[短編連載SS]魔物娘たちとの日常   作:Vermillion

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非日常123話-曹長「・・・寝言は永眠してからにしろよヤモリ野郎。」

――防空壕・王の間―――

 

兵長「・・・・随分、遅かったお。作戦会議でも開いていたのかお?」[椅子:ふんぞり返り]

 

 

バイオベース「・・・・・。」ヒュン・・・ ヒュンヒュンヒュン

 

 

龍虫「・・・・・・。」シュルルルル・・・・

 

元帥「・・・!」

 

 

兵長「おっと、引き金は引かない方が良いお? 兵長の身体には防弾ベストの代わりに

   元帥達が探している機密書類が入っているお。・・・もし。引いた暁には・・・。」ニヤ

 

 

元帥「ぐっ・・・。」

 

 

兵長「ヘタレ11女や曹長も入ってきたらどうかお?

   折角舞台は盛り上がるように3対3の編成にしてあげたのだから。」ニヤニヤ

 

 

曹長「・・・・・。」スタスタスタ・・・

 

 

11女「・・・!」ビクッ オドオド・・・

 

 

兵長「おっおっおっ。曹長。そんな方法でハッキングに成功できたつもりかお?」

 

 

曹長「・・・・・・。」

 

 

兵長「お笑いだお。罠とも知らず、まんまと警備の弱い場所から侵入して

   自分の携帯がマルチウェアに罹ったこともつゆ知らずに ここまでベラベラと

   本当に滑稽。バカ丸出しで笑えたお。」

 

 

曹長「・・・・・元帥。・・・ショットガン貸して・・・・。」チラッ

 

 

元帥「え? でも・・・。」

 

 

曹長「・・・・いいから。・・・・・・代わりに・・・ナイフあげる・・・。」スッ

 

 

元帥「お、おう。」パシッ スッ

 

 

曹長「・・・・・・。」ジャキッ

 

 

兵長「お? お? 撃つ気かお? 撃つ気なのかお?

   いいのかな~。王が決行しようとしている 大事な書類が―――」

 

 

曹長「・・・。」ズガァン!!

 

 

兵長「お゙ゔっ!?」バタン!

 

 

元帥「?!」

 

 

11女「!!」

 

 

龍虫「?!?」

 

 

バイオベース「!?」

 

 

曹長「・・・返す。」スッ

 

 

元帥「あ、え・・・お、う。」パシッ

 

 

曹長「・・・・。」スタスタスタ・・・

 

 

兵長「・・・・・あ゙・・・・ゔっ・・・・。」ゴロゴロ・・・

 

 

曹長「ペラペラよく喋る口だな。王の計画書類? それがなんだ。

   そんなモンあろうがなかろうが、テメェの口から聞けばいい話じゃねェか。

   あ゙ぁ゙?」ノシッ[馬乗り]

 

 

11女「・・・・・え・・・え?」オロオロ・・・

 

 

元帥「ぇぇぇぇぇぇ。」ボーゼン

 

 

龍虫「・・・・・。」アゼン

 

 

バイオベース「」アビキョウカン

 

 

曹長「黙って聞いてりゃ、好き勝手言いやがって・・・

   これで書類はゴミと化した。だからテメェ自身に聞いてやる。

   痛い目見たくなきゃ さっさと隊長の居場所と王が何をしでかそうとしているのか

   話しやがれ! この[今までに聞いた事がない罵倒]がァ!!!!!」グワッ

 

 

兵長「・・・ぅっ・・・・バイオベース!!ふっ飛ばして 龍虫!!!!」

 

 

バイオベース「!!」ハッ ヒュン!!

 

 

龍虫「・・・!」キッ グォッ!!

 

 

曹長「・・・っ。」

 

 

元帥「・・・! させるか!!」ガッシャコ! ズガァン!

 

 

バイオベース「蔓がっ!」バシュッ

 

 

11女「・・・・・!」チャキッ パパパパパッ!!

 

 

龍虫「いたたたたた・・・!」ヨロヨロ・・・・

 

 

曹長「・・・・ナイス・・・・掩護射撃。」

 

 

兵長「・・・・・・っぁああああ!!」ドゲシ!!

 

 

曹長「・・・・おっと。」ゴロン。

 

 

兵長「曹長! お前はここで終わりだお!!」ゴロン ガバッ シャキン

 

 

曹長「ゴホン・・・終わるのは・・・・・貴様だ。・・・・クソ・・・ヤモリ。」クルッシュタッ シャキン

 

 

元帥(曹長、曹長。元ヤモリは俺。あいつはイモリ。

   ・・・いつもなら、こんな訂正を伝えるけど・・・今日は無理だ・・・。)チラッ

 

 

曹長「・・・・・。」ゴゴゴゴゴゴ・・・

 

 

元帥(いつもの3倍・・・・いや、10倍怖えぇ・・・。あれ? なんかデジャヴが・・・。)ガッシャコ

 

 

 

 

 

 

 

バイオベース「・・・・・・。」ヒュン・・・ ヒュンヒュンヒュン・・・

 

 

元帥「よそ見している場合じゃないか。俺は俺でバイオベースを何とかしないと・・・。」

 

 

バイオベース「なんとかなると・・・良いけどね!!!」ビュォッ!!

 

 

元帥「くっ!」ズダァン! ガッシャコ! ズダァン!! ガッシャコ! ズダァン!!

 

 

 

 

 

 

 

龍虫「いたたたた・・・。」

 

 

11女「・・・っ。」チャキ・・・

 

 

龍虫「あ、ヘタレ家の・・・・・今回はそっち側なんだね。」

 

 

11女「・・・龍虫さん。」

 

 

龍虫「ワーバット種なのに・・・明るい場所で・・・・・銃を撃ってくるなんて・・・

   11女ちゃんには何か決意があるんだね・・・。それに比べて・・・私は。」ウジウジ・・・

 

 

11女「・・・・・・。」

 

 

龍虫「ただ王が悪いようにはしないと言ってくれたから、こちら側に入ったけど

   でも結局防空壕に残されて機械技師・兵長と中庭の園長・バイオベースとお留守番・・・

   また私は騙されたのかな・・・昔は、毒は強くて切断しても動き回ることで

   最強の名前を我が物に出来たのに・・・。・・・・・寿命に釣られて魔物化してからは

   強う毒性とは裏腹にマイナス思考な個性が付与・・・『元』最強の異名がついて

   最恐ランキング上位から下位へ真っ逆さま・・・。」ウジウジウジ・・・

 

 

11女「・・・。」

 

 

龍虫「男体化したら何か変わっているんじゃないかと心を躍らせていたのもつかの間。

   ドヤ顔で緊急集会に参加してみれば、『草食系男子』と呼ばれる始末。あぁ・・・

   強く出ることができない自分が恨めしい。11女ちゃんだってこんなに男体化して

   大きく成長しているのに・・・私は・・・・私は・・・・・。」

 

 

11女「・・・ぁぅ・・・。」タジッ

 

 

 

 

 

 

 

兵長「避けているだけじゃ兵長に勝てるとでも思っているのかお!?」シャッ! シャッ!

 

 

曹長「どう・・・・! ・・・だろうね・・・!!」ヒョイ ヒョイ

 

 

兵長「兵長はずっと考えていたお! いつかこうやって曹長を打ち倒し兵長が

   隊長と仲良くなる期会を!! 曹長のように毎日隣に寄り添って他愛のない話や

   小突きあうような明るい未来を!!」シャッ! シャッ!

 

 

曹長「・・・・・・。」ヒョイ ヒョイ

 

 

兵長「でも気付いたんだお! 男体化前のように毎日井戸に引きこもって ネットの掲示板で

   笑っているだけじゃ理想の未来は訪れることがないんだって! 理想の未来を

   手に入れるにはそれなりの行動を起こさなきゃ得られないって!!」ゼヤァッ!!

 

 

曹長「・・・・・・それで・・・王の・・・・・・作戦に・・・・参加したと?」ガキィン!

 

 

兵長「そうだお・・・ッ!! 曹長、軍曹、元帥、伍長・・・この中に兵長が入り込むにはハードルが

   高すぎた! 個人的にお近づきになろうとしてもタカが知れている!!

   例えこのメンツに兵長が奇跡的に入り込めたとしても、いずれは准尉のように

   消えてしまうのがオチ!!!! だったら、兵長と言う異質な存在が混じるよりも

   最初の構造から変化させてしまえばいい!!! そう王は兵長に諭してくれた!」ギリギリ

 

 

曹長「・・・・・・。」ギリギリギリ・・・

 

 

兵長「軍曹→王、元帥→博士、伍長→助手、曹長→兵長 どうだお・・・!?

   素晴らしい構成変換だお!!」ガキィン!!

 

 

曹長「・・・・・・・。」ズザー・・・

 

 

兵長「・・・。」シャキン

 

 

曹長「・・・・・・ふ。」

 

 

兵長「・・・ふ?」

 

 

曹長「・・・・ふふふ・・・。」ウツムキ プルプルプル

 

 

兵長「・・・・くふっ。」フフ

 

 

曹長「ふふふふふふふふっ!」クスクスクス

 

 

兵長「うふふふふっ・・・!」ケラケラケラ

 

 

曹長「あは、あははははははは!!!」ゲラゲラゲラ

 

 

兵長「フハハハハハハ!!!」ゲラゲラゲラ

 

 

曹長「はははははは!!! バカじゃねェか? あ゙ぁ゙?」ピタッ

 

 

兵長「」ピシッ

 

 

曹長「・・・・・素晴らしい構成変換? ・・・寝言は永眠してからにしろよヤモリ野郎。」

 

 

兵長「」

 

 

曹長「防空壕の面子には博士と助手以外にも包帯が居るだろ?

   ついにまともな人物把握も出来なくなったか?」ギロッ

 

 

兵長「」

 

 

曹長「王からしてみれば テメェはさしずめ都合のいい駒ってところか。

   構成員に自分も入っているなんて、何を根拠にお花畑妄想が出来ることやら。」

 

 

兵長「こ、根拠ならあるお!!」

 

 

曹長「あ゙? 言ってみろよ。」

 

 

兵長「お、王が約束してくれたんだお!! 兵長は曹長の代わりだって!

   この作戦が最終段階まで進んだ暁には兵長を―――」

 

 

曹長「じゃ、問うけどよ。そんな大事な構成員がこんな薄暗いクソ溜まりのような

   暗い洞穴で何をしてんだ? 本来なら、包帯を置いて行くはずだろ?

   なんでテメェが残ってんだよ。」

 

 

兵長「そ、それは、曹長達を足止めすれば・・・後で隊長を好きにして良いって・・・・。」

 

 

曹長「へっ。」[嘲笑]

 

 

兵長「き、きっと包帯じゃ、や、役にた、たない、から、兵長に任せたんだお!!」

 

 

曹長「そうかそうか。」フッ[嘲笑]

 

 

兵長「・・・なんだお。」

 

 

曹長「ヤモリ野郎。気付いてねェみたいだから、特別に教えてやるよ。

   足止め? お前、戦力にすら見られてねェじゃねェか。」

 

 

兵長「」

 

 

曹長「オレが王の立場だとして、本当にテメェを構成員に含めるとしたら そもそもとして

   こんな捨て駒専用の舞台なんかに立たせる訳がねェし 例え止む負えない事情が

   あったとしても そんな防刃チョッキ1枚と貧租なナイフ1本だけで、機動力皆無な

   バイオベースと、勝手にイジける草食系男子の龍虫を味方として配備はしねェ。

   ノロマで戦闘力皆無な包帯を置いていく。・・・今回、そんなノロマがいねェって

   事は・・・最初からテメェは捨て駒だったんだよ。」

 

 

兵長「」ガクン

 

 

曹長「膝なんかついちまって。そんなに現実を直視できねェか?

   だが受け入れろ。これがテメェの現状・現実って奴だ。」クルクルクル パシッ

 

 

兵長「・・・・ない・・・・・・お・・・・・。」ガクガクガク ワナワナワナ・・・

 

 

曹長「あ゙? ブツブツ言ってても聞こえねェよ。だからテメェは捨て駒どまりなんだよ。

   膝と身体が笑ってんぞ? ま、そんな状態でも立ち上がれるタマには賞賛する。」

 

 

兵長「・・・・・・兵長は・・・! 兵長は!!」ワナワナワナ・・・

 

 

曹長(・・・ナイフを両手持ちに・・・刺突しやすい位置・・・正面に持ち替えた。

   捨て身の特攻か。・・・ザコが。)

 

 

兵長「兵長は兵長は捨て駒なんかじゃないおーーーーっ!!!!」ダダダダダッ

 

 

曹長「・・・・・所詮は兵長か。」スッ [足引掛け]

 

 

兵長「はぅっ!」ガンッ! ツンノメリ ズザー!!

 

 

曹長(さて、と。どの部分を殴れば安全に気絶させられるか。)コツコツコツ・・・

 

 

兵長「・・・そうちょぉぉお――」ガバッ! ギラッ!!

 

 

曹長(やっぱり安定の顎で行こう。)バキッ!!!

 

 

兵長「」ビターン!!

 

 

曹長「・・・・・よし。・・・・終了。」パッパッ

 

 

 

曹長(案外、口車に乗ってくれたから簡単に伸せたな。

   あとで全員に私が普段とは想像も似つかないような暴言を吐いたことを

   口止めしないと・・・。さて・・・残りの2人は・・・どうかな。)チラッ

 

 

 

 

 




--何処か---

11女「・・・・・・・・。」グデー


龍虫「・・・・・・・。」グデー


兵長「な、何か話すお。何もかも面倒なのはわかっているけど・・・。」アセアセ


バイオベース「あつい・・・・・だるい・・・。」グデー


曹長「・・・・・・・出番が・・・・・・中身だけじゃなく・・・・・・・欲しい。」グデー


元帥「ただいまー!!! って、うぉあ! なんだこの空間!!! ゴロ寝しすぎだろ・・・。」


[劇的曹長ビフォーアフター]


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