奇談モンスターハンター   作:だん

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周りの者たちを掻き分けて、彼が砦の踊り場から跳ぶ。
迫り来る赤き巨大な龍へと向けて。

彼の持つ資質、彼の持つ可能性は、まさしくそう呼ぶにふさわしい。
楽隊のマーチが、間も無く前奏を終える。
さぁ、今こそ轟け。これぞまさに……

「「「「英雄の証!!」」」」

エレンが、フィオールが、ミハエルが、皆が叫んだ。
その声に呼応するかのように、楽隊の演奏が一番の盛り上がりを見せる。
高らかに勇ましく鳴り響くラッパの音に数々の弦楽器が煌びやかに続く。その声援に応えるようにディーンが言う。

「行くぞ、俺の刃!」


第3章〜()を断つ刀刃(つるぎ)虚位(いないはず)の姫君〜



第3章〜理を断つ刀刃と虚位の姫君〜
あらすじ


登場人物紹介

 

・ディーン・シュバルツ

 

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本編の主人公。黒髪黒瞳の18歳の青年。

仲間達と共にハンターとして生活している青年。

人間離れした身体能力を持ち、その力は本来とても頑丈であるはずの対大型モンスター用の武器が、耐えきれずに壊れてしまうほどである。

感情の高ぶりや、死に瀕すると瞳の色が(あお)くなり、更に驚異的な戦闘能力を発揮する。

砂漠の死闘では太刀と大剣の二刀流を披露した。

使用武器は太刀。現在防具はレウスシリーズを着用。

 

 

・エレン・シルバラント

 

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容姿端麗にして心優しき、自称没落貴族の令嬢。銀髪碧眼の17歳。

一見華奢で狩りとは無縁に見えるが、その成長は目を見張るものがあり、出鱈目、達人、天才が肩を並べるチームを一歩外の間合いから冷静に援護する司令塔の役割を果たす。

使用武器は弓。

防具はフルフルシリーズ。

前回、突如現れた女性から「エレンシア」と呼ばれたが、その真偽は不明。

 

 

・フィオール・マックール

 

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生ける伝説、老雄フィン・マックールの嫡男。

冷静沈着で礼儀正しい20歳の青年。茶色い瞳と、髪の毛は色草で青く染めてある。

若き槍の達人であり、大型モンスターを前にして盾を捨てるなど、大胆な戦法を取る。

使用武器はガンランス。

防具はレイアシリーズ。

 

 

・ミハエル・シューミィ

 

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ポッケ村出身のフラヒヤ山脈“元”案内人。

現在は、ディーン達とともにハンターとして活動している、黒髪黒瞳の21歳の青年。

基本的には、“善意が服を着て歩いているような男”とよく言われる程の善人ではあるが、その天才的なハンターとしてのセンスと、時に冷酷な手段をもとる切れ者である。

双剣の使い手であり、防具はギザミシリーズ。

 

 

・ネコチュウ

 

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ミハエルと共に暮らしているアイルーのオス。現在8歳。

腹の部分以外はネズミ色の毛並みなので、この名が付いた。

小さな体に似合わず、いざという時は勇敢。

時にはオトモアイルーとして、時にはそれ以外のサポート要因として、仲間達を支える優秀な人(猫)物である。

口癖は「にゃんぷし」

 

 

・リコリス・B・トゥルースカイ

 

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ディーンの幼馴染である18歳。亜麻色の髪に茶色い瞳の活発な少女。

ツインテールの髪型に、防具はザザミシリーズ。武器は片手剣デスパライズを使用。

ギルドナイトのルークと行動を共にしていたが、砂漠の死闘でルークと死別した為、エレンの誘いもあり、ディーン達の仲間になった。

 

 

・ムラマサ・ミドウ

 

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通称“マーサ”。

脚を負傷しハンターを引退した三十半ば過ぎの男。

現在負傷した足は義足になっている。

ハンター時代にはかなり広い人脈を持っていたようで、そのコネを利用し、ディーンのための武器を作るため、猟団ラストサバイバーズへと協力を取り付けた。

東方の島国、シキの国出身であり、(たたら)錬成法という技術を持っている。

 

 

・イルゼ・ヴェルナー

 

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褐色肌に紫色の髪を持つ大柄な女ハンター。

レクサーラの街で偶然ディーン達と出会い、成り行きで砂漠の死闘へと参戦。

歴戦のハンターでもあり、“粗野なる紫(ヴァイオレット・ラフ)”通り名を持つ。

オトモは真面目に貧乏くじを引く白いアイルーのシラタキ(♂)と、お調子者の性悪メラルーのシュンギク(♀)。

防具はコンガSシリーズ。武器は大剣。

フルミナントブレイドを使っていたが、ディーンに壊された。

現在は肩の負傷の治療のため、ムラマサと共にメゼポルタへと向かった。

 

 

・レオニード・フィリップス

 

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長い赤毛の快男児。最前線(フロンティア)でその名を轟かせる猟団『ラストサバイバーズ』の斬り込み隊長。

誰彼構わず“ちゃん付け”で呼称する。

ムラマサの要請を受けてレクサーラへと赴き、砂漠の死闘へと参戦。

ディーンの武器製作の協力を約束する。

現在はムラマサ達と共にメゼポルタへと向かった。

 

 

・コルナリーナ・ビスカヤー・クロックス

 

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前回終章にて、エレンを「エレンシア」と読んだ謎の美女。

長い、大きなウェーブのかかった金髪(ブロンド)が特徴。

フィオールとも面識があるらしい。

 

・シア・ヴァイス

 

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雪のように真白(ましろ)い肌に、腰まで届く真白(ましろ)い髪、身に纏うは真白(ましろ)いドレス。瞳だけが血のように真紅(あか)い謎の童女。

ディーンと何らかの関係があるらしいのだが、一切は謎。

砂漠の死闘で、ディーン以外のニンゲンにも、来たる“災厄”に対して“相応しい”と認めた。

 

 

・ルカ

 

【挿絵表示】

 

真紅の外套に身を包み、フードを目深にかぶった謎の男。

本来名は持っていなかったのだが、シアによってルカと命名された。

ディーンとの面識があるようだが、素性、目的などは一切謎。

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