出会ってから1時間後俺は、二人とすっかり打ち解けて、仲良くなった。
「お二人さんにお願いがあるんだけど、聞いてもらっていいかな?」
「「もちろん!」」
「あのさ~、幻想卿内を少し案内してもらいたいんだけど・・・いいかな?」
「もちろん!!じゃあ・・・そうだ、まず『紅魔館』から案内するわ。付いてきて。」
~紅魔館~
「此処が『紅魔館』よ。」
「ふ~ん。ここが。」
そこには、建物全体が、赤いレンガのような物で造られた屋敷があった。「凄い建物だな~。」なんて思いながら歩いていると、屋敷の入り口の門に着いた。
「ん?門の前に誰かいる。」
門の前には、門に寄り掛かり寝ている髪の赤い、大きな大きなMU☆NEの人がいた。
「あれれか?あ~、あいつは、『紅 美鈴』(ほん めいりん)。『美鈴』とか『中国』『台湾』って呼ばれることが多いぜ。」
「ふ~ん。じゃ『美鈴』でいいや。え~っと・・・これって声かけた方が良い感じ?」
「かけた方が良い感じ・・・だね。挨拶代わりってことで。」
俺は美鈴の所へ行った。
「あの~、紅魔館に用があって来たのですが・・・。」
ムニャムニャ。「あっ、どうぞ~。」ムニャムニャ。
「・・・。これ完璧寝ぼけてるよね。え~っと、これもう入っちゃて良い系?」
「うん。入っちゃて良い系よ。」
そして美鈴の横を通り過ぎ、俺達は紅魔館に入って行くのであった。
館内に入るとホールにメイド服の女性が立っていた。
「あら、あなた方。何で入ってきたのかしら?あと、そ、その方は誰?」
「門なら美鈴が開けてくれたわよ。寝ぼけてたけど。あとこの人は、紫が人限界から連れてきた『神崎 時雨』」
「どうも。初めまして。時雨です。『シグレ』でも『スゥさん』でも好きに呼んでください。」
「は、初めまして。い、十六夜 咲夜です。で、出来れば『咲夜』と呼んでください。」
と、顔を真っ赤にして言う咲夜。
「よろしく!咲夜。」
と握手を求め、手を差し出す俺。
「よ、よろしく。シグレさん。」カァーー
近くで咲夜の顔を見ると、顔立ちもよくて、赤面してるところもカワイイ。好みか好みでないかで言えば正直、ストライクだった。
「顔立ちもよく、凄くカワイイ。好みか好みじゃないかで言ったら正直、ストライクだな・・・。」
「い、いいいいきなりナニ言うんですか時雨さん!!!!。」
「え・・・・・もしかして俺、口に出してた?」
「「うん。思いっきり。」」
俺は恥ずかしさのあまり、「つ、次行こっか。」と言って咲夜の横を赤面で通り過ぎて行った。
「あっ、む、向こうの部屋でお嬢様が待っているので・・・」
「お嬢様って誰?」
「レミリア・スカーレットのことだ。」
「ふ~ん。おけ。行ってみるわ」
そして俺達はホールを後にし、レミリアの待つ部屋に行くことにした。
「あ~、緊張した~。あんなこと言われたら好きになっちゃうじゃない・・・。」
廊下を歩いていると金髪の幼女が走ってきた。
「あっ、霊夢と魔理沙だ。その人誰?」
「こいつは、神崎 時雨」
「よろしく、君名前は?」
「私は、フランドール・スカーレット。レミリア・スカーレットの妹だよ。お姉ちゃんのところ行くの?」
「うん。そうだよ。」
「私も一緒に行っていい?」
「もちろん。」
俺はそう言い、フランを肩車した。
「えっ、わぁっ、高~い。ありがとう。」
「どういたしまして。」
フランを肩車し歩いていると、「あそこが、お姉ちゃんの部屋だよ。」と、赤い扉を指差していった。
「ねぇねぇシグレン、もう降りて良い?」
「あ、うん」
フランを肩から下ろし、扉を開けた。
「ふ~ん、君が時雨か。咲夜に聞いた通りの人だ。よろしく。」
「ああ、こちらこそよろしく。」
「ところで時雨、ここ、紅魔館で働いてみないか?咲夜も君のこと気に入ってるみたいだし。」
「えっ、そんな急に言われても・・・。少し考えさせてください。」
「わかった。んじゃまた。あと、地下のヴワル図書館も見てくるといい。」
「わかった。ありがとう。」
俺達は、レミリアのもとを後にした。
~ヴワル図書館~
地下室に入ってまず目に飛び込んできたのは『本』。壁の本棚にびっしりと大量の本が詰め込まれていた。
「ここが、ヴワル図書館か。すごい本の量だな。」
図書館内を少し歩くと椅子に一人の女性が座っていた。
「あれだれ?霊夢。」
「あれはパチュリー・ノーレッチ。この図書館の館長よ。」
パチュリーがこちらに気付き、
『ようこそヴワル図書館へ。私はここの館長のパチュリーです。』
と一言呟いた。
「初めまして。時雨です。あの、此処にある本少し読んでもいいですか?」
「もちろんどうぞ。」
「ありがとう。」
一時間ここで本を読んだ後、図書館を出た。
「とりあえず、紅魔館の案内は終わりだぜ。」
「明日は『白玉桜』の案内をするわ。」
「おけ、ありがとう。」
「じゃー、私達はそろそろ帰るぜ」
「わかった。」
「「「じゃーねー」」」
あの後、俺はレミリアに頼み今晩だけ、いま使ってない部屋を借りる事ができた。
「住み込みで働いてもいいわよ?」
「もう少し考えさせてください。」
「返事まってるわ。じゃおやすみなさい」
「はい!おやすみなさい。」
こうして俺の長い1日が終わった。
どうでしたか?次回は『白玉桜にて』です。