[短編連載SS]魔物娘たちとの日常 作:Vermillion
――防空壕・監禁部屋通路前―――
隊長「伍長! そこの棚でバリケード作るよ!! 軍曹だ! 軍曹もどきが直接来た!!」
バタバタバタ・・・
「・・・・・・。」
博士「そちらの様子はどうかね?
こちらはいつでも秘密の抜け穴を使うことができるが。」ガコン
「・・・・・籠ぐしくするじらーみたい。強行するしかねぇい。
やてぃんクリくらいお転婆やっさーと、屈服させがいがあんってあびる。」ニンマリ
博士「・・・・・怪我をさせないようにしてほしいのだが・・・。」
「ワンがウングトールドジを踏むとやてぃん?」
博士「・・・君に限ってそのようなことは起りえない・・・か。
蜜蜂君たちが抑えているのにも限度がある。なるべく『遊ぶ』ことは止して
『捕獲』に専念してほしい。場所を変えたら好きなだけ遊べるのだからな。」
「ふふふ・・・。」
――防空壕・監禁部屋―――
隊長「これでひとまずは、安心―――」
バキィ!!!
隊長「」
「あんすかオイタが過ぎると・・・てぃー荒な真似をせざる負えねーらんかねぇ?」ニッコリ
伍長「あれ? 軍曹・・・じゃないね。騙したの?」グルルル
「隊長、選ばせてあげる。
抵抗しいや暴行しはるか。投降しいや優しく抱かれへんか。」ニタァ・・・
隊長「ぼ、暴行・・・・・。」ブルブルブル・・・
「ワンわ どちらやてぃんゆたさんけれど。」メキメキ! バキッ
隊長「・・・・・。」ブルブルブル・・・
「どちらやて?」コツコツコツコツ・・・ ズイッ
隊長「投降・・・・・します・・・。
抵抗の・・・意志を・・・・・みせて・・・・申し訳・・・ございませんでした。」プルプルプル
「なら、どないすればええかわかるね?」
隊長「・・・はい。」ブルブルブル・・・
「そや、両膝を地面について・・・折り畳んで・・・両手を頭ん後ろに回しいや・・・。」
隊長「・・・・。」ガチガチガチ・・・
「うち、聞き分けんええ子は大好きや。
伍長。拘束が終わったら、こん布を被せてウチの後をついてくるように。」ナデナデ
伍長「う、うん。」
「ほな、いきましょか? 隊長。」ニッコリ
――防空壕・通路―――
11女「・・・あれ以来・・・・・敵兵の・・・・・姿なし。」
ヘタレ「一か所に・・・集まっています・・・。
そこに蜜蜂家の王女がいるのかと・・・。」
曹長「・・・・・監視カメラの・・・・・方にも・・・・・うじゃうじゃいるね・・・。
・・・・・・蜜蜂家の・・・・面々が。」
元帥「ほら、毒蛇直ったぜ。」ジャキッ スッ
毒蛇「ありがとう。ショットガンの方は帰すわね。」スッ
軍曹「・・・・・。」
毒蛇「それにしても拍子抜けね。最初の蜜蜂戦以外は順調に進んでいるじゃない。」
軍曹「あぁ、その趣旨を伝えられればいいのだがな。」
毒蛇「下手に盗聴されても困るものね。」
曹長「・・・・・・軍曹・・・・・。」
軍曹「なんだ?」
曹長「・・・・個人的に・・・・・気になる部屋が・・・・ある。」
軍曹「・・・・何処だ?」
曹長「・・・・・今、携帯の・・・・・マップ画像に・・・・表示する・・・・・・。」
軍曹「・・・・・。」
曹長「・・・・この2部屋の・・・・・周囲だけ・・・・・監視カメラの量が・・・・多い・・・・・
何か・・・・・・重要な・・・・・証拠を・・・・・・残しているかも・・・。ま・・・・常人なら・・・・
そんな証拠・・・・・削除するけどね・・・。」
軍曹「・・・・分けるか?」
曹長「・・・・と言うよりも・・・全員で向かって・・・・・部屋を確認・・・・・・
それから・・・・分かれるか・・・決めた方が・・・・・いいかも・・・。」
軍曹「あぁ。」
――防空壕・監視室前―――
ヘタレ「隙間を・・・・・開けて・・・貰えますか・・・? 遮蔽物に阻まれていると・・・・
その・・・・・・超音波感知が・・・できなくて・・・。」オドオド
11女「・・・!」コクコクコク
元帥「・・・俺が開ける。」キィ・・・
毒蛇「後方警戒しておくわね。」ジャキッ
軍曹「曹長、この部屋の中身はなんだと考えている?」
曹長「・・・・・監視カメラの・・・・・・数と・・・・・隣の鉄扉・・・・・発電機・・・・警告マークから
・・・して・・・・コンピューター室かな・・・・・・それと・・・・・・面白い情報。」スッスッ
軍曹「・・・・・?」
曹長「・・・・・・・ここの真上・・・・大将家寄り。・・・・・使われて・・・いない・・・・古井戸・・・隣。」
軍曹「・・・っ!」
曹長「・・・・あのドジの・・・・・・仕事部屋・・・・なら・・・ネタはある・・・。」クルクルクル・・・ パシッ
元帥「・・・どうだ?」
ヘタレ「・・・・・・。」1
11女「・・・中に・・・・・誰か居ます。」
元帥「・・・・!! 下がってろ。」ガッシャコ
ヘタレ「・・・・・こっち・・・。」スススス・・・
11女「・・・・。」コクン ススス・・・
毒蛇「後ろは任せなさい。」ジャキッ
元帥「動くな!!」ドゲシ!! バンッ!
シーン・・・・
元帥「・・・・・暗いな・・・・・。ヘタレ、誰か居るか?」
ヘタレ「・・・・・・さっきは・・・感じ取った・・・・・・・から・・・多分・・・・・・何処かに
隠れたんだと・・・・・思います・・・。」オドオド
毒蛇「退いて。」ドン
元帥「うおっ!?」
毒蛇「私が探すわ。」
元帥「でも、こんな暗闇じゃ察知できないだろ。まずは電気スイッチを探すか
フラッシュライトを・・・持って・・・・忘れた。」ゴソゴソ
毒蛇「そんなもの必要ないわよ。」シュルシュル・・・
元帥「き、気を付けろよ?!」
毒蛇(・・・・・・微妙に正面の機械から熱を感じるわ。あとは、正面の背凭れ椅子・・・
でも残熱量は機械に比べてそこまで高くない・・・立ち上がってから10分は経過
しているわね・・・。)シュルシュルシュル・・・
毒蛇「・・・?」
毒蛇(なにかしら・・・何か、熱源を持った重い物を引き摺った跡?
出口に向かって・・・壁に当たって・・・・いえ・・・そもそもこの形残熱跡は・・・。)
大将「残念でしたー☆ 正解は大将ちゃんでーす☆」ダキッ
毒蛇「」ビクゥゥ!
元帥「大将?! お前・・・え? 外のグループなのに・・・え? 何故ここに?
というより、どこから・・・!?」
大将「えへへー☆ それはねー☆
あぽちゃん達が心配になってついてきちゃったからだよ☆
そして古井戸から侵入してきたのだ―☆」ニパー☆
毒蛇「」
大将「惜しかったねー☆ ピット器官を使って探るのまでは良かったんだけど
見つけるまでにちょっと時間が掛かっちゃったかなー☆」ギュー☆
ヘタレ「・・・・・やけに長身な生物がいると思えば、大将だった。」パタパタ
11女「・・・・姉さんと一緒に警戒して損した。」パタパタパタ
大将「敵じゃなかったんだから良いじゃなーい☆
軍曹と曹長の姿が見えないけど、元帥より奥の通路側に居るのかな?」
元帥「おう。呼ぶか?」
大将「大丈夫☆ ぐんそー☆ そうちょー☆」シュルシュルシュル・・・
軍曹「・・・・大将。」
曹長「・・・・・・・だから、あぽちゃんと・・・・大将は・・・・・・まとめた方が良いって・・・。」
大将「もしかしてこの部屋に何か用があった☆?」
曹長「・・・・・・何か・・・・情報・・・・・・残ってないかと・・・・・調べに。」
大将「丁度良かった☆ それじゃ、大将ちゃんからのプレゼント☆
はい、これ☆」スッ
軍曹「それは?」ノゾキコミ
曹長「・・・HDD・・・・・・!!」オォー! キラキラキラ・・・
大将「リカバリしてあって本体は空っぽだったけど、曹長ならコレさえあれば
復元できるんじゃないかなー と思って引き抜いといた☆」
曹長「・・・・・・ぐっじょぶ!!」グッド
軍曹「・・・よく分かったな。そのHDDの外し方。」
大将「ふっふっふー☆ 説明書を呼んだのよー☆」[コマンドー感]
軍曹「そ、そうか。」
曹長「・・・・・目的の・・・物は・・・・・・手に入ったから・・・・・
この・・・・・・部屋の・・・・・用事済・・・・・。時間も余り掛けられない・・・。
次の部屋に・・・・・・行くのが・・・・吉。」
大将「そうだねー☆ さっさと次の場所に回った方が良いかもしれないね☆
もう一つ大事な話をしておくと、ここに忍び込む間 蜜蜂しか見てないんだよね」
元帥「・・・・? それがどうしたって言うんだ?」
軍曹「つまり博士の姿や包帯の姿を見てないという事か?」
大将「そういうことー☆ ・・・・軍曹達も索敵して防空壕中腹部まで進んだのに
まだ1人も役職を持ってそうな王の手下と出会ってないのって・・・何か
変じゃないかな?」
元帥「・・・・・・・。・・・・・!!」(;´Д`)ハァン!
大将「まったり探索している場合じゃないよー☆ 逃げられる前に追跡♪ 追跡♪」
軍曹「大将も加わってこれで7人・・・。追跡班と情報班分けるぞ。希望があれば聞く。
どちらに入る。迅速に決めてくれ。」
元帥「追跡に入れてくれ。俺が、俺が護ってやるって言ったんだ!!」
11女「・・・同じく追跡班。・・・・・・『俺も再訓練しとくよ』とか調子良い事言って・・・
結局捕まるなんて・・・・・言ってやりたいことがあるのよ!!」ギリィ・・・!
曹長「・・・・・正直・・・この2人だけじゃ・・・・・心配・・・。・・・・追跡班・・・。
勿論・・・隊長の・・・・・ことも・・・・・心配だけど・・・・・。脳筋だらけ・・・だと・・・・
敵の策略に・・・・・ハメられる・・・こともあるかもしれない・・・・・。着いて行く。」
毒蛇「アタシはその残りの部屋とやらを調べようかしら。
ここはファラオの巣、重要な文献や作戦がゴロゴロ見つかるかもしれないもの
この気を逃すには行かないわ。」
大将「あぽちゃんが残るなら私も~☆」
ヘタレ「・・・えっと・・・その・・・・・・超音波持ちが・・・2人・・・・・居ても・・・・
役に立たないと・・・・・・思うので・・・その・・・情報班に・・・入ります。」
軍曹「・・・わかった。」
大将「軍曹はどうするの~☆?」
軍曹「・・・・・俺は情報班に入る。・・・・今、俺が隊長と会っても・・・
かける言葉が・・・・・見つからない。」
曹長「・・・・・・。」ジー
軍曹「・・・なんだ。」
曹長「・・・・携帯に・・・情報は提示・・・しておくから。」
軍曹「・・・わかった。」
曹長「・・・・・また・・・後で。」
軍曹「また後で。」
―――どこか―――
軍曹「はぁ・・・。最終回も近いのかしらね。」
元帥「・・・・・ま、順番だもんな。仕方ないよな・・・。」
大将「んー☆ 5年なら長かったよねー☆」