[短編連載SS]魔物娘たちとの日常   作:Vermillion

20 / 141
日常19話‐女隊長「案外平和な隊長の敷地内。」

 

女隊長「おっす。隊長。」

 

 

隊長「・・・・・・。」ウヘァ

 

 

女隊長「なんだよ。その露骨な嫌な顔は・・・別にカメラを狙ってきた訳じゃないぞ。

    武器の修理&購入に来たんだ。」

 

 

隊長「この前、来たばっかりだよな? お前は・・・」

 

 

女隊長「まぁな。前回が初登場だ。

    んじゃ、いつも通りランチャー砲とアサルトライフルの修理を頼む。」

 

 

隊長「はいはい・・・。うわぁ・・・今回も派手に銃身を曲げたなぁ・・・何したの?」

 

 

女隊長「ン? カメラのまわってない場所で、魔物の粛清。激しい白兵戦。」

 

 

隊長「ちょ・・・おま・・・・・・。」

 

 

女隊長「こちらとちら、魔物化が掛かってるんでね。お前アレだろ?

    注意事項『魔物娘を虐殺するss』についてに心配してるんだろ?

    ・・・タバコ吸うわ」カチッ ジュッポ・・・

 

隊長「・・・・・・・・・。」コクコク

 

 

女隊長「隊長・・・この物語はあくまでも現実に似せて書いてンだ・・・。

    リアルの世界のように綺麗事だけじゃ生きられねェンだよ。それに・・・」プハー

 

女隊長「あくまでも・・・こりゃ何の根拠もない証言だ。もしかしたら、俺は今から5秒後に

    『パチだった』なんて言うかもしれないぞ。ま、どう捉えるかは画面も前の読者たちだ」

 

女隊長「俺がどう思われようが、知ったこっちゃねェよ。

    と言っても、ハーメルンだから気にしなくてもいいかもな!」

 

 

隊長「・・・・・・そうか。そうだな。そういえば、この前のアルプは、ちゃんと(家に)帰したか?」

 

 

女隊長「あぁ。ちゃんと(大地に)返してやったぜ。」ケシケシ

 

 

隊長「・・・それは、良かった。」

 

 

女隊長「あぁ・・・んで、どうだ? 直りそうか?」

 

 

隊長「んー。ちょっと修理には時間が掛かるな。ランチャーって何に使うんだ?」

 

 

女隊長「バフォメットの根城だとか、議・・・・・法律とか作るあの場所にぶち込む。

    当たった試しは無いがな。でも十分な威嚇にはなる。」

 

 

隊長「・・・・・・程々にな。」

 

 

女隊長「分かってるよ・・・。ちょっくら散歩してきて良いか?」

 

 

隊長「何処を?!」バッ

 

 

女隊長「敷地内に決まってんだろ。大丈夫だ、俺だって恩義のある魔物には手は出さねェよ」

 

 

隊長「・・・裏山だけは昇るなよ?」

 

 

女隊長「わーったよ。」スタスタスタ・・・

 

 

 

 

 

 

 

女隊長「こんちはー!」ガラガラガラ・・・

 

 

伍長「あれ、隊長おか・・・・」クンクン

 

伍長「ん? 匂いが違うな・・・」クンクン・・・

 

 

女隊長「・・・んまぁ、別人だからな。」

 

 

伍長「あ、分かった!! 香水をつけたんだね! イメチェン?」

 

 

女隊長「いや、別人だって・・・」

 

 

伍長「またまた~。軍曹は台所、曹長は自室、元帥なら屋根に居るよ。准尉は・・・知らないや。」

 

 

女隊長「お、おう。そうか。」

 

 

伍長「じゃあ、これからちょっと遊びに出かけてくるね~。またね隊長。」

 

 

女隊長「お、おう。気を付けてな。」

 

 

伍長「は~い。」

 

 

女隊長「・・・・・・おじゃましまーす。」

 

 

 

 

 

 

 

曹長「・・・・・・・・・。」カタカタカタ・・・

 

 

女隊長「ちはー・・・」

 

 

曹長「・・・・・・隊長。」カタカタカタ・・・

 

 

女隊長「いや、俺は女隊長・・・。」

 

 

曹長「・・・あぁ。・・・また来たの? いらっしゃい。」ゴロン。カタカタカタ・・・

 

 

女隊長「お、おう・・・。」

 

 

曹長「・・・あ、女隊長ってさ。」カタカタカタ・・・

 

 

女隊長「な、なんだ?」

 

 

曹長「隊長と同姓同名なんだってね・・・。ggって見てみたよ・・・。」カタカタカタ・・・

 

 

女隊長「前回、会ったときに言っただろ・・・? 性別と・・・ン? ggったのか?」

 

 

曹長「・・・・・・うん。・・・これ。」カチカチッ

 

 

女隊長「うっはー・・・指名手配犯なんだ・・・俺。」

 

 

曹長「みたいだね・・・。向こうの方で悪いことでも?」カタカタカタ・・・

 

 

女隊長「まぁ、色々と・・・」

 

 

曹長「ふぅん・・・。」カタカタカタ・・・

 

曹長「あ。そう言えば・・・。」スクッ

 

 

女隊長「ん?!」

 

 

曹長「私はカマキリ野郎じゃない。曹長。・・・・・・よろしく。」

 

 

女隊長「よろしく・・・な?」

 

 

曹長「・・・・・・うん。」ゴロン。カタカタカタ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女隊長「こんにちは・・・」

 

 

軍曹「あら、いらっしゃい。お昼ご飯は食べたかしら? 女隊長。」

 

 

女隊長「いや、まだだが・・・。って見分けがつくのか?!」

 

 

軍曹「えぇ。隊長とは約25年も一緒に過ごしたんだもの見分けくらい付くわ。」

 

 

女隊長「・・・ま、まぁ。アイツの真似はしてなかったしな・・・当たり前だよな・・・ウン」ガーン・・・

 

 

軍曹「好きなところに座って。おかずは、肉じゃがしかないけど・・・」

 

 

女隊長「どうも・・・。」

 

 

軍曹「♪~~」

 

 

女隊長「・・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

軍曹「はい。肉じゃがと白米。

   ・・・誰かさんの料理みたいに毒は混入されてないから安心して」ゴトッ

 

 

女隊長「あ、あのよ・・・アラクネって火や熱に弱いんじゃ・・・。」

 

 

軍曹「普通のアラクネはそうみたいね。ほら、早く食べないと料理が冷めるわよ。」

 

 

女隊長「い、頂きます・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

女隊長「?! うめぇ! なんだこれ?!!」

 

 

軍曹「何って、普通の肉じゃがよ。それ以上でもそれ以下でもない肉じゃがよ。」

 

 

女隊長「ウマウマ ウマウマ♪」

 

 

軍曹(ほんっと・・・笑う姿も隊長に そっくりね・・・・・・)

 

 

元帥「軍s――・・・お、女隊長、来てたのか。よく来たな。」オッス

 

 

女隊長「?!」

 

女隊長「な・・・何故、見分けがついた・・・?」

 

 

元帥「いや、向こうで隊長が銃の修理してたからよ・・・

   こっちに居るのは、女隊長かなーって思ってさ。軍曹、ポカリ取ってー。」

 

 

軍曹「そのくらい自分で取ったらどう?」

 

 

女隊長「これか?」

 

 

元帥「おぉ、それそれ。サンキューな。女隊長」

 

 

軍曹「・・・女隊長。最近、ちゃんとした食事取ってる・・・?」

 

 

女隊長「え・・・まぁ。ちゃんと取ってるよ。」

 

 

軍曹「嘘ね。顔色が悪い。カップラーメンでしか栄養摂取してないでしょ。」ハァ・・・

 

 

女隊長「・・・・!?!?」ギクリ

 

 

軍曹「図星って顔ね・・・。はぁ・・・栄養はしっかり取らないと。腐っても女の子でしょ?」

 

 

女隊長「・・・! 俺は男だ!!」

 

 

軍曹「・・・でも、生物的には女の子 それは間違い無いわよね?」

 

 

女隊長「・・・・・・・・・。」

 

 

軍曹「はぁ・・・。」

 

 

女隊長「・・・・・・ごちそう様でした・・・。」トボトボ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女隊長「はぁ・・・俺、そんなに顔色悪いか・・・。」ハァァァァ・・・

 

 

博士「おや、隊長君。どうしたと言うのかね? そんなに深いため息をついて。」ヒョコッ

 

 

女隊長「アヌビスッ!?」(ななななな何故、アヌビスがこんな場所に?! 遺跡なんか在ったか!?)

 

 

博士「・・・・・・?」

 

 

女隊長「な、何でもないさ。何でもないんだ・・・。」スタスタスタ・・・

 

 

博士「何でもない訳がないだろう。顔も悪いようだし・・・おや。」スタスタスタ ズイッ

 

 

女隊長「な、なんだ?」

 

 

博士「君は・・・・・・隊長君ではないな。・・・・・誰だ。」ピリッ・・・

 

 

女隊長「」ビクゥッ!!

 

 

博士「回答によっては、この場で仕留めるが・・・」ゴゴゴゴ・・・

 

 

女隊長(どうする・・・。どうするどうするどうする!!)ガクガクガク・・・

 

 

博士「だんまりか・・・ならば――」

 

 

隊長「女隊長ー!! アサルトライフルの修理終わったぞー!」

 

 

女隊長「!! ナイスタイミング!!」

 

 

博士「た、隊長君が・・・2人・・・?!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

博士「なるほど、そうだったのか。」フムフム

 

 

隊長「なんか、危機的状況だったんだな。女隊長・・・」

 

 

女隊長「おう・・・。魔物化するかと思った・・・」

 

 

博士「・・・・・・確かに表面的なものは隊長君と似ているが・・・」

 

 

隊長「似ているが?」

 

 

博士「にじみ出る特有の雰囲気と魔力が違うな。」

 

 

女隊長「魔力?!!」

 

 

博士「あぁ。君は様々なの魔力がこびり付いている。そこらの魔物は兎も角として

   上級の魔物には一発で違いが分かってしまうだろうな。」

 

 

女隊長「隊長、このアヌビスは何者?」

 

 

隊長「彼女は・・・」

 

 

博士「私の表記は博士と呼ばれている。本名は少し長いので省略するよ」

 

 

隊長「・・・因みに第一次侵略軍の元エースだ。」

 

 

博士「今は、ただの科学の探究者だがね。」ドヤッ

 

 

隊長「科学者(仮)な。」

 

 

女隊長「」

 

 

隊長「・・・ランチャーも一応は直して置いたぞ・・・どうする? 帰るか?」

 

 

女隊長「」コクン・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女隊長「・・・・・・隊長、また何かあったら頼むわ・・・。」

 

 

隊長「おう。あんまり気を落とすなよ・・・」

 

 

女隊長「・・・分かってるさ。」

 

 

軍曹「・・・・なんとか、間に合ったようね。」フゥ・・・

 

 

隊長「軍曹?」

 

 

軍曹「ほら、女隊長。

   即席の料理だけどカップラーメンよりかは、いくらかマシなものを作ったわ。

   持っていきなさい。」グイッ

 

 

女隊長「え、あ。いや・・・。」アセアセ・・・

 

 

軍曹「タッパに関しては気にしなくていいわよ。生憎、腐るほどタッパはあるから」グイッ

 

 

女隊長「・・・・・・すまない。」スッ

 

 

軍曹「道中気を付けなさいよ。じゃ、私 洗い物があるから。」バイバイ

 

 

女隊長「・・・隊長。」

 

 

隊長「貰っとけ。貰っとけ。ウチの軍曹の料理は美味いぞ。さらに栄養満点だ。」

 

 

女隊長「・・・・・・。・・・・本当に平和だな。」

 

 

隊長「何がだ?」

 

 

女隊長「何でもない。じゃあな。」

 

 

隊長「程々に頑張れよ。」

 

 

 

 

――おう・・・。――

 

 

 

 

 




[今の気持ち一言]
ぎりぎり“今”、書き終えました・・・
危なかったー・・・。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。