[短編連載SS]魔物娘たちとの日常   作:Vermillion

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非日常114話-博士「・・・さて、感動の再開の時間だ。」

――大将の家・寝室―――

 

大将「来客用の布団は、来客用の布団でちゃんと確保してあるからね☆

   この押入れの中に・・・。」ガラッ

 

元帥「おおっ!」

 

 

大将「ねっ☆!?」

 

 

隊長「最後に見たのは約10年前だったかしら・・・。まだあるなんて。」

 

 

大将「えへへ~☆ 保温性とか、気持ち良さとかあぽちゃんと一緒に体感済みだから

   夜に布団を蹴り飛ばさない限り風邪を引くことも無いんじゃないかな☆?」

 

 

博士「・・・・・。」

 

 

大将「? 博士、どうかした☆?」

 

 

博士「む・・・。あぁ、見たところ2組しか無いようだからな。

   それに リビングで待機している彼女とはソリが合わないだろうから

   そろそろ御暇しようかと考えて居た所なのだ。」

 

 

元帥「帰るのか?」

 

 

博士「うむ。こんな事態だ。黒幕が我々にも何か仕掛けてくるかもしれない。

   私がしっかりしなければ、ファラオ様を護ることができなさそうだからな。」

 

 

隊長「・・・。」

 

 

大将「うーん、やっぱり種族的に仲良く・・・☆ は出来ないの☆?」

 

 

博士「うーむ・・・。方や主を護るべき守護者。方やその主を討伐すべく活動する暗殺者。

   種族が違えば互いに仲良くなることも可能だったかもしれないが・・・。」

 

 

大将「そっかぁ・・・。」

 

 

博士「では、これで失礼するよ。隊長君。これから・・・更に大変だろうが・・・

   私も手伝う。決して諦めることの無いようにな。」クルッ

 

 

隊長「・・・えぇ。」

 

 

博士「それと元帥君。」コソッ

 

 

元帥「おう?」ヒソッ?

 

 

博士「こんな事を伝えるのは、誠に恐縮であるが・・・

   一度大将君家の浴室に入らせて貰ったらどうだね?」ヒソヒソ

 

 

元帥「!?」ビクッ

 

 

博士「・・・隊長君は気付いていないようだが・・・。」チラッ

 

 

元帥「・・・。」チラッ

 

 

隊長「・・・。」ジー

 

 

大将「☆?」

 

 

博士「・・・。あれは・・・いや、うむ。」

 

 

元帥「・・・え。」

 

 

博士「まだセーフ・・・だろう。だが急接近した時には――」スンスン・・・

 

 

元帥「大将!! ちょっと風呂借りるぜ!!」ダダダッ!!

 

 

大将「あっ!! お風呂場の場所と使い方知らないでしょ 教えるから待って待って☆」シュルー

 

 

博士「・・・・・。」

 

 

隊長「・・・・・。」

 

 

博士「さて、隊長君。私はこれで御暇――」

 

 

隊長「さっき聞いたかな。」

 

 

博士「・・・私に質問したいことがあるのではないかな?」

 

 

隊長「・・・どうしてそう思うの?」

 

 

博士「なんとなくだ。君の目がそう私に語りかけたそうにしている。」

 

 

隊長「・・・。」チラッ

 

 

博士「・・・折角、元帥君を上手く誘導したのだが余計なお世話だったかね?」

 

 

隊長「良い判断だと思うよ。その件に関してはありがとう。」

 

 

博士「では私に相談したいことがあるのだな。」

 

 

隊長「・・・。」

 

 

博士「ここでは話しにくいか? ならば多少危険だが、『外』は如何かな?」

 

 

隊長「エスコートをお願いできるかしら?」

 

 

博士「喜んで。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――大将家・玄関―――

 

博士「それではお邪魔したな。」

 

 

 

 

 

シーン・・・

 

 

 

 

 

博士「・・・行こうか。ほら、君の靴だ。」スッ

 

 

隊長「・・・。」コクン

 

 

 

 

 

スタスタスタ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――竹藪―――

 

博士「ふむ。ここまでくれば 比較的安全な距離かつ 内容を盗み聞きされることも

   無いだろう。それで、質問とはなんだね――」クル―

 

 

 

 

 

ブオン!!!

 

 

 

 

 

博士「・・・・。」パシッ

 

 

隊長「・・・っ!!!!」グググググ・・・

 

 

博士「危ないではないか。急にそんな木の棒を振り回して。

   危うく私の頭に当るところだったぞ?」ガッシリ

 

 

隊長「・・・。」ググググ・・・

 

 

博士「・・・このような攻撃は無駄だと分からないのかね?

   そう言う事であれば・・・。」グルン

 

 

隊長「っ?!」ズルッ

 

 

博士「敵の前でそんな大きく重心をズラすだなんて、隊長君らしくもない。

   ほらトドメだ。」ドンッ

 

 

隊長「いっぁ!!」ズテン!!

 

 

博士「可愛らしい高音声だ。

   ・・・しかし、そこで昔のように手を抜く程 私は甘くもないがな。」ブンッ ポイッ

 

 

隊長「・・・・・・。」ギリィ・・・

 

 

博士「これで君が使えそうな武器も竹藪の奥地だ。

   チェックメイトだよ。隊長君。」

 

 

隊長「・・・。」

 

 

博士「君のことだ。・・・元帥君を避難させるために、大将君の家に逃げ込み

   元帥君を護るが為に単身で私に挑んだと言ったところだろう?

   軍曹君や、曹長君、尖兵君、伍長君と同じ道を歩まぬためのな。

   君には感謝しているよ。その愚かな判断のおかげで私はここまで物事を

   進めることができた。」

 

 

隊長「・・・黙れ。」ズル・・・ チャキッ プルプルプル・・・

 

 

博士「おっと?」バンザイ

 

 

隊長「残念ね・・・博士。わたくしの方が一枚上手だったみたい。」プルプルプル・・・

 

 

博士「その貧弱な腕力で 片手撃ち用の拳銃を取り出して来るとは・・・。」ヤレヤレ

 

 

隊長「博士、前置きは無しで話しましょ・・・。

   そちら側の構成員を話して貰える・・・? 断っても良いけど・・・――」プルプルプル・・・

 

 

博士「断っても良いけど、今は不安定な状態だから殺傷するかもね? と言いたいのか?」

 

 

隊長「・・・えぇ。」プルプルプル・・・

 

 

博士「そうだな・・・では答えよう。我が主ファラオ様を含め 私、助手、包帯、兵長君

   そして・・・。」

 

 

隊長「・・・?」プルプルプル・・・

 

 

博士「そして、筆頭主は君の真後ろで微笑んでいる人物だ。」ニタッ

 

 

隊長「・・・!!」ゾワワワワッ

 

 

博士「・・・どうしたのだね? 振り返らないのかね。彼女も君と出会う時を・・・

   それはとてもとても首を長くして待っていたと言うのに・・・。」

 

 

隊長「・・・そんな子供だましに引っ掛かるとでも・・・?」プルプルプル・・・

 

 

博士「まぁ、私はどちらでも良いのだがな。ところで、隊長君。」スッ

 

 

隊長「手を降ろさないで! 本当に撃つよ・・・!?」プルプルプル・・・

 

 

博士「それ・・・安全装置を掛けたままではないかね?」

 

 

隊長「・・・。」

 

 

博士「さ、撃つことができるのであれば撃つといい。ほら撃ちやすいように手を

   そえてやろう。これなら貧弱な君でも正確に撃つことができるだろう?

   ま。撃てれば、だが。」スッ

 

 

隊長「舐め・・・なめ腐ってりやがってぇええ!!」グッ

 

 

 

 

 

ガチッ

 

 

 

 

 

博士「・・・・・・。満足に撃てない銃は私が頂くとしよう。」ギュッ スポン

 

 

隊長「」

 

 

博士「ふむ。ステンレス加工のオートマチックか。弾は・・・7発装填の

   対魔物用の衝撃弾かね? 非殺傷のようだが、この火薬量だと少し骨に

   ヒビが入るか。なかなかいい武器だな。」チャキッ

 

 

隊長「」ブルブルブル・・・

 

 

博士「なに弾倉は抜いているのだ。安全装置も掛かっている。怯えることは無いだろう。

   ・・・さて、感動の再開の時間だ。心行くまで楽しむといい。」フッ・・・

 

 

隊長「」ガクガクガクガク・・・ フリムキ

 

 

 

 

 

バサッ!!

 

 

 

 

 

博士「なんだ君の事だ。その場で押し倒すと思ったのだが・・・

   真っ先に捕獲を優先するのか。」

 

 

「当たりめーやっさー。こういうヌやムードが一番でーじなヌやっさーから。

 うんぐとぅ竹藪で襲い掛かっても くし徳感やそそるしが最良とや言えねーらん?」

 

 

博士「・・・隊長君。暴れるのもいいが、無駄な体力を消費し 酸欠状態になるだけだぞ?

   この後は『お楽しみ』もあるのだ。暴れて疲れてしまうのは賢い選択ではないな。」

 

 

「往生際がやなよ。だぁんかいしべぇーてぃっわした腕力んかい敵うとやてぃん?

 うっぴーねぇ冷静んかい考えればわかるびんやー?」

 

 

博士「・・・まだ暴れるか。」

 

 

「呪術。」

 

 

博士「・・・簡易睡眠呪文は唱えられない。深い眠りを誘う呪術しかないのだが・・・。」

 

 

「なら・・・。隊長、あんすかんかいもエーたが過ぎるなら元帥んかいも・・・。」

 

 

博士「・・・大人しくなったな・・・。」

 

 

「えらいえらい。聞き分けヌいいー子やしちゅん・・・・・・? 博士ぬー持っているヌ?」ナデナデ

 

 

博士「・・あぁ、これか。隊長君のポケットの中にあったものだ。

   このデザインとこの配色は恐らく『たまごっち』か『テトリス』の携帯

   ゲーム機ではないかと考えている。」

 

 

「・・・ふーん。うひぐゎー見せて?」

 

 

博士「これだ。」スッ

 

 

「・・・。」パシッ ポイッ

 

 

博士「!?」

 

 

「曹長が使っている新型ヌ発信機ヌ可能性があんから、

 うんぐとぅもヌやうっせるんかい限る。ま、遅かれ早かれ軌跡を追えば発覚するしが。」

 

 

博士「そ、そうだな。ふむ・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘタレ末「・・・・・・。」ヒョコッ

 

 

 

ヘタレ末(なんだろ・・・この卵・・・。)オドオド・・・ ツンツン

 

 

 

ヘタレ末(おにいちゃんに聞けば・・・わかるかな・・・?)スッ・・・

 

 

 

 

パタパタパタ・・・

 

 

 

 




――竹藪―――

大将「ぐむむ・・・・☆ 帰ってきて、いないと思ったら、そういうことか☆」


ヘタレ末「あ、あの・・・えっと・・・・・・その・・・・・・。・・・・・ナンデモナイ・・・デス・・・。」


隊長「あの日みた博士のニヤケ顔は、1d3/1d6+1のSANCが入った。」


元帥「俺は軍曹みたいに生き埋めにはしないけどよ・・・次はないからな?」パッ パッ


博士「」[磔]



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