竜。人。その狭間 作:ラウガメア
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初めに、遅くなりました。模試の結果志望校への実力が足りていないことがはっきりしたので勉学に励んでおりました。これからはさらにペースが不定期になると思われます。ご了承ください。
介入
二本足が全員出ていってから、茂みから出る。念入りに周囲を調べ、誰もいないことを確認してから、大きな青い箱によじ登り中身を漁る。そして目当ての物…緑の水と硬い肉を持てるだけ持ち、二本足が帰ってくる前にここを離れる。この緑の水は怪我したところにかければ痛みが無くなるし硬い肉は不味いし硬いけどしばらく置いておいてもダメにならない。今まで何度もこれに救われてきたし、これからもこれ無しで生きていけるとは思えない。二本足に見つかるかもしれないという危険性を鑑みてもこれらは取りに行くべきだと思う。それに今まで何度も繰り返してきて、ただの1度も気付かれたことは無い。油断さえしなければ大丈夫だろう。そんなことを考えながらねぐらに戻っていると遠くから何かの咆哮が聞こえた。何かでっかいのが二本足と戦ってるようだ。これは二本足が来てから暫くすると起こる現象だ。すぐさま近くの岩陰に身を隠し、周囲を確認する。でっかいのが怯えた様子を見せているからかなり近くのことみたいだ。でっかいのに見つかると死は免れない。幸い近くに牙持ちは居ない。さっさとねぐらに戻って大人しくしていよう。
こうして時々聞こえる咆哮に気を向けているうちに、気がつけば日がかなり傾いていた。いつも通りなら既に終わっている頃だ。木に登ってでっかいのを確認すると、どうやら今回のでっかいのは赤い飛び回るののようだ。かなり弱っているように見えるが、二本足達も同様に疲れきっているようだ。正直、このまま赤いのが逃げるとかなりまずい。怪我をしたモノは普段より気が荒くなる。何かの拍子に見つかってねぐらごと襲われかねない。幸い、自分の牙は届かなくても、赤いのに届きうる牙を持つものたちはいる。少し自分が介入すれば、二本足達は仕留めきってくれるだろう。最近青い箱から拾った鋭く細いの何本かを食べると痺れるキノコに突き刺してしっかり汁をつけて、ねぐらから飛び降りた。
「ーーー!」
「ーー!?ーーー!!!」
上手く木を伝って気づかれないように近づくと、ちょうど赤いのが足を引きずって逃げようとしているところだった。自分がしっかり全員の死角にいることを確認する。そしてよく狙って鋭いのを投げる。
1本。足りない、もう1本。…まだ、最後の1本。
幸運なことに、投げた鋭いのは全て当たったようだ。小さいのは1本で動かなくなるから3本で充分足りると思っていたけど、全部使うことになるとは思わなかった…。
これで赤いのは二本足達が何とかしてくれるだろう。ねぐらに帰ろう。ずっと気を張っていてお腹がすいたし眠たい。
目的地 渓流〈昼〉
成功条件 謎の生物の調査レポートの提出
失敗条件 謎の生物の殺害
依頼主
臆病な新米ハンター
依頼内容
俺は見たんだ!闇に紛れて投げナイフを持っていくナニカの姿を!頼むよ、あれを何とかしてくれ。不気味で採取にも行けやしない!