ソードアート・オンライン〜黒の剣士と紅の最強プレイヤー〜   作:麒麟@

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かなり急いで描いたので誤字脱字あるかもしれません
すいません


11話

 ムラクモが全く攻略をしなくなってから1週間が経とうとしていた。

 その間キリトさんやアスナさんもお見舞いに来てくれたけどそれでも反応を見せない。というより部屋に篭って出てこない。

 

 

「それでムラクモの様子は?」

 

「さっぱりです」

 

「私たちもアルゴさんに頼んで調べてもらってるけどそのクラマっていうプレイヤー調べてもらってるんだけどほとんど何も出てこないの」

 

「どういうことですか?」

 

「ある程度から少しずつ話になる程度のプレイヤーだったらしいんだけどそれより前は誰にも認知されてなかったみたいなの」

 

「??そんなことあります?」

 

「本来はないだろう。だけどアルゴクラスの情報屋が言うんだから多分間違い無いと思う」

 

 

 確かにそれについては疑っていない。けれどそんなことあり得るんだろうか?ある時期から噂になるなんて。

 どんなプレイヤーですら初めからこんなやつだったなんて噂はついて回る。そうログインした日から。

 

 

「そうだ!キリトさんそれって後からログインしたら話は繋がりませんか?」

 

「そんなまさか、いや待てよ。その可能性も捨て切れないか」

 

「けどそんな人いるの?」

 

「何も俺たちだけが知ってる人が全てじゃない。いても不思議じゃないと思う」

 

 

 確かにそうだけど死ぬかもしれないこのゲームに来る人なんているのかな。

 

 キリトさんたちは帰っていった。それと入れ替わりでフェアリーちゃんがやってきてムラクモの部屋に向かっていく。

 

 

「フェアリーちゃん教えてくれない?ムラクモのこと」

 

「わかりました。あたしももうこれ以上は無理です」

 

「ありがとう」

 

「お兄ちゃん、いやあたしたちの家の両親は弁護士なんです。それで弁護士と言う仕事上味方を守り利益を得るんです。それでたまたまお兄ちゃんのクラスの人が標的になった。告発されたから。その時にうちの両親は勝ちその子の家は崩壊まで追い込まれたけどそれでもなんとか家として体裁を持った」

 

「そこまではわかったけどなんでムラクモが?」

 

「そこで終わらなかった。この裁判は両親が書類の見落としで不当に責められたものだったんです。だからその娘であるあの女は憎んだ。自分の家族を潰したその家族を。そして同学年に子供がいることがわかりその子供に目をつけたんです。それがお兄ちゃん。そこからはあたしも手が出せなかった。お兄ちゃんのことを知ったのは後だから」

 

「何があったの?」

 

「お兄ちゃんはクラスからいじめを受けてた。毎日毎日、それこそ普通の人なら心が折れるぐらい。毎日水をかけられて教室では居場所もなかった。それでも学校に行き続けたのは両親からの期待を裏切りたくなかったんです。だけどその両親からも見捨てられてお兄ちゃんは心が折れた」

 

「どうして?」

 

「学校ではまともに勉強ができなかったお兄ちゃんは家でもしたんだけど質問や疑問に対して答えが遅くなる。だからだんだんと勉強においかなくなった。そしてお兄ちゃんは両親からも見捨てられた」

 

「そんな……」

 

 

「そしてお兄ちゃんはあの女を怯えた。ただの1人でここまでやった女に対して恐怖を植え付けられた。そしてお兄ちゃんは誰も信じなくなった。信じていればみんなわかってくれると思っていたけど誰も味方をしてくれなかったから」

 

「それはそうだけど」

 

 

 私は話を聞いて絶句した。そんなことなんて酷すぎる。あの女の人に対してあそこまでの恐怖を植え付けられたのもわかる。

 私自身聞いてるだけでも恐怖を覚えている。ムラクモに対してどう接していいのかわからない。

 

 

「それでここまで聞いてお兄ちゃんにどうするつもりですか?」

 

「正直わからない。どう接していいのかさえも」

 

「やっぱりそうなりますよね。わかってます」

 

 

 そういいフェアリーちゃんは部屋から出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 やっぱりコハルさんでもお兄ちゃんをなんとかすることなんてできない。結局偽善なだけ。話を聞き悲しみそこからは何もしない。結局人間なんてそんなもの。

 

 もう一度家に行くとお兄ちゃんとコハルさんはいなかった。どこにいったんだろうと思いフレンドリストから場所を探してそこに行くと2人はいた。

 

 

「ムラクモここも懐かしいよね。2人で一緒に食事した場所だよ。覚えてない?」

 

「覚えてるよ」

 

「ムラクモ、あなたの過去は聞いた。けど私には何もいえない」

 

「だろうな」

 

「けど一緒に立ち向かおうよ。ムラクモが倒れそうなら私が支えるから」

 

 

 この人はいやコハルさんは今までの人とは違う。信じてみてもいいかもしれない。あたしはそれ以上何もせずに2人を見守った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「けど一緒に立ち向かおうよ。ムラクモが倒れそうなら私が支えるから」

 

 

 その言葉は俺にとって少し人間を信じられるようになった。俺は少しだけど立ち向かう勇気が出てきた。今はまだ無理かも知らない。だけどいつか立ち向かえるといいと思っている。

 

 

「ありがとうコハル」

 

「ううん、気にしないで」

 

「それに沙耶香もな。迷惑かけて悪かった」

 

「え?フェアリーちゃん!?」

 

「なーんだ気付いてたんだ」

 

「まぁな」

 

 

 俺たちは3人で家に帰った。コハルとフェアリーが飯を作っていく。その間にキリト達も呼んで俺たちはパーティを開始して全員に謝ったが誰1人としては攻めてこなかった。

 

 

「ムラクモ大丈夫か?」

 

「悪かったよ。迷惑かけた」

 

「それはいいんだけどな。まぁいいか。明日から攻略を開始するのか?」

 

「一応そのつもりだけど前みたいにはまだやらないかな。少しずつやっていくつもりだ」

 

「なら私たちと一緒に行かない?」

 

 

 隣からいきなりきたのはアスナだった。お前キリトのこと好きなのに俺たちとパーティを組んでていいのかな?2人きりで攻略したいからパーティに誘ったんだろうに。

 

 

「いいのか?俺たちが入って?」

 

「構わないわよ。どうして」

 

「だってアスナ、キリ「わぁぁぁあああ」」

 

「なんでもないから、そういうのじゃないわ!」

 

「あ、そう」

 

「決まりね!」

 

 

 俺たちは明日から同じパーティーで組むことが決まりアスナとキリトは帰っていった。今日はフェアリーもここに泊まるみたいで3人で寝るとか言ってるが丁重に断ったが2人の押しが強くて同じ部屋で寝ることになった。

 

 いざ寝る時になると2人ともすぐに寝たらしく、俺はフィールドに出た。何か違和感があると困るからだ。いざ敵に会うとそこまで違和感がなく倒せたのですぐに部屋に戻って俺は眠って明日に備えた。

 

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