その後、
「ちなみに消費エネルギー量は?」
「150万くらい?」
「wwwwwwww」
こんな会話をしながら今話を書きました。
感想下さい。
それでは、どうぞ。ごゆっくり!
戦闘訓練の組み分けと順番が決まり皆がヒーロー側とヴィラン側に別れ個性を使って訓練を始めた。
訓練中に緑谷が腕をバッキバキに折ってしまい保健室に運ばれた事以外、特に大した問題無く全員の順番が終わった。
全員自分の個性の弱点や応用方法を考えていると八百万がふと口を開いた。
「そう言えば…オールマイト先生。冷気さんの相手は、どうするのですか?」
八百万の質問は、オールマイトと冷気の会話を知らない者からすれば至極当然の疑問であった。
その質問は八百万だけでなくA組のクラスメイト達が全員聞きたかった事でもある。
「うん、それについてだけど…。今から君達全員に彼女の相手をして貰う。19対1の戦闘になるが了承して欲しい」
「「「「「はぁあああああああっっ!!!!?」」」」」
オールマイトの言葉にA組の全員が驚愕の声を上げた。
「オールマイト先生!どういう事か説明して下さい!!」
「そうですよ!19人対1なんてまるでイジメじゃないですか!」
「いくら零華ちゃんが入試次席だからってやり過ぎよ」
そしてオールマイトに対しクラスの半数以上が抗議の声を上げるが、一部は黙ったまま見ていた。
「落ち着いて聞いてくれ。今回の訓練の目的は、大人数での集団行動と圧倒的強者との戦闘方法を学ぶ事だ。冷気少女には、対大人数との戦闘で相手を無力化させる方法を学んで貰う」
オールマイトが訓練の目的を説明した。
だがそう簡単に納得出来ない。先ほど声を上げていた者達が再び反論しようとした。
「…オールマイト」
だがそこに先程まで黙っていた轟が口を挟む。
「その言い方だと
轟がオールマイトに投げ掛けた質問は、一気に話の確信を突いた物であった。
もしもオールマイトが言っている事が事実であれば零華の強さが今この場に居る全員を一度に相手取る事が出来るだけでなく、その上で訓練として成り立たせる事が出来る程強大な物だと意味する。
「ああ、事実だ」
そしてオールマイトは、それを何の躊躇いもなく事実だと認めた。
「「「「「……っ!!」」」」」
オールマイトの言葉にA組の生徒達は、驚きを隠せなかった。
「で、でも…」
だが、その中で飯田だけが言葉を紡ぐ事が出来た。
「もし仮にそれが事実だったとしても一人で戦わせる事は許されません!本人の了承を得た上で誰かとペアを組ませるべきです!」
「飯田少年…うん、それもそうだね。なら少しルールを変え「大丈夫…」零華少女?」
飯田の言葉にオールマイトが押されルールを少し変更しようと検討し始めた時、今まで黙っていた零華がオールマイトの肩に手を置いて口を開いた。
その声音は、落ち着いていた。とてもクラスメイト全員を相手にする者が出す声とは思えない物であった。
そしてそれに続く言葉は、普通の精神をしていれば絶対に口に出来ない
「私…超強いから」ニヒッ
零華の言葉は、A組全員を同時に相手にしても問題ないと公言する傲慢で自信に満ち溢れた物であった。
それだけならまだしも人を馬鹿にしたようなニヒルな笑み(ハーフフェイスガードのせいで良く見えない)を浮かべてA組の全員を見た。
「……ほう?」ブチッ
「あ゛ぁ?」ブチンッ!
「冷気君…それはつまり?」
その言動はA組の全員を敵に回すのに十分な言動であった。
「…?」
だが当の本人は自分の言った事の意味を分かっていなかった。
「で、では始めてみよう。冷気少女には、対策を立てる5分の準備時間がある。皆も戦闘の準備をしてくれ」
それを見たオールマイトは、少し焦りながら設定が書かれた書類と小物を零華に持たせて先に向かわせた。
そして今回の訓練の設定を説明し始める。
設定はこうだ。
とある街に潜伏したヴィランが所持する計画書(仮)を奪取、若しくはヴィランを捕縛する必要がある。だが捕縛対象のヴィランも
そのため相手が逃亡する前に手を打つ必要がある。なのでヴィランを捕縛するため少数精鋭(A組)で捕縛しに行く事になった。
という設定だ。
正直設定が先ほどよりもアメリカンになってるが気にしたら負けである。
お互いの勝利条件だが、
ヒーロー側の勝利条件は、ヴィランを捕縛するか計画書を奪取する事。
ヴィラン側の勝利条件は、制限時間までヒーローに捕まらず計画書を奪われない事。
である。
◆
一人でクラスメイト全員の相手にする事になったが…別段問題は無い。
対大人数戦闘は、未来火との訓練で慣れている(勝ったことは無い)。
ちなみに私が大人数側で戦っても勝ったことが無い。あの殲滅力に対抗する方法は…一つしかない。ただし消費エネルギー量が
今回の相手は、クラスメイト達だ。
今現在のエネルギー残量は、1500。エネルギーは、1秒に1回復する。ただしそれはエネルギー残量マイナスになってしまった場合の話だ。
エネルギー残量が0を下回った場合自動的に回復する。残量がマイナスから0に戻ると回復はそこで止まる。
0から回復する事は絶対に無い。深夜0時を超すと自動的に1500回復するが限界値を越えた回復はしないし、マイナス値が大き過ぎると回復しても大して意味が無い。
まぁ、それは今どうでもいい。
クラスメイト全員を同時に相手して勝つ方法を考えなくてはならない。
「まず…
初手は、数の暴力。
モデルは、アブラムシ…要するにゴキブリだ。
これ等は、1000匹で1セットだ。1000匹召喚して消費エネルギーは、たったの1。今回の召喚でエネルギーを1499消費した。
即ち今回の召喚で呼び出せたゴキブリ型氷人形の数は、149万9千匹。そしてこれ等を吸収してエネルギーを回復させる事は不可能だ。
「
次に護衛用の氷の騎士を5体呼び出す。
「縮む~」
一体につき消費エネルギーが50のためデメリットが強制的に発動した。
これでエネルギー残量が-249になった。
「
さらに召喚しようとしたが一度にエネルギーを消費しすぎたため少し咳き込んでしまう。
ただでさえ体が怠いのに消費エネルギーが多過ぎて余計だるくなる。
「ケホッ!ゴホッ!…ふぅ。氷獄の奥底に封印されし氷の剣よ…偽りの姿を成して我の前に顕現せよ」
胸に手を当てたまま詠唱をすると『原初の氷剣』と瓜二つの剣が現れる。
「
その剣を胸から引き抜て近くの建物に向かって歩く。
「最後の仕上げ…」
左手に氷の盾を作り出し、それを背中に担いで建物の前に立って氷の剣を地面に突き立てる。
「今ここに顕現するは我が世界。我が領土。我が絶対の領域。支配者たる我が名において命令す…ゴフォッ!」
エネルギーの消費速度に弱体化した体が負荷に耐え切れず詠唱の途中で吐血した。
ペロッ
「…不味い」
口元の血を舐め取り詠唱を再開させる。
「命令する。我が世界よ…この地に顕現せよ!
詠唱を終わらせると同時に地面に突き立てた原初の氷剣(小)から地面が凍って行き、やがて演習場の全てが氷で包まれる。
「ふぅ…!ふぅ…!」
技を使い終えると同時に両膝を着くが手に持った剣で無様に這い蹲る事を防いだ。
弱った体でのエネルギー大量消費は、やはり堪える。
オールマイト先生に無理しないで良いと言われたがクラスメイト全員が相手だ。手加減してる余裕なんて無い。
最後の一手でエネルギーが一気に4500も減った。
これだけで回復までに75分掛る。誰か来るまでに可能な限り回復させたい。
訓練時間は、15分。
(まぁ…頑張るしかないか)
ポケットからエネルギー回復用アイテムを取り出しクラスメイト達を待ち構えながら氷人形達に指示を出す。
「全隊…突撃準備」
それを合図に全てのゴキブリ型氷人形が動き出した。
◆
零華がA組のクラスメイト達を迎え撃つ準備を進めている間、当のA組も準備を進めていた。
「それで…誰か作戦はあるかい?」
「「「「「………」」」」」
飯田の質問に誰も答える事が出来なかった。
「んな面倒な事を考えずに真正面から突っ込んで計画書を奪えば良いだけだろ?」
そんな中、爆豪が口を開き提案する。
「真正面からか…漢らしくていいじゃねえか!!」
「いや、駄目だ」
その意見に切島が賛同するが直ぐに否定される。
「では…10人と9人ずつ、二つの班に分かれて二か所同時から奇襲を仕掛けるのはどうでしょう?」
「奇襲?」
八百万の出した提案に誰かが疑問の声を上げる。
「はい、奇襲です。いくら複数の騎士(?)を召喚出来るとは言え、流石にこの数を同時に相手にする事は出来ないはずです。いつの時代も数の暴力と言うのは強力な物ですわ。彼女は一人で、こちらは19人。半分が彼女を引き付けている間にもう半分が計画書を奪えば簡単に勝利出来ます」
その質問に八百万が自分の作戦を説明する。
「なるほど…悪くない案だ。良し、ならそれで行こう。みんなもそれで……寒い?」
八百万の提案に飯田が納得し、他のクラスメイト達に了承を得ようとした時………周囲の温度が急激に下がった。
「なっ!」
「こ、氷!?」
「やばい!温度が一気に下がった!」
「みんな気を付けろ!」
八百万の作戦を嘲笑うかのように周囲の建物が凍って行き、完全に氷の世界となる頃には温度が2度まで低下していた。
『作戦タイム終了!!訓練スタート!!』
その直後オールマイトが訓練開始の合図を出した。
ドドドドドドドドッ…
その数秒後、大きな地響きと共に巨大な波が押し寄せた。
「なんだ…あれは?」
誰かの呟きに応えるかのように、
人類誕生の遥か昔に存在していた生き物の大群。
その数、実に149万9千匹。
19人の個性所有者と言う数などまるで意味を成さない圧倒的な数の暴力。
それが互いを踏み潰しがら巨大な波となりA組に襲い掛かった。
戦闘訓練は…始まったばかりである。
解説.
消費エネルギー1でゴキブリ型氷人形を1000匹生み出す技。
相手の精神にダイレクトアタック!
今回の消費エネルギー.1499
入学試験の際に使った氷の騎士を呼び出す技。
一体につき消費エネルギー.50
原初の氷剣の10分の1のエネルギー消費で召喚する氷の剣。
召喚時に溜めたエネルギーを放たない限りエネルギーを消費しない。
その代わり鈍器としては優秀。
消費エネルギー.120~600
最高出力の
演習場全てを凍り付かせるほどの氷を一度に生み出せるがその分エネルギー消費が激しい。
消費エネルギー.4500(上限値)
氷による武器の作成
氷で武器を作り出す能力。
作り出せるのは、自分が見た事のある武器のみ。
消費エネルギー.
小型武器(ナイフ等).1~5
中型武器(拳銃や剣など).6~10
大型武器(バスターソード、ガトリングガン、大槌、大砲など).11~50
超大型武器(斬艦刀や戦艦、艦載砲など).100~500
尚、本人は煽る訳では無くクラスメイト達を心配させないために素で安心していいと言っただけです。
それと本人は、未来火との模擬戦を基準値として一切遠慮なく油断せず本気で戦っています。
これも全て基準を上げた
それでは、また次回!
USJ編にて零華がヴィラン相手に言って欲しい煽り台詞は?
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ざぁこ♡(嘲笑)
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ほら、頑張れ頑張れ(煽り)
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その少なめの脳味噌で良〜く考えなさい!
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優しく蹴散らしてあげましょう…
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理解に苦しむわ…なんでそんなに弱いの?
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はい、駄目ー!
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鬼さんこちら、手の鳴る方へ!
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もしかして…今のが本気?
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ほらほらぁ、どうしたどうした?
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ざんねーん!効いてませーん!www
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まさか…ハンデ足りなかった?
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カモーン、ポルポルくぅーん
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あなた、なんのために生きてるの?