Fate/Grand Devil   作:ユリゼン

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アナスタシア魔改造の回


#2 悪魔と魔術師

「……おい、大丈夫か?」

 

 光が収まったのを確認したダンテは掴まっているアナスタシアとカーマに聞く。

 

 「え…ええ、なんとかね」

 「うぅ…脳天落としを喰らった気分です………」

 

 アナスタシアとカーマがそれぞれ返してくるが、どちらも問題ないようだ。

 

 ついでダンテは周囲を見回す。

 周囲は先ほどの施設とは全く違っており、見渡す限り炎と瓦礫しかない。

 まるで街一つを大火災が襲いかかっているような地獄絵図であった。

 

 「ここは何処だ?」

 「さぁ……日本であるのは確かなんだけど、どうも現実味が無いわ」

 「それに人の気配が全然しません。いくら大火災でも、人間の気配はしてもおかしくないはずですが」

 

 カーマの言う通り、本来なら避難していたり逃げ惑っていたりする人間の気配を多少なりとも感じるはずなのだが、この街からはそういったものが一切感じられない。

 まるで人間だけが丸ごと消え去ったかのような感じだった。

 

 「とりあえずまずは情報収集からだな」

 「そうね。その辺りの家に何かしらあるかもしれないわ」

 「そうと決まれば探すか」

 

 アナスタシアの言葉にダンテが同意して清掃員の服装を脱ぎ捨て、いつもの赤いコート姿へと変わる。アナスタシアもいつの間にか白いドレス姿へと変わっていた。

 そして早速移動しようとした時、カラカラと何か乾いたものが動くような音が聞こえてくる。

 音がした方を向くと、そこにはボロ切れを纏い、ボロボロの剣や槍を持った骸骨が群がっていた。

 

 「悪魔……じゃねえな。亡霊の類か」

 

 そう言いながら自らの名を冠する魔剣を呼び出そうとしたが、その前にアナスタシアに制された。

 

 「ダンテ、これらの相手は私一人で十分よ。わざわざあなたが手を下すまでもないわ」

 「そうか? なら任せるぜ」

 

 ダンテはそう言って魔剣を呼び出すのを止める。

 するとアナスタシアがダンテとカーマの前に出た。

 

 「……起きなさい、『ナイトメア』」

 

 アナスタシアがそう言った瞬間、アナスタシアの全身に紅い紋様が走る。それと同時にアナスタシアの足元の影が広がり、黒く染まる。

 そしてそこから拘束具を鎧のように纏ったゴーレムのような悪魔『ナイトメア』が現れる。

 

 

 そして悪夢による蹂躙が始まった。

 

 

………

……

 

 

 アナスタシアによる蹂躙が始まる少し前、少し離れた別の場所では薄紫色の少し露出が高い衣装に身を包んだ少女『マシュ・キリエライト』が、身の丈を越える大きな盾を振るって敵と戦っていた。

 

 「ヤァァァァァァッ!!」

 「グフォッ……!!」

 

 マシュが盾で突進したことにより、黒衣に身を包んだ敵の体勢が崩れる。

 

 「よくやった嬢ちゃん! こいつを喰らいな!」

 

 その瞬間を見逃さず、青髪の魔術師がルーンの呪文を唱える。それにより敵の足元から火柱が立ち昇り、敵を焼き尽くす。そして火柱が消えると、敵は金と白の粒子となって消え去った。

 

 「やりました先輩! 敵性反応消滅です!」

 

 マシュがやり切ったとばかりに笑みを浮かべこちらを見る。それに物陰で見ていた少女『藤丸 立香』は微笑みで返した。

 

 『レイシフト』というざっくり言えば過去へのタイムスリップをした立香達は、同じくレイシフトしていた『オルガマリー・アニムスフィア』所長と合流し、今後の行動方針を決めていた。

 しかしそこで敵の襲撃を受けてそのまま交戦、劣勢だったところに魔術師のサーヴァントであるケルトの大英雄『クー・フーリン』の助けが入って勝利することができたのだ。

 

 「おう、まずは一勝だな。嬢ちゃんはまだその体に慣れてねぇが、まぁそのうちに慣れんだろ」

 

 クー・フーリンがマシュに労いの言葉をかける。少し軽薄そうだが、面倒見の良い人らしい。

 するとオルガマリー所長が口を開いた。

 

 「おほん………初戦闘、よくやりました。マシュ・キリエライト、藤丸立香。先ほどは取り乱してしまいましたが次からは所長らしく、指揮に入っていきます」

 

 先ほどまで敵に襲われたことでヒステリーを起こしていた所長だったが、どうやら持ち直してくれたらしい。

 

 (でも、これからどうすればいいのかな………)

 

 立香がそう思っていると、所長が持っていた通信機が震える。

 

 『こちらロマニ! 良かった、繋がった!』

 「ロマニ!? そちらの状況は? 魔術師達は無事なの!?」

 

 詰め寄るように所長はドクターに問う。それに戸惑いながらもドクターはカルデアの現状を報告した。

 

 曰く、原因不明の爆発でマスター達の殆どが瀕死となりコールドスリープ状態であること。カルデアの職員も爆発に巻き込まれ少人数であること。その中には『レフ・ライノール』教授もいないということ。

 ドクターが指示を出しているのは自分よりも上の階級の人間がいないということ。

 

 現状を聞いて所長は頭を抱えた。

 

 「………わかりました。報告感謝します」

 『所長、それともう一つ報告があるのですが………所長達とは別に三人ほどがレイシフトに巻き込まれたみたいなんです』

 「────何ですって?」

 『はい。マスター認証に引っかからなかったため、おそらく()()()()()()かと思われます』

 

 ドクターのその言葉を聞いた時、立香の脳裏に浮かんだのは所長の説明会を聞く前に見かけた男女である。

 しかしあの時は二人しかいなかったはずだ。もしかして他にもう一人いるのだろうか?

 

 (そもそも、何であの人達の顔が浮かんだんだろう?)

 

 立香が疑問に思っていると、再び所長が口を開いた。

 

 「……わかりました。こちらで発見したら合流し、ファーストオーダーを続行します」

 

 所長はそう言って通信を切る。そして立香達の方を向いて言った。

 

 「今言った通りよ。どうやら私達以外にも巻き込まれた人達がいるみたいだから、もし発見したら一緒にファーストオーダーを遂行するわよ」

 「「はい!」」

 

 所長の言葉に立香とマシュはそう返す。

 こうして立香達は同じくレイシフトしてしまった人達を探しながら、この『特異点』を解決するために行動を開始した。

 

 

 同時刻、アナスタシアによる蹂躙が始まった。

 

 

………

……

 

 

 アナスタシアの中に眠るナイトメアによって亡霊共が蹴散らされた後、ダンテ達はとある大きな一軒家の中にいた。

 

 「「「…………」」」

 

 そこでダンテ達は信じられないものを見つける。

 

 それはカレンダーだ。

 一見すれば何処にでもあるごく普通のカレンダーである。

 

 

 

 ────2004年と書かれていなければ。

 

 

 

 最初は見間違いか何かだと思い他の日付が書かれているものを手当たり次第探してみたのだが、そのどれもがカレンダーと同じく2004年と書かれていた。

 

 それを見たダンテ達は『ここは本当に2004年の世界である』と信じざるを得なかった。

 

 「……つまり、あの『レイシフト』ってやつは過去にタイムスリップするやつってことか」

 「そう考えるしかなさそうですね」

 「でも、何のために過去にタイムスリップする必要があるの? それに『人理の危機』と一体何の関係があるの?」

 

 アナスタシアの疑問も尤もだ。

 過去の出来事は変えることができない。それなのに何故過去にタイムスリップするのか?

 それにダンテ達が今いる場所は日本のようだが、2004年代にこんな大火災があった話など聞いたことがないし、あの亡霊共が大量に現れた話も聞いたことがない。

 

 

 つまりダンテ達が知る過去とこの世界の事実は、いろいろと噛み合っていないのだ。

 

 

 「……アナスタシア、この状況をどう思う?」

 

 ダンテはアナスタシアに聞く。するとアナスタシアが真剣な表情で口を開いた。

 

 「各地に『サーヴァント』の気配がすることから、おそらくここで『聖杯戦争』が行われていることは確かね」

 「……やっぱりか。どうも様子がおかしいと思ったんだ」

 「ただ、この聖杯戦争は狂ってるとしか言いようがないわ。普通ならあんな亡霊なんか現れないし、マスターである人間達が消え去ったのにサーヴァントが活動できるはずがない」

 「となると、『誰かがすでに聖杯を手に入れ、サーヴァントを操ってる』ってわけか」

 「そう考えるのが妥当ね」

 

 ダンテの言葉にアナスタシアが頷く。人間達が消え去ったことに説明はつかないが、この状況に『聖杯』が関わっているのは間違いないだろう。

 

 

 聖杯。

 それは手に入れたものの願いを叶える万能器。世の魔術師達はこの聖杯を手に入れるため、世界の歴史に刻まれた人物達の影法師『英霊(サーヴァント)』を召喚して奪い合いの戦争を行う。

 

 ダンテ達が今いる場所もおそらく聖杯戦争が行われている戦場となったのだろうが、先ほどアナスタシアが言った通りこの聖杯戦争はすでに歪な形へと変わっていると思われる。

 だとすれば、どういう形であれこの聖杯戦争を終わらせればダンテ達は元の時代に帰れるだろう。

 

 「カーマ、聖杯がどの辺にあるかわかるか?」

 「ここから少し離れた山から膨大な魔力が感じられます。おそらくそこに聖杯があるのかと」

 「そうか。そうと決まれば善は急げだな」

 

 カーマの言葉を聞いたダンテは立ち上がる。

 

 そしてダンテ達はその聖杯があると思われる山へと向かった。

 

 

………

……

 

 

 この特異点に眠る聖杯を守護するサーヴァント、セイバー『アルトリア・ペンドラゴン』との激闘の末立香達は辛くも勝利を収めることができた。

 

 その後『役目を終えた』ということでクー・フーリンと別れた後、立香達三人は聖杯の前にまでやってきた。

 

 「……ここまで来たのはいいですけど、これからどうしましょうか?」

 

 聖杯を囲む光の壁を見ながら立香はつぶやく。なんか触れたら一瞬で消えてしまいそうだ。

 

 「マシュ、聖杯を回収することはできる?」

 「あ、はい、やってみますね」

 

 そう言ってマシュが聖杯に近づこうとした時────

 

 「いやはや、まさかここまで足掻くとは。全く、人間の意地汚さには感服させられるよ」

 

 ────突然洞窟内に聞いたことのある声が響く。

 しかしそれは先ほどまでの優しさは無く、蔑みの感情がこもった声色だった。

 

 そして三人が見上げると、そこには行方不明になったはずのレフ教授がいた。

 

 「レフ! 生きていたのね!!」

 

 オルガマリーがすぐさま駆け寄ろうとするが、立香とマシュはオルガマリーを引き留める。

 

 「……所長、行っちゃダメです。あの人は…私達が知ってる人ではありません」

 「………所長、戦闘準備を。レフ教授...いえ、レフ・ライノールは敵です」

 「何言ってるの立香、マシュ? だってレフは今までカルデアに尽くして来たのよ!? レフが敵な訳ないじゃない!」

 

 オルガマリーは未だ信じられないといった感じで叫ぶが、立香は感じていた。

 彼が放つ底知れない悪意を。吐きそうになるほどの邪悪さを。

 

 そして次の瞬間、その一端を垣間見せた。

 

 「ククク、ハハハハハハハッ!!!!」

 

 レフは嗤う、自らを信じる盲目の少女を。

 そして蔑む、まるで父親に縋るようなその稚拙さを。

 

 「レ、レフ?」

 

 突然の変貌にオルガマリーが初めて怯えたような声を出す。

 そのオルガマリーを守るように立香は所長を抱き寄せ、さらに二人を守るようにマシュが盾を構える。

 

 それを見てレフは尚も嘲笑う。

 

 「全く、どいつもこいつも統率のとれていないクズばかりだ。低能故に見込みなしと見逃してやった48人目のマスターにデミ・サーヴァントとなったマシュ・キリエライト。おっと、私の命令を無視して管制室に来なかったロマニ・アーキマンもいたか。本当に予想外のことばかりで頭に来る。その中でも最も予想外なのは………」

 

 そう言ってレフがゴミを見るような目でオルガマリーを見る。

 そして邪悪な笑みを浮かべながら口を開いた。

 

 「()()()()()()()()()()()()()()()()()()、哀れな哀れなオルガマリー」

 「……え………? 何を、言って………?」

 

 レフの言葉が理解できず、オルガマリーだけではなく立香とマシュも呆けてしまう。

 

 「何を呆けている? 死んだことで頭の回転が遅くなったか? まあ、その不愉快さは変わらんがね」

 

 そんな三人を見てレフが愉快そうに嗤う。

 

 「実はね、オルガ。管制室の爆発、爆弾は君の足元に設置したんだ」

 「────えっ? じゃあ、あれは全部レフが...……なら今の私は…...? だって私はちゃんと此処にいるじゃない!?」

 

 レフの言葉を信じたくないがために狂乱するオルガマリー。

 それでも尚レフは嗤い続ける。

 

 「君は生前、レイシフトの適性がなかった。だが丁寧にも、トリスメギスは残留思念となった君をこうしてこの土地に転移させた。分かるかな? 君は死んだ事ではじめて、あれほど切望した適性を手に入れたんだ」

 「嘘よ……そんな…嘘………」

 

 オルガマリーは目から光を失い、譫言を発する。やがて眼からは涙が流れ始める。

 そんなオルガマリーを立香は抱きしめる力を強める。

 

 「所長、しっかりしてください! ここで弱気になってしまってはあいつの思うツボです!」

 

 立香はそう叱咤するが、オルガマリーが立ち直る気配は無い。

 

 「なら君達にさらなる絶望を与えるとしよう」

 

 そう言ってレフが手をかざすと、背後に孔が空き、その中に真っ赤に染まったカルデアスが現れた。

 

 「あれ、が・・・カルデアス? 嘘でしょう? なんで、真っ赤なの?」

 「信じられないようだが事実だよ。人類の生存を示す青色は一片もない。あるのは燃え盛る赤色だけ。未来が観測できなくなり、お前たちは“未来が消失した”などとほざいていたが実際は違う」

 

 呆然とするオルガマリーにレフが革命家を気取ったように話す。

 

 「未来は消失したのではない。焼却されたのだ。解るか? これは人類史による人類の否定だ。お前達は進化の行き止まりで衰退するのでも、異種族との交戦の末に滅びるのでもない」

 

 そう語るレフの口調は激しさを増していく。

 

 「自らの無意味さに! 自らの無能さに! 我らが王の寵愛を失ったが故に! 何の価値もない紙屑のように跡形もなく燃え尽きるのさ!」

 

 そう言った瞬間、突然オルガマリーの身体が宙に浮く。

 

 「所長!?」

 「え────身体が、浮いて────」

 「とはいえ、私はこれでも血も涙もない悪魔ではない。せめてもの慈悲だ。“君の宝物”で死ぬといい」

 

 レフはいつもの貼り付けた笑みでオルガマリーを見つめる。それを見たオルガマリーはこれから起こることを想像し、青ざめる。

 

 「や、やめて。お願い。だってカルデアスよ? 高密度の情報体よ? 次元が異なる領域、なのよ?」

 「ああ、()()()()()()()()()()()()()()()。人間が触れれば分子レベルで分解される地獄の具現だ。遠慮なく、生きたまま地獄の死を味わいたまえ」

 

 オルガマリーの懇願を一蹴し、狂ったような笑みを浮かべるレフ。その問答の間にもオルガマリーはカルデアスに引き寄せられていく。

 

 だが、それを引き留めるものがいた。

 

 「ぬぅぅぅぅぅぅっ!!」

 「くうっ!」

 「藤丸、マシュ……!」

 

 立香とマシュがオルガマリーの腰にしがみつき、カルデアスに引き寄せられるのを阻止しようとする。

 

 「ふ、二人とも離して! あなた達まで巻き込まれるわよ!」

 

 オルガマリーは二人を巻き込まないためにそう叫ぶが、二人ともオルガマリーを離す気配はない。

 むしろしがみつく力が強くなった。

 

 「所長…あきらめないで……!」

 「あなたまでいなくなったらどうするんですか……!」

 

 立香とマシュはオルガマリーを引き留めながらそう叫ぶ。

 

 「あなた達…どうしてそこまで………」

 「そんなの所長と一緒に帰りたいからに決まってるからでしょ!!」

 「私もようやく所長と分かり合えたんです! なのでこんな別れ方は絶対に認めません!!」

 「……ッ!!」

 

 二人の叫びにオルガマリーが息を呑む。

 

 そしてゆっくりと口を開いた。

 

 「私だって……私だって嫌!! 死にたくない! もっともっと生きていたい!!」

 

 ────それはオルガマリー自身の『願い』だった。

 

 「やっと、やっと認めてもらえたのに! 頑張って、認めてもらえることが嬉しいってやっと解ったのに! 友達だって出来た! 立香も、マシュも! 私を対等に扱ってくれた! くだらなくても、一生懸命話を合わせてくれた! 私──マシュに謝ってない! 立香に任せきりで何も返せてない! やりたいこと、やらなくちゃいけないこと、たくさんあるのに! たくさんできたのに!」

 

 ────それはオルガマリーの『魂の叫び』だった。

 

 「やっと生きようと思えたのに!やっと自分なりに頑張ろうと思えたのに!こんな終わりかたなんて嫌ぁ! 友達を残して――死にたくないぃいぃい!!!」

 

 ────だからなのだろう。その叫びに応える()()が現れたのは。

 

 「「「ッ!?」」」

 

 突然洞窟の入口の方から黄金に輝く光の球体が飛んできて、オルガマリーの身体に直撃する。

 その瞬間オルガマリーの身体が一瞬光に包まれたかと思うと、先ほどまで引き寄せられていた力が嘘のように消えてなくなり、三人ともドサッと地面に落ちた。

 

 「ば、馬鹿な!? この反応、オルガが()()()()()()()!?」

 

 三人の様子を見てレフが表情を驚愕に染める。

 その直後、今度は無数の青い光が飛んできて、レフに襲い掛かる。

 

 「さあ、情欲の矢を放ちましょう。もはや私に身体はなく、すべては繋がり虚空と果てる。永久に揺蕩え、愛の星海────【恋もて焦がすは愛ゆえなり(サンサーラ・カーマ)】」

 

 そんな声と共にレフの周囲だけが一瞬だけ宇宙と化す。

 そしてその宇宙が消えると、レフが片膝を付いた。

 

 「い、今のは宝具…だと…!? サーヴァントは全て消滅したはずなのに……!?」

 

 

 

 「おいおい、こんな綺麗なお嬢ちゃん(レディ)達を消そうとするとは、男どころか人間の風上にも置けねえな」

 

 

 

 突然のことに呆然としている立香達の耳に、この場に似つかわしくない軽薄な声が届く。

 それと同時に何者かがこちらに向かってくる足音が聞こえる。

 

 

 そして洞窟の入口から姿を現したのは、鮮血のように紅いコートを身に纏った、先ほどカルデアの通路ですれ違ったあの男性達だった。




アナスタシアのバトルモーションを見てて思ったこと「ヴィイの代わりにナイトメアにしても違和感無くない?」
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