江戸川コナン?知らない子ですね!   作:宇垣秀康

4 / 5
感想、評価よろしくお願いします。
正直別のほうもそろそろあげられそうなので優先する方を選びたい。


今回は旧作の方がモチーフです。
いや、新作のほうも嫌いじゃないんですよ?
ただカルト映画という一面でいけば明らかに旧作が神だし

読んだあと私が言ったことがわかる人はまじで感想ください。

今回の話は宗教的な話を多分に含みます。ご了承下さい。

アメリカではバーニングマン、ではケルトでは?って感じですね
FGOでキャスニキがぶちかますあれの話です

キャスニキは関係ないし、元としてるのは映画ですので、宜しくお願いします。
クリスチャンとはキリスト教徒のことです。


4,工藤優作は選ばれない

工藤優作は弱っている。

 

過去に自身の失敗で右目と左耳を失った彼は、戒めとして小説を出すことを暫く止めたのだ。

当然あちこちの出版社と揉めたが、取り敢えず現状続けている原稿をしっかり終わらせ、シリーズも打ちきってまた、本を出すようになったら再出発として新人と同じ扱いを受けることを了承し休業したのだ。

 

彼の妻は当時病院で私が追い込んだ被害者で、加害者でもある女性に憤慨していたが、彼女がミンチ状態で警察に運び込まれたのを目撃し嘔吐。そして優作と新一の所業を聞き、また家族は悪くないと騒ぎ立てた。友人の弁護士まで雇い、被害者の祖父に謝罪をし示談を申し込んだりしていたようだが後の祭り、世間は許してくれなかった。

そんななかでの休業はなかなか受け入れなれなかったが、今まで優作が出した小説のシリーズの印税があり、数年は働かなくてよかったのだ。

 

気分転換を兼ねて休業をしていた優作にスコットランドの知り合いからパーティーの招待状が届く。

向こうではなかなか名の知れた警察関係者であり、イギリスにも久しぶりに行けると準備を始める。

残念ながら彼の妻は過去にお世話になった芸能関係者からお声がかかり、イギリスには行けそうもない。

息子は…そもそも今の状況じゃパスポートも取れない。

その為彼は一人でスコットランドに向かうのだった。

 

 

スコットランドでのパーティーは中々に豪華だった。

何より知性溢れるやり取り、清廉な話など心が落ち着くような話が多かった。

昔と違い目に眼帯をし、片耳が潰れていることに過去の知り合いは驚いているが、彼らは憐れみの色を見せるが深く聞かずに明るく話を続けるのだった。

パーティーの翌日、これから数日今後書く小説のネタ集めも兼ねて優作はスコットランドに残る予定だった。

街に繰り出そうと準備をしていたとき、パーティーに誘ってきた知人から連絡がくる。

警察署にくるよう言われた彼は知人の待つ会議室に通される。

 

話を聞くと同席している刑事。ハウイの元に行方不明の娘を探してほしいという手紙が届いたらしい。

ある島から届いたその手紙には行方不明とされる少女の写真が入っていた。

優作は手紙の届けられ主であるハウイに協力してほしいという知人の依頼に二つ返事で協力することを約束する。

 

その島は

 

 

 

 

サマーアイル島

 

 

 

 

 

ー優作ー

「なんというか…牧歌的な島だね…」

「ハッハッハッ!島なんてどこもこんな感じですよ!」

同行者であるハウイくんは敬虔なクリスチャンであるようで穏やかな人柄と情熱的な考え方を持つ渋い青年である。

船に乗り、島に向かう道中も彼の考え方について話をすると中々に興味深いものがあり、今後の私の小説のキャラクターとしても使えそうだ。

そしてこの島の謎が私を満たせるだけの謎であれば…と心が沸き立つのを押されられない

既に自身の失敗で痛め付けられていることを忘れ新しい謎に心踊っている優作であった。

 

 

 

二人が島に上陸し、最初に向かった先はパブであった。上陸したのが夜であったこともあるのか、パブはなかなか盛況しているようで楽しげな声が外にまで漏れ出ていた。

中に入るとどうやら下世話な歌を客達が歌っていたようだ。ハウイは怒りを抑え、優作は面白そうにするなか、パブのオーナー達に少女についての話を聞き出す。

そんな中、パブのオーナーの娘が出てくるとパブの客たちは一層のこと下世話な歌を歌い出した。日本で言えば芸人の歌う「大きなイチモツの歌」をもっと直接的な表現をしたかのような歌にハウイは怒り外に出てしまう。

敬虔なクリスチャンにとって奔放な性を謳歌しているような彼らとは考え方が相容れないのだ。

ハウイを追いかけ、外に出た優作とハウイはそこでまた闇夜に紛れ性を謳歌するカップルが多いことに目を丸くする。

弱ってしまったハウイと共にパブに戻り、二階の部屋を借り休む二人。もちろん別室である。

 

 

休もうとするハウイは隣の部屋からなにやら音がする為眠れず、音の正体を確かめるため部屋を確認する。

その部屋はパブのオーナーの娘の部屋であり、彼女はその肢体をあられもなく出し踊っていた。妖艶な彼女に目を奪われるハウイであったが、クリスチャンの誓いを思いだし、誘惑に耐える。

 

 

別室の優作も誰かが部屋に入ってきたことに目を覚ますと、こちらも扇情的な格好をした女性が踊り出す。

パブのサービスだと優作に迫ろうとするが、既婚者である彼はなんとかその誘惑に打ち勝ち彼女を部屋から追い出した。

 

 

次の日、お互いがあまりいい眠りをできなかったのだと理解した優作とハウイは朝食をとりながら今後の打ち合わせをする。

二手に別れて聞き込みを始めることなった。

二手に別れた瞬間、ハウイはパブのオーナーの娘に捕まり

「昨日はなんで部屋に来なかったの?誘ってたのに…」

と、また扇情的に迫られるものの、

「僕には婚約者がいる!」と強く拒む。

それに少し驚いた彼女はクスクスと笑い

「お堅いのね」

と言ってパブのなかに戻っていった。

ハウイは敬虔すぎて女性との経験はない。妻となった女性とだけという戒律を守りチェリーを守っていたのだ。

憤るハウイはどうにか落ち着き島の人たちに聞き込みを開始するのだ。

 

村の一角には明後日行われる祭りのために大きな見世物があるということで囲いをされたものがあるが厳重に見張られており中を確認することはできない。村の人たちからは明後日には観れるんだからと咎められ覗くことを諦めた。

二人が聞き込みを初めて数時間合流した彼らは情報の交換を行う。

優作「やれやれ…なんとも不思議な島だね…村人は大半が農業従事者でほぼ自給自足だ。しかしこの少女に関しては誰も知らない。」

ハウイ「そちらもですか…僕にとってはあまりいい島ではないですね。その、あまりにも開放的すぎて…」

 

島としては自給自足状態などありふれた話なのだ。しかし宗教生活や性生活だけは他のイギリス人と異なっていた。どうにもオープン過ぎるのだ。

彼らは生まれ変わりを信じ、太陽を信仰し、子供たちに生殖と豊作を願うための性的なまじないを教え、大人たちは裸で性的な儀式に率先して参加していた。

クリスチャンであるハウイには毒でしかなく、クリスチャンでない優作にとってもなかなかに男として辛いものがあった。

 

ハウイ「しかし墓地でこの少女のお墓を見つけましたよ。」

ハウイは聞き込みの際、少女など知らぬという住人たちからお墓の場所を教えてもらい向かうと、行方不明である少女の名前がかかれたお墓を見つけていたのだ。

それを聞いた優作と共に確認するとやはり少女は島の住人であり、ごく最近死んだことがわかった。

実際にお墓を観たいと言う優作を連れ墓場に向かうとそこには確かに少女の名前のかかれたお墓に木が植えられておりまだ小さい木には何かの干からびた内臓のようなものが巻かれていた。

 

 

不気味な光景に優作は心踊っていた。見たこともない謎に、それを隠蔽している村人。彼のなかで様々な推論が駆け巡る。

ハウイもどういうことか考えていると島の領主の使いだというものが現れ領主の家に誘われる。

罠かと身構えるハウイと謎を解決するために乗り込もうとする優作。結局は優作の推理力を信用し領主の元に向かったのだった。

 

 

領主の家は大きい家と言うくらいで贅沢な生活を行っているような気配はない。

「いかがですかなこの島は?」

領主は村人に少女を探す島の外からの二人に興味があって呼んだことを告げ、村の感想を聞きたがる。

 

「なかなかに牧歌的でいい島ですな…」

余裕を見せる優作と

「申し訳ないが行方不明の少女を探しているんだ。この村にいたことは分かっている。」

と、キレ気味なハウイ

 

「それは申し訳ない。」

と領主は謝り、この島について説明してくれたのだった。

もともとこのサマーアイランド島はキリスト教徒が移住していた土地であったらしい。しかし様々な災害が続き生活は苦しくなっていった。

そんな中、キリスト教を捨てて古代の宗教儀式に戻ったところ、たちまち島は豊かになったそうだ。

 

クリスチャンであるハウイにとってもなかなか衝撃的な話であるが、優作はその宗教こそが謎を解く鍵なのだとワクワクしていた。

その後他愛もない話をし、二人が帰ろうとしたその時、領主が少女の墓を掘り返してもいいという。

 

 

二人は墓場に急ぎ、掘り返すと、墓にはウサギの死体が入っていた。

 

 

次の日、聞き込みと証拠を集めるなか、優作は少女が去年のお祭りの写真に写り込んでいるのを見つける。

写真や証言を集めると彼女は村のために生け贄にされるため、どこかに隠されているのではと考え付いた。

ハウイもこれに同意し、それは祭りの時に行われ、現在少女は村の一角にあった厳重な建造物にいるのではと当たりをつけるがなかなか監視が外れることもなく仕方なく明日、祭の際、どさくさに紛れて少女を救う算段を立てる。

 

ハウイは応援を呼び船を島まで呼んでおくよう手配していた。

 

優作は今回の謎についてノートに纏めていく。

そのなかでいくつか謎が残っていることに興奮している。

 

すべては彼等が信仰している宗教に関係していることがわかる。

わかるが、それが何なのかがわからない。

 

二人が慌ただしくしていたとき、突然二人は村人に呼び出される。

計画がばれたのかと少し慌てていたが話を聞くと

 

 

明日の祭の先導者に当たる愚か者の役を二人にやってもらいたいと頼まれたのであった。

村人は基本儀式の場所まで愚か者の後ろしか着いていかないということを聞き、少女を助けるのには好都合だと、その役を受けるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日儀式の場所から一直線で走れば乗れるところに船と仲間が隠れているのを確認した二人は、愚か者の衣装を着て町から儀式の場所まで練り歩く。

儀式のための衣装だろう。豚や兎、鶏の被り物をしたものたちが優作達のすぐ後ろにつき、その後ろを住人たちが嬉しそうについて歩く。

 

 

 

そして儀式の場につき、皆思い思いに準備を始める中、予想通り行方不明だった少女が現れた。

 

 

一瞬だった優作より近くにいたハウイが少女を抱き船に向かい一直線に走り始めた!

優作もほぼ同時に走り始めたが少女を抱えている分ハウイが遅れ始める。船に着く迄に村人たちに追い付かれるようなことは無さそうである。

そこで優作は先に船に到着し船を乗りやすいように仲間たちに呼びかけるためスピードをあげ一人先に船に向かった。

「おいっ!もうハウイが着く!用意してくれ!」と船に乗り込む優作に

「えぇ!もう準備は終わりました!」

と答える警官…よし!と思った瞬間、

優作は首筋に何かを打ち込まれ動けなくなった。そのまま倒れ込み警官を睨み付けるが、警官はにこにこと笑い船を出すのだった。

 

 

 

 

ハウイは茫然とした…

優作が先に船に向かったのは私を助けるためだったというかとは理解している。

数日ではあるが彼と共に捜査するなかで彼がそんな不義理を行う人物ではないことを理解している。

 

では何故

ワタシハオイテイカレタノカ…

 

 

そして突然抱き抱えていた少女がハウイの首筋に注射をうつ。

突然のことに茫然とするハウイを追い付いた村人たちは嬉しそうに抱き抱える。

体は動かない。

叫べるが、叫びは…届かない。

 

 

優作は船を操縦する警官を睨み付ける。

「ど、どういうことかなこれは?」

言葉は発せられるようだ。

優作の質問に気づいた彼は少し悩むフリを見せ、操縦しながら話し始める。

 

「いやね?僕もあの島出身でして、彼処には知り合いもいて今日の祭りは成功してくれなきゃ困らんですよ」

と軽い感じで話し始める。

 

体を起こされ椅子にもたれるように座られた優作は大声で怒鳴る

 

「それは!小さな少女を犠牲にしても行うようなことなのか!君たちには人を敬う気持ちはないのか!」

 

小さな少女の犠牲の上で何が幸せなど成り立つのかと熱弁する。

 

 

 

呆気にとられた様子の警官は言いたいことを言いにらむだけとなった優作を大声で笑い始める。

 

「っ!何がおかしい!」

 

優作は体は動かせないながらも手を出してこない警官を怒鳴り付ける。

 

警官はひとしきり笑い続けたあと、また話し始める。

 

「はぁー笑った笑った!プククッw『少女を犠牲に~』だって!あ~あもう話してもいいって言われてるしいっか。」

 

警官は船を島の反対側、儀式の場が見える位置に動かしながら話し始める。

 

「あのねMr.工藤?俺たちが求めていた供物って

 

 

 

 

 

 

 

 

君たちのどちらかだよ?」

 

 

 

風が凪いだ気がした。音が消えた気がした。

優作は何をいってるのがわからない。

 

 

警官は話続ける。

 

 

貴方達を呼んだのは作為的。供物とされる人間には条件があるんだ。

まず他所から自主的に来た人であること。ハウイにはそのために

郵便を送った。

あんたはその謎を解くためについてきた人だ。

 

 

次に、淫蕩(いらやしいこと)に陥らない人だ。だからあんたたちにモーションをかけさせた。二人とも手込めにしようとしないからみんな喜んだぜ?

 

最後に勇気あることだ。そう、行方不明だった少女も此方側の住人なんだよ。彼女を救ったハウイさんは供物に選ばれ、あんたは最後に選ばれなかったんだよ。

 

下手したら初めての二人も供物に捧げられる!って盛り上がってたんだけだなぁ…

 

 

そこまで言うと船を止め、警官は島の方を見る。

優作は打ち込まれた薬のせいか、首も動かせない状態となっており、島の方を見ることはできなかった。

 

 

「…私をどうするつもりだ………ハウイはどうなるんだ…」

 

絞り出せたのはこんな言葉だった。優作は目線だけは警官から離さず、睨み付けている。

感慨深そうに顎を擦っていた警官は優作の目の前にしゃがみ目線を合わせ、話し始める。

 

「うーん…まずはハウイ捜査官からかな…今君も受けるはずだった責め苦を受けているよ?供物になる前準備だね。最後は…まぁわかるよ…

貴方は帰すよ?自国に安全にね?

あっ!その不思議そうな目!疑ってるでしょ!でも私達は供物以外に手を出しちゃいけないし、貴女は供物を選ばせてくれた選別者でもあるからね。」

 

それを聞いた優作は本島に戻り次第知人やマスコミに情報をばら蒔くことを考えるが

 

「多分貴方が考えているような警察とかマスコミが介入することはないし、そんなことしたら工藤さん、貴方本当に殺されるよ?」

と警官は軽い口調で話す。

優作はハッとした。行方不明の少女の死亡手続きが受理されていたことや目の前にいる警官を出したことから…

 

この島の祭りは国が認めているという結論に至ったのだ。

そう、蓋を開ければ彼も供物の候補として呼ばれた一人であった。それは知人だと思っていた男が呼び寄せていた。

島の総意としてはハウイを呼び出すことに決めていたが、優作もまさかの参加を示したため、どちらかが決まりを破った段階でもう片方を供物にするという話になっていたが、なかなか上手く行かず、どうせなら二人とも供物に!と話が固まっていた最後にこういう結果になったのだ。

 

「お、見えた見えた!Mr.工藤!あれが俺たちの祭の最後だ!」

 

椅子の向きを変えられ見た島の儀式の場には巨大な藁人形のような巨人が存在していた。

優作はやっと宗教が判明し恐ろしくなり震えだした。

「あれな!アメリカの方にも似たようなやつあってあっちは『バーニングマン』って言うんだってな!よく見ておいてくださいね!神に供物が届けられる神事を!」

目を背けようにも首が動かない。

まぶたを閉じようにも警官に無理矢理開かれている。

 

あぁ、見える…巨人の腹の部分にハウイが押し込められるのを…

あぁ、見えてしまう…巨人に火が付けられるのを…

 

あぁ、聞こえてしまう…ハウイが、ハウイの他に供物にされている動物達の叫び声が…

あぁ、聞こえる…ハウイの主に救済を求める声が…

 

 

ー神様助けて下さい!神様お許しを!神様!…ー

 

 

 

 

 

 

燃えていくハウイが…巨人が…

 

 

 

 

 

 

巨人の足元では村人たちが楽しそうに歌を歌い踊っているのが見える。

燃える巨人が作り出す大きな炎でそれは幻想的でとても恐ろしく感じた。

 

 

 

 

 

 

巨人が燃え尽きた後、優作は本島に戻った。

 

暫く病院に入り様子を見ていたが、ある日突然知人や警察にあったことを話し始める。

知人はだから?という目をし、警察は取り合わなかった。

優作は警察にも疑心を持ち、予定より早く日本に帰国する。

そして彼は日本の警察や知人に相談するが、面白い話だと小説の内容だと受け止められてしまう。

そして彼は数ヵ月後、自粛していた執筆をし、一冊のカルト的な小説を書き上げる。

世間からは

工藤優作の意欲作

だとか

自粛中にたまった鬱憤を晴らすためのとんでもない作品などと言われ騒がれるが実話であることは誰に話しても信じてくれない。

 

実際彼の子供に読ませたところ、

「現代社会でこんな事するわけねぇだろ?父さんもホラー的な作品書けるようになったんだな」

と笑われる始末であった。

違うのだ。自身の経験を更に理解してもらうためには書くしかないのだ…

取りつかれたようにあの事件について書き記す優作の顔は

 

 

笑みに溢れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優作は取り付かれていたのだろう。

それを知っているのは彼に船の上で同乗していた警官のみである。

彼は見たのだ。

優作に巨人を見せたとき

 

 

 

彼の目は輝いていたのだから

 

 

彼は優作の目等広げていなかった。

優作が全てを見ようと、理解しようとして見開いていたのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第一稿が販売された後でも優作は添削を繰り返し、優作の他のシリーズとは違い、新版が出る度に恐ろしく深くなっていく本だと話題になっている。

 

 

そんな優作のもとには毎年4月の終わり頃、丁度向こうで祭りが行われる少し前から、スコットランドより行方不明を探す以来が舞い込んでいた。

それも封筒で、ハウイを呼び出す時のように少女の写真ではなく、島の住人が嬉しそうな表情で踊っている所の写真が同封され…

 

 

 

優作はそれを見て、暗い気持ちになりながらもまた同じ作品の推敲を行うのだった。

 

それは妻でも止められぬ奇行でもあった。

妻はそんな夫を気遣い気分転換にスコットランドに向かうことを提案すると、飛び上がり目を爛々と輝かせるが、すぐに、行かない方がいいと却下するのだった。

 

 

 

あの日、優作は囚われたのだろう。

異教の神に

 

 

 

供物となったハウイはどんな気持ちだったのだろう…

あの島の住人たちはどんなに幸せなのだろうか…

 

 

 

 

そんな事を考える彼は既に過去の自身の失敗等消え去り、いつかハウイの気持ちがわかる日がくることを願い、日々生きていくのだった…




原作では朝、主人公をお越しに来るところで聞くんですよね。
原作ってどこまで守るべきなのか迷いますね。
マイナーなところを少しずつ変えておいた方がいいと思ってやってますが、もっとまともにやりきった方がいいんですかね。

ハウイが受けた責め苦は是非原作を見てください。映画版の新作のほうもなかなかえぐいとは思うんですがねぇ…


優作は輪廻に囚われてしまいましたね。
SAN値はヤバイと思います。


ハウイに対し申し訳ないという気持ちはあっても殺してしまったという罪悪感は消えた話です。
優作って結構サイコパス臭いですよね。
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