1話:俺が幻想卿入りした理由
~現実世界~
俺(神崎時雨)は、自室のパソコンの前に立っていた。パソコンには
『遺書』
もう生きてることに嫌気がさした。別に俺一人が死んだところでこの世界が変わる訳でもないんだし。勉強だってうまくいかないし。もう死にます。では 「さようなら」
と、打ち込み終わった後だ。
「これでこの世界ともお別れだ。」
こう呟き自分の大動脈を果物ナイフで切った。
遠のいていく意識のなか、
「まだ生きていたいでしょ?」と、声が聞こえた気がした。
目を覚ますと自分の部屋のベッドの上にいた。時計を確認すると、8月14日の午前12時頃だった。
「あれ?俺自殺したはずじゃ・・・てかこのフレーズどっかで聞いたことがあるような・・・。」
まあ、考えていても仕方がないので外にでることにした。
いつもある人と時間を潰している公園にいくと、案の定その人がいた。
「おはよ~メリー」
「おは・・・ていうか今っておはよの時間帯じゃないわよ」
ブランコに座り猫を抱き抱えている彼女は俺のただ一人の女友達のメリー(雨宮芽亜梨)だ。
「私、暑いしムシムシするから夏は嫌いかな~」
「分かる分かるその気持ち」
「ありがと」
こんな会話をしていたら突然猫が逃げ出してしまった。「あっ」猫の後を追いかけて、赤に変わったばかりの交差点にメリーは飛び込んでしまった。そしてメリーは偶然通ったトラックにひかれてしまった。
「嘘・・・だろ・・・」
俺はメリーのもとへ走っていくとき黒い自分とすれちがった。そのとき黒い自分は俺に、「嘘じゃないぞ」と、囁いてきた。この時やっと思い出した。
「まさかここは『カゲロウデイズ』のなかなのか?いや、絶対そうだ。なら早く陽炎を見つけて『目』を貰わなきゃ現実に帰れえれない。」
探しに行こうとしたとき、後ろから、「よく気が付いたね~。そんなにここから出たいならこの『蛇』君にあげてもいいよ~」
「ほ、本当か?」
「ああやろう。では、じゃ~ね~」
蛇が俺の目に入った瞬間急に目眩がし、その場に倒れた。
目を覚まし一階へ降りるとリビングには俺の遺影が飾ってあった。
「俺ってもう死人扱いなんだ・・・」
そして俺の場所はなくなった。
みんなからも忘れ去られ。居場所もなくなり俺は忘れられた存在になってしまった。
(俺が戻ってきた意味ってなかったのかな・・・)
こんなことを考えながら歩いていると、一人の女の人が話し掛けてきた。
「あ~ら、君忘れられてもう居場所がない!みたいな顔してるわね。」
「は?何このBBA?ウザイんだけど」
と、いった瞬間殴られた。
「せっかく君を助けてあげようと声かけてやったのに何その態度!」
「え?助ける?」
「そうよ、あなたを幻想卿に連れてってあげようとしたのに。」
「あ、本当ですか?名前は?」
「私は八雲紫」
「紫さんですね。少し待っててください。」
「いいわよ」
許可をとったあと俺は交番の方へ行き
「お巡りさん。俺のことを幻想卿に連れてくとかいってるおばさんが・・」
ここまでいいかけたとき、
「ちょっと待てぇ~い。なんで私,不審者扱いなんだよ!」
と言いながら殴ってきた。紫の拳が俺の後頭部にクリティカルヒット!!。そして俺は気絶した。
「あ、気絶しちゃった。ま~いっか。今の幻想卿にこの子必要そうだし。忘れられてるんだからこのまま連れてっちゃお!」
この日以降、時雨を見た人はいないという。
そして、この日を境に時雨の人生は大きく変わってしまうのであった。
はい、面白くないかもですね。次回は、幻想郷に入った時雨のお話です。