ソードアート・オンライン〜黒の剣士と紅の最強プレイヤー〜   作:麒麟@

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描写下手ですいません


8話

 パーティーが始まった今回の主催は俺だ。恐ろしい額が手元から飛んでいったが今回ばかりは仕方ない。それにまた稼げばいいし。

 

 

「それじゃあムラクモから一言」

 

「俺かよ!まぁ今回は迷惑かけて悪かった。償いならなんでもするからなんでも言ってくれ」

 

「おいおいそんなん言って大丈夫かぁ?若干何人か目の色変わってるぞ」

 

「クライン、どういう…………?」

 

 

 最後までいうことなく意味がわかってしまった。コハルとフェアリー、アスナまでもが目の色が変わってしまっている。

 

 

「ならわたしとは一緒に出かけてもらうよ!」

 

「あたしも」

 

「わたしも」

 

「おーおー人気者は羨ましいね〜」

 

「うっさい!」

 

「グヘェ!」

 

 

 クラインはなんだか腹が立ったので思いっきり殴っておいた。年上だけどこういうところでは関係ない。

 今回は借りた屋敷も馬鹿でかい。人数に対して合っていないような気がする。

 

 みんな仲良く話ししていたので俺は外に出て星を見る。それにしても真ん中なのに空があるってなんか変な感じだ。

 

 

「はいこれ」

 

「ありがとなコハル」

 

 

 俺はコハルが持ってきた飲み物を受け取って壁にもたれる。

 

 

「それで何してたの?」

 

「いやなんとなくな。みんな楽しそうだし邪魔するのもあれだから外でも見ようかと」

 

「邪魔?」

 

「いやなんでもない。少し思い耽ってただけだよ」

 

「なら聞かないけどここからは覚悟しておいたほうがいいと思うよ」

 

「どういう?」

 

「さぁねー」

 

 

 コハルは走って戻っていく。全く騒がしい奴だ。それにしても覚悟って一体?

 

 

「なぁ隣いいか?」

 

「キリト。構わないよ」

 

「今回手に入れた武器すごいらしいな」

 

「まぁその分死ぬかと思ったけどな」

 

「良かった。ムラクモが死なないで」

 

「は?いやうんありがとう」

 

 

 まさかキリトからそんなことを言われるなんて思っても見なかった。キリトとはボス戦なんかでは協力するしクエストもするけどそこまで親しいとは言えない仲だ。人なんて信用すると裏切る。だからこそ表面上だけしていたのに

 

 

「それじゃあ俺は向こうに戻るよ」

 

「あ、あぁ」

 

 

 キリトは戻っていきそれと入れ替わりでアスナがやってきた。アスナまで何かあるのか?

 

 

「はいこれどうぞ」

 

「どうも」

 

 

 アスナから渡されたのはパンだった。けれど一層の時とはそもそもがちがう。こっちのは柔らかいし、モチモチ感もある。

 

 

「ムラクモくんってなんか隠してる?」

 

「どういう?」

 

「なんかわからないんだけど隠してる気がするんだよね」

 

「人間誰しも言いたくないこと一つや二つあるだろ」

 

「それもそうだね。ごめんね変なことを聞いて」

 

「気にしなくていいよ」

 

「それとコハルちゃんのことはどう思ってるの?」

 

「それってどういう意味?」

 

「そのままだよ」

 

 

 俺は聞き返す前にアスナはここから去っていってしまった。全く意味深なことを残していくんだから世話がない。

 少しして沙耶香がやってきた。

 

 

「お兄ちゃんはこの世界どう思ってるの?」

 

「いきなり突拍子もない質問だな」

 

「いいから」

 

「そうだな。この世界は俺は嫌いじゃない。ただそれはあくまでもゲームとしてだ。デスゲームとしては許せない」

 

「そっか」

 

「なんでそんなことを?」

 

「お兄ちゃんは多分誰も信用してないでしょ」

 

「!!??なんでだ?」

 

「妹だもん。見てたらわかるよ」

 

「そうか。言葉だけで信用や信頼なんて言っても結局俺は誰も信じることなんてできない。人間は信じると裏切る。今までがそうだったからな」

 

「それはコハルさんやキリトさんたちもそうだと思ってるの?」

 

「信頼はしてる。けれど信用とまではいかない。0と1は違うように信頼と信用は違う」

 

「お兄ちゃんやっぱり変わったよ。昔は信頼もしてなかったもん」

 

「そうか」

 

「それじゃああたしは向こういってるね」

 

「あぁ」

 

 

 俺は飲み物を飲みながら思った。変わったか……いや変えられたという方が正しいのかもな。確かにコハルに会って、キリトやアスナに会い変わったところはあるかもしれない。

 けれど人間の根幹なんてそう簡単に変わるもんじゃない。

 

 

「やっほー来たよ」

 

「また来たのかよ」

 

「ひどい言い方」

 

「実際その通りだろ。最初に来たじゃないかよコハル」

 

「だってぇぇぇぇええええ」

 

 

 あれこいつもしかして少し酔ってる?いやこの仮想世界で酔うなんてデバフあるのか?というかこいつまだ未成年だろ。誰だよ飲ませたの。

 中を見てみるとクラインはベロベロで倒れ込んでいる。

 この仮想世界では脳がダメージを負うことで死んだりもする。ということは酒は酔うっていう強いイメージによって2人は酔っているのか?

 

 

「聞いてるぅのぉ〜」

 

「あぁもう鬱陶しい。引っ付くな」

 

「いいじゃーん。ボス戦手伝ったんだから」

 

 

 それを言われるとなんも言えない。俺は引っ付いているのを引きばかすのをやめて引きずって中に入っていった。するとクラインは酔いが覚めたのか寄ってくる。

 

 

「羨ましいなぁーおい。なーんでムラクモやキリトばっかりなんだ?」

 

「おいおいムラクモはともかく俺は何にもないだろ」

 

「アスナさんと一緒にいるじゃねーかよ」

 

「どういうことだ俺も何にもねぇよ!」

 

「お前はもっとひでぇよ!コハルにフェアリーちゃんまでいるんだからな」

 

 

 なんでこんなに言われてるんだか。いやあれか見たことはないけど酒を飲むと2種類いるって話し。一つは飲んだらずっと無言で飲み続けてそのまま寝る奴。もう一つは寝るけど起きたらひたすら絡んでくる奴。

 クラインややこしい方だったんだな。そこからクラインの絡みはすごく俺とキリトはえらい目にあった。エギルは止めることもせずただ静観している。そのままクラインが眠るまで俺とキリトは絡まれ続けてやっと終わる頃には日が変わっていた。

 

 

「やれやれひどい目にあった」

 

「ふふ、そうだね。ムラクモくんもかっこいいから」

 

「一体どこを見ていってるんだよアスナ」

 

「ふふ、少し前も結婚申し込まれてたでしょ」

 

「なんで知ってんだよ。2人きりで呼ばれたから誰も知らないはずなのに」

 

「ふふ、アルゴさんが教えてくれたの」

 

「あの鼠め、余計なことを」

 

 

 アルゴはこのアインクラッドでも珍しい情報屋だ。だけどその戦闘力だけでいえば攻略組にも引けを取らない。本人曰く戦闘もできないといけないらしいがそんなの聞いたことがない。アインクラッドでもアルゴだけだろう。

 

 

「考えごと?」

 

「顔を近づけるな。男は勘違いするぞ」

 

「ふふ、どうなんだろうね」

 

「近い近い」

 

 

 顔が俺との間1mもない。ほっぺ付近に来ているけど男ならこれは勘違いしてしまう。

 まぁ俺は興味がないからかまわないんだけど。

 

 

「ふふ、また今度こういうことしようね」

 

「気が向いたらな」

 

「楽しみにしてるからね!」

 

 

 アスナは片付けに向かっていく。俺は今回の幹事だからと動かなくていいと言われたので動かないがやっぱり悪い気がしたので片付けをして宿屋に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 [コンコン]

 

「はい」

 

「ごめんねこんな時間に」

 

 

 入ってきたのはコハルだった。何か用があるのだろうか。そんなところで言われたのはとんでもない一言だった。

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