蒼き光を放つ者が地球を救った
「驚いた。まさか本当に止めてしまうとは。」
ビルスは確かにフルパワーでカキャロットを攻撃した。
だがカキャロットはその攻撃を受け止めたのだ。
「ハァ…ハァ…約束だ。地球は…」
「あぁ、約束は守ろう地球は破壊しないでおいてあげよう。今回はね?」
「そりゃ…良かった。」
ちょうどフュージョンが解け、悟空とキャロンに戻った。悟空の方は完全に気を失っていた。
「どうやら、孫悟空の方が足を引っ張ってたみたいだね。君と同じレベルに孫悟空が到達してたら僕を倒せたかもしれないのに。」
「そりゃ、無理だ。俺の見立て30分以内に倒すのは無理だ。」
「そっか、その合体30分しか出来ないのか。残念だ。」
「次はさっき見せたあの蒼い超サイヤ人の真骨頂見せてやるよ。」
「へぇ、やっぱりまだ先があるんだね?また僕と戦ってくれよ。」
「あぁ、必ず。約束だ!」
「久しぶりだこんなに満たされた日は。ウイス!帰るぞ!!!」
「あ、ちょっと待ってくださ~いビルス様~!」
下で待機していたウイスが昇ってくる。
「あ、そうそう。ビルス様!聞きたいことがあるんだけど!」
「ん?なんだい?」
「ビルス様が住んでる星って界王神様の瞬間移動で行ける?」
「あぁ、界王神の瞬間移動で行けるよ。じゃあ、またな。」
そう言うとビルスとウイスは目映い光に包まれて、どこかへ飛び去ってしまった。
「さてと、俺達も帰るか。親父~何時まで寝てんだ!ブルマさんのとこ戻るぞ!!!」
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こうやって戦いは終り俺達はブルマさんの誕生日パーティーを続行した。
豪華な飯を俺と親父は食べた。こうして振り返ってみると、飯が旨いからビルス様は地球を破壊しない気がしてきた。
こうして激動の一日は終り、皆それぞれの日常へ戻っていく。
俺は久しぶりにパオズ山へ戻った。
正直親父が畑を上手く出来るとは思っていなかったのだが、案外上手く言っていた。野菜を降ろしてる市場の人達とも仲良くしているらしい。
そしてー
「界王神様頼む。」
今日俺は界王神様の瞬間移動でビルス様の星に向かおうとしていた。目的はただひとつ。
「分かりました。それでは行きますよ。カイカイ!」
~ビルスの星~
「おや、キャロンさん。今日は一体何用で?」
「ウイスさん。今日はお願いがあって来たんだ。」
「何でしょうか?」
「俺に修行をつけて欲しいんだ。」
「お断りします。」
「まぁまぁ、そう言わずに…ところで、この星ってゴキブリとかいるの?」
「え?まぁ…数が多くて困ってます。」
「なら、コイツの出番だ。」
「何ですか?コレ」
「地球の便利グッズゴキブリホイホイだ。コイツがあればゴキブリが寄ってきて粘着力のある床に引っ掛かってて仕留めるっていう道具だ。ちなみに俺が改造してある。」
「ほう…」
「使えば分かるってこれあげる。」
「使ってみます。」
「俺に修行つけてくれればブルマさんにコンタクト取って美味しい物食べに行ったり、この他の便利グッズも提供するから考えてくださいね~。」
そう言ってキャロンは界王神と共に帰っていく。
「さて、使ってみますか…ゴキブリホイホイ。」
次の日ゴキブリが大量に捕獲出来たようでウイスさんはキャロンを弟子に取る事を決めたとか。