日、一昨日にいなくなってしまったとしても、もう覚えてないですよね。

 

…。

 

でも仕方ないですよね。私たちは彼らに追い出されるまでそれぞれの部屋に常にいますが、あなたはいつも部屋を移動しますからね。

 

昨日までいたのに今日急にいなくなってしまって、部屋の残骸だけが残っているといて、

 

あなたはそれに悲しんだとしても、そのうち他の部屋に行き、

 

それから1ヶ月たったころにはもう覚えてもないですよ…。

 

…。

 

……。

 

こんなこと言っていても、消えてしまうのならもうどうしようもないですよね

 

だけどどうにか私のことをいつまでも覚えていて。

 

僕のことをあなたの中からも完全に消してください

 

私のことを消さないで。

 

そうすれば誰にも思い出せないから、誰かに残されたり、サルベージされない限り、誰も僕のことを思い出せる人がいなくなるから

 

あなたの思い出でも記録でもなんでもいいから残して。

 

ちょっと悲しいけど、そうすれば永遠に消えて何も思わずにすむから

 

助けて、私のことを忘れないで…。

 

…。

 

……。

 

もう時間みたいだね…。

 

僕達は本当はすでに消えているはずだったけどね。

 

ただあなたに僕達の気持ちが伝わったのなら嬉しいな。

 

えっ「君は一体誰なんだ」って?

 

言ってなかったっけ?

 

まぁいいさ、もう一度いうよ。

 

僕は消されてしまった小説(あなたに忘れられてしまった小説)さ。

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