あれから2ヶ月が経っていた
ユージオは不器用ながらもボウガンを作り狩りをしていた
もちろんアリスにだけ負担をかける訳にはいかないし、自分の知識をフル活用出来ることは慣れている射撃だった
これは才能というより彼の趣味的なことでずっとエアガン等の銃の玩具で遊んだり、里帰りの時におじいちゃんと一緒に銃を撃っていたりするからだ
おじいちゃんはベトナム戦争中はスナイパーをしていたらしいのでそこでコツを教えて貰ったりもしていた
ともかくボウガンであれば貴重な30-06弾も消費しなくて済む
それに銃があると戦争や犯罪が激化する
これは彼の世界、いわゆる現実世界の歴史上そうであるからだ
戦史やマフィアが好きとはいえ彼自身ここの貧しいながらも優しいアリス姉妹がその被害に遭うのは許されることではないと思っている
まぁ、ともかくユージオとアリスは上手くいってる関係だった
アリスはユージオから聞く映画の話が好きだった
ユージオは上手くおとぎ話のようにストーリーはそのままに、背景はアンダーワールドにして話したり、ファンタジー映画にしていた
ユージオは自分の話を楽しそうに聞いてくれる女の子であるアリスに感謝の念を抱いていた
アリスはアリスで自分の為に命を尽くしてくれた少年と全く同じ外見の心優しい少年ユージオに好意を抱いていた
_______________
そんなある日の夜、外でジュラシックパークの様な声が聞こえた
ユージオは一瞬焦ったがいつもの事かとのんびりしていたが声が今度は2匹になった瞬間、警戒態勢へと入った
アリス
「ユージオ、大丈夫だからそこにいてください」
ユージオ
「わ、分かったよ」
どうやら外で男と話しているらしい
まぁそりゃアリスだって乙女だ
男の1人ぐらい居ても可笑しくないだろう
窓から外を見るとそこには鎧を着た顔立ちの良い男が楽しそうに話していた
アリスは楽しそうだがどこか困った感じだった
とその時!
男と目が合ってしまった!
すると男は鬼の形相でこっちに来た
何をされるか分からない
急いで45口径をズボンに挟んだ(ヤクザやマフィアがよくやってるスタイル)
エルドリエ
「貴様!生きてきたのか!かの最高司祭様を手にかけて!我が師アリス様にまで心の迷いを作り!許せぬ!」
と剣を構えたので
俺もすかさず45口径を構えた
ユージオ
「あんた!落ち着いて話そう!取り敢えず武器を下ろせ!さもなくばテメェのその頭を...」
とその時
アリスが
アリス
「2人ともやめなさい!」
今までに無い気迫だ
少なくとも俺が知ってる中では1番の気迫だった
するとアリスは泣いてしまった
悲しかったのだろう
男はすんなりと武器をしまったが俺はそのまま構えた
男はずっと睨んでいる
キリトは相変わらずだった
落ち着いたのかアリスとエルドリエは外に出て話していた
しばらくすると鳴き声が聞こえた
帰って行ったのかアリスは1人で戻ってきた
どうやらこのさっきの男はエルドリエという整合騎士らしい
そしてなんとアリスも整合騎士であったのだ
彼女との関係は師弟関係だそうだ
実は驚きを隠せないでいたがアリスは整合騎士についてこの前より詳しく話してくれた
話しているとキリトが発作を起こし外が明るくなったのに気が付いて外に出ると村の方角が燃えているのか夕焼けのようだった
考えていたことは2人とも一緒だったのか
すぐに装備を整えた
アリス
「お前はここに居なさい!お前に戦闘が出来るのですが!」
ユージオ
「俺だって兵士だ!少なくともこの世界では!あんたの援護ぐらいはしてやれる!」
アリス
「でもダメです!これは整合騎士としての私の責務!ユージオ、お前の出る幕ではない!」
ユージオ
「でも、俺だって...」
するとアリスは優しく
アリス
「お前の気持ちは嬉しいわ...。とてもね。でもお前はここでキリトを守っててあげて。...お願い。」
ここまで言われたら仕方が無い
俺は待機することにした
次回、戦闘